大河ドラマ武田信玄のあらすじ第6話でございます。スポーツの華として人気を集めるラクビー。ラクビーは互いのチームが力と力、技と技をぶつけ合い、お互いの認知を目指すスポーツである。このスポーツの激しいぶつかり合いは、互いの陣地を目指し、命懸けで戦う戦国武将を彷彿させる。新しく甲斐国主となった武田晴信の周りにも、有力大名がひしめき合っていた。




駿河、駿府城の今川義元、相模小田原城の北条氏康、北信濃葛尾城村上義清、中信濃林城小笠原長時、諏訪上原城諏訪頼重、そして越後には後の上杉謙信、晴信にとって大きなライバルが控えていた。甲斐国は攻めねば攻められる危機をはらんでいた。その中でまず晴信が攻撃を仕掛けたのが諏訪頼重である。

武田信玄第6話上巻~諏訪へ~

天文11年(1542年)6月。我が子晴信が国主になって他国へ攻め入るのはこれが初めてでございます。

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高遠頼継

「諏訪湖か・・・。」



晴信達武田勢は諏訪湖を見下ろしながら進軍致しております。板垣殿は諏訪頼重は血の気の多い武将にて油断ならないと言います。ただ、晴信も無策だった訳ではないようです。



「家督を相続して1年経つが、未だ家臣たちの気持ち、しかと分からない。」



晴信は、今回いきなり出陣を決断したのは、家臣たちの裏切りを防ぐため、そして、誰にも言わないでいくつかの策をを打っていると言います。



「どのような策でしょうか?」



「1つは今日にも高遠頼継、杖突峠を越えて諏訪を攻める。」



晴信が板垣殿に答えたまさにその頃、山本勘助殿は高遠頼継殿と諏訪上原城へ向けて進軍を致しておりました。



「本来であれば我々高遠家が諏訪を治めるべきなのじゃ!」



高遠頼継殿は元々は自分達こそが諏訪を治めるべきと言います。そして山本勘助殿は力強い味方を得てお館様も喜んでいると言います。



「諏訪を滅ぼした暁には諏訪を我らが治め、諏訪大明神をお守りせねばならぬ。」



「・・・山本勘助。約束違う事はないであろうな?」



山本勘助殿は晴信は約束を違えるような人間ではないと言います。高遠頼継殿は笑顔でそうかと頷くのでございます。



「頼重が首!この頼継が刎ねて見せるわ!」

諏訪家上原城

上原城では諏訪頼重殿が怒りに震えております。



「晴信め!上原城を囲んだら目にモノみせてくるわ!」



「では、籠城にございますか?」



「晴信如きに籠城等出来るか!」



頼重殿は重臣の千野伊豆入道殿に、信虎殿ならいざ知らず、晴信率いる武田勢など恐れるに足らないと話します。そこへ、伝令兵がやってきます。



「申し上げます!高遠勢杖突峠を越えて進軍中!」



千野伊豆入道殿は武田勢の間違いではないかと言いますが、間違いなく、高遠の軍勢と言います。そこへ同じく重臣の千野南明庵殿がやって参ります。



「金刺の様子がおかしい・・・。武田と通じているようです。」



「実は、高遠勢が杖突へ向かっている・・・」



「なんと!」



諏訪頼重殿は一喝します。



「裏切り等恐れるな!この諏訪頼重の神通力見せてくれる。」

武田本陣

晴信の武田勢本陣では源助、平三、平五が仕留めてきた鳥を食べながら晴信は上機嫌であった。しかし、甘利殿は余裕の表情の晴信に不安があるようでございます。



「籠城する前に、早目に攻めるべきでは!?」



「籠城させるのじゃ。高遠勢、そして金刺が到着するまで待てばよい。我らと高遠・金刺で三方から攻める。さすれば頼重も考えるであろう。」



「しかし!葛尾城の村上義清、林城の小笠原長時が背後から来るかもしれません!」



「数の上からでも今回は頼重の負けじゃ。戦わずして勝。負け戦に村上・小笠原も兵は送るまい。そう焦るな(笑)」



晴信は三方を包囲の上籠城させて、和議(降伏)させる腹づもりのようですが、甘利殿はそのやり方に納得がいかないご様子でございます。板垣殿は腕を組んで一言も発っしません。



