西郷どんの感想第29話「三度目の結婚」。今宵、西郷吉之助が三度目の結婚、そして糸どんが二度目の結婚。今回の西郷どん「家族」を描いている部分は安心して見れる・・・!花子とアンっぽい・・・!そして、ゆきりんがご登場しておりました・・・!大河ドラマ西郷どんの感想第29話始めます!

西郷どんの感想第29話~家族~

もうね。花子とアンな訳ですよ。花子とアンの初期ね。花子とアン、もう一度確認してみたら第1話が明治33年(1900年)だった。明治33年と丁度第一次長州征伐を行った元治元年(1864年)だと田舎の暮らしぶりはあんまり変わらないのかも。糸どんがかよに見えて、雪篷先生が不真面目になってしまった周造爺に見える・・・!

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家族の様子の安定感

嫌味じゃないよ!このブログでも度々「わかり難い表現」については解説をさせて頂いておりますけど、西郷家の家族を描いている感じは安心感があります。




思えば、西郷の最初の結婚の処で「逃げ恥」よろしく、



「運命の人に出会うんじゃないの」

「運命の人にするの!」



なんて、吉兵衛に言わせてみたりとか・・・!




家族の様子はこれでもかと丁寧に描き込んでいますね。結婚を迫る家族と、愛加那への義理立てもあったり、一度離縁していたり、さらに「お借金」がたんまりあったりとあまり「嫁取り」に乗り気ではない吉之助を皆で「責める」様子とか。




薩摩藩の、いやもはや「日の本の顔役(実際禁門の変では慶喜と西郷の名望が高まった)」である西郷が家に戻れば「専制的家長」どころか家族に頭が上がらない西郷・・・!




まあ、鉄板で王道の「ファミリーコメディ」ですけど、鉄板で王道というのは「ウケが良い」訳でこれは正解だと思います。

ゆきりんご出産

んで、ゆきりんがご出産な訳ですよ。ゆきりん、鹿児島出身なので決して「事務所ゴリ押し」ではないと思う!しかも、結婚済み&妊娠&ご出産で、しかもしかもお似合いだったりするんだもん。




糸どんとの結婚を「お膳立て」する大久保一家&西郷一家。ここまではコメディ風に見せかけておいて、



「重そうな」



糸の言葉の前に産気付くゆきりん。
(因みに、ゆきりん演じる西郷園は吉二郎の後妻なんで)




視聴者は気になる訳ですよ。ホームコメディ風の展開に似つかわしくない糸どんの沈鬱な雰囲気にね。そして、明らかになる事実。



「私は子供が産めないから離縁された」



ああ、海老原良い奴に見えたんだけどなぁ・・・。




ちな、



「柏木ww田舎の貧乏武家の妊婦違和感全くないww」



これでスレ立てする時は、




【悲報】【朗報】か難しいですねぇ。しかも、アンチスレ応援スレか見分けがつかん・・・!

ディテールが秀逸

これって、結構凝った演出だと思うんですよね。




糸は西郷家に来ても「跡取りは産めない」という負い目があり、自分は相応しくないという言葉をゆきりんがご出産の後に言わせるというね。




今回の西郷どんを見てスゴイ感じるのは、ちょいちょい「ディテール」に当たりがあるんですよ。




例えば「斉興の斉彬と久光への想い」とか、「ロクでないの父親達に引き気味の慶喜」とか。




ただ、正直今のところ物語の「幹」となる部分が弱いと思っています。




脚本への批判が多いのは「これを描きたい!」っていうのがまだ見えてこないからだと思うんですよね。




でもね。




ここ数回は何度も言っているですけど、30話近く使って「西郷ってとにかくいい奴なんだ!」っていうのが布石で、これから「革命家」よろしく江戸で騒乱を指導したり、新政府が力を持つ為には「犠牲(武力で幕府を叩き潰す事が必要)」とか、「玉」は使えないなら「取り替えちまえ!」って決断したりとか・・・。



高低差で耳キンな展開があるかも・・・!?とかちょっと期待しています・・・!




大河ドラマ西郷どんの感想第29話「三度目の結婚」はまだまだ続きます!

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西郷どんの感想第29話~優しさと願い~

雪篷先生や琴達は「女は嘘でも惚れたと言われたい!」って言ってましたけど、西郷が敢えてそう言う事を言わなかったのは(思いつかなかったというのもあると思うけど)、西郷の優しさであり、誠実さであり、そして「願い」だと思うのですよね。

子供が産めない

当時、子供が産めないというのは「離婚理由」になります。冒頭でも触れましたけど、



「西郷家の跡取りはどうするのですか!?」



みたいな、言葉を吉二郎が言っていましたが、これは本当に大事な事なんですよね。




当時は「男」しか仕官、つまり「扶持」を貰う事が出来ない。跡取りがなければ、武家は食べて行くことすら出来ない。




勿論、それでも「不慮の事故」や子が出来ないという事で跡取りがない場合もあります。その時は「養子縁組」ですね。当時は養子縁組は頻繁に行われており、そうやって「家」つまりは「生活を維持」した訳です。




糸は自分は吉之助には相応しくないと考えた訳ですね。

吉之助の想い

吉之助は結局糸と結婚します。因みに、二人の間には子供も産まれる訳なんですけど。




ただ、吉之助が「惚れた腫れた」は関係ないとか、子供の事は運命に任せようと言ったのは「孤独を埋めたかった」のではとも思います。



「一蔵どんには理解してもらえなかった」



吉之助は自分の考えを理解してくれる人がいない。




まあ、この西郷どんは「西郷の物語」であって大久保は仲間であっても「特別な仲間」ではないんでしょうね。




この先も糸と西郷の物語は繊細に描かれるような気がしますね。



大河ドラマ西郷どんの感想第29話「三度目の結婚」もいよいよ最後の段。

西郷どんの感想第29話~意外と多い!?翔ぶが如くにも出演!~

今回久しぶりに糸父親である岩山直温が登場。キャストは塩野谷正幸どんなんですけど、塩野谷どんは翔ぶが如くでは川路を演じていました。いま、翔ぶが如くもみ返しているんですけど、西田どんや鹿賀どん以外にも結構二つ出ている人います。

比較すると面白い

西郷どんと翔ぶが如くのキャストの比較表はこちらにあるんですけど、例えば鹿賀どん(大久保-島津斉興)や佐野どん(有村俊斎-井伊直弼)とかは分かりやすいんですが塩野谷どんはちょっと一瞬分からなかった・・・!




あと、以外な処では勝海舟の遠藤憲一、長野主膳の大河内浩も出てたりします。
(大河内浩はキャストにはいるんですけど、誰だか分からんw)




西郷どんに出ている端役の方々も30年後には主役級とかになるお方もいるんでしょうねぇ。



以上、西郷どんの感想第29話「三度目の結婚」でございます。
大河姫

今宵は此処までに致します。

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