おんな城主直虎の感想第49話「本能寺が変」でございます。直虎もついに49話となり、残るは最終回50話を残すのみとなりました。直虎の最終回で羽柴秀吉殿の出番はあるのか!?直虎感想49話はじめます。穴山梅雪は正信が始末されていたんですねぇ・・・。

直虎感想49話「龍雲丸との再会」

直虎と龍雲丸が9年振りに再会。別の言い方で言うと、第38話「井伊を共に去りぬ」以来11話振りの再会ですね。
頭の様子が・・・可愛い・・・!

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→おんな城主直虎の感想まとめ前編「今川と井伊の鮮烈な対比と脇役子役の活躍」

おとこ心の機微

9年振りの再会です。
頭、龍雲丸の嬉しそうなこと!
しかし・・・!



「頭!頼みがあるのじゃ!」



直虎の性格からして「目標」を決めるとそこへ向かって猪突猛進ですからね・・・!9年振りで、11話振りの再会なのに感動の再会はなし!




戸惑う頭の様子は視聴者には伝わりまくっておりましたが若干ヘソを曲げた頭は意地悪をします。



「遊び女」



直虎は外洋さえも可能な南蛮船(キャラック船とか?)を動かすには、南蛮人に女、しかも通常の女ではなくて、とびっきりの女子をあてがう必要が・・・!




正直、これは龍雲丸の「悪い冗談」だと思ったんですが・・・!
ガチでしたね。




面白いのはこの時二人(龍雲丸と直虎)とも考えている事は同じという事です。




「据え膳」まで持って行って眠ってもらう。




しかし二人とも。



「不器用」



龍雲丸は最初から得意の毒針(前に六左を眠らせたやつ!)で相手を眠らせて、



「昨夜は良かったわぁ」
(野上冴子風・・・古いか・・・)



という事にして事を運ぶつもりでした。一方の直虎も「龍雲丸が来てくれるはず」と信じていたものの、これまた、得意の「眠り薬」で相手を眠らせるつもり。




お互いに、その「腹積もり」を話せは良いのですが、
黙っているという。




ただ、龍雲丸が直虎を助けた時に、直虎もまた一服盛ろうとしていた事知り、



「かなわねぇなぁ」



と、言っているのはなんか嬉しそうでしたね!因みに、堺でご活躍の龍雲丸ですが・・・。私の唱えた石川五右衛門説はどうなんでしょう!?石川五右衛門が南蛮船に乗っていたという記録はないからなぁ・・・。その答えは来週出ると思います。



※関連記事:→龍雲丸は実在!?モデルは・・・石川五右衛門!?


おんな城主直虎の感想第49話「本能寺が変」はまだまだ続きます。

直虎感想49話「信長、饗応するってよ」

「敵は、本能寺にあり!」



よっしゃ行くぞー!
三河衆は光秀の提案にノッて意気揚々と安土城へ向かいます。しかし、この三河衆の悪い所は威勢は良いのですが、魔王を前にすると・・・。覇王色の覇気に圧倒されてしまいます・・・

今年は軽いパワハラ!?

本能寺の変と言えば、光秀。光秀と言えば、信長から受けた数々のパワハラ・・・!




甲州征伐で打擲されたとか、母親を人質にして降伏を促したのに、信長が拒否して波多野氏に殺害された恨みとか、そもそも、信長を危険人物と認識していたとか、領地召上げ(近江坂本を取り上げ、毛利領を切り取り次第に)を恨んだとか・・・




様々な説があります。




ただ、今年の光秀は頂けませんね。




甲州征伐でも打擲されていませんでしたし、今回、「キンカン頭!」とケリを入れられていましたけど、はっきり言って昨年の真田丸と比べると、天使のような優しさ。



「其の方を頼りにしておるのじゃぞ?」



ツンのあとはしっかりデレもありました。家康が信長を殺そうとするならばともかく、光秀が殺そうするのは恩知らずな事でございますね!

