西郷どんのあらすじ第33話です。薩長同盟は成立した。しかし、幕府もまた薩長の動き、そしてその両者の間で暗躍する土佐の坂本龍馬の存在に気付いていた。龍馬が定宿としている寺田屋に幕府の捕り方が迫る。大河ドラマ西郷どんあらすじ第33話

西郷どんのあらすじ第33話上巻~寺田屋騒動~

薩長同盟成立から二日後。幕府の捕り方は龍馬の定宿「寺田屋」を人知れず包囲していた。
そして・・・!

→西郷どんの感想第33話「糸の誓い」

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薩摩へ

「坂本さん!逃げて!!!」




お龍が叫ぶ。
龍馬は護身用の四連発を発射して応戦する。しかし、多勢に無勢で兎に角逃げの一手である。




龍馬は既に土佐脱藩の身であり、かつて所属した幕府の「海軍操練所」ももはやない。寄る辺はただ一つ。



「薩摩藩邸」



命からがら薩摩藩邸へと逃げ込んだ坂本龍馬は手に深手を負いながらもなんとか命を繋ぐ。お龍も共に薩摩藩邸にやっかいになる事に。



「坂本さぁ・・・言いにくいのでございもすが・・・」

「お龍も一緒にお尋ね者ってことでっしゃろ?」



哀れ、お龍も坂本龍馬の「妻」という事で幕府から追われる身となってしまったのだ。しかし、当のお龍はこれで正々堂々坂本龍馬と一緒にいられるのが嬉しそうだ。




しかし、このまま京にいては二人とも命がいくつあっても足りない。



「お二人とも、一度薩摩へおいでくいやんせ」



坂本龍馬とお龍は吉之助と共に薩摩へと身を隠すことになる。




大河ドラマ西郷どんのあらすじ第33話はまだまだ続きもす。日本最初の「新婚旅行」が今始まる。

西郷どんのあらすじ第33話中巻~新婚旅行~

坂本龍馬とお龍は海路薩摩を目指す。これが、後に日本最初の「新婚旅行」と言われる事になるとは、当の本人たちは知る由もない。

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女の心配

糸は吉之助の帰りを喜ぶが、今度は坂本龍馬、さらにその妻も連れて来た事に驚く。吉之助と糸は二人の時間は中々持てそうにない・・・。




龍馬とお龍は吉之助の家にやっかいになる事に。吉之助の家には満寿も来ていた。女三人寄れば、話しは尽きない。




お龍は自分と異なり、夫の帰る家を守る二人が羨ましいという。自分はとてもではないがジッと家で待っている事などできないと。




ただ、満寿と糸からすれば、いつも夫の龍馬と一緒にいるお龍が羨ましいという。二人は夫が京都にいる間「京の女子」と懇ろになっているのではと不安で仕方がないという。



「大丈夫です!私がしっかりお二人の旦那様を見張っときます!」



お龍の宣言に二人は喜ぶ。
そして、たまたま家に戻って来た吉之助。



「おいは、そんな女子はおらん!」



そう。
吉之助は思わず、満寿の事を見てしまう。満寿は一蔵に「女がいる」事を察してしまう。吉之助は自分の単純さに頭を抱えてしまう・・・。

慶喜の焦り

第二次長州征伐軍は編成を終えたもののその士気は低い。また、慶喜、いや幕府には表沙汰に出来ない不安要素があった。将軍家茂の体調が芳しくないのだ。




ことが公になればただでさえ高いとは言えない幕府軍の士気が崩壊しかねない。しかし、幕府軍は10万近い軍勢である。満身創痍の長州相手なら充分勝算はあるはずだった。




同じ事を考えている人間が薩摩にもいた。一蔵は既に薩摩が坂本龍馬を通して購入した最新鋭の武器が渡っている上、祖国防衛の士気が高い長州なら烏合の衆の幕府には勝てると楽観的だが吉之助はそれでも不安である。




龍馬は吉之助の心配をうけ、自らが下関で戦況を見てくると話す。また、吉之助からも龍馬に相談を持ち掛ける。



「パークスと会談したい」



幕府は第二帝政下のフランスの支援がある。こちらはイギリスとの関係を深め力を蓄えたいと考えていた。




大河ドラマ西郷どんのあらすじ第33話もいよいよ最後の段。第二次長州征伐の行方は・・・!?

西郷どんのあらすじ第33話下巻~外交~

吉之助の懸念は杞憂であった。僅か3500程度の長州軍は幕府軍相手に勝利を重ねていた。幕府軍は既に崩壊寸前の状況である。

無礼な事はやめよう

一方薩摩ではパークスを招いての会談が行われる。




長州軍の連戦連勝の知らせもあり久光も上機嫌であるが、パークスはどうやら御機嫌ではないようだ。




パークスは苛立っていた。



「この国はいったい誰と話せば良いのか?」



自分が直接談判するという久光を押しとどめ、パークスとは通詞のみを従えて会談に挑む吉之助。パークスは机に脚を乗せている。




吉之助も同じように脚を乗せる。



「無礼である!」

「そうでございもす。お互い無礼な事はやめもはんか?」



吉之助の行動にパークスも居住まいをただす。パークスは誰が日本の代表か改めて問う。



「薩摩でございもす」



吉之助は天子様の元、この薩摩が日本を代表する唯一の政府であると宣言。パークスはそれを受け入れる。




吉之助は再び京へと上る事になるが、嬉しい知らせがあった。




糸に子供が出来たのだ。




吉之助は決意を新たに、上洛する。




以上、大河ドラマ西郷どんのあらすじ第33話でございます。

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