武田信玄のあらすじ第41話「月夜の鏡」。「怖いおばさん」「姫様をずっと見ていくので、あれくらいの知恵と手腕がないとダメだと思います」「私達は女子高だから分かる。女の子の嫌な処全部寄せちゃったみたい」「いやあ!立派な人偉い人、ただ見方によって違うかもしれないね」八重にとって三条の方は神そのものであった。

八重は自らの悲しみのために泣いた事はない。三条の、その子供達のためにのみ泣く。しかしその涙はいつしか怒りと策略へとすり替わり、武田家を大きく揺り動かす事になったのである。

武田信玄第41話上巻~八重 対 山県~

勝頼が襲われた事はすぐさま晴信の元へも知らされます。主殿には晴信、そして館内で不審者を斬り捨てた原昌胤殿、表で斬り捨てた山県殿、城下の警備担当の倉科殿が集まっております。館内は篝火が炊かれ警備を強化しております。そこへ、襲われた勝頼と阿部殿も。

→武田信玄(大河ドラマ)の感想第41話「月夜の鏡」

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悪しき者

「父上!お怪我はございませぬか!」

「おお!勝頼、儂は大丈夫じゃ」



晴信は勝頼に夜明けを待って高遠へ立つように命じます。武田家家督を継ぐ勝頼にもしもの事があったはならない。勝頼は館に残り晴信を守ると言いますが、側近の阿部殿は晴信の命を有難く受けるよう説得します。



「この館に悪しき者おります」



何度も悪しき者の刃を防げる物ではない。この「悪しき者」という言葉に敏感に反応したのが倉科殿。



「阿部殿!この館内に悪しき者いるとは聞き捨てならぬ!」



倉科殿は勝頼を襲ったのは敵の乱波であり、この館内に「悪しき者」がいるという言葉を咎めます。



「倉科殿、御言葉ではございますが私はこの目で相手を見ております」



他国の乱波ではなく、甲斐の人間であったと言います。結局、勝頼は晴信の命に従い夜明けを待ち高遠へと戻る事になります。



「お館様、犯人は八重殿にございます!」



山県殿は斬り捨てた間者の最期の言葉を晴信に申します。晴信は館内に間者が残っている可能性もあるため、原昌胤殿には裏方も含めての捜索、そして山県殿には八重殿を主殿へと呼び出すように命じます。

八重殿幽閉

「八重殿をお連れしました」



八重は何食わぬ顔で晴信の前に姿を見せます。その様子にはなんら変わった様子はありません。



「八重、何故勝頼を襲った?」

「いったい何のことであらしゃいましょうや?」



晴信は此度ばかりは言い逃れは出来ないと言いますが、証拠をお見せ下さいと平然としております。その様子に山県殿が怒ります。



「刺客が最期確かに八重殿と申したぞ!」

「では、その刺客をここへお連れ下さい」

「既に、儂が斬った」



八重は勝ち誇ったかのように慇懃に申し出ます。



「恐れながらお館様に申し上げます」

「山県殿は私に悪しき心を持って罠に嵌めようとしております」



山県殿は、かつて兄飯富兵部謀反の際も八重が裏で暗躍していたと追い込みをかけますが、武勇で鳴る山県殿も口先三寸では八重に遠く及びませぬ。



「飯富兵部は義信様を巻き込んだ敵にございます」

「むしろ、勝頼様を襲った犯人は山県殿はじめ武田家重臣の方々では?」



八重はもし、勝頼が家督を継ぐ事になれば家中で諏訪衆が重きをなす事となり、武田家累代の重臣達は役目を奪われる可能性がある。それを畏れて勝頼暗殺を企んだと言ってのけます。色を成す山県殿ですが。



「八重、我が重臣にそのような者はおらぬ」

「山県、事の次第が明らかになるまで八重を閉じ込めよ」



「この八重閉じ込めれば姫様生きられませぬ」

「姫様から義信様を奪われ、その上姫様のお命も奪われるのですか?」



「三条はわが妻、そちの思うようぬはさせぬ」



「‥‥お恨み申し上げます」



八重は山県殿に連れられると座敷に幽閉される事になります。

武田信玄第41話中巻~月夜の鏡~

その頃三条殿の御容態は益々悪くなる一方でございます。そして、間の悪い事に八重を呼ぶのでございます。

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浅黄と若狭

「八重、八重・・・?浅黄、八重をこれへ」

「はい、只今お呼びします」



まだ、八重が閉じ込められたことをしらない侍女の浅黄は八重を呼びに行きます。そして、もう一人の侍女、若狭から八重が閉じ込められたことを知らされます。



「先ほどの騒ぎは八重殿が‥?」

「分かりませぬ・・・」

「若狭殿、い、如何するのじゃ?」

「浅黄殿はお方様の御側に・・・!」



若狭は側室の里見殿に頼み、晴信に事の次第を報告し指示を仰ぐ事とします。晴信は八重の件は自分から説明すると言うと裏方へと急ぎます。

醜いのは病

若狭は三条殿に晴信がやってきた事を知らせます。しかし、三条殿は晴信にはもう会わないと言います。若狭には晴信が待つ部屋へ向かい自身の意向を伝えるように命じます。そして、浅黄には鏡を持って来させます。



