西郷どんのあらすじ第20話です。吉之助が愛加那と幸せな「島生活」を始めた頃。薩摩では正助がある「布石」を打っていた。一方、江戸では「大獄の嵐」に揺れた日ノ本を揺るがす大事件が起きようとしていた。大河ドラマ西郷どんあらすじ第20話

西郷どんのあらすじ第20話上巻~正助の布石~

斉彬が亡くなり吉之助が島へと流されたからというもの、薩摩藩の雰囲気は変わった。そして、もう一つ、いや、一人雰囲気が変わった男がいる。




大久保正助である。



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囲碁

大久保は碁を始めていた。吉祥院住職の真海(乗願)は近隣でも聞こえた打ち手であるが、大久保は真海とよく碁を打つ。



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そして、ここ吉祥院は大久保達若い藩士のたまり場となっていた。



「やはり、ご隠居様を斬るしかなか!」



大山格之助や有村俊斎、有馬新七といった面々は、安政の大獄以降、ご公儀の顔色ばかりを窺いひたすら恭順する薩摩に我慢ならならない。



「いや。まず吉之助さぁを呼び戻さねばならん!」

「そうじゃ!そしてご隠居様を斬って・・・」



大久保はそういった議論には加わらない。吉祥院住職の乗願と碁を打つだけ。



「おはんら同じ事ばかり言いようるのぉ!」



乗願は雁首揃えていつも同じことを語り、一向になんの結論も得ない大山達がおかしくて仕方ない。



「ご隠居様斬るなんじゃ、愚策も愚策」

「吉之助さぁの命があるんはご隠居様のお陰じゃ」



大久保は視線は碁盤に向けてながら、議論には一瞥もせずに言い放つ。特に、有馬新七や有村俊斎の二人はそんな大久保が気に入らない。



「正助!お前はご隠居様の処に通っておるな?」

「いつの間に取り入ったんだ?」

「まさか、裏切るつもりやないやろな?」



「用があるから行く。それ以上でも以下でもなか」



事実、大久保は斉興の元へ通っており、若手藩士の様子などを伝えその信頼を勝ち得つつあった。




斉彬の死後、薩摩藩主には斉彬の遺言に従い久光の子島津茂久が就任し、久光はその「後見」とされた。しかし、江戸から前藩主斉興帰国となり、事実上実権は斉興が握っている。

久光と正助

「お初に御意を得ます。徒目付大久保正助と申します」

「久光、この大久保は役に立つ。そして碁をよくする」



正助は斉興の信頼を得て久光に紹介された。久光は不機嫌そうに大久保に視線を向ける。



「お初に御意を得ます」






白々しい。
久光は大久保の事はよく覚えている。




下級藩士にも関わらず、自分に接近してきた身の程知らずだ。




以前「宝島事件」を調べさせた時、そして、西郷が島へと流される直前。



※関連記事:→久光が正助に調べさせた宝島事件こそ薩英戦争の前哨戦!?


気に入らない。




斉興は囲碁が唯一の娯楽であり、また腕前も確かな久光に大久保と碁盤を囲んではどうかと提案する。気が進まない部分もあったが、囲碁で叩きのめすも悪くない。




暫く後二人は碁盤を囲む。



「負けじゃ・・・」



久光もかなりの腕前ではあるだが、正助は久光を圧倒した。



「お前はないを考えておる?確か西郷の友じゃったな?」



久光は西郷を嫌っていた。いつも兄斉彬の側に仕え、自分以上に斉彬の信頼を得ている西郷。正助はその質問には答えず不穏な発言をする。



「恐れながら遠からず然るべき日がやって来ます」

「なに?!」



久光は色をなす。



「然るべき日」



とは、取りも直さず父斉興の死を言っている。正助は久光の怒りにも微動だにせずに続ける。



「同士達はその日を待ち望んでおりもす」



斉興が亡くなり、久光の時代になれば久光こそが亡き斉彬の意思を継ぎ、京へ出府する。その日を皆待ち望んでいるのだと。



「藩主でも前藩主でもなかおいに誰がついて来る!」

「なんと弱気な!国父様の命に従わない者などこん薩摩におりましょうや!?」



久光は正助の「国父」という言葉に気を良くする。正助は斉興に続いて、「本丸」である久光の信頼をも勝ち得る事となる。




程なく、斉興は重い病に倒れる。枕元呼ばれた久光。そこには母お由羅と病床にある斉興が・・・。



「古き良き薩摩を守ってくれ」

「嫌です!」

「久光!父上のご遺言ですよ・・・!」



久光は斉興の言葉に反論する。薩摩がこの国を変えるのだと。



しかし。



「父上・・・死なんでくりやえ‥‥」



斉興は程なくこの世を去る。蘭癖の祖父と息子に悩まされた、我慢の人生を終えるのであった。




大河ドラマ西郷どんのあらすじ第20話はまだまだ続きます。郷中の仲間達には深刻な亀裂が・・・。

西郷どんのあらすじ第20話中巻~亀裂~

越前の橋本左内、薩摩の西郷吉之助、水戸徳川父子、そして長州吉田松陰。憂国の士として諸国に知られた人材が大獄の嵐に巻き込まれ、命を失い、あるいは政治生命を絶たれて行った。




特に、元々伝統的に幕府への反感が強い水戸藩は、多くの脱藩者を出し、井伊大老を斬る為に動いている者も多いと言われていた。

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突出

「江戸にいる弟から書状じゃ!!」



有村俊斎には二人の弟がいるのだが、二人は脱藩し、水戸の脱藩浪士と井伊大老を斬る計画に加担していると言う。



「ここで薩摩が立たねば天下の恥じゃ!!」



有馬新七は叫ぶ。




水戸の脱藩浪士と共に井伊大老を斬る。そうすれば、安政の大獄以降、幕府に反感を募らせている長州や越前、水戸藩などが決起するはず。いまこそ、天下に尊王の志士此処に在りと幕府と一戦交える!




