鎌倉殿の13人あらすじと感想第34話「理想の結婚」。今週は誰も死なないかな・・・と思ったら甘かった。りくの希望の子政範病死。りくは都出身と言うこともあり公家の真似事がお好きでしたがやはり「本家」は恐ろしい。因みに、理想の夫婦は和田殿と巴ちゃんなんだろうね。鎌倉殿の13人第34話。

鎌倉殿の13人あらすじ第34話「理想の結婚」

謀反の疑惑とともに
頼家は世を去った。
実朝が鎌倉殿として
政治の表舞台に立つ。
しかし
実権を握っていたのは、
執権北条時政。


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義時の館


「これは・・・」

「頼朝様の形見だ」


義時は太郎に在りし日の頼朝が肌身離さず持っていた小さな観音菩薩像を譲ると言う。


「かように大事な物を頂けませぬ」


「私はあのお方のお子と孫を殺めた」

「持っているに値しないのだ」


太郎は結局その観音菩薩像を受け取るが、その心中は複雑であった。家に戻ると妻のはつにはその心境を語る。


「父はこれを持っていると心が痛むのだ」

「だから儂に押し付ける」

「父はこれを持っているべきなのだ」

「自分の罪と向き合うべきなのだ」

「向き合って苦しむべきなのだ」


はつには太郎の言葉は違って聞こえたようだ。太郎に今の話をどう思ったからと問われると、


「義父上の事をお嫌いなのだなと」

「義父上はもう嫁取りする気はないのかしら?」

「お子達が可哀そう」


義時と別れた比奈との間の子供達はまだ小さい。今は義時の弟の五郎がよく面倒を見てくれている。





この日、肥溜に落ちながら一緒に日暮れまで遊んでいた。


「子供が好きですから!」


義時は五郎の心遣いが有難いが、肥溜に落ちた身で縁側に寝っ転がると・・・。


「そこで寝るな!」


怒鳴りつけるのであった。

鎌倉殿の13人あらすじ第34話上巻「異変の兆し」

鎌倉御所





実朝も成人し、これからは政にも関わってゆくことになる。



御家人同士の争いの仲裁が主になるが、勿論、当面は時政を筆頭に、宿老達がその方向性は決めることになる。



また、立派な鎌倉殿になるには文武において優れていなければならない。





武に関しては八田知家と和田義盛。





文に関しては三浦義村。



実朝は自己主張が激しかった先代鎌倉殿とは異なり、黙々と日々の修練に励むのであった。





また、政子は実朝の和歌の修練に役に立てればと、かつて頼朝が読んでいた和歌を写したものを三善康信に託す。


「さりげなく置いて欲しい」


実朝はもしこれが政子がわざわざ写したと知れば気を遣い興味が無くても読むであろうと見越していた。無理に読んでほしいワケではないのだ。


時政の館


時政の館には来客が引きも切らない。



御家人同士の争いがあれば、まずは時政詣でである。



勿論、自分たちに有利な判断をしてもらうための「賄賂」なのだが、時政は快く受け取っていた。



また、朝雅の活躍もあり、無事実朝の嫁取りも決まった。



時政とりくの間の子政範は従五位下に叙され左馬権助に任官し、この度、都まで実朝に輿入れをする坊門信清の娘を迎えに上洛することになっている。



さて、その時政の館に畠山重忠が呼ばれていた。


「次郎(重忠)、此度お前を武蔵守に推したいのだが・・・」


「有難いお話なれど、惣倹校職という役目が」

「兼務というお話であれば・・・」


「次郎、武蔵守を支えるのが惣倹校職」

「自分で自分を支えるなんておかしいじゃねぇか(笑笑)」

「そっちは返上してもらう」

「話はこれまで!帰っていいぞ」


重忠はこの件を義時に伝える。


「にわかには信じられない」


「そのような事、舅殿の一存で決める事でしょうか?」

「小四郎殿にはお伝えしておく」

「武蔵を奪うような事があえば畠山は命懸けで抗う覚悟」


鎌倉御所


この日もいつものように御家人同士の争うの訴状が持ち込まれていた。



しかし。


「ああ、これはもう良い」


時政は訴状をろくに読みもせずに判断しないと言い出したのだ。


「代わりにいい鮎をもらったから後で食べようぜ!」

「次行ってみよ!」


皆戸惑う。



義時は帰り際、廊下で時政を呼び止め苦言を呈する。


