西郷どんのあらすじの第37話です。西郷は江戸城で篤姫と再会する。「徳川の女主人」篤姫は慶喜と自分の命でこの戦を終わらせるように頼む。しかし、西郷は受け入れない。12年の歳月は二人の間にも大きな溝を作っていた。篤姫は徳川の女主人として断固戦う覚悟を示すが・・・?西郷どんのあらすじ第37話!
西郷どんのあらすじ第37話上巻~篤姫~
実に12年振りである。篤姫が第13代将軍徳川家定に嫁いで以来。二人は斉彬の意を受けて「慶喜」を次期将軍とすべく奔走したのだ。そして今、二人は敵味方として相対してる。
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徳川の女主人
「西郷・・・久しぶりじゃな・・・」
「はい・・・お懐かしゅうございもす」
「折り入って其方に頼みがある。慶喜様と私の命で戦を止めて欲しい」
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西郷は少しだけ意外な気がした。篤姫は慶喜の命を助けて欲しいと頼んで来ると考えていたのだ。
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「・・・それは出来もはん」
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西郷は慶喜の首を打たねばこの戦は終わらないと考えていた。
しかし、それは、
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「戦った上で」
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の事である。
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西郷は新政府の「弱さ」を熟知している。
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力を示し、徳川を完膚なきまでに叩き潰さねば新しい世の中は来ない。西郷はそう考えていた。新しい日本を創る事こそが亡き斉彬の意思を継ぐ事。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]新しい日本人は焦土の中からこそ誕生する。西郷は千絵さんに語っていたな・・・。[/char]
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篤姫は尚も西郷を説得する。
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「江戸を灰燼に帰してはならない」
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斉彬は新しい日本を望んだが江戸を焦土とする事は望んでいない。同じ斉彬を慕うにも関わらず二人の間には大きな溝が出来ていた。
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「天璋院様には薩摩藩邸へ御移り頂きたく・・・」
「ならば・・・最後の一兵となるまで戦う覚悟じゃ」
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十二年の歳月を経ても変わらないものもある。西郷は篤姫の覚悟を見て、最早戦うしかないと覚悟を新たにする。
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大河ドラマ西郷どんのあらすじ第37話はまだまだ続きます。いよいよ世紀の会談へ。
西郷どんのあらすじ第37話中巻~江戸無血開城~
西郷は山岡鉄太郎との約束に通り勝海舟と会談する事になる。場所は田町にある江戸薩摩藩邸。江戸総攻めの期日は明日に迫っていた。
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西郷と勝
西郷と勝は降伏の条件について詰めていた。
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- 江戸城を明け渡すこと
- 武器弾薬軍艦に至るまで新政府へ譲渡
- 暴発する旗本衆は徳川方で鎮撫
- 慶喜は備前へ移し謹慎
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慶喜の謹慎先については水戸藩での謹慎となる。また、武器弾薬については「一気に武装解除」となれば反発も大きい。徐々に引き渡すという形に落ち着く。
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「勝者と敗者は簡単に入れ替わるってもんだ」
「お前さん程の男が勝者の嗜みを知らぬ訳がねぇ」
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西郷は黙して語らない。
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「西郷さん。江戸百万の民に塗炭(とたん)の苦しみを味合わせて創る国にどんな未来があるんですかい?」
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「・・・分かりもした」
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西郷はまず明日に予定されている江戸総攻めの中止をその場で約する。
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ただ、これは勅許である。
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「勝先生、京で色々議論はございもすがおいに任せて下され」
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すぐさま京に上りこの旨帝にも奏上すると約束する。この時点ではまだ「江戸総攻めの中止」が最終的に決まった訳ではないが勝はもう全てが終ったと感じる。
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西郷がやると言ったらやる。勝は西郷を信じ切っていた。
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「ありがとうよ西郷どん・・・これで今年も上野の桜が見える・・・」
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勝は、
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「上野にお前さんの銅像でも建てねぇとな・・・!」
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そう言って笑う。
恨み心
西郷は京へと上り「降伏」の調整を行うがこれに真っ向から反対するのは長州である。長州藩は池田屋事件、禁門の変、長州征伐と慶喜には煮え湯を飲まされている。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]ま、自業自得で同情の余地ないと思うけど・・・。[/char]
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「慶喜の首を獲ってこそ!!!薩摩はまた長州を裏切るのか?」
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大久保は桂の言い分に苛立つ。
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「桂さん、おい達はもう薩長だけではごわはん」
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大久保は「裏切者」扱いが腹に据えかねたのだろう。また、此処で徳川との戦が長引けば「国力」をさらに浪費するという懸念もある。
