青天を衝けのあらすじと感想第7話「青天の栄一」

青天を衝けのあらすじと感想第7話「青天の栄一」。うじうじとしていた栄一が目覚めたお話。山の頂から青天を眺めて目覚める演出は良かった。自然、景色が人間に与える影響は大きいと思うのです。そして、江戸では一橋派のあからさまな動きに家定が・・・!?青天を衝けのあらすじと感想第7話!

青天を衝けのあらすじ第7話「青天の栄一」

血洗島村
尾高道場

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この日、尾高の家では江戸へ留学する長七郎の送別会が開かれていた。

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宴もたけなわ、惇忠が長七郎へ送別の漢詩をしたためたと発言すると、長七郎だけではなく、一同皆大いに喜ぶ。

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「兄ぃの漢詩を聞けるんか!」

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その様子を遥か天空から眺める御仁が。

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「私の若い頃は彼らのように楽しい宴は考えられなかった(笑)」

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今週もご登場の神君家康公。

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生まれてすぐに織田の人質、そして今川の人質。

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関連記事:→麒麟がくるの感想第10話「ひとりぼっちの若君」
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三河で自立後もずっと戦いばかりの人生。

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そして、その家康公が開いた太平の世。

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「私が創り上げた太平の世では文化が一気に発展した」

「特に、ブームになったのが漢語によるポエム。漢詩です」

「今理解出来る方は少ないと思いますが・・・」

「江戸人の心情を知る上で欠かせないと思います」

「今回は特別現代の言葉でお送ります。ではどうぞ」

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惇忠の見事な惜別の詩に長七郎は勿論、一同皆聞き入るのであった。

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皆が寝静まった頃。

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栄一はまだ起きている惇忠に語りかける。気になっていたことがあったのだ。

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「本当は兄ぃが江戸へ行きたかったんでは?」

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惇忠は笑う。

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「そりゃ、行けるものなら行きたいが・・・」

「誰かが家を守らねばらなねぇ(笑)」

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そして、長七郎なら必ず江戸で大きな男になってくれると話す。

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栄一はそう語る惇忠を眩しく頼もしく感じる。

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二人のやり取りを横になりながら聞いていた長七郎は兄の思いを知り江戸留学への決意を新たにする。

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青天を衝けのあらすじ第7話上巻「新政権」

血洗島村
尾高の家

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長七郎が江戸へと旅立ってすぐ。

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喜作が惇忠に話あると言い出す。

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居合わせていた栄一は「お千代の件」だとピンとくる。

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惇忠もまた、長七郎から話は聞いていた様子である。

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喜作がここに来て急いでいるのには理由があった。

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喜八自身の縁談が進んでいるのである。先年、村の祭りのいざこざを喜八が見事に解決していたのだが、それを見たとある女子がすっかり喜八に惚れ込んでしまったのだ。

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その女子の家柄も申し分なく、喜八の家では乗り気なのだという。

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そこで!早めに千代との縁談を進めるべく長七郎に話をしたのだと言うのだ。

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惇忠はうんうんと頷き聞いている。

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「なるほどのぅ・・・それでは母上にも伝えてみるか」

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そこに栄一が割って入る。

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「喜作!お前は良い男だに」

「心根も優しい!」

「幼い頃から過ごしている俺が一番よく分かっている」

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栄一は幼い頃、病に倒れた自分を親身に看病してくれた話などを惇忠にも披露する。喜作は思いがけない援護射撃を得て嬉しそうだが・・・。

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「しかし、夫となるとどうだんべな?」

「・・・!?」

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風向きが変わる。

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栄一は喜作の欠点を次々と披露するのだ。

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  • 曰く、目立つのが好き
  • 曰く、コツコツ働くのは苦手
  • 曰く、ウカツな処がある

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「お前と一緒になったらお千代は苦労するべな?」

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これには喜作も大いに怒る。

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「減らず口を叩きおって!」

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喜作は栄一に馬乗りになりその口を塞ごうとするが栄一も負けていない。

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「お千代はダメだに!」

「お前はなんとかというその威勢のいい女子にしとけ」

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「なんだと!?俺はお前の姉さんのような威勢の良い女子は嫌じゃ!」

「お千代がいいんじゃ!」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]なか姉、流れ弾www[/char]