「さっぱり分からねぇ」

「助けてくれって言う奴に加勢するのは当たり前」

「色々と持ってきてくれるんだぜ?」


「受け取ってはならぬのです」


「俺を頼ってくれるその気持ちに」


「もう一つ、武蔵をどうするおつもりですか?」

「畠山と一戦交えるおつもりか?」


「誰もそんなこと言っておらん」


時政は苛立ち気に帰って行く。

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鎌倉殿の13人あらすじ第34話中巻「都の魑魅魍魎」




「儂の孫娘だ!不服なのか??」

「いや、そういうワケでは・・・」


鎌倉有力文官の一人二階堂行政。自身の孫娘を義時の後添えにと半ば強引に勧めて来ているのだ。因みに、文官仲間の大江広元も後押しをしている。



義時は二人の気持ちも分からぬではなかった。



時政の専横ぶりに危機感を抱いているいる二人は義時を取込みに来ているのだ。



結局断り切れず一度会う事になる。女子を見る目に自信の無い義時は八田知家を頼る。


「八田殿に確かめてもらいたいのだ・・・」

「本来このような役割りは平六なのだが・・・」

「やつは今一つ信じられん」


「承知した」


後日、義時は二階堂行政の娘のえを会う。


「色々とご苦労がおありであったとお聞きしています」


義時はのえを良い女子だと感じた。さらに、のえはキノコが好みであるというのだ。



八田殿の見立ては?


「自分が欲しい位だ」


八田殿の眼鏡にも叶ったようである。義時はのえを嫁に迎える事を決める。


後鳥羽院
御所


「仲章、いったいどうなっている?」

「はは、手は打ってございますが・・・」


この度、実朝に輿入れする坊門信清の娘を迎えに北条政範が上洛する。



後鳥羽院としては、実朝を御家人風情の北条に「囲われる」のは我慢がならない。



そこで、今後は朝雅を取込み、いずれは北条に取って代わられせようと考えていた。





仲章は朝雅の野心に火をつけていた。


「院は北条がお嫌い」

「もし、政範が居なくなれば・・・?」

「朝雅殿は元々は源氏の出」


朝雅は仲章の意図を察した。





政範は上洛中に病没する。

鎌倉殿の13人あらすじ第34話下巻「嫁取り」

鎌倉御所





実朝はこの日も武芸の鍛錬を積んでいた。



知家は鎌倉殿相手でも容赦が無い。この日は義盛も一緒に参加しており、その後義家の館で鍋を囲むことになる。



義時も御家人と触れ合う機会が多いのは好ましいと賛成し、一緒に行く。





料理は義盛の妻である巴が切り盛りする。



実朝は恐る恐る鹿鍋を食するが思った以上に美味しかったようだ。



また、義盛と巴が対等の立場で文句の応酬をしている様子を眺め微笑む。



実朝にはこの義盛と巴の関係が理想の夫婦に見えたようである。


義時の館


義時は後添えを迎えることを太郎に伝えるが、太郎はその節操の無さにまた反発する。



太郎の妻、はつは義時の気持ちを察するが、それがまた気に食わないのであろう。


「自業自得」


と言い放つ。



パチン



はつは太郎にビンタをお見舞いしていた。



後添えののえは気立ても良く、八田殿の見立てでも良い女子で何よりもキノコ好きである。



これ以上の後添えは無いと思われたが・・・。



太郎は衝撃的な場面を目撃してしまう。





「ああ、あたしキノコ嫌いだから持って行ってw」

「これで侍女暮らしともおさらば!」

「ひかえおろー!(爆)」


のえが侍女仲間と談笑していた。その姿は度々北条の家で見せていた女子と同一人物とは思えない下品さであった。

鎌倉殿の13人感想第34話「理想の結婚」

鎌倉殿の13人感想第34話「理想の結婚」。冒頭にも書きましたが、理想の結婚は「義盛と巴」なのではないかな。実朝が二人を見つめる視線が優し気で好き。



そして、実朝に伝えたいのがこの二人の出会いは必ずしも幸せな出会いでは無かったこと。義時も再婚しますけど・・・波乱の予感ですね。



そうそう、今週は誰も死なないと思ったらナレ死で政範君が・・・。なるほど、そう来るかという展開。りくは都出身なだけあって「策謀家気取り」ですが、相手の大きさに気付いていない。その点、やはり義時は慧眼ですね。



