武田信玄(大河ドラマ)の感想第21話「景虎失踪」。今回のテーマは「晴信と景虎の対比」でしょうか。晴信の動機は結構不純(女好きでもある)ですが、かつて上杉憲政が言っていた通り、国を富ませるために先進的な政策を取り入れている。景虎は動機は純粋ですが・・・朝廷や将軍家にいくら献上しても?。あと、晴信「都」を意識し始めましたね。それでは武田信玄第21話感想はじめます。

武田信玄感想21話「動機」

大井夫人も言っている通り晴信の動機は「父を超える」、そして「側室を侍らし」は冗談(でもないか!?)としても、やはり元々は個人的な動機。しかし、景虎は「天下のため」「美しき世界のため」と自分の私利私欲はありません。

→武田信玄のあらすじ第21話「景虎失踪」

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栄える甲斐

今回の冒頭は釜無川の治水工事から始まります。治水工事を始めたのはもう10年以上前。それがようやく形になって来ています。




また、発展する城下のために「夜回り組」の組織など、内政に隙はありませんね。勿論、甲州金という収入があったればこそでもありますが、晴信はその「甲州金」を国の発展のために惜しみなく使用します。




この時期の甲斐は完全に晴信の元に統一されており、調略など他国が付け入る隙もなし。




ただ、晴信の「動機」はこの世に正義を成す事ではありません。父親を超え、湖衣姫を手に入れ、今は天下にも興味を示しています。



「畏れながら、八重の気持ちお察し下さい」



八重の、



「天下はお館様を待ち望んでいる」



ついに晴信の欲望は天下へ?

乱れる越後

一方で越後。越後は必ずしも景虎の元に統一されているとは言い難い状況ですね。さらに、内政は苦手?なのか上洛にあたっては領民から臨時徴収を行っています。余談ですが、越後と言えば佐渡、佐渡と言えば??



佐渡金山!



しかし、悲しいかなこの頃は佐渡金山はまだ発見されておりません。そこへ襲いかかる真田・山本を中心とした「甲州金」実弾攻撃!前回の北条高広(きたじょうたかひろ)に続き、今回は大熊朝秀。因みに、高広は晴信に見捨てられましたが大熊朝秀は晴信の幕下へ入っていますね。




この差については若干気になりますね!




さて、確かに越後は未だ動揺中であり、領民の暮らしも重税で苦しい。しかし、景虎に「私利私欲の心」がない事は裏切った大熊朝秀はじめ皆知っているんですよね。



「私心のない純粋な心」



そう、だからある種の「カリスマ性」が景虎にはあります。




この辺りが難しい処で、性格悪くて自分大好きな奴だけど、結果的に金払いが良かったりするオーナー社長と、純粋に社員の事を考えているのは分かるのですが「ドケチ」なオーナー社長。




多くの人にとっては「金払いの良いオーナー社長」がいいと思うのですが、一方で「純粋なオーナー社長」の方が数は少なくても濃いめ熱いファン(社員)がいるだろうな・・・なんて事を感じました。




この辺りの対比は上手く描かれていますね。

武田信玄感想21話「毘沙門天」

私心なく純粋であるが故にこの世の醜さが余計見えるのかもしれません。自分の足元である越後からも「争いが絶えない」事に絶望し比叡山へ向かう景虎。

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弱さ

これは現代でも通じると思うのですが、あまりに「純粋」だとそれは「強くて脆い」という一面があると思います。景虎のように「私心」や「私利私欲がない」といった純粋さだけではなく、「純化」「特化」しているようなものは変化には弱いものです。




その点晴信はやはり強いと思うのですね。清濁併せ呑むとでもいうのでしょうか?使える権威は利用するし、自分の欲望にも忠実ですが、あまりにも道を踏み外すような事はギリギリでしない。その辺りは「柔軟」「しなやか」であると思います。




個人的には義信と景虎は若干似ている部分があるなと感じます。




景虎は純粋であるからこそ誰の金でも喜んで掴む「猿の如き家臣」と金で人の心を買う「猿共」が、幅を利かせる俗世にすっかり嫌気が差してしまいます。




此処までは晴信の計算通り。




つまり、戦に強いのらな「戦」をさせなければよいというワケですね。




しかし。



「景虎殿の怒り破裂する事になる」



勘助が言った事は図らずも敵中します。

目覚め

純粋さは脆さをはらみますが、一方でその純粋さが発揮出来る時は凄まじい力を発揮します。



「長尾景虎殿から越後は奪えない」



離れてから気が付いたという大熊朝秀の言葉。そう、長尾景虎に「毘沙門天」の生れ変り。




脆く崩れそうだった景虎のが直江兼続の「論理」と菊丸の「感情」でついに復活。



必ずや正義の鉄槌下す!(怒)



晴信はまさに「虎」の尾を踏んだのかもしれません。

武田信玄感想21話「般若」

満月の夜に現れる鬼。ある夜を境に現れなくなったとか。

斬る

甚三郎は八重が呼んだ修験道を殺害した事を、例えどのような動機であったとしても許されないと考え自刃しました。まあ、八重は言い逃れると思い、そしてその暁には自分もただでは済まないと踏んだのでしょうね。




しかし。




ここに鬼を斬ると宣言した若武者が現れました。



「次に現れたら斬る」



飯富虎昌の弟、三郎兵衛。自らの名前を明かし、斬ると宣言する。言を左右にのらりくらりと人の弱き心に付け入るのが得意の八重でもですね。



ガチ



の奴には通じないと思ったのでしょうね。




多分21話にして初めて「恐怖」を感じたのではと思います。




まあ、悲劇はまだまだ続くのですが(涙)。




以上、武田信玄(大河ドラマ)の感想第21話「景虎失踪」でごいます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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→武田信玄(大河ドラマ)の感想第22話「奸風発迷」