翔ぶが如くのあらすじと感想第22話「燃える思い 吉之助召還」です。慶喜は「攘夷」を利用し、参与会議の崩壊、さらには特に薩摩の孤立化を狙う。大久保は慶喜の「薩摩排除」の意思に気付くが対抗策がない。そんな中、薩摩藩内では吉之助召喚を求める声が。大久保は信吾と謀り精忠組に連判状を出させるが・・・。翔ぶが如くのあらすじと感想第22話

翔ぶが如くのあらすじ第22話「燃える思い 吉之助召還」

久光の念願であった参与会議は早くも暗礁に乗り上げる。慶喜は異国との結びつきを断ち切り攘夷を実行すると宣言していたが、そのような事をすれば異国と戦になるは必定。




久光は薩摩の力で大阪湾沿岸への砲台設置を提案するが、慶喜から拒否されていた。

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翔ぶが如くのあらすじ第22 話上巻「大久保と信吾」

「もはや、一橋様の腹の内は分からん」



久光は慶喜の真意を測りかね、疲れ切っていた。攘夷など出来るぬと知っているのに何故「攘夷」を言うのか?



「狙いは一つ、この薩摩を政治の中枢から締め出す事」

「・・・そいは裏切りじゃ・・・」



大久保と久光が慶喜の変貌に困惑しているころ、慶喜自身は会津松平容保、そして桑名松平定敬兄弟と会っていた。



「参与会議など潰れて構わん!まずは薩摩じゃ!!」



慶喜は政治を「幕府」に取り戻すために薩摩を締め出すつもりであうことを改めて二人に伝える。松平容保は薩摩藩の軍事力を警戒するが、朝廷を抑えておけば「朝敵」となってまで、薩摩の味方をする藩はないと自信ありげである。




精忠組もまた苦悩していた。京都での薩摩藩の評判は良いとは言えない。さらに、一橋慶喜のあからさまに薩摩を疎外する事に不信感を募らせていた。大久保はこの事態を打開するには西郷を呼び戻すしかないと考えていた。




大久保は西郷の弟信吾を藩邸の外にある料亭に呼び出す。



「おお信吾どん・・・ささ、まずは一献」

「要件はなんでございもすか?」

「おいと信吾どんが裸になって話せるのは此処しかございもはん」

「藩邸では裸になれんとでごわすか?」

「・・・そうでございもす」



信吾はやはり寺田屋騒動の一件を引きずっていた。料亭に呼び出したのは自身を懐柔するためではと不信感がありありである。一方大久保は京都出兵を推し進めた自分が藩邸内で「弱き」な姿を見せる事は出来ないと考えている。



「一蔵どんは今や久光様一番の重臣でございもんそ?」

「ならなぜ吉之助兄さぁのご帰還を願わない?」

「保身のためでございもすか?」



信吾は大久保に問う。



「はい。保身のためでございもす」

「・・・徳之島、そして沖永良部、次は命がない」



大久保は久光の気性を考え得ると、下手に西郷の事を話題にして怒りを買うような事があれば間違いなく西郷の命はない。もし、動くのであれば確実に久光の許しを得なけれならないと話す。



