武田信玄(大河ドラマ)の感想第49話「幻の都」

武田信玄(大河ドラマ)の感想第49話「幻の都」。此処に来て、再び「父と子」。信虎様と晴信の30年振りの再会・・・!信虎様は齢八十を超えております。そして信玄は五十三歳・・・。人生は難しい!!武田信玄感想49話!

武田信玄感想49話「上洛が撤退か?」

三宿がもはや信玄は「動かす事」さえ危険な状況であるとの報告を受けての武田家臣団の議論。

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「上洛か?撤退か?」

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ここでの微妙な空気感がなんとも言えないです。勝頼や阿部勝宝は上洛を望み、山県は撤退を望む。馬場や高坂たち中間派。

→武田信玄(大河ドラマ)のあらすじ第49「幻の都」

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勝頼の辛さ

信玄が倒れてからの、

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「上洛か撤退か?」

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の議論。

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信廉と勝頼も含む武田家臣団のスタンスの違いが如実に表れていたように感じます。

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勝頼と阿部勝宝はこのまま進軍したいんですよね。破竹の勢いで進撃する今こそ千載一遇の好機なワケですから。信玄はもし小康を保ったとしてもこの先は流石にそれほど長い訳ではない。

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いずれにしろ家督を継承する勝頼、そしてその最側近の阿部としては上洛の実績は欲しいという事もあると思います。

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一方で、山県を除く重臣達はその先を懸念。

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敵の目を欺きよしんば上洛に成功しても、

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「名前が売れていない」

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勝頼ではそこから先の展望が描けない。まあ、実際は信玄にもそこまで上洛後の展望があったとは思えませんけど。

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余談ですけど、これが勝頼のツライ処でもあるのかな。

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義信は足利義昭の兄で第十三第将軍義輝から偏倚を受けるなど将軍家との関係もあり何より母は清華家出身の三条の方ですからね。

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しかし、それでも信玄自身の希望が、

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「上洛」

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で、あるのであれば話が変わって来ます。信玄の「小康」を待って再び上洛をしようとしますが、一貫して帰国を主張していたのが山県政景。

忠義のカタチ

「お館様病では戦の事など考えられない」

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山県は当初、

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「重臣達が一致団結して野田城を落した事」

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で、信玄不在でも何事か為せる事を見せる事が出来た。これで信玄も満足なはずと主張しますが、信玄の意思を確認するとはあくまで上洛でした。

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これには山県を除く重臣達は信玄の意思を尊重するべきか迷いますが山県はそれでも、

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「お館様のお身体大事」

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とその主張は一貫している。

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「例えお館様の御意思に反しても最期は甲斐の山々で迎えて欲しい」

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山県は信玄が倒れた時から信玄の最期を見据えていたように感じます。

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信玄の意思をあくまて貫徹するのも忠義。

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信玄の意思に例え反しても、信玄が後悔しない最期を迎えてもらうのもまた忠義。

武田信玄感想49話「信長と家康」

信長の慌てぶりと家康の諦観が心地良い・・・。そして、流石の信長と言えども予言者ではないですからね。武田勢の動きの異変に気付きながらも当初は動きが鈍い。

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疑心暗鬼

信長は鋭い男です。その信長でもやはり「山の神」を相手にすればその勘も鈍る。

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「何故、兵を退くのじゃ・・・?」

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連戦連勝の武田勢が兵を退いた事に戸惑う姿がらしくない。とは言ってもその様子がね。

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「信長ビビッやんのwwメシウマwwww」

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なんですけどね!

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・・・メシウマ・・・。

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ああ。

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メシウマも此処まで。

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ついに信長は晴信の病に気付いてしまふ・・・。

虎と蚊

「徳川家康に再度武田勢の背後を突かせよ」

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腐っても信長。

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徳川家康に背後を狙うように命じると同時に、御上にも手を回して和睦の斡旋を依頼するなど「打てる打ち手」はしっかり打つ。あと、万が一の時は義昭だけは討取るようにと厳命処も流石。

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しかし。

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三方ヶ原で散々な目に合った家康。

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「二俣城にも野田城にも武田勢はおる・・・」

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家康の浜松城の北方の二俣城や野田城にも武田勢がいいるので武田に「背後」などはないも同然。信長もそんな事は分かっているんですけどね。

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「死ぬ気で武田を止めやがれ!」

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って言うのがホンネ。

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一方家康のホンネ。

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「大虎の尻を蚊が刺すようなもの」

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つまり、

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「んな事出来るワケねーだろw」

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という事ですね。

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しかし、大虎に怯えるのも此処まで。

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もう気付かれてしまふんですよね。

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もっとも、信玄が亡くなっても戦国最強の武田勢が消えた訳ではない。

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今暫くは、織田徳川は武田の影におびえる生活が続きます。

武田信玄感想49話「父と子」

三十年振りの親子再会。・・・信虎様は長生き・・・。死に至る病を得てからの再会に何を想うのか?

何故今なのか?

この大河ドラマ武田信玄では度々触れていますが信玄と信虎はその「性質」は似ている。
(女好きな処とか女好きな処とか女好きな処とか・・・!)

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そして、ただ「似ている」だけではなくてお互いをよく理解している。

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「晴信めは新しい天下人に腰を低くして甘い汁を吸う事など出来ぬ!」

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分かっているんですよね。

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そして信玄は信虎を追放をはしたもののけっして粗略には扱わなかったし、信虎も(追放当初はともかく)信玄の活躍に祝の書状を送るなど信玄に敬意を表しています。

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勿論、二人の間の「蟠り」が消えた訳ではないんですけど。

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信玄は信濃征服、川中島血戦での「勝利」、駿河遠江の平定などを経て自信を深めていました。勿論、その偉業は信虎では難しかったと思いますがそれでも信玄は、

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「父を超えた!どうだ!」

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と、いう感じではなく、

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「父に認められたい」

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という想いの方が強かったように感じます。

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「父上が礎を築いた甲斐は偉大な国になりました」

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こんな誇らしい感覚だったかと感じます。

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しかし。

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時の流れは惨酷です。

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信玄は病に倒れ、30年振りに再会した父に叱責を受ける始末です。

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「そちは儂を超えられぬ!小心の為せる業じゃ!」

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信虎には信玄は30年前と同じ相変わらずの「小心者」に見えたと事だと思いますが信玄は最期の力を振り絞り立ち上がります。

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一方で信虎もやはり寄る年波には勝てない。

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咳き込みうずくまる信虎の見上げた信玄を見た時に、

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「戦国最強」

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の武田信玄の姿を見て怯えたように見えましたね。一方で、信玄は信虎の小ささを初めて認識したかのように思います。そしてその「小さな父」の最期の望を叶える事が出来ない「親不孝」な自分への怒りも。

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以上、大河ドラマ武田信玄の感想第49話「幻の都」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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