武田信玄(大河ドラマ)の感想第7話「風林火山」。この武田信玄の第7話はこれまでとは異なる終わり方をしていました。今迄は気が付かなかったのですが、何度も見ていると見えるものありますね。ということで武田信玄感想第7話です。

山本勘助、晴信の家臣へ

第7話では晴信におここに瓜二つの湖衣姫探索を命じられていた勘助が、キッチリと仕事をして戻ってきます。それは武田家重臣達と晴信の間に大きな亀裂を生みます。

→武田信玄(大河ドラマ)のあらすじ第7話

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もう1人の父から独立

ある意味では父親代わりとなって晴信を導いてきた板垣。これまで「内政」「外交」「軍事」「調略」全てにおいて傅役である板垣の期待に十二分に応えています。いや、おそらく板垣から見ても「想像以上」だったかもしれません。




内政では「1年掛けて内部の整理」、外交では「今川との良好な関係」そして、調略では「高遠頼継調略」、戦では「ほぼ兵を失わずに諏訪を領有」するという離れ業です。




しかし、第4話で「運命の出会い」をしてからというもの板垣が心配になる程に湖衣姫へ執着を見せています。




・・・。




これ何処かで見た展開と同じなんですよね。そう、第1話で父信虎に、



「寺に囲っている女子(おここ)を棄ててこい!」



と、言われて結果的には武田家の家督ではなくて「おここ」を選ぶという展開と。
(おここは何者かに殺害されてしまい、その想いが叶う事はありませんでしたが・・・)




信虎と板垣は違いますし、晴信は「国主」という立場ですから、勿論厳密には同じではないのですがもう1人の父といってもよい板垣を、


「斬る」



とまで言っているのはある意味では本当に「国主になった」と言えるかなと感じました。家臣全員が反対しても「儂が決めた事はやる!」という事ですね。勿論、それが「良い結果」を産むとは限りませんが・・・。




これほど晴信に執着をさせているのは、おここが非業の死を遂げているからでしょうかね?



「死んだ人には勝てない」



昔、矢神いぶきも言っていました・・・。

板垣 vs 勘助

ここも見応えがありましたね。正直、もし晴信が板垣を斬っていたら(多分勘助が止めなければ斬ってた)、流石の武田家重臣達も離反をしたんじゃないかと思いますし、駿河の信虎様が返り咲いた可能性もありそうです。何せ、まだ信虎様を追放して1年ですからね。




サラリーマン的発想で見ると、二代目の坊ちゃん若社長が連れて来た得体のしれないコンサルタント(勘助)が「怪しい行動」をしてよからぬことを吹き込んでいる・・・!みたいな感じでしょうか。




勘助の立場としては若社長(晴信)の信頼も得なければいけないし、一方で重役達(板垣達)にも信用してもらわないと仕事にならない・・・。そんな事を考えながら見ていたのですが勘助は満点に近い仕事ぶりでした。




そして、此処でもですね・・・。
私が良く言っている、



「感情で決断し、論理で正当化」


を、上手に使っていると思います。
論理を簡単に言えば、


  • 「湖衣姫と晴信の子供が産まれたら諏訪と甲斐の紐帯は固いものとなる」
  • 「もし、湖衣姫が他の国衆・大名の手に落ちて子を成せば、諏訪の人々の心は二度と手に入らない」


ってことですね。
でも、んな事は百戦錬磨の武田家重臣達は分かっています。




それでも、最終的に晴信が湖衣姫の処へ行くことを認めたのは「湖衣姫による暗殺を畏れるなど国主の器ではない!」という情緒的な指摘と、何よりも「山本勘助が晴信の事を考えて」いるという事を感じたからですよね。



「この勘助の言葉に不正義あれば腹斬ります!」



結局、重臣達が晴信の湖衣姫への執着に懸念があるのは「若きお館様」の事が心配だから。そして、山本勘助も同じ。晴信にとって、板垣は無くてはならない重臣です。ここで、斬ってしまえば晴信の為には絶対に良くない。だから、命を懸けて板垣を守り結果的は晴信を守っている。




感情に訴えるというのは決して馬鹿に出来ない、ある意味では「論理を構成するよりも」人を説得し決断さえるものだと思います。そして、板垣は「自分の想いに想いで応えた」勘助をこの時認めたんじゃないかなと思います。

駿河のご隠居とらんと八重

信虎は駿河の暮らしが1年ですが幸せそうで何よりです。

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信虎とらん

信虎を追って、らんがやってきてからもう1年。当初は「晴信に監視するように言われて来たのだな!?」と疑っていましたが、らんの「本気(マジ)」を見てからは仲良く暮らしていて何よりです。




信虎はある意味では晴信にとっては最初の「強敵」だったのですが、最近は「コメディ担当」の様相を呈してきておりますね。



「儂の首根っこでも捕まえたいのか・・・?」


「お館様が首根っこと言いました(ぷんぷん)!」


この二人は感情の起伏が激しいところとかも、ある意味では似た者同士なのかもしれないな・・・。そして、信虎様はリアクションが大きめなので見ていても楽しいですね。

八重殿

八重も晴信(そして、これからは湖衣姫)の敵役になります。三条殿の「京ことば」そこはかとなくなんだか雅(みやび)なんですが、八重殿の「京ことば」は・・・雅じゃないとは言いませんが「妖しい」という言葉がピッタリの雰囲気です。




そして、八重もまたその演技が行き過ぎている(まあ、敢えてだと思う)のが、ややもすると「滑稽」なのが良いですね。



今回も「私も京の都が懐かしい・・・」と言って、侍女たちみんなでしんみりした処からの、



「ああ!海の口城は武田領であらしゃいました!」


の、テンションの高低に回りが付いて行けていないのが微笑ましかった。ちょっと可愛いw。多分次回か次々回位でいよいよおここの怨霊湖衣姫様が裏方へやって来ると思うのですが、そこからの八重さんの活躍をもう一度見るのが楽しみでもあります。

大河姫

さて、今宵は此処迄に致しとうございます。




言い忘れておりました。
この7話で初めて「今宵は此処迄に致しとうございます」がなかった回でございました。

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→武田信玄(大河ドラマ)の感想第8話「湖衣姫」