西郷どんの感想第6話「謎の漂流者」。ジョン万次郎と斉彬がこの時期に会談をした事実はありますがその裏では西郷ジョン万次郎との間にこのようなやり取りがあったとは!当初ジョン万次郎が頑なに「日本人である」事を隠している理由と当時の日本の漂流者についても!西郷どんの感想第6話始めます!

西郷どんの感想第6話~その男、ジョン万次郎~

ジョン万次郎が琉球から日ノ本へ帰国をしようと考えて、さらに、琉球から薩摩へと送られ斉彬と会談をしたのは間違いありません。勿論、その経緯(牢屋から脱出して西郷家でやっかいになったとか・・・!)は分かりませんが、西郷どんでも描かれていたように「海禁令」を犯して戻ったら日本には戻れない可能性はあったと思います。

漂流者は帰国出来ない?

鎖国体制下では海外への渡航は禁止されています。ただ、ジョン万次郎だけではなく漁に出た際に遭難し、異国船に助けられた日本人船員もかなりいたと言われています。




有名な処でいうと井上靖の小説「おろしや国酔夢譚」でも有名な大黒屋光太夫を始め、始めて日本人で世界一周を成し遂げたと言われる仙台藩の水主である津太夫など漂流の上異国船に救助をされて帰国を許された者も少なくない数おります。




基本的には日ノ本では唯一の海外との窓口となっている長崎へと回航され、そこで「キリシタンではないか?」を踏み絵で確認をされてその疑いがないとなれば故郷に帰国が出来るケースもあります。




ただ、一方で「帰国が許さない・帰国が出来なかった」ケースもあるんですね。




異国船の出没が頻発するようになってから後、幕府は所謂「異国船打ち払い令」を出して様々な事情で日本近海に現れる異国船を砲撃するようになります。
(最も、太平の世を謳歌していた当時の日本の砲はかなりお粗末なものでしたが・・・)




そして、天保8年(1837年)には所謂「モリソン号事件」が起きています。




アメリカ合衆国商船「モリソン号」が遭難した日本人水夫を送り届けに日本にやって来ます。その際、わざわざ大砲を外してやって来るのですが、残念ながら江戸湾でも鹿児島湾でも砲撃に会い結局モリソン号に乗せられた漂流者たちは生涯帰国は果たせませんでした。




合衆国での生活が長かったジョン万次郎としてはこの辺りの事情は気になっていてもおかしくはありません。結局、戻って来る場所やタイミングに左右されざる得ないのが当時の情勢と言えると思います。

斉彬とジョン万次郎

斉彬とジョン万次郎の会談。



  • 斉 彬:「何故米国は日本にやって来る?」
  • 万次郎:「通商交易と補給基地のため」
  • 斉 彬:「もし拒み戦えば勝てるか?」
  • 万次郎:「勝てません」


そう。
ジョン万次郎の言う通り、蒸気船も元込銃もライフル銃・ライフル砲も持たない日本が勝つことは難しいでしょう。




ただ。




後に、明治維新・殖産興業・富国強兵・日清日露世界大戦勝利世界の三大海軍となった後に合衆国のどたまをぶん殴る事になるのですが・・・。




正直、その時期の方がさらに勝ち目は薄かった気もします・・・。うっかり勝ち過ぎて過信してしまったんですね。




余談ですが、この昭和期であってもアメリカへ留学した人間とそうではない人間では随分と印象が違っていたそうです。山本五十六は1919年から2年程アメリカ留学をしています。その時期のアメリカは「グレートギャッツビー(1925年:フィッツジェラルドの小説)」の世界だと思うのですが、この豊さを生で見てしまうと「勝負にならない」とハッキリ悟ったはずです。




まあ、昭和の時期も「勝てねー!」って分かっていながら、黙っていたり、内向きと政敵追い落しのために「過激」に奔った人も多かったですけど。結果、誰も戦争に賛成していないのに戦争始めるという摩訶不思議な現象が・・・。



「戦争を決断した人間がおらず、空気が決めたのだ(山本七平)」


余談の、余談ですが今は日ノ本はおろか、日・露・中・英・仏・独・印・・・つまり、




アメリカ合衆国 VS オール世界



でも、勝つことはできないでしょうね。




西郷どんの感想第6話「謎の漂流者」はまだまだ続きます!