「信吾どん!そのために力を貸してたもんせ!」



大久保はまず、精忠組をまとめ、精忠組の意思として西郷の帰還運藤を行って欲しいと頼む。



「おいは、亡き斉彬公と吉之助さぁの御意思を継いで此処まできもした」

「おいでも出来ると思った事もありもしかたが‥・」

「今こそ吉之助さぁの力が心底欲しかぁ」

「・・・一橋公は化物でございもす」



信吾は大久保の申出に応じる。



「信吾どん!ささ!たもってくりやえ・・・」

「いや、おいは帰りもす」

「・・・信吾どん、謹慎中におはん達の唐芋で命を繋ぎもしたおいじゃ」



信吾は大久保の言葉に着座し、酌を受ける事にする。

翔ぶが如くのあらすじ第22話中巻「吉之助の帰還」

信吾は精忠組の下級藩士をまとめ上げ、吉之助帰還を願う連判状を作成する。それを、伊地知正治などに預ける。



「今こそ!西郷吉之助の帰還をお許し下さい!」

「・・・西郷か・・・」



久光は煙管を噛みながら渋い表情である。すかさず、大久保も言上する。



「決して、国父様へのご無礼は許しませぬ!」

「この大久保が責任を持ちます!」



大久保はもし粗相があれば自分も責任を取り腹を切ると言う。



「お前達がそこまで言うのを儂の一存で反対は出来ぬ・・・」

「藩主様が許すのであれば、儂は構わん」



ついに吉之助に召喚命令が出る事になる。




沖永良部島には信吾と吉井幸輔が迎えに行くことになる。

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翔ぶが如くのあらすじ第22話下巻「再会」

「兄さぁ!!!!」

「信吾!!!!」



沖永良部島で2年振りの再会を果たす吉之助と信吾。西郷は途中徳之島で共に流された村田新八をも拾い、薩摩を目指した。



「吉之助さぁ・・・おいに召喚命令は出ておらん」

「万が一、吉之助さぁにお咎めがあったら・・・」



「構わん!」



「新八どん!心配なさるな!!」

「兄さぁは一緒に流されもんを残してはおけんと舟役人叱りもした!」



西郷を心配する村田新八ではあったが、も咎めがある時は皆一緒と吉井幸輔も笑う。




薩摩に辿り着くと、吉之助はまず斉彬の墓へと詣り久しぶりに実家へと戻る。吉二郎達も吉之助の帰還を喜ぶ。




また、度々西郷家へと出入りをしていた岩山糸は、長期にわたる牢生活で足が弱っている西郷のために薬草を煮詰め薬煎じて脚に塗ってくれた。



「女手がないのて、糸さぁにはお世話になっておりもす!」



信吾と糸は歳も近く仲が良い。



「糸さぁとはやましい事はありもはん!!」



二人の関係にチャチャを入れる新八達だが、糸にもその気はまったくないようだ。図らずも信吾の嫁とりにの話になると、信吾の様子が変だ。



「さては!京で良い女子でも見つけたか!?」

「何を申されもす!」



信吾は御役目で京へ行っているのであり、女子と戯れる時間などないと言う。吉之助は信吾に諭す。



「糸どんは勇ましいか女子じゃ・・・」



吉之助は糸の薩英戦争時の活躍など勇ましいが、脚が萎えてしまっている自分のために、若い女子が臭い薬草を煎じて塗ってくれる。この糸は、勇ましいだけではなく、優しい、可愛い女子であると言う。




糸は初めてそのような事を言われて戸惑ってしまう。




帰宅した糸の様子がオカシイ事に気が付いた母が何かあったかと尋ねる。



「優しく、可愛いか女子とと言われもした」

「そのお人はよほどの大人物か・・・大嘘つきかどちらかじゃな」

「はい・・・」



西郷は再会を喜ぶのもつかの間、京へと立つ。薩摩藩邸で久光と再会する。




過去のいきさつを知る大久保や小松はじめ重臣達は緊張するが、帰国の挨拶は滞りなく無事終了する。




西郷は大久保が鍵屋の女将であるお房に準備してもらった家を紹介し、共二人、水入らず久しぶりの再会を喜ぶ。



「吉之助さぁ・・・!お帰りさないもせ!」

「一蔵どん・・・ありがとうなぁ・・・」



大久保は京の現状と薩摩藩の置かれている立場を改めて説明する。



「先の見通しが立たん時は武力で押してはならぬ」



大久保の勧めで横になった西郷は静かにそう語る。大久保もまた、西郷の言葉に頷き帰国したら国を富ませ、軍備に力を入れると言う。



「薩摩は政局に深入りしすぎ、立場を悪くしました」

「吉之助さぁには翌々形成を傍観してほしか」



「おいもそれしかないと思っておりもす」



「一致致しました・・・」



大久保は国元へ帰り、西郷は京に残った。




これ以降、薩摩藩は西郷と大久保の指導の元に歩んでいくことになる。

翔ぶが如くの感想22話「燃える思い 吉之助召還」

翔ぶが如くの感想第22話です。二度目の「島流し」からの帰還。見どころは・・・。信吾と大久保の料亭会談ですね。それと、西郷と糸が初めて出会いました。では、翔ぶが如くの感想第22話はじめます。

