西郷どんの感想第34話「将軍慶喜」。本日もね。伏線は回収しないし、兎に角複雑な事は排除して単純化、そしていつものヌルイホームドラマ&メロドラマ・・・かと思いきや!?ま・さ・か!?この34話までが布石か!?既に布石は打たれていたのか!?大河ドラマ西郷どんの感想第34話始めます!

西郷どんの感想第34話~慶喜、在位記録更新!~

怒涛の展開。



  • 慶応2年7月20日家茂薨去
  • 慶応2年12月5日慶喜第15代征夷大将軍就任
  • 慶応2年12月25日孝明天皇崩御
  • 慶応3年10月13日大政奉還


慶喜が征夷大将軍に就任して辞任するまで30分程。




はい!




翔ぶが如くの20分強を超えました・・・!しかし、言いたい事があるんだよ・・・!

→無料視聴可能な大河!2022年1月22日更新

→西郷どんの感想まとめレビュー

→翔ぶが如く26話「倒幕への道」

孝明天皇の伏線

何度か触れていますけど、多分この「西郷どん」の脚本は翔ぶが如くを意識しているんですよ。それは、翔ぶが如くの西郷とは「違う」西郷にしなければならないと。因みに、主演の鈴木亮平はこの西郷どんを引き受けるにあたり、当然「翔ぶが如く」は何度も見返しているとインタビューで語っていました。




その翔ぶが如くでは「孝明天皇」の存在は空気なんですよね。配役もないし。




岩倉が孝明天皇に心酔していたというような描かれ方もしておりません。



→孝明天皇と岩倉具視の関係

→孝明天皇は暗殺された?犯人は岩倉?それとも以外にも!?


しかし!この西郷どんでは岩倉は事あるごとに、



「天子様!天子様!」



って言うから・・・。




そして、原作でもね。




西郷はまだ未来のある若者21歳の将軍家茂の死を悲しみますけど、因習に囚われて未来を見ようとしない、変化を恐れる孝明天皇を快く思っていない。まあ、そんな事を考える自分自身を、



「自分はなんと不忠なんだ・・・」



と、思い悩んだりするんですけどね。




更に、孝明天皇が崩御した後も「暗殺」を匂わせるような描かれ方がされています。
はい。




翔ぶが如くでは「華麗にスルー」された孝明天皇の死。




これは絶対何かあるだろ!?




って思わせておきながらあっさりナレ死!いやぁ・・・肩透かしでございもした・・・。

鶴瓶・・・お前って奴は・・・

そして、



「天子様!天子様!」



と、言っていた鶴瓶様の変わり身の早さ。




息子の周丸が来た時もですね。



「鶴瓶の事を忘れた事はなかった」



と、息子の周丸から聞いてめっちゃ喜んでいたのに。



「新しい帝は慶喜の息がかかってない!」

「この不忠者!・・・いや待てその通りじゃ」



おい!




いや、まあ別に良いんですけどね。




ちょっと余りにも変わり身が早すぎてついて行くのに時間がかかりましたけど・・・。




さて、大河ドラマ西郷どんの感想第34話はまだまだ続きます!日本の切り売りは少々ミスリード!?

西郷どんの感想第34話~日本を担保に・・・~

将軍慶喜。西郷に倒幕、いや!慶喜を殺す事を決意させたのは、日本を担保に徳川家を存続させようとしているから。フランス公使のロッシュは「薩摩をよこせ」言ってましたけど・・・。

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薩摩を売り渡すって・・・

「薩摩ちょーだい!」



ロッシュと慶喜の会話を聞いていたふきが西郷に、



「異国の言葉で内容は分からないのですが、薩摩と・・・」



我々も仏語は分かりませんけど、字幕がありましたからね。



「薩摩ちょーだい!」



つまり、西郷はその内容までは知らない訳です。・・・慶喜が「YES」といったかどうかは我々も知らん。確かにロッシュは慶喜かなり肩入れをしていました。
(フランス政府は・・・実はそうでもなかったりする)




ただ、流石に国土を「租借させる」「割譲する」という発想はないでしょう。慶喜はその結果がどうなるかは分かっていると思いますしね。




慶喜が実際に行ったのは生糸の商いの独占権を仏国に与えその代わりに軍艦などを購入するという事ですね。



「国家の安全」



という概念がいったい何処にあるのか?
まあ、



「国土を渡す事も貿易の独占権を勝手に与えるのも本質的には同義!」



と、強弁出来なくもないとは思いますけど、やはりインパクトがね。




なので、敢えて「国土の切り売り」を語らせたんでしょう。



慶喜=日本を売る悪

薩長=それを防ぐ正義




兎に角、シンプルに単純に誰にでもわかり易くというのが信条のようですからねぇ・・・。

ふきどんはやはり新門辰五郎

ふきは西郷と慶喜の双方を大切に思っている訳です。なので、二人には戦って欲しくないと。




一方で西郷はもう「倒幕」いや!



「慶喜を殺す」



事を決意しています。



「薩摩藩邸に来もはんか?」



ああ、この辺りは翔ぶが如くの新門さんの役回りですね。




泣けるんだよなぁ・・・。



新門辰五郎。




慶喜には昔からの縁で世話になっているけど、西郷の人間の大きさにも惚れてしまった・・・!



→翔ぶが如く26話「倒幕への道」


大河ドラマ西郷どんの感想第34話もいよいよ最後の段。西郷も変身したんですけ・・・!

西郷どんの感想第34話~西郷変身~

慶喜が最終形態の「公方様」にご変身あそばしましたが我らが西郷も「変身」しましたよね?まさか?まさか!?まさか?!!!



「革命には血が必要」



西郷も革命家に変身!?

34話までが壮大な布石

私は何度か書いています。



「ハートフルホームドラマ」



風な西郷どんは全て後半への布石




後半は革命家になって「御上を弑逆」してジェルジェンスキーよろしく「維新の武装せる腕(かいな)」として「江戸での破壊活動」を赤報隊にやらせた挙句にバッサリ切り捨てる。




翔ぶが如くでも江戸での破壊活動とかは描かれていなかったという事は触れる可能性は高い!
天璋院・和宮救出作戦実行とかも!




しかし、その予想というか期待もですね・・・折り返しを過ぎる辺りまで。




夫婦愛やら浮気やら食傷気味のハートフルホームホームコメディとメロドラマを見せられて、



「西郷は兎に角良い奴だった」
(歴史は翔ぶが如くでも読んでおいてね!)



って事なんだろうなぁと諦めかけてた34話。




やられた。




なんてこった。




この34話まで、全て布石!?



「坂本さぁは何も分かってない」



って!




おいおいおいおい!




戦の鬼!?




龍馬の暗殺は西郷!?




お江戸を焼き討ちして西郷が愛してやまない子供達も含めて無辜の市民が兎に角死んでその焼け野原の後から、



「新しい日本が産まれる!?」



って!?




来週には期待しちゃいますよ・・・!




やっぱり江戸城焼き打ちとか薩摩藩邸を拠点にした破壊活動とか・・・?




革命家西郷!?




以上、西郷どんの感想第34話「将軍慶喜」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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