「信虎様なら今頃は上原城を落しておる!其方からも何か言った方がいいのでは!?」



「確かに、信虎様なら既に上原城を落し、諏訪頼重が首刎ねていたであろうのう。」



「その通り!」



「ただ、多くの兵を失ったはずでもある。」



「戦とはそういうものじゃ!お館様は若い!戦わずして勝つ等何処かに慢心がある!」



甘利殿は晴信への不満を板垣殿に話しますが、板垣殿はまずはもうしばらく様子を見ようと申します。




そして、その夜。杖突峠を越えて高遠勢が安国寺に火を掛けたのを合図に、金刺も諏訪へ攻めかかったのでございます。伝令から次々と戦闘報告が上がります。



「高遠勢、安国寺に火をかけた模様!」



「金刺・高遠勢、諏訪湖畔で諏訪勢と戦闘中!」



晴信もいよいよ出陣します。そして、諏訪頼重に嫁いでいる妹禰々(ねね)と息子寅王の命を助け、必ず甲斐へ連れ戻すと言います。



「しかし、諏訪頼重殿は誇り高きお方。大軍で城囲めば自刃するやもしれません。」



板垣殿はそう言うと、禰々を助けるにはその前に手を打たねばならないと言います。

諏訪本陣

諏訪頼重殿の本陣には続々と厳しい戦況がもたらされます。こうなった以上は籠城しかない・・・。悲壮な雰囲気が漂いますが・・・。



「お館様!こうなった以上兵をお退き下さい!」



「ならぬ!敵は高遠頼継1人じゃ!裏切り者の奴の首を刎ねる!」



千野伊豆入道殿は敵は3方にあり、このままでは敗北必至、城に籠り1月粘れば、小笠原長時、村上義清の援軍も期待できる。そのためにも今は一兵も無駄には出来ないと説得します。



「由緒ある諏訪家を断絶させないためにございます!」



しかし、誇り高き諏訪頼重殿は裏切った高遠頼継殿を成敗するため自ら出陣すると言います。



「分かりました!」



千野伊豆入道殿は従妹でもある千野南明庵殿とこれより高遠頼継本陣に突入し、その首を上げてくると言います。その間にお館様は守りを固めて欲しいと。千野伊豆入道殿と千野南明庵殿は二人で本陣を後にします。

千野伊豆入道と千野南明庵

「あのかがり火が高遠頼継本陣じゃ。」



「あそこまで馬で走り切れるかな・・・。」



「生きては帰れませぬな。」



「足軽は城に戻そう。無駄死にさせてはならぬ。」



お二人は既に死を覚悟しています。



「よき従兄弟を持って幸せじゃった。」



千野伊豆入道殿が申します。



「共に戦い、共に死ぬこと本望にございます。」



この日、二人の老兵が高遠頼継殿が本陣に突入し、奮戦の末討ち死にをされます。そして、諏訪頼重は上原城に火を掛けると、より堅固な桑原城へ兵を退いたのでございます。

武田信玄第6話中巻~諏訪滅ぶ~

武田、高遠・金刺の3者が談合をしていますが、勝ち戦を前に不穏な空気にございます。

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「話が違う!諏訪頼重は死んだも同然!今更和議など!」



高遠殿、金刺殿は晴信が勝ち戦を前に和睦をするという事に納得が出来ません。晴信は諏訪頼重は甲斐へ連れていくため、もはや復活はないと言いますが、納得できない二人は桑原城を攻めようとしますが・・・。



「然らば。桑原城落したのちまた戦にございますな。我が武田勢がお相手致す。頼重は生かす!和睦じゃ。」

和議

「無益なる戦、諏訪大明神様も望んではおりますまい。」



板垣殿が使者として桑原城に出向き、諏訪頼重、そして妻の禰々殿と対面しております。諏訪殿は和睦の条件を尋ねます。



「桑原城を明け渡す事そして、頼重殿と禰々様、寅王様、そして湖衣姫様には今後甲府でお暮し頂きます。」



「湖衣はここにはいない。」



「和睦が成りました暁には湖衣姫も甲府に・・・」



「いない者をどう連れていくじゃ!?」



「湖衣姫様、この諏訪で見た者がおります。」



そこまで話すと禰々が当然板垣殿に申します。



「板垣。その方消えよ!」



禰々は扇を投げつけると言います。



「そちは、兄の傅役ではなかったか?父を追い出し、妹の嫁ぎ先を攻めろと教えたか!?消えよ!」



禰々は諏訪こそが我が故郷、甲斐は敵だと言うと立ち去ります。



「板垣、禰々があのように申していたと晴信殿に伝えてくれ。」



諏訪頼重殿は禰々の願いを無下には出来ない。この桑原城に籠り最後の一兵まで戦うと言います。板垣殿はなんとか翻意させようと説得します。



「諏訪家が断絶します!生きれば、寅王様長じて、諏訪家再興の道開けます。」

諏訪氏滅亡

「禰々、諏訪家再興のため生きてくれ・・・」



頼重殿は禰々を説得すると、ついに和議に応じます。ついに諏訪を滅ぼしたものの晴信の気持ちは何やら晴れぬものがございます。妹、禰々は心を閉ざし、そして湖衣姫殿は、その姿を観る事も出来なかったのでございます。



