平清盛(大河ドラマ)のあらすじと感想第2話「無頼の高平太」。白河院が今宵御仏に召されました。「大平の世が産んだ怪物」とは言い得て妙ですね。父子の初対面と舞の披露。清盛の衣装の意味ですよ。素晴らしい演出。平清盛のあらすじと感想第2話「無頼の高平太」

平清盛(大河ドラマ)のあらすじ第2話「無頼の高平太」





元暦2年(1185年)4月。




伊豆。




壇ノ浦の戦いで源氏が平氏を破り武士の頂点に立った。



「三種の神器、草薙の剣が見当たらぬとのこと」



草薙の剣。




頼朝はさして気に留めていないようである。




清盛が持って行ったような気がしてならなかったのだ。

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平清盛(大河ドラマ)のあらすじ第2話上巻「俺は誰なんだ!」

五十七年前。






宋の大剣を担いだ大男が盛り場の耳目を集めていた。



「はっはー!儂の勝ちじゃ!」



男は双六で圧倒的な強さを見せ相手から有り金を全て巻き上げ帰ろうとする。



「ちょっと待ちな、勝ち逃げは許さねえ」



賭場には賭場の「流儀」がある。




しかし。



「負けた奴の許しなどいらぬ!」



男は言うが早いか台をひっくり返す。



「お前、無頼の高平太!」



平家の御曹司平太である。




平太は盛り場を抜け都を往路を高下駄で走る。



「待て!!」



大河姫

この都往路の汚さがめっちゃ好き!

賭場の男達は平太を追いかけるが。




ぐわ!




男達は突然地面に吸い込まれて行く。



「はははは!馬鹿ー!ww」



大河姫

この明るさは寂しさの裏返しでもあるんかな。

平太が事前に掘っておいた落とし穴である。



平家の館


「平太には困ったものだ」



館では「無頼の高平太」などと渾名され、盛り場で暴れる平太に特に忠正(平太の叔父)が忠盛に苦言を呈している。



「兄上には平次という立派な正妻の子がおるのじゃから・・・」



忠正は暗に平太ではなく弟の平次に家督を譲ってはと言っているのだ。




忠盛は黙っている。




そこに。



「兄上!早く!!」

「なんじゃ?平次・・・」



平太と平次の仲は良好である。平次は兄を慕っている。




平次に手を引かれて平太が広間へ連れてこられる。広間には母宗子もいる。




平太は何時もの汚らしい「無頼の高平太」の格好である。




平太は忠盛を睨み付けている。




忠盛は無表情である。



「お前の元服が決まった」



平次は無邪気に喜ぶ。



「兄上!これからは舞も歌も学ばねばなりませぬな!」



忠盛はの舞は宮中でも一目置かれている。




しかし、そんな平次を平太はぞんざいに押しのける。




宗子の様子が変わる。



「どうしました?母上??私を叩かないのですか?」



大河姫

おお、反抗期・・・いや、化け物の子の覇気か・・・こえー。

昔。




宗子は平次が木から落ちた時に思わず平太を叩いたことがある。




それを宗子は気に病み、平太は根に持っていた。




宗子は「息子」に頭を下げる。



「俺は父上のようにはならぬ!」

「王家の犬にも平家の犬にもならぬ!」



「そうか」

「次に合うのは博打場か?盗賊の隠れ家か?」

「儂は容赦はせぬぞ?」



忠盛は無表情で真っ直ぐ平太を見据えている。




平太は苛立ち気に屋敷を出て行く。



「あいつが。自ら這い上がってくるしかないのだ」



平太は苛立ちを紛らわせるように単身馬を走らせていた。



ぐわ!



馬から転がり落ちる平太。



大河姫

あ、落馬した。

月に向かって叫んでいた。



「あああ!誰なんだ!俺は誰なんだ!」



その時。



「誰でもよーい!」

「誰でも良いからここから出してくれー」



大河姫

あ、もうここでもう信西入道と出会うんんか?

昼間に賭場の用心棒を落とした穴である。




平太は穴に落ちた公家風の男を助け出す。



「助かった。礼を申す」

「都を移して早や三百五年」

「世は穴ぼこだらけ隙だらけ」



「いや、その、穴は儂が・・・」



平太は言いかけるが男は人の話はあまり聞かないようである。



「見よ、月を覆う雲を・・・闇じゃ」



月に雲がかかっている。いや、雲・・・か?