折り悪く。

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丁度、なか姉が仕事を終えてやってきた。

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「いつまでたっても子供なんだいね!」

「嫁取の話なんざ十年早い!顔洗ってきな!」

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二人はなか姉にツマミ出されてしまう。

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水戸藩邸

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幕府では「政権交代」が起こっていた。

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これまで諸外国との応対から朝廷対策、さらには斉昭の「お相手」まで一手に引き受けていた老中阿部正弘が急死したのだ。

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阿部正弘と同じ開国派であり老中在任期間も長い堀田正睦が事実上の後任として幕閣をまとめるようになっていた。

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堀田正睦は就任早々から「ハリスの将軍謁見問題」など難題を差配しなければならない。

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この日、幕府の使者として川路聖謨が水戸藩邸を訪れていた。

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「ハリスの首を刎ねるべし」

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斉昭はハリスの将軍への謁見など断じて認めるべきではなく、さらに堀田正睦は腹を切れという風で取り付く島もない。また、斉昭が独自に幕府の方針を批判する意見書を懇意としている鷹司家に送っている事に関しても止めるつもりはなさそうである。

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「そこまで言われてしまっては・・・」

「なんとかおとりなしを・・・」

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聖謨は同席していた斉昭の息子で水戸藩主の慶篤に助けを求めるが、慶篤では斉昭を止める事は出来ない。

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斉昭はもはや何も言う事はないとばかりに席を立ってしまう。

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「御老公!」

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後を追いかけたのは同席していた斉昭に残った唯一の腹心武田耕雲斎である。

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斉昭は立ち止まる。

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「あやつらに酒でも振る舞ってやってくれ」

「御老公?」

「儂とて分かっておるのだ」

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斉昭は既に自身の出番は終わったのだと疲れた表情で語る。

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数日後。

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慶喜が水戸藩邸に斉昭を訪ねてくる。

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斉昭が度々、京の鷹司家に書状を送っていることに苦言を呈しに来たのだ。

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「京では御父上の書状を伝聞したものが攘夷攘夷と過激化しております」

「これで天子様おも惑わせ奉るようなことになればそれは忠義と言えるのでしょうか?」

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「・・・分かった、もう手紙は書かん」

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「では、老中堀田正睦にその旨一筆したためご送付頂いてよろしいですな?」

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「何!?」

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斉昭は事実上の「詫び状」の送付に一瞬色をなすが、そっと様子を窺っていた妻の吉子も慶喜の言葉は筋が通っていると助け舟を出す。

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結局、斉昭は堀田正睦へ詫び状を差し出すことを了承した。

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一橋邸

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父、斉昭を諫めた慶喜は一橋邸へ戻ると一人としんしんと庭に降り積もる雪をぼんやり眺めていた。

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「一つ、お尋ねしてもよろしいでしょうか?」

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美賀君である。

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「貴方様は将軍におなりになるのですか?」

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「何故そのような事を尋ねる?」

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「もし、そうであるなら覚悟を持っておきたいと」

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「儂はそのような器ではない」

「私の器量ではお家を滅ぼしてしまう」

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「建前・・・でございましょう?」

「しかし、分かりました(笑)」

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美賀君は慶喜の言葉から何かを感じ取ったようである。

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青天を衝けのあらすじ第7話中巻「すれ違い」

血洗島村

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喜八からの熱烈な想いは千代の耳にも届いているが、ここ暫く少し元気が無いようにも見える。

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この日、千代は血洗島村の諏訪神社を一人訪れて何かを祈っている。

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帰り際、石段を眺めていると、幼かったころ急な労役で祭りが中止となってしまった時に、栄一が音頭を取って小さな「獅子舞い」を披露した場面が鮮やかに蘇る。

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そして。

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それを見つめるのは幼かった時の自分である。

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その幼い千代はとても淋しそうに見えた。

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千代が仕事場の小屋へ戻ると栄一が弟の平九郎と話し込んでいた。

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二人はお互いに気付くと少し気まずそうな雰囲気を醸し出す。

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平九郎は「何か」を察しそっとその場から立ち去る。

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栄一は喜八との縁談をどう思っているのか千代に尋ねる。

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「ウチはお金が無いから・・・」

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千代は自分は何処か遠くの商家に嫁ぐことになるのではと考えていた。それが、喜八との縁談となればこの血洗島村で生活することも出来る。喜八の家もまた豪農でもあり両親も乗り気であると話す。

