西郷どんのあらすじの第8話です。ついに年が明けて嘉永6年(1853年)。昨年は祖父、両親を見送った西郷どん。今年は穏やかな年を願いますが、黑船がいよいよ迫っていた。そして西郷どんの江戸行きを巡り夫婦の危機が!激動の西郷どんあらすじ第8話

西郷どんのあらすじネタバレ第8話上巻~ペリー来航~

結婚は人生最大の慶事である。一生忘れられないものである。しかし、吉之助には別の意味で忘れられない年となってしまった。

→西郷どんの感想第8話「不吉な嫁」

大久保正助、戻る

新妻の須賀は自分が嫁いで来た年に西郷家を襲った不幸を気に病んでいた。



「須賀が不幸を運んできた」



龍右衛門は天寿を全うと言えるかもしれないが、元気で病気一つしなかった父吉兵衛と母満佐子が相次いで亡くなったのは、須賀が不幸を運んで来たのだと近所では噂されていた。



「そんな事はありもはん」



吉之助は須賀を慰める。そして今年こそは穏やかな良い年にしたいと話す。ただ、相次いで死者を出した事で葬式代などが嵩み西郷家の財政は危機的であった。また、吉兵衛が亡くなった事で西郷家の禄高は吉之助のみとなり生活は益々苦しくなる。




既に、須賀が伊集院家から持ち込んだ結納品は全て売りに出されていた。



「今年は無事に・・・」



そんな事を願う吉之助の元に正助が血相を変えてかけ込んで来た。



「吉之助さー!謹慎が解けました!!」

「正どん!それはようございもした!」

「全て!吉之助さー達のおかげでございもす!」



正助は元の記録所書記に戻れる事になったのだ。未だ、正助の父次右衛門は未だ鬼界ヶ島に島流しのままではあったが、この分なら「俊寛」になる前に帰国が出来るかもしれない。吉之助は我が事のように喜ぶのであった。

黒船、現る

嘉永6年(1853年)6月。兼ねてから噂されていたアメリカ東インド艦隊が浦賀に現れたのだ。司令長官のマシュー・ペリーは時の合衆国大統領フィルモアからの親書を携えていた。




ペリー提督はフィルモア大統領の開国を要望する親書を渡すと、外交的な交渉は行わず、1年後の再来日を予言して浦賀を後にする。



「思ったより早かったな・・・」



オランダ商館等の情報で来航を予想してた斉彬ではあったが、いよいよ、来るべき物が来たという思う。今野幕府にはこの事態を解決できる人材は乏しい。斉彬の盟友である老中首座、阿部正弘は斉彬の早急な江戸入りを要請してきていた。




西郷どんのあらすじ第8話はまだまだ続くでございもす。

西郷どんのあらすじネタバレ第8話中巻~江戸へ・・・行けるか?~

斉彬は江戸へと立ったが、広く藩の意見を集うため、藩士達に意見書を出す事を積極的に勧めていた。吉之助もまた、斉彬の期待に応えるべく日々、農民と接する中で感じる矛盾や、解決案をしたためると送り続けていた。

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斉彬の指名

「吉之助さー!江戸行きが決まったでごわすそうな!」



正助もまた大喜びで吉之助の元を訪ねる。若い藩士であれば誰もが江戸行きを熱望する。既に、大山格之介と有村俊斎は斉彬の参勤交代に付き従い江戸にいる。吉之助は斉彬の立っての希望で江戸詰めを命じられていた。これは大変な名誉である。



「おいは江戸行きは難しいどん」

「は!?なにを言ってるだ!このやっせんぼが!」

「そんなに行きたければわいが行け!」

「何を!?」



二人は大喧嘩を始める。




吉之助も勿論、斉彬からたっての希望と言われれば大変名誉な事である。しかし、昨年祖父龍右衛門、父吉兵衛、母満佐子を失ない、一家の大黒柱は吉之助である。また、新妻である須賀、そして幼い弟達をこの大貧乏な西郷家に残し江戸へは行けない。




実は、江戸行きの話を家でした時、吉二郎はじめ弟達は喜んでくれたのだが何分にも金がない。藩から金が支給される訳ではないのだ。江戸行きにはかるく30両程度の金がかかる。そんな大金は当然西郷家には工面できないし、既に以前赤山靱負の紹介で100両を借りた板垣からは1文も返済をしていないどころかさらに借金をしていた。借金まみれの西郷家にこれ以上金を貸すような物好きはいない。



「畑を売ってしまっては?」



弟の吉二郎がとんでもない提案する。西郷家の大所帯を吉之助の禄高だけで食わせるのは不可能。なんとか生きているのは畑からの収穫があるからだ。畑も売ってしまっては飢え死にするしかない。



「何を言ってるですか!!」



新妻の須磨が激怒する。畑を売って、吉之助は江戸詰め・・・!そんな事をすれば離縁しますと断固反対するのであった。弟の吉二郎は須賀の冷たさに怒りを覚える。

金策!金策!!

