西郷どんの感想第14話「慶喜の本気」でございます。今週はまた、凄まじい展開でした・・・!ハリスが土足で畳を歩いたと思ったら、譜代筆頭の井伊直弼が将軍家ご家族の命を狙うと言う言ってる事やってる事がちょいと良く分からない・・・!そして、その慶喜を守るために人の命を奪ってしまう吉之助・・・。西郷どんの感想第14話始めます!
西郷どんの感想第14話~神輿の気持ち~
「神輿は軽くてパーが良い」
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「乱世の~沢」と評された某政治家が言ったとか言わなかったとか・・・。
(因みに残りは「大乱世の~山」「平時の~渕」だとか・・・!)
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私は此間までで「担ぐ方」の事を考えていたんですけど、担がれる方も「パー」の方が良いのだと言う事に本日気が付きまして候。
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考える神輿、慶喜
慶喜は異国の脅威を知っています。そして、現在の幕府がその脅威に対して十分に機能しないであろうことも理解しています。自分の父親のような「おめでたい」攘夷論者や前例踏襲主義に凝り固まった幕府官僚、年間数万両の「銭」をただ消費する肥大化した大奥。
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・・・私だって嫌かも・・・。
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慶喜は「賢い」だけに、先が見える。
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もし、将軍になればこれら「負の遺産」達の調停者として皆を納得させながら、異国と対峙して行かなければならない。
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さらに、もし「調停者」としての振舞いが上手くいかなければ、自分の「担ぎ手」はあっさり手を放すであろ事も。
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そうなんですよね。
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「神輿は軽くてパーが良い」
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これは、担ぎ手だけではない。担がれる方だって「パー」の方が気楽である。
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しかし、慶喜は「考える神輿」として担がれる覚悟を決めたようですね。
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頑迷固陋な父親、前例踏襲主義の幕府官僚、隙あらば関ヶ原の復讐を狙う外様大名、金食い虫の大奥・・・。これら負の遺産を引き継ぎながら、ジョンブルやヒグマやヤンキーやカエル男と相対する。
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覚悟を決めるきっかけとなった男とはまさか戦う事になるとは・・・。
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この頃の二人は想像もしていなかったでしょう。
西郷どんでの慶喜の描かれ方
徳川慶喜が才気あふれる人物であった事は疑いようがありません。歴史を学ぶ程に「物事が良く見えている人物」である事に驚嘆すると同時に、残念ながら「大将の器」少なくとも「大乱世」であった幕末に国を率いる器ではなかった事は残念ではあります。
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もっとも、「新政府」側にも西郷吉之助を除いて大した人物はおりませぬが・・・。
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いや、何が言いたいのかと申しますと、翔ぶが如くや八重の桜、龍馬伝なんかでの徳川慶喜はまあ誤解を怖れずに言えば、
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「嫌な奴」
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なんですよね。
翔ぶが如く(三田村邦彦)でも八重の桜(小泉孝太郎)でも松平容保を困らせるし、龍馬伝(荒木村重)では眉毛ないし。
(実際、あまり「良い奴」ではなかったと思う・・・。多分><)
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で、この大河ドラマ西郷どんです。
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なんかね。
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良い奴になりそうじゃないですか?
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西郷ともめっちゃ絡んでいるし。
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そして、「ふき」は間違いなく、モデルは「を組」の娘で慶喜の妾となった「お芳」だと思うんですよね。
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薩長は後に「えげつない」やり方で幕府を追いつめますが、その時の三人の心理描写が今から結構楽しみです・・・!
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西郷どんの感想第14話~井伊直弼、ご乱心?~
大河ドラマ西郷どんはけっこうぶっ飛んでいます。今週も「ぶっ飛んで」くれました・・・!井伊直弼がなんと、一橋慶喜のお命を狙う!ちょっとやりすぎかしら・・・?!