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「栄一さんたちともこうして会う事も出来る」

「そっか・・・」

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二人は何か言いたげだが、お互い無言の時が流れ・・・栄一は仕事があると小屋を後にするのであった。

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江戸城

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江戸城では松平慶永が建白書を老中堀田正睦に提出する。

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「将軍継嗣を一橋慶喜様に」

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腹心の橋本左内や平岡円四郎に作らせたもので、如何に一橋慶喜が優れた人物であるかが紹介されている。

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堀田正睦は一応受け取るが、未だハリスと将軍の謁見問題も片付いておらずその表情には疲れが色濃い。

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同じころ、大奥では家定が不機嫌そうに乳母の歌橋、そして妻のお篤に愚痴をこぼしていた。

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「何故、こうも早く世継ぎを決めねばならぬ?」

「儂もまだ若く、お篤は輿入れしたばかりじゃというに・・・」

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「ほんにそうですなぁ」

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篤は家定の言葉に相槌をうつ。

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家定の不満はいちいち気に障ることをいう松平慶永である。また、その慶永が推しているのが「一橋慶喜」というのも気に入らない。家定は水戸の斉昭のような人物を好まないのだ。

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乳母の歌橋はさらに、慶永の悪い噂を耳に入れる。

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「ハリスにも上様ではなく、一橋様を会わせるとか」

「な、何!?」

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家定は一瞬色を為すが・・・。

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「なんと、上様それはよろしかったですなぁ」

「???」

「上様の代わりに一橋様がハリスとやらに会ってくれるなら」

「ん??そうか、それはそうじゃな」

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お篤の言葉に家定は思い直し大いに頷く。

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しかし、歌橋がさらに続ける。

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「一橋様がハリスに会えばその、恥ずかしくはないと」

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「なんじゃと!?儂では恥ずかしいというか?」

「ハリスには儂が会う!!」

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お篤は家定の反応に天を仰ぐ。

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ほどなく、ハリスは大名行列のような警護の者に守られ江戸城へ登城する。

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丁度、血洗島村から江戸へと来ていた長七郎は旧知の真田範之助から、

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「あれは異人、ハリスが公方様へ謁見するのだ」

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と聞いて激昂する。

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真田範之助は同じように昨今の幕府の在り方を憂う者達が集う「思誠塾」へと案内する。

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思誠塾とは大橋訥庵が主催する私塾である。

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長七郎が百姓出身であることが分かると、生徒たちには歓迎されなかったものの、その大人数相手にも一歩も退かない姿を塾長の大橋訥庵は高く評価する。

青天を衝けのあらすじ第7話下巻「青天」

血洗島村

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この日、血洗島村の尾高の家に江戸の長七郎からの手紙が届いた。

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「栄一と喜八にも届いているぞ」

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惇忠は二人に長七郎の手紙を渡す。

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栄一は家で長七郎の手紙を読む。

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手紙からは江戸で学んでいる長七郎の熱い想いが溢れている。

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「俺はお千代と一緒になるのはおめぇかと思っていたぞ」

「本当にお前はこのままで良いのか?」

「お前はいったい何を求めている?」

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長七郎は栄一と千代のことを感じ取っていたのだ。

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[char no=”1″ char=”大河姫”]喜作への手紙にはなんて書いてあったんやろ・・・。まさか、お千代は諦めろとか!?[/char]

数日後。

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栄一は惇忠と二人で行商へ出掛ける。

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詩作が得意な惇忠と一緒の旅とあって栄一の気持ちも高ぶっていた。

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だだ。

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「おい、栄一!お前のその恰好はまるで風流人だな(苦笑)」

「詩作ばかりしてねぇで商売も忘れるなよ!」

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父、市郎右衛門はお見通しであったのだ。

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その父子の様子を見て惇忠も苦笑いである。

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丁度、新緑の季節である。

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二人は旅路の途中で詩作に耽る。

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「どうだ栄一?何か浮かんだか?」

「うーん、今、胸の中に色々浮かんでる」

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妙義山の険しい山道を登っている最中に栄一はこんな詩を残している。

