西郷どんの感想第27話「禁門の変」。西郷は軍賦役として薩摩兵児を率いて戦います。この戦いで名を上げたのは二人。一橋慶喜と西郷吉之助。でも二人とも初陣でんですけど!心配だったのは長州は正義の味方なので、ちゃんと史実の通り御所に向けて撃つか心配したんですけど・・・結果は!?大河ドラマ西郷どんの感想第27話始めます!

西郷どんの感想第27話~御所に向かって撃て~

西郷どんでは分かり難い部分は敢えて「単純化」している傾向があります。簡単言えば「悪人と善人をしっかり分ける」という事ですね。まあ、結果的に例えば「第20のように視聴者が「?」」となる事もあるんですけどね。




禁門の変は流石に「史実に近い形」で描かれていて良かった・・・。実は、長州が御所に向けて発砲したのは「慶喜の策略」とかならないか心配していたもので・・・!



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桂さん忙しい

個人的には「八重の桜」での山川大蔵がとってもカッコよかった。あと、朝ドラの「マッサン」も。桂小五郎役には玉山鉄二。



「薩摩ではなく西郷に頼むのだ」



長州を救う願いを「憎い薩摩」に何故頼むのか?それは「西郷」という人間を信じているから頼むと。




まあ「一度の立ち話(桂座ってたけどw)でそこまで信頼するか?」という突っ込みはあるとは思いますけど、人間磁石の異名を持つ代表的日本人大西郷ですからそこは大目に見ましょう!

足利尊氏と楠木正成

西郷は出兵命令が出ても動こうとしません。
しかし。



「勅命」



となれば話は別。出撃を命じます。しかし、後の自衛隊よろしく「専守御所防衛」に勤めるように命令。



「御所には撃たないだろう」



これをキチンと言い切った上で長州に発砲させたのは良かったですね。
これが長州です。



「形は足利尊氏でも心が大楠公ならオケ!」
by真木和泉



さしもの西郷も、というか、日本中の人が驚いた。最後「会津が火を掛けた」って言ってましたがもしその通りだったとしてもですよ。「御所に向けて撃った事」や京都焼け野原の責任は長州に最も大きな罪があると思いますが・・・。

悩む西郷

西郷はこの時揺れていましたね。



「西郷君のお陰で長州は救われた(桂)」

「お前だけは裏切らないでくれ(慶喜)」



ちょっと残念なのは、話の前後で「会津が悪い」ように視聴者を誘導している処でしょうか。一発の説得で京に潜んでいる過激派が皆納得はしません。




実際池田屋では「謀議」の際中(あるいは桂の説得の途中)だった訳ですからね。




これはシンプルに、桂は説得の手応えを掴んではいたが、全体に行届く前に他の過激派は検挙されたという事で良いのにと思います。




これは恐らく、



「百才あって一誠足らず」



を際立たせるために敢えて演出していると思うのですが今の慶喜の迫力演技ならそんな小細工いらなかったかな。
蛇足だったかも。




会津と新撰組には罪はない。つまり、人生は思い通りにならないという事で良かったと思うんですけどね。




西郷どんの感想第27話「禁門の変」はまだまだ続きます!慶喜の第三形態について!

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西郷どんの感想第27話~慶喜変身~

慶喜が良かった。ホントに良かった。平岡円四朗を暗殺したのが水戸(多分史実ではなんとなく分かっていたと思うけど)と分かった時の焦り、西郷を頼りにする一方で、「頼り切ってはならないのでは」と雰囲気で揺れる処とか、西郷を使い「何か」をしようと覚悟を決めた処とか、ラスト、江戸風を懐かしんで佇んでいる処とかね・・・!

第三形態

慶喜の第一形態は「ヒー様」です。




遊び人のヒー様。




第二形態は井伊直弼に徳川宗家を相続する覚悟を決めた時。



「徳川はお前の物ではない」



と、井伊直弼に啖呵を切っていた頃。
そして第三形態。



「お前だけは俺を裏切るなよ、西郷」



と、囁く慶喜。
今迄は結構、「悪人は悪人らしく」「善人は善人らしく」が基本でしたけど、
ここにきて、ようやく、



「葛藤を持つ」



感じの人間が出て来たかな。
慶喜は、



「西郷を利用してやろう」



と、いう気持ちもありつつも孤独や不安を抱えているんですよね。
ラスト、



「江戸の唄」



を口ずさんでいる処とか複雑な背景を持つ人物として描かれていたと思います。




西郷どんの感想第27話「禁門の変」も最後の段。中村半次郎と再会!

西郷どんの感想第27話~維新後を見据えて~

中村半次郎との再会、そして西南戦争では重要な役回りを演じる川路利良も今回から登場。あと、迫田さんにまた出番があったのはちょっと面白かった・・・!

再会

夜逃げ直前だった中村半次郎との再会。実は翔ぶが如くでは中村半次郎は出ていないんですね。桐野利秋に改名した明治になってからの登場。




因みに、中村半次郎は平岡円四朗を斬ってはいませんが、一説には坂本龍馬を暗殺は西郷の命を受けた中村半次郎・・・!?とも言われているんですよね。まあ、坂本龍馬はどうやら「善人役」の方ですからその説が描かれる事はないと思いますが。




ただ、折角「人斬り半次郎」を出すんですから、



「維新(倒幕)の為に人を斬る」



部分とかも描いて欲しいかなと思います。西郷を革命家として描くのであれば、



「目的が手段を正当化する」



っていうのに悩む西郷も見てみたいですね。赤報隊とかじっくり描いてくれたら、スゴイ盛り返すと思うんですけどね・・・!

イキナリ下野からかも?

来週の第28話でようやく勝海舟と坂本龍馬の登場。そして、第一次長州征伐のようですね。翔ぶが如くでは23話で西郷どんと同じく「竜馬と海舟」が描かれてます。話数では5話ほど進捗遅れていますけど・・・。進行が大分ゆっくりですが・・・!多分、江戸開城までじっくりやるんでしょうね。




「留守政府」や「岩倉使節団」そして「遣韓大使志願」とかはないのかな・・・?明治六年の政変で西郷が下野する処から始まるかも。




まあ、前述の通り江戸開城をじっくり描いてくれるのはそれはそれで楽しみではあるのですけど。




以上、西郷どんの感想第27話「禁門の変」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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