「お館様は止めてもやって来るかもしれぬ」



三条殿は八重が月夜の鏡は不吉であると言っていた事を覚えています。しかし、この病、不吉な事をする事で光明が差すやもと考えたのでございます。




浅黄は晴信が待ついつもの日の本の画が描かれた屏風のある部屋へと戻ると、三条殿のために鏡を持っていくことの許しを得ます。




三条殿は浅黄から鏡を受けると、浅黄を部屋から出し、さらに明りを消し月明かりで自らの姿を鏡に映します。
そして。



「ああああ!」



裏方に三条殿の悲鳴が響きます。
晴信は三条殿の部屋へと急ぎます。
廊下には割れた鏡が。
部屋にはあかりも灯さずにうなだれている三条殿の姿。
晴信はゆっくり近づくと後ろから優しく抱き寄せます。



「お館様、どうかこの醜い姿ご覧にならないで下さい(涙)」

「何処が醜いものか、醜いのは其方ではない、病じゃ」



落ち着きを取り戻した三条殿は改めて床に伏します。晴信は三条殿にしっかりと病の治し、共に京の都を見ようと話します。



「万が一、八重に粗相がございましたら」

「ん?まあ、その話はまた改めてじゃな・・・」

「もし、八重に粗相ございましたら、何卒お許し下さい」



三条殿にとって八重は育ての母であり、八重の望は三条殿の望み、三条殿の望は八重の望であると言います。
そして。



「八重の罪はこの三条、頂きまする」

武田信玄第41話下巻~八重 対 山県 リタ―ン~

八重は館内の部屋に閉じ込められております。しかし、八重はこのまま大人しく捕まっているつもりはないようでございます。

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妖怪

「うう!!苦しい!!」

「どうした!?如何でした!?」

「胸が・・・」

「人を呼んできてくれ、ウッ!」



八重は病を装い見張りを部屋に招き入れ、隙を見て脇差を奪い刺します。そして、部屋を脱出するのでした。




見張りが刺されているのを発見した山県殿は八重を追跡します。渡り廊下を血塗られた脇差を手に走る八重。



「妖怪!!!!」

「二度と戻るなと言ったはずだぞ!」



八重は山県殿に斬りかかりますが、流石に斬り合いの相手にはなりません。山県殿は八重から脇差を奪います。観念したかに見えた八重。



「さあ!お斬りなされ!!!」

「私を斬れば、その方も切腹じゃ!」



「お前を斬る事はせぬ・・・」

「お前の首を落とす役目、お館様に願い出る!!」



八重は縄をかけられて再び閉じ込められるのでした。

八重の首

「此度は八重の首を落とさねばなりませぬ」



主殿には信廉、そして山県殿と原昌胤殿、そして倉科殿がおります。山県殿は八重の首を落とす役割を与えて欲しと懇願します。
しかし。



「八重の首は落とさぬ」



一同は驚きます。
晴信は三条殿にとって八重は育ての親でもあり、もし八重の首を討てば三条殿は持たないだろうと言います。



「兄上らしくもございませぬ・・・」

「八重の首討たねば我が武田が勝頼の首狙ったと疑われます!」



「我が処置に口を出すな!」

「首は何時でも討てる」



信廉は此度の疑いを晴らさなければ、武田勢三万の軍勢に乱れが生じると言います。上洛が出来るか否かの瀬戸際で疑いがあっては軍勢が動かせないと。



「お願いにございます!」

「武田の潔白を御示し下され!」



「八重の首一つで潔白示そうとは思わぬ」

「儂を信じよ」



晴信は京の都へ手紙を書いております。三条殿に京の都をご覧になっていただくことが難しいのであれば、せめて、都の香り漂うお公家様の来訪を願ったのでございます。




悲しい事ではございますが、次回は三条殿と八重の死についてお話し申し上げねばなりませぬ。




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→武田信玄(大河ドラマ)のあらすじ第42話「二重の死」

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