饗応と茶器

結局、光秀は史実の通り中国攻めの準備に入ります。そして、饗応役はなんとまあ、信長自らという。




・・・最初は威勢が良かったものの、信長が実際に膳を運んでくると緊張のあまり何も言えない家康と愉快な仲間たち・・・



「中国攻めに我々も参加するため、三河に戻る・・・」

「儂は其の方らをもてなしたいのじゃ」



魔王はいま「デレモード」です。デレモードでも何も言う事が出来ません・・・。




その後、本能寺で家康に箔をつけるための茶器選びをしている場面もあります。



「九十九髪茄子が良いかのぅ・・・」



かの有名な茶器「九十九髪茄子」ですね。松永久秀が信長に降伏する際に献上したものです。




家康は直感的に信長が自分を謀殺しようなどとは考えていないと言いますが、信長自らの饗応と「九十九髪茄子」を家康に与えて駿河遠江三河三国の太守らいし箔をつけてやりたいという発言から、我々視聴者も信長に家康暗殺の気持ちはない事が明確になります。




今回の信長は本心が分かり難い設定(まあ、出番が少ない信長は魔王みたいになる場合が多いけど)なので、このまま、本心は明確に表現しないままでも、味わいあったかなとも思います。




さて、おんな城主直虎の感想第49話「本能寺が変」いよいよ最後の段でございます。

直虎感想49話「本能寺が変」

そして、いよいよ本能寺が変。光秀は愛宕神社で御神籤引きまくります。
凶、凶からの大吉。




まったく余談ですが・・・。




御神籤の運勢は、



大吉>吉>中吉>小吉>凶

ってご存知でしたか??

私は数年前まで大吉の次に良いのは中吉だと思っていました・・・!

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謀反

家康は信長による「家康暗殺」の企みは無かったと判断し、本能寺へと向かいます。一方、光秀は饗応中の暗殺を断念し、軍勢を持って信長暗殺を企図し兵を向けます。結局、今日への途上で光秀謀反が発覚します。




家康は既に直虎達と協力し、脱出ルートを確保済み。しかし!穴山梅雪は何も知らない・・・!




今回もまた「おんな城主直虎」の真骨頂ですね。




歴史は通説の通りに進んでいきます。




家康は三河への逃走途上で腹を切ろうとし、穴山梅雪は野武士に殺されてしまいます。去年の「真田丸」と同じ場面ですが、意味付け(登場人物たちの心情)が全く異なるというのは面白いですね。




昨今、足利義昭が光秀に向けたと思われる文書が発見されるなど、本能寺の変主犯について喧々諤々の議論がなされております。




因みに、文書の発見は目出度い事ではありますが足利義昭主犯説は元々語られてきた説の一つでもあります。大河ドラマ「秀吉」では明確に語っていましたね。



「信ナガヲー殺セ!そチを関パクにしてヤッテも良イゾ!」


私の中での足利義昭ナンバーワンは玉置義昭ですね。軍師官兵衛の吹越義昭も好きでしたけど。




最後に、二つ余談を。




本日登場の茶屋四郎次郎。所謂、家康の御用商人として知られていますが、家康の死に関係している人物でもあります。




「近藤武助」が家康暗殺を画策した際に攻めていた田中城。家康はここでの食事が元で体調を崩して亡くなったと伝わります。




もう一つ余談。




信長による家康暗殺計画はあったという説もあります。饗応役を外され、領地も召上げ(事実上)の上中国出兵命令は家康暗殺を断ったため逆鱗に触れたからとも。フロイスも噂話ベースではありますが、そういった言説があった事を知るしています。




その辺りは、こちらの記事でまとめてみました。



※関連記事:→田中城の因縁と数々の家康暗殺説を検証!


さて、以上おんな城主直虎の感想第49話「本能寺が変」でございます。

今宵は此処までに致します。

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