大河ドラマ武田信玄第28話の感想「川中島血戦(二)」日本有数の激戦の名に恥じない迫力ある映像ですね。そして信繁!!武田信玄第28話感想はじめます。もう、あれ程の騎馬合戦シーンは馬の観点から難しいそうな。

武田信玄感想28話「八幡原」

武田上杉の決戦がついに始まりました。武田上杉の最強伝説はここから始まったともい言えるかもしれません。それ程凄惨な戦いだったのです。

→大河ドラマ武田信玄のあらすじ第28話「川中島血戦(二)」

霧と地形

ドラマでは政虎が「啄木鳥作戦」に気付き山を降り、一方で、晴信もまた勘助と平三の命を張った伝令で上杉勢の千曲川渡河を知ります。元々、「啄木鳥作戦」が読まれる可能性も視野に入れてはいたのでドラマでは不自然ではないですね。ただ、実際は少々違った形で開戦したと言われます。それが、桁外れ戦死者・死傷者が出た理由の一つとも言われます。




史実でも上杉勢は武田の動きを察知して山を降りますが、必ずしも武田の本陣が八幡原の何処にあるのかまでは把握していなかったと言われます。また、霧の発生までは計算されていません。




武田方も「啄木鳥作戦」読まれている事には(可能性は検討しても)ギリギリまで気付いていなかったと言われます。




両軍は深い霧の中かなり近い位置まで接近し、お互いにある意味では「不意」を突かれた形で開戦します。つまり、敵味方が最初から乱戦に近い形で犠牲者を積上げていきます。




一般的な戦国時代の戦では総兵力の1割程度が損傷した時点で軍の維持が難しくなります。そもそも、当時の軍勢は農民兵であれお金で雇われた足軽であれ自分の命が大事。また、農民兵はご近所が集まって出陣しているため、仲間が負傷すれば助け合い戦線を離脱してしまいます。




例えば、平三と平五の関係を見ると分かり易いと思います。きっと同じ戦場にいればどちらかが負傷すれば、必ず助けに行くことが想像出来ると思います。




ただ、今回は霧の中不意の開戦であったためお互いにそのような余裕もなく、犠牲者を積上げながら戦い続ける形となってしまいます。




あと、八幡原の地形の影響もありますね。



※ざっくり陣立て(クリックで拡大)



犀川と千曲川に囲まれ逃げ難い。お互いに「背水の陣」であったと言えるかもしれません。

犠牲者

諸説あるのは致し方ないのですが通説に近い所で、



  • 武田勢戦死者:4630名
  • 上杉勢戦死者:3470名


と、言われています。
戦死者と同じ数の負傷者がいると考えるとお互いに約半数の死傷者が出ている事になります。勿論、動員された兵数などはやや多めに語られる事が多いのですが、当時としても異常なまでの激戦であった事は間違いないようですね。




因みに、天下分け目関ヶ原の戦いの戦死者は、東西両軍5%~10%程度と言われております。

ムカデ隊!

今回最も大活躍したのは「ムカデ隊」かもしれません。気になった方も多いのではないでしょうか?



「ムカデ隊!攻めてはならぬ!守りを固めよと伝えよ!」



晴信の眼となり耳となり、そして「口」にもなるムカデ隊。こうした、伝令部隊を組織的に編成したのは晴信の代になってからと言われます。ただ、「ムカデ」というのは当時の武将の間ではけっこう人気があっそうです。



「ムカデ=前進しか出来ない=退かない!」



なので、あそこにいた武将たちはエリート騎兵ですね。

武田信玄感想28話「武田典厩信繁様討死!」

ついにこの日が来てしまいました。武田典厩信繁見事に八幡原に散りました。

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晴信と信繁

初めて武田信玄を見ていた時は幼かったので、特に衝撃でした。なんとなく、「死なない人」だと思っていたのだと思います。




人の恨み心に鈍感な晴信に、



「あの事、ほんの少しでもお忘れになるなら」

「兄上は人の道を全う出来なくなります」

「甲斐は滅びます」



と、直言し、
義信への配慮を求めるなど兎角荒れがちな親子関係の調整役でもありました。



「武田典厩信繁様討死!!」



その信繁討死の伝令を聞いている晴信の表情が全てを物語っていたと思います・・・。

武田信玄感想28話「一騎討ち」

最後に二つの一騎討ちについて。晴信と政虎の一騎討ちにはやはり画になりますね。しかし、ここで触れるのは「おじいちゃん」の一騎討ち!

村上義清(60歳)原虎胤(64歳)

共に還暦を迎えております。




しかし、実際にこの「川中島の血戦」に参加しているんですよね。
特に、村上義清のうれしそうな顔が印象的でした。




ただ、原美濃守はその後、信繁の死に直面しているんですよね。



「典厩殿!」



その時の表情は貴方は死んではならない人だというのと、何故、自分はまだ死ねないという憤怒を感じました。




原虎胤はあと少し、確か義信事件の前後で亡くなると思うのですが・・・。二代に渡り、重臣として親子対立を見るのは辛かったであろうと思います。




以上、大河ドラマ武田信玄の感想第28話「川中島血戦(二)」でございます。

今宵は此処までに致します。