武田信玄(大河ドラマ)の感想第14話「尾張の異端児」。今回の「尾張の異端児」を持って第1話で大井夫人が紹介した「晴信の御相手」をする方々は一応全員出揃いましたね。信長の妻、濃姫様の妖艶な感じも素晴らしい。もっとも、信長の出番は最後の少し。今回の副題は「寿桂尼様の不安」とかが相応しいかな?

武田信玄感想14話「寿桂尼様の懸念」

今川義元は高慢です。まあ、高慢になっても問題ない位の実績も家柄もありますが。母、寿桂尼様はそんな義元殿に一抹の不安を覚えていますね。

→武田信玄のあらすじ第14話「尾張の異端児」はこちら

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他国の人

「そなたも他国の人になりましたね」



寿桂尼が勘助に「義元の行末」を尋ねた時に勘助は義元の前途には雲一つないと言います。勘助は決して「おべんちゃら」で言ったワケではないでしょう。どちらかと言うと「真剣に考えなかった」というのが妥当ではないでしょうか。




当時、つまり天文19年前後(1550年前後)の今川家は、日の本一というのはいささか言い過ぎかもしれませんが日本屈指の大大名である事は間違いありません。また、後20年もすると信長が「天下布武」してしまいますが、この時代はまだまだ所謂「旧勢力」もまだ力を持っております。




つまり、将軍家に連なる今川家が足利将軍家に代わるというのはそれほど突飛な発想ではかった。まあ、義元が桶狭間で横死せずに上洛が成功しても三英傑のような「天下人」にまでは至らなかったと思いますが。




しかしです。本当に今川家、駿河の事を想っているのであれば、義元の高慢と高笑いは不安に感じるはず。外から見れば業績好調株価好調就職したい企業ランキング1位であっても、中にいれば「うち、やべぇな」という所が優秀な社員であれば見える・気付くはず。




勘助は身分こそ低い(実際はそれほど低い身分ではなかったという説もある)が、優秀な武将であることは寿桂尼様も認めています。




にも関わらず、勘助はただ今川家を褒めそやすだけ。




寿桂尼様は残念に感じたのでしょうし、また、勘助自身もその事を指摘されて自分が晴信に惹かれている事を再認識させられたと思います。後半で「鉄砲を二十丁」を入手して晴信に献上しておりますが、十丁は義元から、しかしそれに飽き足らずもう十丁は自ら駆けずり回り堺で入手しているところに演出されていますね。




とは言え寿桂尼様はまだ余裕があります。勘助は駿河から気持ちは離れてしまいましたが、また駿河に想いが戻って来るまで待てばいい。太原崇孚、他にも今回登場した岡部美濃守久綱など頼れる重臣がまだまだ・・・。




今回信長の登場と共に「桶狭間」が暗示されているように感じてなりませんね。

武田信玄感想14話「戦わずして勝つ」

今回、晴信は二つの事を学んだと思います。人を動かす、導くには「神がかり」が有効であること。そして軍勢の多寡ではなく、自らを大きく見せる事で相手に戦わずして勝ということ。

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神憑り

平成も30年を迎え、昭和さえ遠くなり21世紀も序盤は終わっている現代。それでも「神憑り」が力を持つことは多々あります。




ましてや戦国時代であれば多くの人間(権力者も含め)は信長さんなど一部を除き神様を信じていたでしょうね。




晴信自身も次郎の言葉に「神の意志」を感じて竜王の堤で赤子を救います。
しかし、



「赤子を救えたのは神の力が自らに宿ったから!」



晴信は本気でそう思っていたわけでないのですが、ちょっとテンションが上がったのでしょうね。しかし、それを伝えた時の家臣領民の「驚き怖れる眼差し」に晴信も驚いたのでしょう。そして「使える」と思ったのだと思います。後に出家して「信玄」と名乗るのもこの辺りの実体験がきっかけ(大河ドラマでは)となっているのでしょうね。

寡兵を多兵に

「5千の兵を1万に見せる、思うように兵を動かすことこそ大事である」



武田信玄のエピソードでこういった話があります。実際の兵力の多寡よりも少ない兵を多く見せて敵の戦意を削ぐ。この話は今回亡くなった晴信の姉於豊(おとよ)から駿河湾で取れた貝殻が送られて来たとき、家臣の誰もが正確な枚数をぱっと見では分からなかった事から発想したと言われています。




今回はその変化球版でしたね。




わずか二十丁の鉄砲を山に向けて発砲し何百丁と思わせ、篝火を大量に焚いて兵力(まあ、まともに戦っても勝ったでしょうけど)を多く見せる。




軍事と人心掌握に関して1つ晴信は大きくなったと思います。

武田信玄感想14話「信長よりも・・・?」

織田信長が登場し、これで晴信にとって主要なライバルの紹介は終わります。演じるのは石橋凌、当時32歳。私がはじめてみた「動く信長」です。後にキングオブジパングを見るまで信長と言えば「石橋凌」でした。しかし、注目すべきは信長だけではないですね。

麻生祐未

濃姫様役で麻生祐未が出ています。当時25歳。いまも綺麗ですが当時は妖艶過ぎですね。まあ、男女七人とかではコメディタッチな役でしたけど。




何度も触れていますけど、この武田信玄は「女優が凄い」ですね。本筋からはやや遠いのであまり出番はないと思いますが、



「笑顔は禁物」



とか言いながら微笑むのは私の濃姫様イメージとピッタリ。と、いうかここでイメージが出来たかな。




以上、武田信玄(大河ドラマ)の感想第14話「尾張の異端児」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。




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→武田信玄(大河ドラマ)の感想第15話「母と子」