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西郷どんの感想第6話~初恋の別れ道~

本日二つの淡い恋が終わりました。正助の糸への想いと、糸の吉之助への想い・・・!ま、正助の糸への想いはつい此間のお話しですが、糸の初恋は長かったですね・・・!頼むよ!海老原勝重!

正助、男気を見せる

正助は糸が度々謹慎中の自分の元へとやって来ているのは、



「自分に気があるから」



と、信じていました。後の大久保利通らしくないシンプルな思考は微笑ましいですね。まあ、父の次右衛門からすれば、



「父親は鬼界ヶ島、自分は謹慎中にも拘らずで色恋に現を抜かす事」



に、どのような感想を持ったか気になりますが・・・!




しかし、前回の「相撲」の時にどうやら糸の想い人は自分ではないようであること、糸の想い人はもしかすると・・・!吉之助かもしれないと気付きます。




そして今宵。




糸は走る!!!




吉之助が御前相撲において斉彬を上手投げで土俵の外へ投げ飛ばし切腹という話を聞いて居ても立っても居られず。




正助、どんまい。




ただ、今回の正助は一味違っていましたね。



「吉之助さぁに気持ちを伝えるべき!」



まあ、私と致しましては、



「正助、お前も糸どんに想いを伝えるべき!」



と、突っ込んでしまいましたが・・・!

糸の恋が終わる

デリカシーのない一家でございます。父が父なら、子も子でございます。覚悟を決めた糸は吉之助の家に行きますが・・・!



「おお!糸どん!吉之助にも嫁ばもらう事にした!」



吉兵衛の言葉に驚く糸。因みに、この時間違いなく吉之助は自分の嫁取りが決まった事を知りませんね。



※関連記事:→須賀、西郷の最初の妻について


正助が糸に惚れたのは、赤山先生と共に吉之助の元へやって来た日なのでつい此間ですが、糸が吉之助、当時は小吉さん、に惚れたのはあの「妙円寺詣り」以来。もう、10年以上淡い片想いを続けていた訳です・・・。




しかし、吉之助は・・・。



「海老原重勝は良い男じゃが、正助どんはもっと・・・!」



※関連記事:→海老原勝重のモデルは!?


哀れ、正助は秘密にしていた(まあ、バレてたかな?)想いを吉之助に事実上明らかにされた上に糸は



「(吉之助が止めてくれず)残念そうな顔」



でございます。



「私はずっと好きでしたよ!」

「どぇーーー!!!」

「桜島が噴火しみたいに驚かんで下さい(笑)」



色恋とは難しいものですね。この糸どんの言葉を聞いて吉之助はなんと思ったでしょうか?



「逃がした魚は大きい」



と思ったかな?
まあ、逃がしていないんですけどね・・・!




西郷どんの感想第6話「謎の漂流者」いよいよ最後の段でございます。

西郷どんの感想第6話~吉之助、直訴~

「大久保正助は必ずお役に立つ男でございもす!」



吉之助は「ジョン万次郎の内偵」の成功すると、吉之助は兼ねてから決めていた直訴を実行します。斉彬は「暫し待て」と言っていましたが、斉彬の心情や如何に?

内ゲバを防ぐ

何度か触れていますが薩摩藩は兎に角「過激」は藩です。気に入らなければ「切腹」するしさせる。




それは「覚悟」があって流石は「尚武の薩摩」という感じですが、家臣達が血で血を洗う抗争を繰り返しては人材が枯渇してしまいます。




今回、吉之助の申出に対して多くは語りませんでしたが、大久保をはじめ「旧斉彬派」をすぐに赦免をしてしまえば「前藩主」つまり父の失政を咎める事になり、そうなれば、その家臣達の中には「腹を切る・切らされる」者が出る事を警戒したのだと思います。



※関連記事:お由羅騒動の前哨戦!近思想崩れ


その辺りは・・・。




まだ、吉之助の考えの及び範囲ではなさそうですが・・・!




以上、西郷どんの感想第6話「謎の漂流者」でございます。

今宵は此処までに致します。

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