鎌倉殿の13人あらすじと感想第23話「狩りと獲物」。曾我兄弟の仇討に名を借りた頼朝暗殺は失敗に終わり、見事な「仇討ち」として語り継がれる。史実を視点を変えて料理する見事な脚本。曾我兄弟の暗殺計画は失敗に終わりましたが与えた影響は暗殺以上か?鎌倉殿の13人第23話

鎌倉殿の13人あらすじ第23話「狩りと獲物」

最高指導者の暗殺。
歴史上、権力の絶頂で
命を落とした者は多い。
鎌倉殿、
源頼朝にもまた、
冷たい刃が迫っている。


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鎌倉殿の13人あらすじ第23話上巻「富士の巻狩り」

建久4年(1193年)5月。



頼朝は富士の裾野で大規模な巻狩りを催す。



源氏の名のもとに日本全国を掌中に治め、征夷大将軍に就任した頼朝にとって次の課題はこれを次代へ引継ぐ事。頼朝の後継者である万寿を御家人達に披露し、鎌倉殿の体制を盤石にするのだ。



既に頼朝に対抗する勢力は日の本にはない。万寿にとってはこれは「初陣」と言っても良いかもしれない。



一方、義時には別の心配がある。


「父上(時政)、何か私に隠しておりませんか?」


時政はややバツが悪そうに白状する。


「あれはただの仇討ちだ」


そう。



曾我兄弟による工藤祐経暗殺計画。


「それは表向きの事、狙いは鎌倉殿の暗殺」

「!」


時政は顔色を変える。なんとしても頼朝暗殺は阻止しなければならない。


「いっそ、巻狩を中止にしては?」


慎重な畠山重忠は中止を義時に進言する。
しかし。


「鎌倉殿がお認めになるまい」


この富士の巻狩は万寿のお披露目の場でもあるのだ。今更中止にすれば鎌倉殿の沽券に関わる。



ならば、答えは一つ。



守りを固めて暗殺計画を阻止するしかない。



巻狩は大いに盛り上がりを見せている。今のところ御家人達には怪しい動きもない。


「父上!仕留めました!」


義時の子、金剛は見事な鹿を仕留めてきた。我が子の活躍に義時も目を細める。



が。


「鎌倉殿にもご報告します!」


「止めておけ」
「止めておけ」





はからずも、義時と義村の声が重なった。今回の主役であるはずの万寿が一向に獲物を仕留める事が出来ないのだ。


「なんとかしなければならない」


このまま万寿が獲物を仕留めるが出来なければ御家人達の笑い者である。大人達が裏で手を回して演出、しかも当の万寿には気付かれずに、することになる。



翌日。



万寿が放った矢が鹿に刺さる。



頼朝、そして御家人達も口々にその腕を称える。



勿論、全て義時達が仕組んだ事である。



万寿は勿論、気付いていた。



大人達が去った後。


「いつかは自身の手で仕留める」





同じ年ごろの金剛にそう力強く宣言するのであった。金剛は万寿の真っ直ぐな気持ちに好感を抱く。

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鎌倉殿の13人あらすじ第23話中巻「暗殺」

万寿が「見事に」鹿を仕留めたコトでこの日の夜の宴は盛り上がる。



夜半も過ぎ、頼朝も御家人たちも皆それぞれの寝所へと戻ったように見えたが。



頼朝の寝所には工藤祐経が寝ていた。頼朝はお気に入りの比奈の元へ通うつもりでいたのだ。



頼朝は宴の間に工藤祐経を介して義時から比奈の寝所を聞きだしていたのだ。



比奈の寝所には・・・。


「貴方というお人は(呆れ)」


比奈だけではなく義時もいた。察しの良い義時は工藤祐経から比奈の寝所を問われた時に異変を感じていたのだ。


「儂は征夷大将軍!側女の一人や二人!」


義時はあきれ顔である。



そもそも、比奈を義時にと送ってきたのは頼朝である。その頼朝が舌の根の乾かぬ内に通うとは・・・。


「興味ないと言っていたではないか」