平太は別の感想を持ったようだ。



「己のどす黒さにあがいているように見える」



闇が月明かり染まりたいとあがいている。




その感想に男は感心する。



「お前はあの煙が何か知っているのか?」



「いや」



「微かに香る磯の香り。漁網じゃ」

「白河院による殺生禁断令」

「大平の世が産んだ怪物よ」



殺生禁断令。




白河院は魚を取る網を各地から回収し御所の門前で経文を唱えさせてながら焼かせた。



大河姫

これな。平安時代、高貴な人は晩年に極楽浄土へいく準備をする。白河院は魚網を焼いたけど、後に平重盛は灯籠を立てた。

忠盛もまた、その「儀式」を王家に仕える武士として警護していた。



御所、白河院


遊びを


せんとや


生れけむ


戯れ


せんとや


生れけん


白河院は祇園女御の舞を見ている。




部屋には二人だけである。




舞を終えると白河院に酒を注ぐ。



「忠盛は良く仕えておりますな」



「武士が王家に仕えるは道理」



「年が明ければ元服」

「会ってやってはいかがですか?」

「さすれば魚網など焼かなくても極楽浄土へ参れましょう」




パン!




「出過ぎた真似を致すな」



白河院は祇園女御を頬を張った。

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平清盛(大河ドラマ)のあらすじ第2話中巻「父と子」

御所、鳥羽院


何かが動き出すにはまだ白河院の力が大きすぎた。




この日、鳥羽院は璋子の元へ渡って来た。



「堀河、腹の底では笑っておろう?」



堀河は璋子の女御であり、白河院と璋子とのことも分かっている。にも関わらず、未練がましく璋子の元へと渡ってくる鳥羽院。




そこに璋子が現れる。



「上皇様、お渡り嬉しゅうございます」



「真実か・・・?璋子・・・」

「たまこ・・・」



多大な恥辱と屈辱を受けながら、鳥羽院は黙して動かなかった。



大河姫

それな。屈辱だねぇ・・。でも璋子が好きなんだね。いや、余計にか?倒錯愛。

平家の館


明けて、大治4年(1129年)。




平太元服の日。



「その姿で元服するつもりか?」



平太は普段と同じ「無頼の高平太」の格好である。




この日は嫡男の元服とあって白河院の覚え目出度い藤原家保、家成父子も招かれている。



「おやおや・・・(苦笑)」



家成は平太の恰好を面白がっている。



「本日の加冠役は我が子家成に」



大河姫

お!佐藤二朗。デカさが隠し切れないww

平太は家保、家成を睨み付ける。



「院の横暴をなぜお止めしないのか?」



殺生禁断令など馬鹿げている。しかし、貴族たちは誰も白河院に諫言しようとしない。




そのような「貴族」からの加冠など受けてたまるかといった風である。




そこに。



「伊東忠清と申す」

「本日の元服が一筋縄ではいかぬと殿はお見通しにございます」



忠清は暴れる平太を易々と押さえつける。




家成は苦笑しながら冠を持って押さえつけられている平太に近づいてくる。



「先程の問いにございますが・・・白河院も御年七十六」

「表で野良犬がいくら吠えても聞こえませぬ」

「せめて飼い犬となってお耳の側で吠えませぬとな(苦笑)」




ポン




家成は平太の頭に無造作に冠を乗せる。




父、忠盛が紙に書かれた名前を見せる。








「本日より、清盛と名を改めよ」



大河姫

清盛爆誕!!

数日後。




清盛は鱸丸の漕ぐ船で海の上にいた。



「おおおお!!」

「やはり海は良いの!鱸丸!」



「出来たようにございますね」

「身体の軸とやらが」



大河姫

上川さんカッコよいな!