正助は吉之助事情を知ると、金策に奔走する事になる。自分のために今迄散々尽くしてくれた吉之助のため、今度は自分が吉之助に恩返しをする。いや、それ以上に、吉之助は今必要な人材なのだ。




郷中を駆けずり回りなんとか10両の金を工面する。そして、吉之助が莫大な借金をして、1文も返済をしていない板垣の元へも向かう。



「餞別」



と、いう名目でなんとか10両を拝借する事が出来たのだ。正助は吉之助に金を渡す。これであと少しあれば江戸へいく事が出来るはずだ。




吉之助は大久保正助、そして支援してくれた郷中の仲間達の想いに涙する。しかし、新妻の須賀は・・・。もし江戸へ行くなら離縁と言っている。弟の吉二郎など須賀の言いように不満である。
しかし・・・。




吉之助には気になる事がある。




西郷どんのあらすじ第8話、いよいよ最後の段でごわす!

西郷どんのあらすじネタバレ第8話下巻~須賀、愛のカタチ~

ペリー来航から一月も経ず、時の将軍徳川家慶が病没し嫡男家定が代13代将軍に就任する。斉彬はこの頃「ある秘策」を考えていた。

於一と斉彬、そして吉之助

斉彬は幕政での影響力を強化するため、将軍の外戚となろうと考えていた。



「於一を養女として将軍家定に嫁がせる」



実は将軍家と島津家の関係は深い。家定の祖父家斉の正室広大院は斉彬を可愛がってくれた祖父島津重豪の娘である。因みに斉彬の「斉」は家斉の一字を拝領している。将軍家定正室を相次いで失っていた。広大院は公家からやってきた正室が相次いで病死しているため、「丈夫な武家の娘」を求めていたのだ。於一は斉彬の壮大な目標に驚く。



「何故私を?」

「よく食べ、健やかで、博打に強い」



御前相撲でもただ一人吉之助に賭けていた。於一も・・・驚いているが満更でもなさそうだ。




あくる日、吉之助は於一に同行するよう命じられる。須賀は江戸へ行くなら離縁と言っているが、今回は江戸行きではないのだとなんとか於一の元へ向かう。於一はまず、島津家と関係の深い近衛家の養女となり、その後家定の元へ嫁がせる算段となっていた。そのための上洛を途中まで警護するように命じられていたのだ。



「西郷!お前には礼を言う」

「また江戸で会おうぞ!」



於一は籠の扉を開けると謎めいた事を言う。吉之助は勿論、斉彬の考え、そして「御前相撲」での吉之助の勝利が於一の運命を変えた事を知らない。於一の言葉を不思議そうに聞く吉之助だが、後に吉之助は於一と家定の婚礼に大いに活躍する事になる。

日本一の婿

「須賀が消えた」



於一警護の役目から戻ると須賀が消えていた。もう貧乏は嫌だと実家へ帰ってしまったのだ。吉之助は茫然とする。しばしすると、父直五郎(兼善)が須賀を伴いやって来る。



「吉之助さー!申し訳なかとでごわす!」



直五郎は須賀が貧乏に耐え切れずに実家へ戻ってしまった事を地に頭をつけ詫びる。吉之助は表を上げて欲しいと恐縮する。吉之助は須賀を責める気にはとてもなれなかった。



「これを・・・」

「いや!これは受け取れもはん!」



直五郎は10両もの大金を私たのだ。須賀が続ける。



「これは手切れ金でございます」



須賀はこれでこの大貧乏な西郷家と縁を切れると思うと清々したのだら貰ってもらわなければ困ると言う。皆、須賀のあまりの情の無さに驚き呆れる。ただ一人、吉之助を除いて。



「分かりもした」



吉之助は金子を受け取ると頭を下げる。吉之助は分かっていた。須賀はあえて身を引いた上に江戸行きのための金子まで用立ててくれたのだ。



「日本一の婿殿をこっちから離縁してやりました」



須賀は吉之助の優しさに惚れ込んでいた。そして、自分の存在がその大望の足かせになる位ならと身を引いたのだ。




須賀を見送る吉之助は須賀の想いに涙するのであった。

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