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翔ぶが如くの感想22話「一蔵と信吾」

吉之助が帰国した元治元年(1864年)当時、一蔵は34歳(数えで35歳)、吉之助は37歳、そして信吾は21歳です。




信吾21歳。




今でも30半ばと言えば、サラリーマン社会では中堅僧になると思います。一方で21歳と言えば新卒(大卒なら)にも満たない年齢です。




信吾。若い。




今回その信吾を料亭に呼び出して吉之助の帰還についての方策を話す一蔵。




信吾は寺田屋騒動の件以来、一蔵に不信感があります。また、「料亭に呼び出すという行為」にも嫌悪感があったでしょう。



「場違いなとこに呼び出し自分を籠絡しようとしている」



信吾はそんな一蔵の策略になんかは乗らないと言った雰囲気です。



「藩邸では裸になれんのですか?」



大久保に信吾を懐柔する意図がなかったワケではないと思います。ただ、分かって欲しかった。



「今こそ吉之助の力が欲しい」



ここで胸襟を開いたのは一蔵だったと思います。一蔵は信吾を「若い藩士扱い」していません。むしろ、同士であると。



「おはん達の唐芋で命を繋いだおいじゃ・・・たもってくりやえ」



大久保の人間としての「器」が大きくなっていると感じます。そして、信吾もまた苦悩する大久保の「真の姿」をここで垣間見たのではないかと。




いつの時代も最後に人を動かすのは、



「本気(感情)」



なのだと思います。そして、歩み寄らなければならないのは立場が上の人間。



「頭は、立場が上の時に下げてこそ意味がある」
(公安九課長 荒巻大輔)



簡単なようで、意外と出来ないことだと思います。そして、それが出来る人間は必ず人望を集める。

翔ぶが如くの感想22話「一蔵の限界」

「斉彬公の御意思を継げると思っていた」



斉彬が描き吉之助が実行しようとした幕政改革や卒兵上京。




一蔵はその画を自分の中に取り込み、




斉彬を久光に、そして吉之助を自分に置き換えて邁進してきました。参与会議まで辿り着きその目的は達せられたワケです。




しかし、一橋慶喜は化け物であった。




斉彬なら、吉之助ならこの先どうするのか・・・?




時代は違いますが、信長の描いていた夢を継いだ秀吉のような感じかな。




勿論、これは現在でも似たような事はあると思いますね。



「先代なら、親父なら、角さんなら」



そして、斉彬は亡くなっていますが吉之助は生きている。



「吉之助さぁなら・・・」



ただ、一方で事此処に至らなければ、



「自分でも出来る」



と思っていたと思うんですよね。なので、吉之助が留守でいたこの期間はまさに絶妙だったのかと思います。




人は「運命」に翻弄されますから、いかに「波に乗る」のか。




ああ、私はいっつも波に乗れないなぁ・・・。

翔ぶが如くの感想22話「政局の慶喜」

「参与会議など潰れてしまえ!!」



慶喜は会津、桑名の兄弟と薩摩藩追放の策を練っています。
そこには、



「攘夷を利用する」



と、いう作戦です。
これは正に今ですね。



「消費税を上げません!(キリッ!)」

「安保法制は廃案です!(キリッ!)」

「豊洲移転はしません!(キリッ!)」



出来もしない事をぶち上げ、反対派を「旧体制派」と弾圧する。
これはチキンレースです。




余談ですけど、純ちゃんの、



「郵政民営化!(キリッ!)」



は、相手が見間違いましたね。まさか、「ガチ」とは。亀ちゃんや平なんとかさんは「冗談」だと思っていて「ガチ」とは思わなかったでしょうね。




ただ、政局に優れた人物は度々日本にも現れますが、本当に危機の時代に求められるのは、



「人格者」



なんだと思います。
西郷吉之助。




今の時代(平成30年4月)もまた、人格者が求められている気がします。




人格者。




何処にいるん?




以上、翔ぶが如くのあらすじと感想第22話でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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