船の上でも転ぶことはない。




清盛は鱸丸の家にも寄る。鱸丸の父滝次に暮らしぶりを尋ねる。




都で始まった殺生禁断令はこの漁村まで影響を与えていた。




滝次は苦しいながらもなんとかやっていると応えるが、息子の鱸丸は不満気である。



「鱸丸、平家の皆さまは院に仕えておられるのだ」



大河姫

あ、この人、来世はアレか?梁田政綱(武田信玄1988)。

清盛の前で白河院を悪く言うな。




清盛は滝次の気遣いに申し訳ない、情けない想いに駆られる。




三カ月後。




都往路。




鱸丸がやつれ切った姿で現れる。



「鱸丸!!」



倒れている鱸丸をすぐに屋敷へと運ぶ。



「父が・・・連れて行かれました・・・」



平家の館


「何事じゃ?」



騒ぎを聞いて忠盛も表にやってくる。



「父が連れていかれ・・・漁をしたのです」



忠盛は事情を察する。




しかし。



「此度のことは法皇様の命に背いた滝次の過ち」



清盛の怒りが爆発する。




長年親しく仕えてくれた滝次を見捨て院の命令に唯々諾々と従う。



「それで武士なのか!?」

「何故!清の文字を与えた!?」



大河姫

願を込めたのだよ。

「俺は父のような武士にはならぬ!」



清盛は忠盛に啖呵を切ると屋敷を出て行く。




忠盛は茫然としている。




そこに宗子がやってくる。



「如何されました・・・?」



「武士と申したぞ?清盛が己を武士と!!!」

「ははは!」



大河姫

ここ、泣くわ。

御所、白河院


白河院は経文を唱えている。



「拝謁賜りたいとしつこく申す者が参っております」



「追い返せ」

「いきなり参ってこの儂に会えるとはどこの・・・?」



白河院は思い出していた。




昔、同じように無礼にも自分に会いに来た武士がいたことを。



「面を上げよ。平清盛と申すとはそちか?」



清盛は初めて「父」と対面する。



「して、何用あって?」



「滝次を放して下さい!」



清盛は滝次の生業は「漁師」であり漁をしなければ生きていくことは出来ぬと訴える。




しかし、白河院は勿論、応じない。



「みせしめの為にございますか?」



「国を治める為と申しておる」



大河姫

物は言いよう
ああ言えば白河院。

清盛は白河院を真っ直ぐみつめる。



「戯言にございます」

「法皇様は怯えておいででしょう」

「うつつに生きるもののけが如き自身のお振舞いに!」

「あのどす黒い煙のように月の光に染まろうとあがいておるのです」



「儂がうつつに生きるもののけとは?」

「其方はどうじゃ?誰の腹から産まれた?」

「存じませぬ」



白河院は庭に降りてくる。



「そちの母は白拍子じゃ。卑しきあそびめじゃ」

「陰陽師が申すには王家に災いをもたらす者を宿しておった」

「じゃから死んだ。そちの座っておるその場所でな」

「そちの目の前での」



清盛は震える手で「母」が座っていたであろう地面の土を握る。



「ならば、何故私は生きておるのですか?」

「王家に災いをもたらす者と言われ!母を殺されてなお!」



白河院は「息子」に顔を近づける。



「それはの?そちにもこのもののけの血が流れおるからじゃ」

「わかったか?清盛!!」



大河姫

瞳孔開いたね。見たね。自分と同じと。

白河院と清盛の、父子の対面は終わった。



平家の館


清盛は館へ戻るとまず鱸丸へ詫びる。




しかし。



「・・・おとうは、もう・・・(涙)」



既に滝次は亡くなっていたのだ。




屋敷から忠盛が現れる。



「父上、舞の稽古を付けて下さりませ」



大河姫

まず、飼い犬を目指すか?

平清盛(大河ドラマ)のあらすじ第2話下巻「剣の舞」

石清水八幡宮


清盛は忠盛の手解きを受け、みるみる舞の腕を上げた。




この日は白河院と祇園女御、そして院近臣を集めて清盛の舞が石清水八幡宮で披露されることになっている。平家からは忠盛、忠正が、源為義も招かれていた。




清盛は薄化粧を施され、白い着物を着て控えていた。



「本日の祭りは見ものにございますぞ」



藤原家成は隣に座る高階通憲に嬉しそうに語る。



「あれは・・・?清盛?」



高階通憲は舞うのが先日落とし穴から助けてくれた武士だと気付く。



大河姫

清盛、ムキムキアスリートがアイドル衣装無理矢理着せられた感w

清盛は見事な剣の舞を披露する。




その姿を為義は苦々しげに見ている。



「流石、白河院の落し胤と噂されるだけはある」



並んで座る白河院と祇園女御の目の前で剣を見事に振るう。




突然、塀の上に鱸丸が現れいつも清盛が帯剣している宋の大剣を投げる!



「随分と型破りの趣向ですな」



観衆が感嘆の声を上げる。




宋の大剣を所狭しと荒々しく振り回す!



