西郷どんのあらすじ第19話です。「ケンムン」と恐れられた「菊池源吾」こと吉之助。しかし、次第に心を開き島での生活に溶け込むと同時に島の生活を改善しようと農作業を手伝い子供達の世話もする。その様子を龍佐民は複雑な心境で見つめていた。大河ドラマ西郷どんあらすじ第19話

西郷どんのあらすじ第19話上巻~島での暮らし~

吉之助が大島へと流されてから半年ほどが経過していた。病が癒えた吉之助は島での暮らしの厳しさをとぅまから聞かされ、なんとか島の人々の生活を改善したいと精力的に働く。

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夢を見せるな

吉之助は日々農作業を手伝い、魚を釣り島人の役に立とうと精力的に活動していた。また、暇を見つけては島の子供達に学問を教えたり、送られてくる「扶持米」を振る舞っていた。




台風が多く今年は不作が懸念されているが、だからこそ、急いで働かないといけない。



「よし!米を一番は運んだやつは米の握り飯じゃ!」



子供達は今迄食べた事のない米に興味津々である。



「変わったやまとんちゅうだね!」



とぅまは島に来たばかりの生気のない吉之助が、元気になっているのを喜ぶ。しかし、その様子を複雑な心境で見つめている者がいた。



「菊池様・・・もう我らには関わらないで欲しい」



龍佐民は吉之助が米の飯を子供達に振る舞っていることや、学問を教える事にも迷惑だと言わんばかりである。



「菊池様はいずれ薩摩へ帰るお方」

「夢を見せるのはやめて欲しい・・・」



龍佐民の言葉に返す言葉のない吉之助である。

手紙

薩摩から吉之助へまた手紙が届いていた。吉之助がそれを読もうとすと・・・。



「あ!こら!とぅま!!」



とぅまは手紙を吉之助の手から取り上げる。今は「ケンムン」と恐れられる程に狂う事も殆どなくなった吉之助ではあったが、薩摩からの手紙が来た時は決まって「ケンムン」と化していた。




薩摩からの手紙には「安政の大獄」の事や薩摩の苦しい様子が記載されており、それを見るたびに吉之助は叫んでいた。



「狂わないなら見せてもいいよ!」



吉之助は狂わないと約束し手紙を読む。やはり、手紙の内容は「悲しい知らせ」なのだろう。
吉之助はうつむく。




その様子を哀れに思ったのか、とぅまは、



「・・・狂ってもいいよ」



と声をかける。
吉之助は首を振ると悲しげに笑う。



「いや、がっかりしただけじゃ」



吉之助は島の生活を少しでも改善しようと、「鉄製の車輪」を大島へ送ってくれるよう正助に頼んでいた。他にも、島に対する薩摩の施政は酷いもので改善が必要とも訴えていた。




しかし、今は時期が悪い。




正助は今は静かに、目立たぬように恭順して欲しいと返してきたのだ。時期が来れば車輪も送るし、吉之助を島から薩摩へと戻すと。そのためにも島の政策に深い入りし、藩の心証を悪くする事がないように釘を刺してきたのだ。




大河ドラマ西郷どんのあらすじ第19話はまだまだ続きます。田中。まるで水戸黄門の悪代官ですが・・・。水戸の御老公は安政の大獄で蟄居謹慎中・・・!

西郷どんのあらすじ第19話中巻~反乱~

佐民や正助の「苦言」はあったが、吉之助が困っている島の人々を放ってはおけない。迷いはありながらもサトウキビ畑での手伝いや子供達への教育は続けていた。そんなある日、島代官の田中がまた底意地の悪い事を・・・。

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見せしめ

隣村の代表など数人が縄を打たれて連行されてくる。



「この者達は畏れ多くも藩の砂糖に手を付けた」



田中はそう触れ回りながら、龍佐民や吉之助が働くサトウキビ畑の横をこれ見よがしに歩いていく。



「おら達への見せしめだ・・・」



とぅまの兄富堅は悪態をつく。実際には砂糖の「横領」などはない。




しかし、定期的に島人を痛めつけて逆らわないように恐怖を植え付けているのだと。吉之助は何か言いたげではあったが、先日、



「代官に何かあれば島人の罪になる」



と、いう言葉もありぐっと堪える。台風の影響もあり、今年の黒糖の収穫は不作である。




その日の夕刻。




代官の田中雄之介は手下を引き連れて龍家の家へやって来た。



「これは田中様・・・本日は何用でございましょうや・・・」

「佐民(笑)お前砂糖を隠したな?ww」

「め、滅相もございませぬ!そのような・・・」

「おいお前ら!砂糖がこの家に隠されている!探せ!」

「へい!」



手下達は家を荒して「砂糖」を探す。龍佐民やうぅま、家人の女、止めてくれと叫ぶがお構いなしだ。




その時。




田中が何かを懐から出すと土間のツボに放った。そしてさも、そこに「隠されていた」袋を発見したかのように、



「佐民!これはなんだww」

「それは手前共の物ではありません!」

「しらを切るか・・・連れけ!」

「叔父貴!」

「富堅止めろ!!」



抗議する富堅を止める佐民。とぅまも自分達は砂糖などかくしていないと言うが、田中は佐民と富堅を連行するのであった。

西郷吉之助

吉之助はその頃、離れに用意された自分の家で子供達に日新公いろは歌を教えていた。



「き、き、き、菊池しぇんせー!!!」

「おお!どうした!そんなに急いで何かあったでごわすか?」

「旦那様が・・・!」



吉之助は佐民と富堅が代官所へ連行されたと知らされる。容疑は砂糖を土間に隠していたという事だが、佐民がそのような事をする訳でがない。砂糖を隠したところで腹の足しにも、ましてや売り先もないのだ・・・。



