調所広郷とその改革について。500万両と言われる借金を抱えて財政破綻状態にあった薩摩。その薩摩を「立て直し」明治維新の礎を創ったとも言われる調所広郷です。彼には何故改革が可能だったのか?そのヒントは「重豪の蘭癖」にある。「蘭癖の重豪」に見いだされ「蘭癖の斉彬」に追い詰められる。「蘭癖により活き、蘭癖により死ぬ」その運命の皮肉。