西郷どんの感想第5話「相撲じゃ!相撲じゃ!」。斉彬がついに薩摩藩主になりましたが・・・。「斉彬派」が望んでいた「御由羅派」の粛清はおろか、大久保父子を始めとする斉彬派の赦免もない・・・。これは直訴しかない!御前相撲で優勝して直訴を画策する吉之助一派!西郷どん感想第5話始めます!

西郷どんの感想第5話~復讐の復讐を止める~

斉彬は紆余曲折あったもののなんとか斉興を隠居させて薩摩藩主に就任します。勿論、吉之助達「斉彬派」は赤山先生はじめ高崎五郎右衛門や近藤隆左衛門(二人とも出てないけど)など、13名の切腹の仇を取りたい!




勿論、大久保父子等遠島・謹慎処分者の赦免は当たり前!




しかし・・・。



「3年は御政道を変えない」
(斉興時代のまま)



これはいったい・・・?

→【公式】西郷どんの見逃し動画!

→翔ぶが如く第2話「新藩主お国入り」

江戸育ちの斉彬の衝撃

斉彬は非常に優秀な人物です。蘭語等諸外国の文化や事情に精通しているのは勿論、薩摩藩の歴史も当然学んでいたと思います。「宝暦治水事件」も「近思想崩れ」も知識としては知っていたはずです。



※関連記事:→プレお由羅騒動?近思想崩れの過酷


しかし、



「学んでいる」



事と、



「経験している」



は、全く異なると思うんですよね。斉彬にとって追い詰めたはずの調所広郷の自害や、それに伴い父斉興が行った「大粛清」は「衝撃」だったはずです。



「このままでは薩摩藩から人が居なくなる」



因みに「翔ぶが如く」ではその事に正助が悩みいじける場面が描かれますが、斉彬は吉之助からの糾弾(お由羅派処分がなく斉彬派の赦免もない事に)の意見書に対して、直ぐに御政道を改めるのは即ち、



「前藩主の失政を批判する事になり考の観点から難しい」



が、


「斉彬のために働いた者の事は忘れた事はない」



そして、


「順次赦免するので待って欲しい」


と書いています。



斉彬はこのままお由羅派を粛清してしまっては、新たな対立の火種となり、延いては薩摩藩の、いや日ノ本の財産である「人材を無暗に失う」事になると考えたのだと思います。




余談ではありますが、我々の知る「歴史」はけっこう危うい橋を渡った結果なのかなと感じます。いくらでも「可能性の高い分岐点はあった」のではと。




因みに、「悪い意味」でうまくいかなかった筆頭は水戸藩であったと思います。血で血を洗う「天狗党」と「諸生党」激しい内ゲバの結果維新・維新後その影響力は皆無に等しい。ちょっと思うのですよね。



「藤田東湖が生きていたら」
(藤田東湖は安政の大地震(大獄ではない!)で死亡)



とか。
勿論、今では東湖の「攘夷論」は古い・理想に奔り過ぎとも言えますが、あの「大西郷」をして、



「先輩なら藤田東湖、後輩なら橋本左内」



と、言わしめて人物ですからね。




話が逸れました。薩摩藩の件。個人的にはこの斉彬の判断は正しかったと思います。




事実、斉彬は残念ながらその治世は約7年程と短いものに終わります。この時に、有村俊斎が言うように「粛清」を行っていれば、さらにその復讐が行われたはずです。
(斉彬の父斉興は斉彬よりも長命・・・。)



※重豪以降の歴代薩摩藩主(大河姫作成)



そのような事になれば・・・。




明治維新は実現されなかったかもしれません。




まあ、難しいのは「明治維新が無かった」からと言って、その後の日ノ本の命運が後の史実よりも「悪い」ものだったとは限りませんが・・・。




さて、西郷どんの感想第5話「相撲じゃ!相撲じゃ!」はまだまだ続きます!

西郷どんの感想第5話~恋の行方~

そいえば、今回の西郷どんは「」の物語でしたね。そう。「」。「LOVE」。です。




正助が失恋致しまして候・・・!

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正助・・・失恋!

さて、「妙円寺詣り」の頃は非難がましい眼で見ていた正助どん。今ではすっかり糸どんに夢中でございます。




ち、な、み、に・・・!




先程も少々触れましたが、「翔ぶが如く」では正助どんは凄い怒っています。斉彬が藩主になったのにお由羅派の粛清はしないわ、親父は鬼界ヶ島から帰らないわ、おいどんは未だ謹慎中・・・!