「おいが行って話をつけもんす!」



吉之助が走り出すと木場伝内が立ちはだかる。



「どいてくりやえ!」

「どきませぬ。西郷吉之助様」

「!?」



久しぶりにその言葉を聞いた。




木場伝内は正助を意を受けて吉之助を監視していた。もし、この大島で騒ぎを起こせば薩摩に戻る事が出来ないかもしれない。木場は、これからの薩摩、日本国のために堪えてくれと説得する。




吉之助は世話になった人々と友の想いの狭間で苦悩する。




大河ドラマ西郷どんのあらすじ第19話いよいよ最後の段。苦悩する吉之助の決断は!?

西郷どんのあらすじ第19話下巻~愛加那~

家に引き籠り悶々とする吉之助。そこへ、追い打ちをかける知らせが届く。



「き、き、き、っくちしぇんせー!!!」

「とぅまが・・・!とぅまがー!」



とぅまは島人を引き連れて東洋のジャンヌダルクになろうとしていた。

革命前夜

とぅま達は夜、ほぼ丸腰で代官所へ押しかけていた。



「兄と佐民叔父を返せ!」

「代官所破りは重罪じゃぞ?ww」

「砂糖を横領なんかしてない!」

「そこまで言うならこっちへ来い!佐民に会わせたる」



島人と役人がもみ合う吉之助がやって来る。やはり放ってはおけなかったのだ。木場が渋い表情で見つめている。



「とぅま!待て!!」



とぅまと田中が土牢のある奥へと消えていくのを見つけた吉之助は叫ぶが、とぅまは牢の中へ消えた。



「兄!佐民叔父!!」



佐民と富堅は拷問で意識が朦朧としていた。田中は困っていたのだ。



「天候不順の不作は自分の不始末」



その前に佐民たちが砂糖を横領した事にして、薩摩へ報告をしようとしていた。しかし、二人は拷問に屈しなかった。



「二人を連れて帰る!」

「・・・お前中々いい女だな・・・アンゴになれぇ(ぐへへ)」



とぅまの美しさを改めて見て提案する田中。



「外道!触るな!アンゴになる位なら死ぬ!」



簪の鋭い先端を自分に突き付けるとぅま。その様子を益々気に入ったとにやける田中。その時、大男がぬっと現れる。



「・・・田中様・・・弱い者を苦しめるんは止めてくりやえ」

「な、なんじゃと!?儂は薩摩の命でここにおる!藩命に逆らうか!?」

「「民を助けるのが役人の仕事ではないでごわすか?」



吉之助は鍵を破壊すると牢の二人を出す。



「そげな事したら・・・二度と島から出れんぞ!」

「おいはこういう風にしか生きれん」



吉之助は薩摩には好きに報告しろと話す。田中は吉之助の迫力に脅え、吉之助を捕らえるように命じるが誰も従わない。




吉之助はとぅまの簪を拾い、返してやると去っていった。

その男、西郷

田中は怒り心頭に発すると、薩摩へ吉之助の所業を訴えようとする。



「あ、あの野郎!いい気になりやがって・・・!」

「田中様・・・薩摩へ知らせるのは待った方がよいかと」

「うるさい!」

「薩摩の大久保様からの書状」

「大久保!?知らんわ!」

「田中様の御身のためです。手紙を読んでからでも遅くはないかと」

「ふん!」



田中は木場伝内から渡された大久保という下級役人の手紙を見る。



「・・・あの男が西郷吉之助・・・!?」



大久保と言う下級官吏などは知らない。しかし、薩摩藩士であれば西郷の名を知らぬ者はない。前藩主斉彬の快刀として活躍し、しかしその活躍が仇となり幕府の事実上の最高権力者である大老井伊直弼の怒りを買い、



「安政の大獄」



に連座して亡くなった。




はずであった。




その西郷が生きているという事は、取りも直さず「藩中枢」の極秘命令である。




田中は「君子危うきに・・・」と今回の件は不問にすると同時に、もう「菊池源吾」には関わらないようにしようと思い直す。

ハラリ

とぅまは吉之助を見直していた。そして、ユタが語っていた、



「お前の夫が災いと共にやって来る」



という言葉を思い出していた。しかし、災いは去った。




とぅまは吉之助の家に単身赴くと、



「アンゴにして欲しい(ハラリ)」



と、頼む。
吉之助はハラリとした衣をとぅまに再び着せる。



「アンゴにはせん」

「・・・」

「妻にする」

「!?」



吉之助はとぅまを妻に向かえると言う。




暫し後。




吉之助ととぅまはめでたく結婚する。既に、吉之助は島人にも人望厚い。薩摩人嫌いの富堅も吉之助は別だ。二人の結婚を喜ぶ。



「名前を付けて欲しい」

「とぅまじゃろ?」

「島では結婚すると名前を付けてもらう」



島では結婚すると夫から名前を付けてもらい、



「~加那」



と、名乗るのだ。



「とぅま加那‥・」

「いやじゃ!そんな適当なの!」

「愛加那・・・愛!おいの気持ちじゃ!」

「愛加那!あげー良い名じゃ!」



とぅま改め愛加那は喜ぶ。そして、吉之助に本当の名を尋ねる。



「おいの名は西郷吉之助じゃ」



吉之助と愛加那の新しい生活が始まる。




以上、大河ドラマ西郷どんのあらすじ第19話でございます。

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