大河ドラマおんな城主直虎第の感想第33話「嫌われ政次の一生」でございます。ついに。最終回を迎えてしまいましたね。小野政次という男の人生が詰まった神最終回でしたね。最期の息の合ったプレイは政次と直虎にしか出来ない、大河史上稀に見る「愛の形」に涙涙の展開でありました。それではおんな城主直虎の感想第33話始めます。

直虎感想33話「政次となつ」

「次郎、お前が一番政次の事を分かっているだろう?」



和尚の言う通りですね。
でも、もう一人、同じ位政次の事を理解していて、直虎以上に政次を愛おしく想っているお方がいます。
なつさん。

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なんとかします

近藤の罠にかかり命からがら「川名の隠し里」へ脱出する政次。この瞬間はいったい何が起こったのかを流石に把握はしていなかったと思います。そして、なつと亥之助を伴い川名の隠し里へ到着すると、筋書が狂っている事を祐椿尼に報告します。



「なんとかします。」

「なんとかならなかったら・・・」

「必ずなんとかします。」



毅然とした表情で祐椿尼に報告する政次。この時一瞬なつも画面で抜かれたのですが・・・。



「義兄上は死ぬおつもり。」



ほんの一瞬でしたが、この時政次の覚悟を知ったと思います。

膝枕

直虎は結果的には、



「井伊のために、政次の命をどう使うか?」



という事に想いが至ります。そして政次も驚く行動に出ますが・・・。ただ、そこへ達するには南渓和尚や龍雲丸の話を聞いて辿り着きます。




一方でなつは政次の考えを「論理」ではなく直感で感じます。そして、その決断や考えをあからさま応援したり、あるいは止めたりといった事はせず「優しく包み込む」ように接します。




なつも当然政次を「止めたかった」というか「生きて欲しかった」はずです。しかも先週は産まれてはじめて「自分自身の未来」について語った。しかし、それを伝える事で政次のやろうとしている事に後ろ髪を引かせるくらいなら、
気持ちよく送り出してあげようとする。




別に、直虎となつを比べている訳ではないのです。




なつは政次にとっては「鞘」のような存在であったのかなと思います。
政次の「思考を最も理解」しているのが直虎なら、
政次の「想いを最も理解」しているのがなつだったのではないでしょうか。




政次は直虎を見ている時よりも、なつを見ている時の方が柔らかい表情をしていたと思います。




なつは政次を止める事はしませんでしたが・・・。
唯一。



「今は駄目です。」



膝枕をしている時に「碁」を渡しそれを見て直虎を思い出すであろう、政次にただ唯一、自分の主張を告げる。
でも、政次は嬉しかったと思います。




自分をそこまで大切に想ってくれるなつという存在が。
結果的に政次は「嫁」はもらっていませんでしたが、ある意味では心を休める「家庭」があった事は私幸な事であったと思います。




おんな城主直虎感想33話はまだまだ続きます。

直虎感想33話「政次と直虎」

「次郎、お前が一番分かっておろう?」



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直虎は最初は分かりませんでした。何がなんでも政次を助けようとしますが・・・。

命の使い道

「井伊っていうのはアンタの事なんだ!!!」

「あん人はやりたくてやっている!!」



政次は牢屋で近藤を斬りつけた事、そして、本当は井伊家を乗っ取ろうとしていたと言いますが、直虎はそれが政次の本心ではない事はもはや火を見るよりも明らか。



「自分を助けるための演技。」



まず、直虎はそう考えたに違いありません。しかし、政次を救出に向かった龍雲丸から、



「本懐ゆえ戻らない。」



と、聞き、さらに



「井伊とはあんたの事だ!」



と言われた時にようやく覚悟が決まったのだと思います。直虎は決断するまでまいつも迷い、悩み、うじうじしますが、覚悟を決めればもう迷わない。直虎と政次はいつも「囲碁」をしながら、時にはお互いを目の前にせず語っていました。




直虎は気が付きます。



「井伊谷のジーザスクライシスになろうとしている。」



磔獄門に処断される政次を目の前にした時。



「井伊を守るために我(直虎)を利用しろ。」

「我も政次を利用する。」



ならば。
今まさに死地へと向かう政次の命をどう使うべきか?軍師官兵衛の思想とは異なるかもしれませんが、
これもある意味では、



「命の使い道」



今回どうせ恨みを一身に背負ってもらうには、政次は裏切者として「派手に」死んでもらうのが一番。



「よくも我を欺いたな!!!」

「女に頼る井伊に未来等ない!地獄で見ていてやるわ!」



政次を刺し殺す直虎。




あの時の政次の目は、



「それでこそ自分が憧れたおとわ!」



と、語っていたように感じてなりませんでした。
直虎はいつも政次の想像を超える行動で井伊家を守ってきました。




今回の直虎の行動は政次には最高の手向けとなったと思います。




おんな城主直虎感想33話も最後の段でございます。

直虎感想32話「弱き事は罪か?」

「お前は儂を騙したことなど忘れているだろう?」



もみあげ近藤康用は政次と家康が通じていると知った時に気が付いたはずです。そして、最期その恨み心を告げます。

小豆狸と近藤康用

「儂を騙した事」



とは、盗伐の件や龍雲丸を匿いさらにはその一味を雇った上に逃がした事でしょう。しかし、流石の政次も近藤の事は忘れていた・・・。いや、政次は「近藤を騙した事」など忘れるはおろか、最初から記憶になかったと思います。
政次もまた人の子。神ではない。




まさかもみあげに足元を救われようとは思っていなかったと思います。勿論、家康は近藤らの様子から「井伊谷三人衆」が、あるいはその中の誰かが謀った事と直感します。
しかし。



「武田が迫っている。」



結局、ほぼ戦の役に立たない、(もし、今川攻めに参加しても戦力にならない)井伊に義理立てするよりも、政次の命1つで近藤ら井伊谷三人衆が戦力となるなら、選択の余地はない。




近藤が家康はもし事実に気がついても自分を処罰しないとそこまで考えていたか否かはわかりませんが、時は戦国、やはり弱き事は罪なのでしょうね。




井伊家の罪である「弱さ」を背負い磔となる政次は正に井伊谷のジーザスクライシスです・・・。

龍雲丸は理解する。

「頭に何が分かるのじゃ!!!」



「虎松の首」のラストで直虎は龍雲丸にそう言います。確かに龍雲丸は政次の事を知らなかった。



※関連記事:→直虎感想31話「何を頭は知らない?」


しかし、今回尼小僧を慕う者同士通じ合うものがあったのでしょうね。



「あん人にとって井伊ってのアンタの事なんだ!!!」



龍雲丸は確かに政次の、鶴の事を知りません。




ただ、直虎もまた政次の想いを実はしっかりとは理解していないんですね。それを龍雲丸から伝えられる。




直親と政次が守ってきたおとわを、最期、第三の男に託す回でもあったのかなと感じました。



「~南渓和尚もいる、そしてお主もいる。」



それともう一つ。



「私たち」


もおります。




政次亡き後は我々が殿を盛り上げていかねばなりませんね!政次に安心して囲碁しながら残り17話を見て貰えるように。そう、ここから「おんな城主直虎」が新たに始まるつもりで。




さて、次週は龍雲丸が次週は危機に陥るようですね。




もうこれ以上直虎ちゃんを悲しませたくはありませぬ・・・。




以上、おんな城主直虎感想33話「嫌われ政次の一生」でございます。




今宵は此処までに致します。

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