南紀派と一橋派
今宵、南紀派と一橋派が一同に会しておりましたが、そもそも、「一橋慶喜を将軍に」というのはカナリ難しいお話しなんですよね。
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この頃、はまさか「一橋派」というよりも薩摩藩が将軍継嗣問題に朝廷を巻き込むとは想像していない。
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つまるところ、次期将軍が紀州慶福である事は既定路線なんですよね。
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また、井伊家は「譜代筆頭35万石」とは言え「家来筋」の家。一方の慶喜は将軍家「親戚」「ご家族」に連なる御三家の出身。
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家来筋が主家の人間を「目障り」と暗殺する等言語道断。
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いや、井伊直弼も言っていたはず。
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ま、まあドラマなんでそこは良いのですが・・・。
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井伊直弼と長野主膳はもう少しキャラを掘り下げて欲しかったかな。
皇朝風の決め方
井伊直弼と長野主膳は「国学」を通して深い結びつきがあるのですが、直弼の強固な「血筋」主義は単純に「子供の方が御しやすい」といったものや、家定自身が「慶福」を望んだというような単純なものではないんですよね。
(家定が慶喜を後継に指名したという記録はないし、当時の常識では慶福継承は既定路線)
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勿論、誌幅の問題もあるので、掘り下げが難しい部分も分かるんですが、若干、とういうかカナリ井伊直弼が小物に見えてしまう・・・。
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因みに、井伊直弼の、つまりは国学的思想からすれば、将軍継嗣を「実利」に基づいて決定するなどというのはもっての他と言う事になります。
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「英傑・人望・年長」
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などといった「実利」で国の指導者を決める等というのはそもそも「異国(中国)風」の決め方。そもそも神州日本にはそのように「実利」に基づいて決める文化はない。
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これは一概に「時代に合わない」と決めつける事は出来ないと思います。中国に限らず諸外国では「優れた者が後を継ぐ」という文化がある王朝も多いですが、調子が良い時はともかく、そうではない時は(そういう場合が多い)「宮廷内での争い」が絶えず結局滅んでいます。
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・・・此処まで井伊直弼を掘り下げるのは流石に難しいでしょうけど。
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※関連記事:→長野主膳と井伊直弼の関係
西郷どんの感想第14話~担ぎ手の気持ち~
一橋慶喜という「神輿」を担ごうする西郷達。神輿には神輿の気持ちがありますが、勿論、担ぎ手には「担ぎ手」の想いが。吉之助は今宵初めて人を殺めてしまいます。
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いかに、「尚武の風土」が残る薩摩とは言え、流石に戦国時代は遥か昔人を斬った事などは殆どの人がなかったでしょう。
命の使い道
吉之助は慶喜を守るために長野主膳が放った刺客「幻之丞」を殺害してしまいます。その血の熱さに衝撃を受ける吉之助。
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流石に人を斬る経験があった人は現在はいないでしょうけど、自分自身が流血した経験があると血の暖かさにはちょっと驚きますよね。
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吉之助は幻之丞を川へ流す時にその死を悼んでいます。
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この場面はけっこうリアルな感情が現れているように感じます。
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勿論、後に「内戦状態」となった時には人の命は「軽く」なりますが、この頃はまだ「人の死」に慣れていない。
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だからこそ、余計に幻之丞の家族や主君を想う忠誠心に想いが至るのだと思います。
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まあ、繰り返しになってしまうんですけど、井伊直弼と長野主膳の掘り下げ(思想に殉じる精神)がもう少し深いと、幻之丞への同情もより深くなったかしら。
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今回の井伊直弼と長野主膳はやや俗物感が拭えない・・・!
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ただ、いずれにしてもこの時の吉之助の言葉。
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「あの男(玄之丞)と一橋様の命は同じ!」
「じゃが、貴方の命は日本を救える!」
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この魂の言葉が慶喜を本気にしましたね。
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一方で井伊直弼の言葉には心がない。
(実際はあったと思うんですけどね)
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しかし、次週は「心がない」井伊直弼の恐ろしさが発揮されるようで・・・。
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以上、西郷どんの感想第14話「慶喜の本気」でございます。

今宵は此処までに致します。
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