おんな城主直虎第の感想第21話「ぬしの名は」でございます。先週は「第三の女」そして、今週は第四の女・・・ではありませんでした。今週は直虎様が誘拐に・・・。政次が必死に冷静を装っているのがとても愛らしいかった。しかし、井伊谷は今日も平和。それでは、おんな城主直虎の感想第21話始めまする。

おんな城主直虎感想21話「誘拐」

多分、いやきっと現実を忘れたかったのでしょう。最愛の人を待って、尼になってまで操を立てていたのに・・・。

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→笛吹きクソ野郎の弁明

気賀

今回から「気賀編」といった形になるのでしょうか?いや、豪勢な町にでした。そして、新たな登場人物に中村屋与太夫が登場。演じているには本田博太郎さん。




どうやら「やり手」商人のようですが、こないだまで放送されていた朝ドラべっぴんさんでは、主人公の叔父を演じていましたが・・・。その時は商才はからっきしな設定でした。雰囲気は同じなんですけどね・・・!




本田博太郎さんは好きな俳優さんなんで、この後、しばらく「気賀編」は出ずっぱりみたいなので楽しみです。・・・やはり私は「濃い目」のオジサンが好きなようでございます・・・。

政次の目が虚ろ・・・

六左衛門から「殿、誘拐」の報に接した時の役員会議の雰囲気が良かったですね。六左衛門殿は度重なるパワハラと不手際で胃に穴があくのではと心配です。




政次はただ、オロオロする六左衛門と、本当は結構賢いのだが、「井伊家のメンツ」「武士の面目」が出てくると思考が停止する直之に、



「身代金を支払うと返して受取に来た処を捕らえる。」



と、現代にも通じる身代金目的の誘拐虎の巻を教えます。直之はその冷静な様子に怒っていましたが・・・。多分、この井伊家中で一番動揺していたのは政次なのは間違いないと思います。直之も六左衛門も、勿論政次も、



「殿に何かあったら・・・」



と、「殿としての」直虎を心配していますが、政次はさらに、



「愛しのおとわに何かあったら・・・」



と、愛しい「女」としての心配もありますからね。間違いになく、しかも最近は直虎が度々出してくる「女」の部分を見て、若干、嬉しさとニヤニヤが溢れ気味ですからな・・・!



※関連記事:→直虎感想18話「あるいは裏切りと言う名の鶴」

井伊家は目付と坊主で持っている!?

「南渓殿にも知らせておいた方がいな・・・」




私、先ほども申し上げました通り、直之はけっこう「賢い」と思うのですよね。ただ、古風な御性格と「井伊家メンツ」「武士の面目」というワードが出てくると思考が停止気味に・・・。




ここで、井伊家が誇る「特捜班」龍潭寺機関にも相談。



「金を奪うと見せかけ馬を奪う。」



と、いう可能性を考慮した傑山によって、龍雲丸の作戦は失敗に終わります。そして、直虎無事の報告を受けた政次の安堵の表情・・・!




ただ、なんか、来週の予告で「嫌」なものを見せられましたが・・・。政次のお心は大丈夫か不安にございます・・・。龍雲丸、意外といい男だからな・・・。

おんな城主直虎感想21話「武家は泥棒」

さて、今回はよくあるお話しではございますが、「武家は泥棒」というテーマでございました。

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封建的特権

「武家は泥棒!」



直虎は領民から年貢を取り立てるのは「井伊の土地」を貸しているからだと言っていましたが、まあ、シンプルに考えて、



「いつから、なんで井伊の土地なんだ?」



と、現代人なんかは思いますね。龍雲丸はそれを、



「先祖に喧嘩が強いか調子がいい奴がいた!」



と、喝破しています。
まあ、はっきり言えば実際その通りなんですけど・・・!これを別命「封建的特権」と言います。これが一応なくなるのはフランス革命、そしてジャコバン独裁まで待たないといけません・・・。




この言葉を聞いた時の直虎の反応が、進歩的苦学生的文化人にやり込められた、人の良いボンボン大学生みたいで微笑ましかったです。農民が働いて、領主に年貢を納めるのは「当たり前」過ぎて意識していなかった。




まあ、因みにこういう事を言われた時の御領主様の正しい反応は、



「うるさい黙れ!下郎が!誰のおかげでおまんま食えていると思ってんだ!」



だと思うんですけどね。
基本的に「支配する側」はその権力の源泉に疑問を持ってはいけませんからね。
しかし、流石直虎様は理想を語ります!

直虎の思想はやがて革命へ

「奪い合わずとも生きられる世を創る!」



時は戦国なので、革命まではあと300年位またないといけませんが、この発想が「革命」の第一歩なんだなと思うと面白いと思いました。初期の革命家(19世紀前半)はけっこう人が良くて優しい感じの革命家が多いんです。



まあ、でもだいたいうまくいかない場合が多くて・・・。いや、結果的に全部失敗に終わるんですが、



「虐げられている農奴や小作人の事を考えているのに分かってくれない!」



と、ついに怒り出して「守るべき虐げられた人に対して」テロリズムに走る・・・。




そう考えると日本には本格的な意味での革命家はいませんが、



「裏切られても、裏切られても、信じて与え続ける。」



と、言っていた軍師官兵衛様はやはり流石だなと思う次第でございます。

おんな城主直虎感想21「第三の男」

お寺に尼さんが男を呼び出す・・・。淫靡な期待を抱いてしまうのは、龍雲丸だけではございますまいに。しかし・・・。武田と今川が手切れ寸前で、戦国最強の武田信玄が攻めてくるかもしれないのに・・・。めっちゃ平和なエピドートにございます。

寺と尼と男

お寺では龍雲丸の期待していたような事は起きませなんだ。



「本当に1人で良いのか?」



私思うにですねですね・・・。
南渓様は「別の意味」でも心配していたと思いまする・・・。
はい。




そして、次週の予告!!
予告!!!




政次の心中を考えると胸が痛みまする・・・。



てか、そんな事をなさっている場合でしょうか・・・?



以上、大河ドラマおんな城主直虎の感想第21話「ぬしの名は」でございます。



宵はまとまりのない文章となってしまいましたが・・・。



今宵は此処までに致します。



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