もっとも、
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「私怨」
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のある長州には中々受け入れ難い事でもある。
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「慶喜を生かし、武器弾薬も残す!?慶喜が立ったら如何する!?」
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「そん時はおいが叩き潰しもす」
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桂も沈黙せざる得ない程の迫力で西郷は断言する。それ以上何も言う者はいなかった。
喧嘩の終わり
上野寛永寺に蟄居謹慎中の慶喜の元へ西郷が訪ねて来る。慶喜は父斉昭の掛け軸の前で白装束で座していた。
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「自分達の喧嘩は自分達で終わらせろ」
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勝海舟の言葉である。おそらく慶喜も同じ事を伝えられたはずだ。
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「ついに来たか・・・おれを殺しに来たんだろ?」
「はい。じゃっとんおいには貴方様がよう分かりませぬ」
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分からぬままでは斬れない。慶喜に何故大坂城から脱出したのかを尋ねる。「錦の御旗」を掲げて優位に戦闘を進めていたとは言え、戦力差は圧倒的に旧幕府軍に優位。もし、慶喜が神君家康公以来の馬印を掲げて陣頭に立てば。形勢が逆転する可能性は十分にあった。
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「じゃあ教えてやろう。俺はロッシュから逃げたのだ」
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仏国公使ロッシュは国土の租借を条件に幕府への肩入れを申し入れていた。もしこれを受ければ「朝敵」どころではない。慶喜はそれが何を意味するのかは十分に理解出来た。
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「そして、おれはお前からも逃げたんだ」
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このまま戦が長引けば薩摩に肩入れする英国は同じような話を薩長へ申し入れている可能性が高い。逃げる事でこの国を守る。
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[char no=”1″ char=”大河姫”]うんうん。るろうに剣心も言ってたね。[/char]
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英仏の代理戦争を日ノ本で起こしてはならない。
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西郷は慶喜を見誤っていた。
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そして。
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「死なせろ!」
「なりませぬ」
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短刀で自害しようとする慶喜を止める西郷。
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「慶喜様・・・よくぞ逃げて、日本をお守り下さいました・・・」
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大河ドラマ西郷どんのあらすじ第37話も最後の段。戦は・・・まだ終わらない。
西郷どんのあらすじ第37話下巻~大村益次郎~
慶喜は蟄居謹慎、そして江戸城は無血開城となる。しかし、戦はこれで終わった訳ではなかった。旧幕臣は彰義隊を結成し江戸の治安維持を担っていたが、薩長に対する怒りは凄まじく、勝や山岡鉄太郎でも抑えられない処まで来ていた。
上野戦争前夜
「おいは見誤っておったかもしれもはん」
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西郷は徳川250年で幕府は腐り切っていると考えていた。しかし、それはどうやら誤りのようだ。この江戸にも「武士」は生きている。
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厳しい戦争を覚悟しなければならない。
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急遽開かれた官軍の軍議は重苦しい雰囲気である。
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「西郷さん・・・貴方は戦が分かってない」
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やけに額の広い男が軍議に入って来る。
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「なんだと!?無礼な!!」
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アホの俊斎はいきり立つが、西郷は興味津々であり、続けるように促す。
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この男は大村益次郎。
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第二次長州征伐で僅か三千五百の兵力で十万と号する幕府軍を圧倒した男だ。江戸での戦いに際して役に立つであろうと桂が派遣したのだ。
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上野戦争は早々に官軍が勝利すると宣言する。
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軍議の雰囲気は険悪そのものだが、上野戦争は避けられい情勢となる。
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「折角、江戸で血を流さずに済んだってのによ・・・」
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西郷と勝は鰻をつつきながら語る。
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「西郷どんよ、龍馬が夢見た新しい国を頼むよ・・・!」
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坂本龍馬。
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この情勢をどのような心境で眺めているのであろうか。
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以上、大河ドラマ西郷どんのあらすじ第37話でございます。
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