武田信玄(大河ドラマ)の感想第24話「義元討死」

武田信玄(大河ドラマ)の感想第24話「義元討死」。いよいよ「桶狭間」まで来ました。山本勘助の「微妙な心理描写」が良いですね。また、石橋凌の「織田信長」も格好いい。そして、相変わらず濃姫役の麻生祐未は綺麗過ぎてやばいです。勿論、義元と寿桂尼様、信虎殿の掛け合いも!見どころテンコ盛りの武田信玄第24話感想はじめます。

武田信玄感想24話「織田家」

織田信長殿と濃姫。この二人のやり取りは中々絵になりますね。過去色々な信長がいましたが、改めて見るとこの石橋信長が一番「信長」っぽいかもと感じます。

→武田信玄(大河ドラマ)のあらすじ第24話「義元討死」へ

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信長の様子

今川の大軍が尾張へ向かっています。信長が脇役で秀吉等信長家臣が主役の大河ですと何を考えているのか分からない「神格化」されたような感じの信長像が多いと思います。一方で信長が主役の場合は考えている事は分かるのですが成長物語的等身大な演出が多い。いずれにしてもやや演出が過剰であるケースが多いと思います。
(勿論、それはそれで好きだったりしますけど。秀吉の信長(渡哲也)や利家とまつの信長(反町隆史)は結構良かった。

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この武田信玄の「織田信長」はバランスが良いと思います。過度に「神格化」も「等身大化」もされていない。

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今川の大軍が迫って来る中で「鼓」を打っている場面があります。ただ、鼓を打っているだけではなくて、尾張領内の画図面を見ながら対策を考えているんですよね。

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これは別段おかしい事ではないと思います。

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集中したい時やピンチの時に「ルーティン」をするみたいな事は今でもありますからね。鼓を打ち、領内の画図面を見て妙案を考える。

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これが「鼓を打っているだけ」だと若干神憑りです。勿論、そういう演出も嫌いではないのですが、信長を「超人」ではなく優れた状況分析と洞察力を持ち、物事に動じない胆力を持った武将として描かれているのが好感を持てますね。

濃姫と信長

いやあ。濃姫が美しすぎますね。前にも何度か言っていますけど。

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信長と濃姫、お互いの愛情表現もぐっときます。今回一番印象に残ったのは濃姫と信長の別れのシーンですね。

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「戦の前に悲しい顔は禁物。笑えぬか?」

「はい」

「ならその表情に相応しい物言いをしよう」

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はい。
クソ格好良いです。

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信長は殆ど勝ち目のない絶望的な状況を明るく話します。その話方が「無理をしている」訳ではなく自然なんですね。

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信長自身、この戦に勝ち目が薄い事を自覚しています。その状況は「受け止めた上で」一丁なんとか頑張ってみるさという明るさ。
悲観的でも楽観的でもないのがステキ。

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濃姫はそんな信長が大好きなので涙します。

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「そなたの涙は大いなる勇気与える」

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この優しさ。
戦の前に「涙は禁物」と言いつつも、笑うことが出来ない濃姫の涙が「勇気与える」と言う
コペルニクス的大転換!

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で、これが別段「濃姫のために嘘」を言っている訳ではないですよね。自分自身の心の内をしっかり言語化して伝える。

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格好良いじゃないですか!この信長と濃姫の場面は見応えがありましたね。

武田信玄感想24話「今川家」

ついに、晴信の好敵手の1人今川義元が退場となります。約半分の24話までなんですね。

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「其方の高笑いは身を滅ぼす」

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ついに滅びてしまいました(涙)。

義元と勘助

今川義元様24話まで本当にお疲れ様でした。勿論私達は義元が桶狭間の戦いで織田信長に討たれる事を知ってました。ええそりゃ、もう、第1話からね。
それでも!

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「気付け義元!!!」

「勘助ばれるそ!!」

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と、気を揉ませるのは脚本と役者の力量かと思います。思い返してみれば勘助は第2話で晴信の事を倉科の里で見た時から惚れ込んでしまっています。

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その時勘助はこう言っていました。

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「(晴信)は大器であり力強いお味方になる」

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それに対して義元。

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「味方等というのは常に敵の仮の姿と思わねばならぬ」

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そう。
義元の言う通りとなりました。今回も義元は晴信の裏切りの可能性を考えています。

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「返って危うい事になるやもしれぬ」

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これは決して冗談ではなかったと思います。晴信がなんらかの策を勘助に命じている可能性はあると考えていると思います。ただ、それでも。

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「だからなんじゃというのか?」

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今川勢二万五千に死角はない、己に絶対の自信をもっているんですね。

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「其方の高笑いは身を亡ぼす」

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かつて寿桂尼様が言った通りとなりました。

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もし、ここに寿桂尼様がおれば・・・。

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「織田信長、清州城を・・・」

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山本勘助のこの言葉に反応したでしょうか。それとも、流石の寿桂尼様も今回は気付かなかったか?

武田信玄感想24話「武田家裏方」

今回の「武田と織田の密約」は晴信と勘助二人の謀。重臣は勿論、弟の信繁も、ましてや裏方は知る由もありません。

三条と八重

今回面白かったのは三条と八重のやり取りですね。二人の立場の違いが色濃く出ていました。

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それと、八重が今川義元の運命を知っているかのような言動をするのも中々。

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「天下とは、獲ってみて初めて天下と申しますwww」

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てっきり八重は晴信が義元の寝首をかく作戦を練っている可能性に言及するかと思いましたが流石にそこまでは読めなかった。

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そして、晴信を田舎人と悪し様に言う事に本気になって怒る三条が中々可愛いですね。

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「お館様を悪し様に言う事許しませぬ!」

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三条にとって晴信は愛しい人なんですよね。

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義信≧晴信

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一方で八重にとって最も大事なのは三条で次が義信、晴信なんかはさらに下の下。

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三条>義信>>超えられない壁>>晴信

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ただ、それでも三条に意地悪を言われてさめざめと泣いたのは・・・。

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「空涙」

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だったと思います・・・。

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以上、武田信玄(大河ドラマ)の感想第24話「義元討死」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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→武田信玄(大河ドラマ)の感想第25話「悲劇の発端」

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