甲斐へ帰還すると、此度の戦で活躍した源助、平三、兵五の3人が、褒美としてもらった黄金を見ながら喜んで帰っています。



「戦も悪くねえな!」



次は、侍大将の首を上げると鼻息も荒いのでございます。

武田信玄第6話下巻~湖衣姫は何処に~

甲斐へ戻ると重臣達でささやか宴が催されておりました。まさか、このように短期間で諏訪が取れるとは・・・。しかし、酒が入るとやはり殿方。甘利殿と原美濃守殿が「礼儀とはなんぞや」という事で大喧嘩にございます。馬場殿、そして、飯富殿が止めに入りますが、晴信はいつの間にか宴の席にはおりませんでした。

晴信は妹、禰々の元へやってきました。禰々は甲斐へ戻ってからというもの泣き暮らしております。嫁に行くときにも泣き、また戻ってきても泣いているというのは憐れな事です。



「父上を追い出し、国を奪い、我が諏訪を攻め滅ぼし、頼重様を捕らえた・・・。兄とは思わぬ。汚らわしい。」



「諏訪を返せ!頼重様を返せ!なぜ頼重様を東光寺へ預けた!あの方を返せ!あの方を返せ!」



我が子晴信の気持ちを申し上げるはいささか身びいきではございますが、晴信は禰々の悲しみを我が身の内にねじ伏せなければならないと思っていたのでございます。それが、戦の世を生き抜くたしなみだと思たのでしょう。禰々も憐れ・・・、晴信もまた憐れにございます。

湖衣姫の行方

「湖衣姫様、この甲府へお越し頂かなければ和睦の義整いません。」



東光寺では板垣殿が湖衣姫殿の行方を諏訪殿尋ねています。しかし、諏訪殿は湖衣姫殿は行方知れずと突っぱねます。



「この書状、お書きになりましたな。」



そこには、諏訪殿が和睦の義が整った後に小笠原長時殿に充てた書状でございます。そこには共に手を結び、いつの日か武田を滅ぼそうという内容が書かれておりました。



「この書状、お館様が知れば、即刻諏訪殿に切腹申し付けます。」



板垣殿はなんとか湖衣姫殿の行方を聞き出そうとしますが、



「晴信に湖衣は渡さぬ。」



諏訪頼重殿は教える気はないようでございます。



その頃、晴信は山本勘助殿と会っています。



「高遠頼継はどうじゃ?」



山本勘助殿は高遠頼継殿が既に諏訪を離れたこと、そして、諏訪大社の神職だけではなく諏訪の全土を欲していた高遠殿はその取り分が半分と知ると、約束違えるは卑怯千万と申していたことを伝えます。



「やがて戦になるな?」



晴信は高遠頼継の城高遠城は駿河に接している事もあり今川殿の様子なども尋ねた後、再び諏訪へ戻り、今度は湖衣姫殿の行方を探すように命じます。その時、板垣殿が戻ってきました。

一騎打ち

「・・・頼重め!」



晴信は諏訪殿がお書きになった小笠原長時殿への書状を握り締めています。和睦の条件は生涯をこの甲府にて静かに暮らす事ではなかったのかと申します。板垣殿は申します。



「諏訪殿は死を覚悟致しております。切腹、お申し付け下さいませ。」



「湖衣姫のことは?」



「何一つ申しません。」



「儂が行く!儂が直接問い質す!」



「お待ち下さい!女子1人の事で甲斐国主が血迷てはなりませぬ。お控え下さい。」



「湖衣姫は和睦の条件じゃ!」



「諏訪殿は死を覚悟しておりまする!どうか静かなる死を。武士の情けにございます。」



板垣殿は「死を覚悟している」頼重殿からは湖衣姫の居場所を聞き出せないと、諦めるように申しますが・・・。



「諦めぬ!」



晴信は甚三郎と板垣殿の命で少数の兵を伴い東光寺へ向かいます。そして、その様子を八重殿が離れから見ておりました。東光寺へ到着すると、少数の兵に守られた女子が門から出てきています。



「湖衣姫・・・」



晴信がつぶやくと甚三郎殿が言います。



「あれは妖怪にございます!」



「妖怪でもなんでもよい!確認する!」



一団を誰何します。


「そこの女子、何者だ?顔を見せよ。」



そのお人は諏訪頼重殿にございました。



「晴信。そちの想う者、生涯手に入らぬ。我が娘を渡してまで生き長らえたいとは思わん。」



頼重殿は太刀を取り手出し無用と申しますと、晴信もまた、手出し無用と言います。




そして。




諏訪頼重殿は崩れ落ちました・・・。




晴信は屋敷へ戻り、産まれたばかりの我が子をあやしますが、
その目は何も映っていないようです。



今宵は此処迄に致しとうございます。

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