「言っておりませぬ」

「ぐぬぬ・・・」


結局、頼朝は帰ってゆく。
義時は比奈には、


「先程の言葉は方便」


と伝えることを忘れなかった。





頼朝は自身の寝所へ戻れなかった。突然、雷雨が降り出したのだ。



ところが、この頼朝の女好きと雷雨が功を奏する。



曾我兄弟が頼朝の寝所を襲い、頼朝の代わりに寝ていた工藤祐経を討取ったのだ。頼朝が夜這いに出ていることを当然曾我兄弟は知らない。


「鎌倉殿が討たれた!」


また、事情を知らない御家人達もまた「頼朝が討たれた」と勘違いをする。



さらに、富士の陣所以上に混乱したのが鎌倉である。


鎌倉御所


「鎌倉殿を継ぐのは蒲殿をおいてありませぬ!!」


比企能員は範頼の危機感を煽った。



能員は「頼朝暗殺計画」は知っていたが、比企家が乳父を務める万寿も生死が不明なのだ。もし、頼朝も万寿も亡くなっていれば?


「賭けに出るか・・・」


能員は範頼を担ぐ策に出たのである。



大江広元は情報が錯綜する中での範頼後継に反対するが、範頼そして比企に押し切られる。



これが後々、範頼に禍する。

鎌倉殿の13人あらすじ第23話下巻「仇討ち」

「何事じゃ・・・?」


頼朝は生きていた。



義時は頼朝に今後の対応を献策する。


「鎌倉殿暗殺計画などなかった」

「その通り。鎌倉でそのような事は起こらない」


もし、頼朝のお膝元である鎌倉で「頼朝暗殺計画」などがあれば、頼朝の権威が傷付く。そこで、今回の騒動を、


「見事な仇討ち」


と、して収めたのだ。



曾我兄弟は「天晴れである」と暗殺の対象であった頼朝から賞賛され、巻狩で騒動を起した咎で斬首となる。



全て片が付いた。





「今回の件、本当に北条は関わりないのだな?」

「無論にございます」


「そうか、小四郎、これから儂の側を方時も離れるな」

「儂の為でもあるが、其方の為でもある」


「はは」


今回の暗殺未遂は少々堪えたようである。


「儂に為すべきことはもう残されておらぬのか」


鎌倉御所


「何・・・範頼が・・・?」

「はい、私が止めるのも聞かず」

「範頼め・・・」


鎌倉へ戻った頼朝は、自身の生死が不明で状況が混乱する中「鎌倉殿」に名乗りを上げた範頼の行動を大江広元から聞かされ激しい怒りを覚えるのであった。

鎌倉殿の13人感想第23話「狩りと獲物」

鎌倉殿の13人感想第23話「狩りと獲物」。前半は富士の巻狩りでの人間模様が面白かったですね。未だに義経を忘れられない梶原殿、万寿の狩を成功させるために四苦八苦する近臣とそれが気に食わない当の万寿。万寿、思ったより見所ありそうですね。



また、頼朝が比奈の処に忍ぼうとして命が助かる辺りとかは亀の前と出会った漁村の事件を思い出す。
女好きで良かったな



さて、岡崎義実が描いたと思われる曾我兄弟による頼朝暗殺実行による大混乱。結局、頼朝を暗殺する事はできませんでしたが、結果
源氏の嫡流を絶やす布石になったか?だとすれば曾我兄弟も少しは報われたのであろうか?

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鎌倉殿の13人の感想第23話「どうした梶原!」

万寿は矢が弱い。



全く獲物を仕留められないまま悪戯に日が過ぎる。



見かねた頼朝は「細工」をするように暗に命じますが、其の前に見事な助言を授けていたのが景時殿。


「九朗義経殿から学んだ」


そう。



柔軟に考えるのだ。
多分、鹿の糞が云々とかいう話が出て思い出してしまったのでしょうね。





獲物を仕留めるのに矢を使わなくてはならいというのは頭が固い。


「毒の餌を撒けば獲物は獲り放題」


流石は景時殿だ。





そう思っちまったんですよ。
私も。
そして、上記の通り
誰一人として共感(イイね無し)していない!



