西郷どんのあらすじ第30話です。吉之助は再び京へ上る。「参勤交代」の復活を掲げる幕府に対して、帝からそれを改めるように勅許を得るためである。吉之助はかねてから懇意の近衛家を尋ねるが・・・。大河ドラマ西郷どんあらすじ第30話

西郷どんのあらすじ第30話上巻~ヤモリ~

吉之助と一蔵は先の関白近衛忠煕の元を訪ねる。近衛家とはかつて「一橋派」として共に戦った仲である。安政の大獄で一時蟄居していたが文久の改革で再び表舞台へと戻っていた。

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一橋の信頼

「難しいでおじゃるかの・・・」

「なんごてでございもすか?」

「・・・一橋は御上のお気に入りじゃ・・・」



孝明天皇の覚え目出度い一橋慶喜。御上は今、なにかといえば「一橋、一橋」というほど厚い信頼を得ていた。




そこへ、近衛家の家人が書状をもって書状を忠煕に届けるにくる。一瞥すると、その手紙を放り投げる忠煕。



「ヤモリからでおじゃる・・・」



興味なさげに言うと一蔵も渋い表情だ。ヤモリと言われた人物を一蔵も知っているようだ。忠煕は手紙を吉之助へ見せる。



「これは・・・!『万民は皆天子様の赤子』・・・!」



吉之助はそこに書かれている内容に感動する。



「最後まで読んでみ」



最後には・・・金を貸すようにという内容で結ばれていた。男の名は岩倉具視という。

岩倉という男

「岩倉具視・・・?聞いた事があっど」



岩倉は安政の大獄からの「桜田門外の変」後に「公武合体」を掲げ和宮降嫁に功績があった公家だ。



高位の公卿ではないが、孝明天皇の覚えも目出度く、また「文久の改革」で勅使を江戸に遣わすことでその護衛という大義名分を薩摩に与える知恵も岩倉の発案だったと聞いている。




しかし、その後の世の流れは岩倉の想像を超えた。長州が京都で幅を利かすようになると「和宮降嫁」が朝廷を蔑ろにしたと糾弾されるようになる。あげく、少壮公家や過激浪士に命を狙われるようになり、田舎へ隠棲しているのだ。




当然、一蔵も面識はあるのだがどうやら一蔵は「苦手」としているようだ。しかし、吉之助はやはりこの「ヤモリ」に興味を持つ。




大河ドラマ西郷どんのあらすじ第30話はまだまだ続きもす。岩倉村に隠棲している岩倉具視とはどのような人物か。

西郷どんのあらすじ第30話中巻~賭場~

吉之助は一蔵と共に「ヤモリ」の元を訪ねることにるす。ヤモリは京を追われた岩倉は住む場所も点々とし、現在は「岩倉村」でひっそりと暮らしている。

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ヤモリと吉之助

「岩倉様、ご無沙汰いたしております・・・」

「大久保・・・まろはこのままでは終わらん・・・まろは天子様の」

「岩倉様・・・そのお話は聞き飽きましておりもす」



とは、いいつつも一蔵は岩倉と吉之助を引き合わせたのだ。この男の得体の知れないしぶとさと、そしてその思想に優れたものがある部分は認めているのだろう。



「偉そうじゃな。大小差した者が威張る時代はもう終いじゃ」



その言葉を聞いて吉之助はまったくその通りじゃと喜ぶ。



「岩倉様!おいは幕府は滅ぼさんといかんと思いもす!」

「西郷かぇ?その通りじゃ・・・幕府は潰さにゃならん!」



岩倉と西郷は妙に気が会うようだ。



「そのためには先立つものがいるな・・・」

「はい!」



言うが早いか金子の包を吉之助はさっそく岩倉へと渡す。意気投合する二人に一蔵は渋い表情だ。



「まろに尽くしていれば必ず良い事があるぞぇ」

再会

夜も更け始めた頃。



「お?そろそろぞな・・・」



岩倉は二人を離れへと案内する。一蔵はやはり渋い表情。吉之助はなにやら分からず付いていく。



「岩倉様は夜な夜な賭場を開陳して寺銭を稼いでいる」

「なんの・・・貧乏公家の昔からの習いぞぇ」



今日も岩倉の賭場はよく人が入っていた。真面目が信条の一蔵は一切手を出さなかったが吉之助は試してみる。



「半!丁!半!」

「・・・」

「丁!半!丁!」



あっと言う間にすっからかんとなる。あっけにとられる一蔵。その時。



「もしや?桂さんでは・・・?」

「西郷君か・・・君と馴れ合うつもりはない」



桂は池田屋、禁門の変、そして長州征伐の流れで藩内でも立場を無くしていた。今は再起を期して京に潜伏しているようだ。吉之助は長州と共に幕府を討ちたいといった話もするが、



「薩賊なんぞと手を結べるか!」

「薩賊とはなんじゃ!」

「何を!?」



薩賊と言われ刀に手をかけたのは一蔵であった。



「此処で刃傷沙汰は勘弁してやでぇ」



岩倉の言葉に二人とも事を納めるが、とても「長州と同盟」といった雰囲気ではなかった。一蔵には吉之助の「薩長同盟」などは夢物語に見えて仕方がなかった。



大河ドラマ西郷どんのあらすじ第30話もいよいよ最後の段。隠棲5年の「ヤモリ」に光が当たることはあるのか?!

西郷どんのあらすじ第30話下巻~岩倉、復活~

吉之助は賭場ですっからかんとなる。藩の公金を博打に使う訳にもいかず、岩倉の元でしばし働いて返すことになる。勿論、岩倉という男への興味からである。

お手伝い

吉之助は岩倉の家で下男のようにこき使われることになる。炊事洗濯掃除・・・。




岩倉は方々かに銭を無心しており、さらに賭場での寺銭もある。決して銭がないわけではないのだが・・・。



「毒を盛られるかもしれんぞぇ」



岩倉は暗殺を警戒し徹底的に独りでいる事を好んだ。岩倉は事あるごとに、



「いつかは都へ返り咲く」



と、言っている。かつて孝明天皇は岩倉を「友」と呼んだことがあるようだ。




或る日、吉之助が部屋の掃除をしていると、居間の死角の奥に大量文と、この寂れた屋敷に似つかわしくない美しい木箱がある。中には美しい烏帽子と狩衣が一式納められていた。



「このままでは終わらない」



これは、岩倉の執念なのだろう。文の山は薩摩や長州、土佐などなど・・・向けられて書かれていたが、その内容に驚く。



「掃除さぼってなにしてる?」

「岩倉様・・・これは・・・」

「夢物語じゃ」



そこには岩倉の「構想」が記載されていた。岩倉は幕府が朝廷の権威を乱用された時は倒幕やむなし、そして、犬猿の仲である「薩摩長州」で幕府を倒すという構想もあった。




吉之助は岩倉が必ず返り咲く日が来ると励ます。



「天子様も岩倉様を友と呼んだではありませぬか?」

ヤモリから人へ

「岩倉様のお考えに感銘を受けた者達が来ております」



岩倉の元に中村半次郎など薩摩若手藩士がやって来たのだ。岩倉の話をもっと聞きたいと。
その中に。



「父上・・・!ついにお許しが出ました!」



岩倉の子息もその中に。孝明天皇は岩倉の事を忘れた事はなかったと伝えてくれと仰せであったとも。




ついに、岩倉のヤモリは5年振りに人間に戻る事になる。




以上、大河ドラマ西郷どんのあらすじ第30話でございもす。

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