おんな城主直虎第の感想第36話「井伊家最後の日」でございます。政次が亡くなってから直虎の勢いも若干衰えたかと思いきや・・・。龍雲丸がやってくれました。そういう「甘い」部分を入れつつも、「死者を背負う」という重いテーマも描いております。また、我が子晴信が随分と下品にと・・・。大井夫人もお嘆き・・・。てんこ盛りのおんな城主直虎の感想第36話始めます。
直虎感想36話「解放」
この物語の主役「次郎」を見出しプロジェクト「おんな城主直虎」をスタートさせたのは南渓和尚。先々週からこの悩める南渓P(プロデューサー)はついにある結論に達します。
自分のため
井伊家をどうするか?直虎は自分が不甲斐なく井伊家を潰してしまった事に自責の念を持っています。一方で、政次の犠牲の元虎松は無事に生き延びており、雌伏の時を経て井伊家を再興する事も決して不可能ではありません。
「どうすれば良いか?」
「尼小僧様の好きにすればいいじゃねーか?」
頭は迷う事はない、やりたいようにすれば良いと言いますが・・・。
「次郎にはそれが一番難しい。」
そう。
次郎は常に己を棄て「井伊のため」に生きる事を選択してきました。自分のために、自分がしたい事・・・・?そんな事は次郎はした事がなかった。
「次郎は自らそれを選んできた。」
南渓Pは次郎が「井伊のため」に生きて来た道は自ら選んだと言いますが・・・。
「いや。選ばせてきたのか。」
幼い「おとわ」の才覚を見出し「次郎」とし、果ては「直虎」にまで変身させ、スタートしたプロジェクト「おんな城主直虎」は南渓和尚無くしては不可能。それは取りも直さず、南渓和尚が道を示したからこそ。
そろそろ落とし前を付けねばならない。きっとプロデューサーとして最後の仕事をしなければならないと感じたのではないでしょうか。
死者を背負う
次郎は迷います。そう、井伊家再興のため臥薪嘗胆をするのか、それとも潰してしまうのか・・・?
勿論、「潰した方が楽」という訳ではないのです。次郎には「自分のため」という選択肢はない・・・いや知らないのですから・・・・。
ただ、虎松は望めばしのが嫁いだ松下家を継ぐことが出来るという事になり、また、近藤康用も心を入れ替えて?井伊家に対して軟化すると同時に、井伊家の遺臣を迎え入れても良いと言います。
この状況であれば井伊家を潰した方がむしろ皆のためになるのでは?
時は戦国、場所は「東海道の火薬庫」遠江。
井伊家を再興を目指すのだであればまた苦しい日々が・・・。
「直親、政次、爺様、叔父上、父上、左馬助、玄蕃・・・」
そう、みな「井伊のため」「井伊家再興のため」命を落としました。
「我が此処で井伊家再興を諦めた彼らはなんのために死んだ・・・?」
そう。
この、
「死者の想い」
が直虎の決断を鈍らせます。
これと同じような事は後にも大きな悲劇を呼んでいます。
後に日本軍が大陸から撤退出来なかった理由に、
「今迄犠牲になった英霊に申し訳ないと思わないのか!?」
と、いう感情論も大きな影響がありました。
※若干話は逸れますが、戻って来られても戦争以外に仕事がない・・・と、いった事情等もありましたが・・・。
太平の世となってからも「人の命」まではいかなくても、今迄投下した資源や先輩元上司の想いが宿った、
「時代遅れで全く使えない事確定」
「あさってほ方向過ぎて市場に受けれ容れられない」
サービスやシステム、商品を後生大事に生産し続けたり、販売し続ける様子を見るに、人類は永遠に進歩はしないのだと痛感するのであります。経済学的には「埋没費用(サンクコスト)」と言うのでしょうが、私は「費用」とはお金や物的資源というよりも「想い・感情」の方が人間の決断を鈍らせると思います。
さて、この死者の想い、敢えて「埋没費用」と言わせて頂ければ最も「高価」な埋没費用です。
次郎ではそれを捨て去る事は出来ません。
「井伊家はここで終わらそう次郎。」
自分が育ててきた次郎。
何を考えているのかは最も理解しているのは南渓和尚。南渓和尚は次郎の脳裏によぎる井伊家のために死んでいった政次や直親をはじめとした、犠牲者たちには自分が詫びると言います。
「死者の想いは自分が背負う。」
本来そうなのです。
死んだ人間のために生きてはならない。今「生きている人間」のために生きる。亡くなった政次はじめ井伊家の面々誰も次郎を責めはしない!!こうして、プロジェクト「おんな城主直虎」は終幕を迎えました。私はこれで良かったと思います。
雪の字
「あんたについて行くって決めた!!」
直之の叫びは久しぶりにでございました。
おそらく、政次亡き今となってはこの「おんな城主直」のTO(トップヲタ)は中野直之でしょうね。・・・よくある事ではございますが、「強烈なアンチ」程、その力量を認めれば「熱烈なヲタ」になる。
正直、政次や直親(頭も)は「おとわ」を女として見ている部分が多分に感じられますが、この直之はそういう部分はおそらく0(ゼロ)だと思います。まあ、それはそれで、この美しい尼様に心動かされないのはどうかと言う説もありますが・・・!