最後に時政。



ああ、時政よ・・・。器は大きいが、操縦する人間の力量で大いに変わるんだな。

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鎌倉殿の13人の感想第34話「理想の結婚などはない」

実朝の嫁取りは本人不在の中で後鳥羽院ともゆかりのある娘と決まる。



これまでもずっとそうだったのだと思うのですよね。色々な事が自分と関係ない処で決まって行く。なので、嫁取りの件も、義時はじめ宿老達に、


「申し分ない縁談」


と言われれば拒否する事は出来ない、いや、拒絶する言葉も持たない。ただ、和田殿の屋敷で鹿鍋をつつきながら「夫婦」とは何か思うところがあったのだと思います。


「今から取りやめる事は・・・」


そう尋ねたのはおそらく
初めての自己主張だったのではないかな。もっとも、それを押し通すだけの身勝手さは持ち合わせていない。



でも、大丈夫。



誰か実朝に教えてあげて欲しいのです。



貴方が理想の結婚と感じた和田夫婦もその出会いは決して希望があるようなものでは無かったことを。とても「理想の結婚」などと呼べる代物ではなかった。



巴は最愛の人木曾義仲を鎌倉方に討たれ、和田義盛に捕えられたのです。



勝者の戦利品としての女ともいえる。これほど不幸な出会いがあるでしょうか?



にも関わらず、二人は気が付くとお互いを労り笑いの絶えない幸せな夫婦になっていた。



実朝、幸せな結婚生活は君次第なのだ。

鎌倉殿の13人の感想第34話「本家、魑魅魍魎」

比企一族を滅ぼし、さらに奇跡の回復を見せた頼家を葬り、政子の次男実朝を立て、事実上鎌倉の支配者となった時政。



りくの最終目標は自身の子である政範を次の執権とし、北条の、いや自身の権力を極めんとすること。幸いにも、時政の北条宗家の後継は政範であることは家中では概ね了解済みのようでした。



りくは都出身ということもあり、頼朝と同じく権謀家。
先日の梶原殿断崖署名集めで鮮やかな手際を見せて、三浦義村を関心させていた。



しかし、所詮は鎌倉レベルで「には遠く及ばない。



鎌倉の権力を握る位置にいるということは、都との関係には繊細にならなければならないのに安易に考えすぎた。魑魅魍魎の跋扈する本家の策謀はりくの想像の及ぶところではなかった。



りく自身が都出身ということで都の事は分かっているつもりと驕りがあったかな。自身の駒としていた朝雅はあっさりと院側に取り込まれてしまった。



結果、最愛の息子、唯一の希望を失う事に。



一方で義時は流石。



頼朝でさえ武力とセットでなければ制する事が出来なかった都。



源氏でもないイチ御家人風情の北条が幅を利かせることを後鳥羽院は喜ばないことを理解出来る。頼朝の薫陶を一番近くで受けてきただけの事はある。

鎌倉殿の13人の感想第34話「空っぽの大きな器」

「頼って来た奴を助けるのは当たり前」


時政は素直な男である。



親分として、頼ってきた奴を無碍にすることは出来ないと隠そうともしない。


「何が悪いかさっぱり分からねぇ」


いざっていう時の決断力、徹底的にやり切る胆力は誰もが一目置いているものの、やはり、政には向かない。



自分で考える事が出来ないのだ。



常に、他者との関係で、行き当たりばったりで物事を決める。



時政はある意味でなのだと思うのです。しかも、かなり大きい。



しかし、そこに何を入れるべきか?



今、その器に入っているのはりくが入れたお茶である。
りくの入れたお茶では都はおろか鎌倉の御家人でさえ満足させる事は出来ないのでしょうね。



義時が美味いお茶を入れれば・・・しかし、残念ながらそのつもりは無さそうに見える。



以上、鎌倉殿の13人あらすじと感想第34話「理想の結婚」でございます。
大河姫

今宵は此処までに致します。

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