大いに盛り上がる。1人正助を除いて。



「まだ早か・・・」



正助の言葉に怒るのは有馬新七である。



「この知らせを聞いても奮い立たんやっせんぼなど捨て置け!」

「俊斎!同士を集めるぞ!脱藩じゃ!!!!」



有馬新七と弟たちが水戸藩と行動を共にしている俊斎はそう言うと部屋を出て行く。正助は残った大山格之助と村田新八に、脱藩は最後の手段であると話す。



「おいは、まだ脱藩は早かと思いもす」

「わいの血はどこまで冷えちょうるかの」



大山はそう言うと溜息をつく。

精忠組

正助は久光の元を訪ねる。既に、若手下級藩士の熱情はそう簡単には収まりそうにない。その現状を久光へと報告をする。



「薩摩全藩挙げて動くと言っておろう!」

「しかし、今のままでは突出組を抑える事は叶いません」

「・・・どうすれば良い?」

「論告書を出して欲しいと存じます」

「分かった!」

「文面はこらに・・・!」



正助は練り上げた「精忠士面々へ」という論告書を久光へ提出する。




後日、若手下級藩士が集まる「吉祥院」へ久光が来訪する。



「こ!国父様じゃ・・・!」



久光自らの下向など異例中の異例である。



「藩主様(息子茂久)より直々に論告書を預かった」



正助は「論告書」を木箱から取り出し久光に恭しく渡す。



「精忠士面々へ・・・」



内容は「精忠組」の気持ちを汲むと同時に、前藩主斉彬のやろうとしていた事は、薩摩全藩を挙げて必ず実行するので、脱藩突出は思い止まるようにとあった。




多くの「精忠組」藩士は異例中の異例ともいえる藩主茂久からの論告書、そして国父来訪に感激して突出を思い止まる。しかし、大山や有馬など「郷中の仲間達」は違和感を覚える。




正助は一人自室で久光宛の書状を書いていると、大山達がやって来る。



「あの論告書はお前が書いたんと違うか?」

「それにこたえる事は出来ん」



大山の問いかけに正助はそう答える。事実と認めれば久光に対する不忠になると。




有馬新七は正助に「仲間を売った」のだと激しく糾弾する。正助はそう思いたければ思ってくれて構わないと部屋を出ようとするが、



「またんか!正助!!」

「こん裏切り者が!」

「待ってくいやえ!」



村田新八が先程まで正助が書いていた書状を見せる。その書状は吉之助の召喚を久光を願う内容だった。



「なんで言わんのじゃ!」



大山は正助が全て吉之助の召喚のために黙って行動していた事を知り、想いは一つだったと気付く。



「やっと国父様にこれを届ける事が出来るとこまで来た」

「おいはおいのやり方でしか出来ん・・・」



郷中の仲間達は想いは一つと再び一つになるかと思いきや・・・。



「おいは好かん!」



有馬新七は正助のやり方が気に食わないと出て行ってしまう。




大河ドラマ西郷どんのあらすじ20話いよいよ最後の段。運命「桜田門外の変」。さて、おんな城主直虎、そして政次は何を思うのか・・・!?

西郷どんのあらすじ第20話下巻~桜田門外の変~

安政7年(1860年)3月3日。江戸城桜田門外にて江戸開闢以来の不祥事が起る。大老井伊直弼が桜田門外で水戸の脱藩浪士に討たれたのだ。

有村兄弟の死

「次左衛門がやりおった!!!」

「チェスト行くぞ!!!」



精忠組は有村俊斎の弟が薩摩藩では唯一、桜田門外の変に加わった事を喜ぶ。そして、桜田門外の変の顛末をもう一人の弟雄助が事の顛末を薩摩藩へ伝える。




しかし。



「有村雄助には切腹を申し付ける」



藩は有村雄助を切腹とし、有村俊斎がその介錯を務める。再び「精忠組」は大きく揺れる事になる。




正助は縁側で考えこんでいた。



「おいは吉之助さぁになりかた・・・」



正助は妻満寿にポツリと漏らす。満寿は以前、政について何も語らない正助に、もっと話を、何を考えているのかを教えて欲しいと言っていた。



「吉之助さぁなら皆を纏める事が出来る」

「おいになんで吉之助さぁのように出来ない」



満寿は正助の言葉に笑う。



「私は西郷様にはなってほしくありません」

「私は大久保正助に惚れて一緒になったのですから!」



「そうか・・・」

「よし!これからはおいが何を考えているか話すぞ!」



以上、大河ドラマ西郷どんのあらすじ第20話でございます。

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