「それはのう?ソチにもこのもののけの血が流れておるからじゃ」


最後、清盛はその大剣の切先を白河院へと向ける。




皆、息を飲む。




白河院の表情は動かない。




清盛は白河院を前に剣を地面に刺し跪く。




白河院は立ち上がり清盛に近づく。



「なかなかに面白き舞であった」

「まこと、武士の子らしくての」



大河姫

白河院の雰囲気が変わった。

そう言うと、去って行った。




忠盛が近づいてくる。



「俺は、父上のようにはならぬ。王家の犬にも平氏の犬にも」

「されど、俺は生きる、野良犬の声がこの面白くない世を変えるまで」

「面白く生きてやる」



忠盛は無表情のまま、



「左様か。好きにせよ」



とだけ告げる。




清盛の見事な舞を見ていた男がもう一人。




武者丸、後の源義朝は清盛に興味を持つ。


御所、白河院


これより、四月後の大治4年(1129年)7月7日。




白河院崩御。




白河院を頂点に頂くことにより良くも悪くも保たれていた均衡が崩れ世は乱世へとなだれ込んでいく。

平清盛(大河ドラマ)の感想第2話「無頼の高平太」

平清盛(大河ドラマ)の感想第2話「無頼の高平太」。白河院が崩御。出番は2話でしたがその存在感は流石は「大平の世が産んだ怪物」だけはありますね。清盛との「父子初対面」の場面での伊東四朗の「眼」の輝きがヤバかった。




そして、続くは「父子対決」の舞。この時の清盛の衣装はちょっと面白かった。似合ってないし。しかし、だからこそ良いですね。




白河院の清盛を見つめる視線に「優しさ」はカケラも感じませんでしたが「眩しさ」を感じましたね。




また、今回初登場の家成や高階通憲(後の信西入道)、白河院亡き後の乱世を予感させる鳥羽院と関白藤原忠盛の「我らの時代ですな感」とか色々と最高でした。

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平清盛(大河ドラマ)の感想第2話「寡黙な忠盛」

「お前は平氏に飼われている犬」



清盛が自身の出生の秘密を知った時に「情」は捨てたのだと思います。




甘い言葉はもはや一切かけない。




ただ、それは「冷たい」というのとは違います。




清盛の人生は「過酷」で「孤独」なると見据えたのでしょうね。清盛にはある意味で「家族」がいない。




血のつながりがある者が平家一門には誰もいないのだから。




その過酷な状況でも唯一、父として「父となる事」を決意した忠盛が出来る事。



「家督は清盛に継がせる」



これだけは揺るがない。




いや、決して「揺るがない」ワケではなかったと思う。




揺るがないように見せていた」のではないでしょうか。




心の内は弟にも、妻の宗子にも一切見せない。




その意味では忠盛もまた清盛と同じく「孤独」なのだと思います。




その忠盛が唯一感情を現したのが、



「俺は父のような武士にはならぬ!」



という清盛の叫びを聞いた時




清盛が「俺は誰なんだ」と悩み放蕩を繰り返していても、自身が「武士」であることは自明の事であるという事。




嬉しかったでしょうね(号泣)




ただ、それでも。




清盛に一切の情は見せません。しかし、石清水八幡宮での舞の後に「面白く生きてやる」と言う清盛に語った、



「左様か。好きにせよ」


という言葉には今までとは雰囲気が異なっていたように感じましたね。

平清盛(大河ドラマ)の感想第2話「息を潜める」

「太平の世が産んだ怪物」



とは言い得て妙ですね。




何も怪物を産むのは戦乱だけではない。




戦乱続く時代の方が怪物が多いワケですらない。




ただ、この怪物は幸い「人の子」である。




皆、待っていた。




しかし、一番「待っていた」のは鳥羽院でしょうね。




雌伏の時を得て至福の時へ。




最後の鳥羽院と忠実の表情からは「我らの時代」が始まりそうな予感に満ち満ちておりました。




また、私生活も。




不思議なのはあれ程恋焦がれていた璋子を見つめる視線が冷ややかであったこと。




白河院が消えると璋子への執着も消えたのかな?




璋子は相変わらずではありましたが・・・。




そう言えば明るい処で璋子を見るのは始めてだったかも。

平清盛(大河ドラマ)の感想第2話「剣の舞」

石清水八幡宮で清盛は剣の舞を白河院に披露します。




薄っすら化粧をほどこされ純白の衣装を着せられておりました。




はっきり言って似合ってない。




言うなれば、一流のアスリートにアイドルのひらひら衣装を無理やり着せた感じ。




しかし、舞を披露するとその意味が分かる。




衣装に似合わない荒々しい舞。



「まこと、武士の子らしくての」



清盛が着せられたいた衣装は「アンシャンレジーム」の象徴なんですよね。




それを破らんばかりの荒々しさで「武士の世」の始まりを暗示している。




白河院はそれを「理解」していましたね。




その表情からは「新たな時代が始まる予感」を感じているように見えました。ただし、それを嘆くでも喜ぶでもなく「ああ、始まるな」という諦観。




諦観




やっと死ぬ準備が整ったということかな。




以上、平清盛(大河ドラマ)のあらすじと感想第2話「無頼の高平太」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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→平清盛(大河ドラマ)あらすじ感想第3話「源平の御曹司」