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一巻の書を肩に険しい峰をよじ登る

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やがて谷を歩くも峰をよじ登も益々深く険しくなる

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見たこともないような大きな岩や石が横たわっている

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私は青天を衝く勢いで肘まくりをし

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白雲を突き抜けるほどの勢いで進む

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妙義山の頂上付近。

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栄一は覚悟を決めた。

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行商を終え血洗島村へ戻るとまっすぐ千代を探す。
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千代の弟平九郎から神社にいると聞いてすぐに向かう。

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栄一の姿に驚く千代。

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「お千代!俺は、お前が、お前が欲しい!」

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江戸城

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江戸城では将軍家定が茶会を催していた。

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「困ったものじゃ・・・(ため息)」

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乳母の歌橋相手に政の愚痴をこぼしていた。

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老中の堀田正睦は昨今の情勢は「自身には荷が重い」と辞職を仄めかしていた。後任には大老として「松平慶永」を推す声もあるのだが。

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「あやつは儂は好かん」

「あやつは一々儂を蔑ろにしておる・・・」

「誰か儂の力となってくれる譜代はおらぬかの・・・」

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そこへ。

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「おお!これは見事な茶菓子にございますな!」

「それがしも茶の湯は少々・・・」

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[char no=”1″ char=”大河姫”]井伊直弼の茶の湯は超一流です。[/char]

この茶会に招かれているということは「それなり」の家柄のはずだが家定は誰だかさっぱり分からない。

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「・・・誰であったかの(小声)」

「井伊掃部頭殿にございます(小声)」

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歌橋から名前を聞く。

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「この茶菓子は上様御自らの手製にございます」

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歌橋の言葉に物欲しそうな表情を浮かべる井伊直弼。

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「食べたいか?」

「はい!」

「そうか」

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直弼は跪き両手を差し出すが・・・。

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「・・・」
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「・・・」
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「?」
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「!」
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「パク!もぐもぐ・・・ほれはひびでほざいまふ・・・!」

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直弼は家定の手から茶菓子をぱくついた。

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家定は満足そうに笑みを浮かべる。

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以上、青天を衝けのあらすじ第7話「青天の栄一」でございます。

青天を衝けの感想第7話「青天の栄一」

青天を衝けの感想第7話「青天の栄一」。景色が人を変えることってままあると思うのですよね。信長がたかだか尾張美濃の2ヵ国を制したに過ぎない永禄10年の段階で「天下布武」などと世迷言を宣ったのは、間違いなく岐阜城の影響だと思います。

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慶喜パートでは荒れ狂う美賀君が急に「才媛風」に変心したのには面喰ってしまいましたが、慶喜は相変わらず良いですね。うん、慶喜の孤独と迷いが溢れておりました。

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そして、江戸城での権力争い。

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正直、私も家定殿と同じです。

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松平慶永は好かん!

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あいつ、ちょっと軽薄に過ぎるのでは!?

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今週は話題が色々です。

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青天を衝けの感想第7話「青天を衝く前のこと」

妙義山山頂付近で栄一が「目覚めた」演出は良かったですね。しかも、その時に詠んだ漢詩もちゃんと残っているので説得力もあります。

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もっとも、目覚めた結果「お千代が欲しい!」というのはよくよく考えるとちょっと笑える。

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喜八は大自然や長七郎の手紙の影響を受けることなく「お千代が欲しい!」とお目覚めですからね。

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「いや、喜八は自身の縁談が進んだから」

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という栄一擁護意見は却下です。

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喜八は自身の縁談が勝手に進んで行くことで尻に火が付いて北武蔵の天狗に勝負を挑んだのです。

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泣かせるじゃないですか。

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一方の栄一。

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喜八が正々堂々長七郎に千代をもらうと勝負を挑んだことで、ある意味栄一の尻に火がついたにも関わらず、その反応は残念なものです。

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いや!お千代は俺のよめだに!!

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と、栄一も立って喜八に勝負を挑むのであればカッコ良かったし、

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「流石は渋川栄一!」

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となったのですが。

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・・・セコイ。

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控えめに言ってセコイ!

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小っちゃ!!

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栄一はその類まれなるトークスキルを遺憾なく発揮して「自分のお気持ちはひた隠しに」喜八をクサするとは!

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惇忠の目の前でまずは喜八を誉める!

