大河ドラマ武田信玄第27話「川中島血戦(一)」の感想です。ついにやってきた川中島血戦。改めて思うのが既にこの時期(1561年)既に2万の軍勢を整える事が出来るんですね。甲斐・信濃の2国といっても信濃は広いですからね。今回、晴信も政虎もお互い勝負をかけに来ています。見所は・・・。勘助の出陣前ですかね。草鞋の紐が・・・。それでは武田信玄第27話感想はじめます。

武田信玄感想27話「別れ」

前半は晴信は川中島血戦を控えて側室たちに別れをの挨拶をします。これもまた、三者三様で中々興味深いですね。

→大河ドラマ武田信玄のあらすじ第27話「川中島血戦(一)」

三条と八重

先週またヒステリーを起こされていた三条の方様。もし、今生の別れとなってしまえば後味の悪いお別れとなってしまいます。




そんな事を視聴者にも思い起こさせるような二人の様子ですね。三条殿の表情は淋しげな少女のような雰囲気。
晴信とはすれ違い夫婦なんですね。




ただ、晴信は晴信なりに三条を大切には思っているんですよね。まあ、三条に対してだけはあまりに不器用ですけど。




そして、皮肉な事にこういう時に一番頼りになるのは八重。



「八重、三条を頼むぞ。」

「この身に代えましても。」



この八重の言葉は「社交辞令」ではなく「ガチ」です。この時ばかりは八重の事を頼もしく感じたでしょうね。

里見と恵理

「其方には我が心を与える。」



子だくさんの晴信ではありましたが、ついに里見は子供を授かりませんでした。




でも、だからでしょうね。
なんでも話が出来る側室の中でも「異質」な存在になった。晴信もそうですが、三条としても最初は兎も角、ある程度年が行ってからは「戦うフィールド」が違うと感じていたように思いますね。




乳母にでもなればよい乳母になった気がします。

武田信玄感想27話「勘助」

よく覚えているシーンですね。川中島血戦出陣前に勘助の妻きぬが草鞋を履かせていると紐が切れます。

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勘助、草鞋切れる

出陣前に草鞋が切れるは不吉。ただ、勘助は「門を出てから」は不吉ですが、門を出る前、つまり家の中で切れたのは不吉ではないと言います。




勘助は基本優しいですからね・・・。




この先の運命を知っている者としてはなんとも。
それと、勘一に、



「学問を極めて僧になれ。」



と、言っていましたが、やはりかつての主君今川義元を葬るのに一役買い、後に年端もいかない駿河の乱波を斬ったのがやや堪えていそうです。




息子にはこのように苦しい人生を歩んで欲しくないという事なのでしょうね。
結果的に遺言になってしまいます。

突撃

川中島の地理を調べ上げ、50年外れた事のない故老の情報をもとに、翌日の霧を利用して上杉勢を殲滅しようとします。




ただ、改めて見てみると「啄木鳥作戦」は馬場信春の発案のようですね。勘助は馬場の作戦に一番有利なタイミングとして霧のある日を提案した。




なんとなく、啄木鳥作戦の発案は勘助で、それが見破られた事に責任を痛感して・・・といった記憶だったのですが、啄木鳥作戦が見破る可能性も考慮していますし、そもそも発案は馬場。




やはり、既に「死地」を求めていたのでしょうかね。
ある意味、既に甲斐でやらねばならない、晴信のためやるべき事は全てやり切ったと申しますか。
ただ、そんな事を言ったら馬場殿が怒りそうですが。

武田信玄感想27話「駆け引き」

今回、両雄はお互い血戦を挑み、互いを滅ぼすつもりでいます。つまり、「次」はない位の覚悟です。両陣営のやり取りを見ると、結果はどうであれマネジメントの基本があると感じます。

目的は信玄の首

晴信よりも早く春日山城を出た上杉勢は早めにやって来て横山城から、川中島と海津城を眺めます。



「今のうち海津城を奪取しましょう!」



村上義清が武田勢が集結する前に海津城を獲ってしまおうと言いますが、政虎ははっきり否定します。



「今回の目的は海津城ではない、信玄の首じゃ」



目的はホント大事です。後半で上杉勢は海津城で動きがあった事を知りますが、海津城は「空」と判断し八幡原へと軍勢を進めて血戦に挑みます。




目的がボヤけていれば、空の海津城を奪取!なんてことも考えられます。




これで思い出すのが日本海軍のミッドウェーです。



  • ミッドウェー島が目的なのか?
  • 敵空母の撃滅が目的なのか?


作戦の目的が曖昧ではイカンですね。何事も一歩目が大事であります。

決める

妻女山に陣を張ったのは武田勢を誘うため。その山頂の上杉勢に対して挟み撃ちを決断します。




世に言う「啄木鳥作戦」ですね。




結果的にこの作戦は上杉勢に見破られています。勿論、この挟み撃ちで行くと決断をした時にそのリスクも当然考慮しています。



「上杉勢が気付かねばいいが(虎昌)」

「政虎は後ろにも目がありそう(幸隆)」



しかし、相手の事をいくら考えても答えは出ない。



「気付かれても挟むがよい(原美濃守)」



敵の出方ばかりを見て守勢に回っては主導権はつかめない。これはもまた現在にも通じるなと思います。




上手くいかない組織はいつも相手の出方を考えて決断できません。そりゃそうです。相手の事は相手でないと完璧には分からない。であれば「決める」しかないんですよね。




またまた、日本海軍のお話ですが。



「真珠湾攻撃」



は、その決断が出来ていたと思うのですよね。結果は奇襲成功ではありましたが、えっちらおっちら行ってみたら、もぬけの殻という可能性もあった訳で・・・。




ましてや武田勢は戦力的には優位にある訳ですからね。




以上、大河ドラマ武田信玄の感想第27話「川中島血戦(一)」の感想です。
いよいよ次回は武田信玄最大の山場。

今宵は此処までに致します。