これは戦では無かった。



神様に獲物を捧げる儀式。神様に捧げる
供物が毒入り神様が腹を下したらどうするんだ?



梶原さんは未だ義経の死から立ち直れていないですね。



因みに、義経がもし生きていたら。そもそもこんな儀式にガチになるのは下らんと悪態ついていたかな。

鎌倉殿の13人の感想第23話「万寿好感度爆上げ」

矢の勢いが足りず、まったく獲物を狩れない万寿。



多少、スネ気味な処も出てましたけど、基本一生懸命やっていた。あと、親バカ頼朝、乳父馬鹿比企能員達が裏で手を回して鹿を仕留めた時の対応もしっかりしていた。


「いずれは自分の矢で仕留める!」


と、天に向かって矢を放ったこと、その矢が比企に刺さったのはご愛敬ですが、私が注目したのは責任感といった部分。



本音を言えば当然悔しいし、裏で手を回した大人達を困らせたり、どうも矢の筋が良い金剛に嫌味の二つ三つ言っても良いような状況。



実力不足のボンボンがよくやるやつ。



しかし、大人達の配慮に一瞬抵抗の素振りを見せたものの、すぐに思い直して
粛々と台本通りに踊る



・・・後々、腹違いの弟に張り合って下手な手を打って親父を困らせた某足利の倅とは大違い。


→太平記第48話「果てしなき戦い」


金剛とは背負っているものが違うのだ。



また、頼朝暗殺未遂の最中の行動も見事。これは義時も関心しきり。



あれ?



万寿はもしかして将来有望なのに・・・って事になるのでしょうか・・・?

鎌倉殿の13人の感想第23話「独裁者の孤独」




前にもありましたね。。


亀:「夫がきました!」

頼朝「お前、亭主がおったのか!?」



またもや女に命を救われる頼朝。



ま、今回はお楽しみはお預けでしたが・・・w



結局、身代わりとなった工藤祐経が討たれ頼朝は何事も無かったかのように命を繋ぐ。



しかし、若干今回の件は堪えたようではあります。


「天の声が聞こえなかった」


これまでは天に「生かされている」という感覚があったものの、今回はそれが無かったとか。






は?



・・・天に生かされていたというのが勘違いだと思います(キッパリ)。



因みに、また「儂は独り」みたいな事を宣ってましたが、原因は全て貴方にあるのですが。



頼朝よ。お前は孤独ではないのだよ。

鎌倉殿の13人の感想第23話「蒲殿の蹉跌」




皆、ありがとう・・・!
共感してくれて私も嬉しいです!!



この笑顔に見えるのはただ一つ。



「兄上がご無事で良かった!」



ただこれだけ。



これ程兄想いの弟がかつて存在したであろうか?



そして、よくよく考えると源氏三兄弟はバランスが優れていた。


政局の頼朝

戦の義経


そして、



人徳の範頼



鎌倉は残酷な世界。



蒲殿も御仏に招かれてしまふのでしょうか・・・(涙)。良い人から死んで行くからなぁ・・・。



せめて、義時!お前の差配でお命だけは救ってくれぬか・・・?

鎌倉殿の13人の感想第23話「義時と比奈」




頼朝とくっつくのかと思いきや。





深夜デートで思うところもあったのかしら・・・?



さて、多分次回には義時と比奈がご結婚されるかと思います。
義時の心が動いたのは、





これだと思うのです。



かつて、自分が八重さんに抱いた想い。



そうか。
こんな感じなのか。



この言葉が義時の決断を後押ししたのだと思います。



そう考えると・・・比奈も根はストーカー気質なのかも・・・!?



以上、鎌倉殿の13人あらすじ感想第23話「狩りと獲物」でございます。
大河姫

今宵は此処までに致します。

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→鎌倉殿の13人あらすじ感想第24話「変わらぬ人」