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喜八は栄一を味方だと考えるから当然栄一の言葉を肯定しそれが「惇忠の栄一への信頼を上げる」効果を発揮。

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からのー。

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「お前と一緒になったらお千代は苦労するべな?」

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これはね、ヒドイよ。

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喜八は怒ってよし!

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しかも、その争いでなか姉まで流れ弾を喰らっておるしw

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男らしくない!

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長七郎の手紙と大自然が無かったらどうなっていたことか・・・。

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因みに、多分大河ドラマでは描かれないと思うのですけど渋川栄一は結構な女好きなはずです。

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お千代ははたして栄一と一緒になって・・・、いやこれ以上は申しますまい・・・!

青天を衝けの感想第7話「慶喜の孤独と迷い」

「自分は将軍の器ではない。自分の器量ではお家を滅ぼしかねない」

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これは決して「嘘」ではないと思うのですよね。

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慶喜は周囲の期待は理解しているが「期待しすぎ」であると感じているし、昨今の情勢は並みの才覚では乗り越えられるようなものではない。

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私も誰か様と一緒にご公儀で働いてみたかった(笑)

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父、斉昭を取り立ててくれて、慶喜にもひとかたならぬ援助をしてくれた阿部正弘の言葉。

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確かに、己の才覚ではこの難局を乗り越えるのは難しいかもしれない。

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縦しんば将軍となっても国を滅ぼすことになるやもしれぬ。

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しかし!
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徳川御三家に生まれ、将軍の家族である一橋家当主が日の本の一大事を静観しているだけで良いのか?

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そして、将軍職を固辞するのは本当に「己の器量不足」が理由なのか?

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それは建前でざいましょう?
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なんと、メンヘラ女かと油断していたらイキナリ慶喜の本心を喝破してきました。

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今日のりっちゃん、、、もとい美賀君は才媛の雰囲気。

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今回、慶喜のホンネは直接的には描かれておりませんでしたがね。

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私には分かります。

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それは。

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め、めんどくせ

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もうこれに尽きます。

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父斉昭でさえあの面倒臭ささなのです。

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勿論、斉昭は一応「教養人」でもあり諸外国の事情にまったく疎いワケではない(と、思ふ・・・)し、国と御上を思う気持ちは本物であり何より「親子」ということもあり話が出来る。

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もし、将軍となればあの阿部正弘のように朝廷やら諸藩の過激派をなだめすかしながら諸外国相手に国を守られねばならない。

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キャラじゃない・・・

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自分には嘘が付けない。

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日の本の為、自分は器量不足と言いつつ、本当のワケは違う。

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阿部正弘の言葉を思い出したのには理由がある。

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阿部正弘と自分が共に手を携えていたら?

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阿部正弘の寿命を自分の曖昧な態度が縮めてしまったのではないか?

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本当にこのままでは良いのか?

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迷う!慶喜は迷うのです。

青天を衝けの感想第7話「阿部ちゃんの後」

「阿部ちゃんの後釜に松平慶永を大老職に」

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あ、これには私も反対ですね。

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家定さんと同意見です。

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なんとまあ軽薄そうな御仁でいらっしゃるのでねぇ。

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その軽薄さが憧れの慶喜の将軍就任を遠ざけるというのはなんとも皮肉というが現代的というか普遍的と言うか・・・。

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松平慶永が慶喜を推せば推すほど家定は慶喜を嫌う悪循環。

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そして、当の本人松平慶永はまったく気付いていない。演じている要潤はめちゃくちゃよい味出しているけどw

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人間の本質は古今東西変わらない。

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感情で決断し論理で正当化する

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家定に嫌われたのは慶永最大の不覚。

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家定に気に入られて、ちゃんと「感情」で決断させようと日々御活動されているお篤の心中やいかばかりか・・・。

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今週餌付け完了したので来週は井伊大老爆誕ですかね?

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そして、京の大老こと長野主膳に出番はあるのか?

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以上、青天を衝けのあらすじと感想第7話「青天の栄一」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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→青天を衝けのキャスト表

→青天を衝けのあらすじと感想第8話「栄一の祝言」

→平岡円四郎と慶喜!その最期が象徴する水戸藩の不幸

→阿部正弘と井伊直弼が「琵琶湖」で関係悪化?

→江戸の大老井伊直弼と京の大老長野主膳

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