ただ、だからこそ「純粋に城主としてに力量に惚れ込んだ」という部分では、南渓和尚が次郎に見た「光」に近いのかなとか思います。
だからこそ・・・。なのでしょうね。気持ちは分かります。
なので、私も代わりに申します。
もう限界なのです。
許してやって欲しい・・・。
さて、おんな城主直虎の感想第36話はまだまだ続きます。
直虎感想36話「恋愛解禁」
次郎は出家の身でございました。一応城主となっても出家の身。時々恋愛らしきこともしてはいましたが・・・!
君の名は
いや。ガチで驚きましたね。
正直龍雲丸は生き残っても雲のように何処かへ去っていくものと思っていました・・・。
しかし・・・。
「君の名は?」
「とわじゃ(ッポ)」
好きな女子がおるとな!いや、私としては嬉しい限りでしたが・・・。まあ、政次と直親はどうか分かりませんが・・・!?
また、次週の予告を見るに、どうやら還俗して龍雲丸と暮らしているではないですか!?この辺りは「架空のキャラ」という事で「遊び」の要素なのかもしれませんね。
そう言えば、16話から25話位まではほとんど遊んでいたとも言えるかも・・・?
こういった「遊び」のある脚本を、
- 甘い!
- スイーツ!
- 「月9」ならぬ「日8」かよ!?
と、いったツッコミがある事は重々承知していますが・・・。
まあ、固い事は言わずに・・・。
もう、次郎ちゃんは充分頑張ったと思うのです。あと、残り14話を全部ラブコメからのハートフルファミリーコメディーでも良いです!きっと政次も草場の影から幸せな「おとわ」を見たいはずです・・・!
最も気になるのは、次郎と龍雲丸が幸せになれるのか?
龍雲丸と幸せに・・・?
政次も直親も我々も次郎には幸せになって欲しいのです。架空のキャラでも良し。
ただ。
怖いんですよね。
おんな城主直虎は物語に高低差があり過ぎます。
ああ、やっぱり気になる。
甘い部分を見せておきながら地獄へ叩き落すのが好きなようなので・・・。
龍雲丸は確かに架空の人物(NHK公式談)なんですが間違いなくある人物がモデルになっていると思うんですよね。
その人物は後に・・・
いや!大丈夫!
今日「堺へ行こう!」って言っていましたよね?
なら、大丈夫!
堺と言えばね!大阪!大阪と言えば太閤様のお膝元!!
※関連記事:→龍雲丸のモデル!新田友作?いやあの伝説の大泥棒?
さて、おんな城主直虎の感想第36話も最後の段でございます。
直虎感想36話「晴信と氏康」
いや!久しぶりに大河ドラマにご登場の北条氏康殿!大河ドラマでは必須アイテム小田原城開城で何度も登場する氏政の父!氏政に「汁を何度もかけるな」と注意したとか・・・?
氏康殿
「天誅を加えたぞ!」
氏真夫妻を受け入れてくれた妻春の実家北条家。前述の通り北条氏政がやられ役ばかりであったり、まあ、良くても去年の真田丸のように「色物キャラ」で描かれる事が多いのですが、その氏政の父北条家三代目当主氏康は戦国最強ランクの大名です。超簡単に来歴を振り返ると・・・。
- 河越城の戦いで10倍の敵を破る
- 小田原城に上杉謙信を迎え守り切る
- 小田原城に武田信玄を迎えて守り切る
日本三大夜戦でもありますね。
この時上杉勢は10万超、北条は1~2万
追撃に出た三増峠の戦いでは氏照が破れていますが。
戦となれは軍神と言われた信玄・謙信の二大英雄に引けを取らず、内政においてはおそらく日本最高。甲斐よりも駿河よりも住むなら相模!!
そして、晴信や義元、信長とは異なり、都を目指さずひたすら関東発展貢献する素晴らしい武将でございます。
しかし、登場シーンは2回で2階目では亡くなってしまいました・・・。
出番が短いのでここで簡単に紹介しておきました・・・。
信玄サンバ
「北条の爺が死におった♪死におった♪」
晴信、下品にも程がございます・・・。
しかし、扇を襟に差している姿など・・・・。我が夫信虎殿を思い出さずにはおられないと大井夫人は申しておりました。
しかし!
我が武田はけっして「お笑い要員」ではございませぬ!
次週はいよいよ我が武田の軍勢がその力を示すようでございます。次郎あらためおとわ殿には申し訳ありませんが・・・。
我が武田家の元で龍雲丸と幸せな家庭を築いてほしいと思います・・・!
以上、おんな城主直虎の感想第36話「井伊家最後の日」でございます。
今宵は此処までに致します。