「斉彬様にはがっかりでございもす!!」



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しかーし!




正助は鬼界ヶ島で俊寛になってしまいそうな親父の事よりも、自分の「」の行方に悶々としています・・・!




まあ、糸さんも悪いんですけどね。




吉之助に会いたいがばかりに、「正助」をダシに度々家を訪ねる。
(ちな、西郷と大久保の家は近かった史実では隣ではない・・・!)




謹慎中で傷心の正助には「天使の笑顔」に見えたでしょう!



「お、おいに気があるかもしれんと!?」



おめでたい!




謹慎が解ければ告白するとでごわす!といった雰囲気が可愛いかったですね。まあ、すぐ地獄を見ましたけど!



「好いとう人(おいの事?)がおるじゃろ」

「わかりもすか?」



ガッカリした情けなか息子正助の顔を鬼界ヶ島の次右衛門にも見せてあやりたかでございもす!

お節介しませう

糸の縁談が決まり、正助の想いも知った吉之助が吉兵衛に尋ねます。



「なんで結婚したのか?」



それに母親も満佐が答えていました。親が決めた相手ではありましたが、吉兵衛の「良い評判」をあちこちで聞いており結婚に不安はなかったと。




そこに、結婚生活30云年で明らかにされる新事実!
祖母(吉兵衛の母)きみの告白。



「それは私がそう噂を広めてくれって頼んだ!」



そう。
きみは満佐ならと狙いを定めており、吉兵衛と無事に夫婦になれるように色々と手を回していたのです!




これって結構「幕末」というよりも、長い間日本の伝統文化だった気がするんですよね。



「最近の若い奴は恋愛も出来んのか?!私は大恋愛で云々」



と、宣うお父さんお母さん。
いやぁ。お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん。本当に恋愛結婚でした??




日本に「恋愛結婚」が導入されたのは敗戦後だと思います。しかし、イキナリ「恋愛結婚」なんて言われても困る訳です。




そこで俄然、活躍したのはお節介叔父さん叔母さん




なんとなく、上手い具合に回りがお膳立てをしてくれていませんでしたか??




正直、昭和末期位まではお節介叔父さん叔母さんの有形無形斡旋があった気がします。昭和中盤までは親戚やご近所の人、昭和中盤~末期は会社の上司とか同僚とか先輩とか。




まあ、戦後の価値観で「恋愛結婚=素晴らしい」みたいな風潮がありましたが、傍から見れば「恋愛結婚」でも事実上「お見合い結婚」みたいな感じで幸せに上手く回っていた感じがします。




しかし、黄金のジャパンアズナンバーワンの時代が終わり、






成果主義の時代の到来と同時位ににお節介叔父さん叔母さんは絶滅します。
(そう言えば、秋草さんも亡くなったなぁ・・・。)






結果、晩婚化非婚化少子化な訳です。




その理由にはそんな一面もある気がしますね。




ただ、昨今は「お見合いサービス」がその「お節介叔父さん叔母さん」の穴を埋めるべく活躍をしているようでございます。




西郷どんの感想第5話「相撲じゃ!相撲じゃ!」いよいよ最後段でございます!

西郷どんの感想第5話~横綱相撲~

昨今、相撲協会の不祥事が目立ちます。しかし、吉之助の立派な立ち合いにはまっこと清々しい気分でございます。

金星配給!

有馬新七。下鍛冶屋町郷中出身鹿児島部屋。




吉之助との勝負では立ち合いの変化!!






「卑怯!!」



ではないんですよね。




そう。




吉之助(横綱)の「変化」は卑怯ですが、それに挑む横綱よりも下の力士なら自分の得意な形で戦う事が許される。




しかし、横綱にはそれは許されない。




横綱はですね。



「相手の得意な形にしてやってから勝つ!」



それこそが横綱相撲。今回有馬山に金星を配給しましたが、それは横綱である吉之助が悪い。しかし、流石は横綱。



「勝負は勝負!」



この潔さもまた、横綱でございます。

海老原勝重山と決戦!

結果的に有馬山は「腹を壊し」て御前相撲九州場所は欠場します。これは・・・?「公傷」は認められないかな・・・!?




横綱吉之助山は高麗町出身の大関!?の大山も破りついに決勝戦。




相手は糸の縁談相手の高見馬場郷中出身寺社奉行部屋の海老原重勝山!



※関連記事:→海老原重勝は実在?糸の最初の夫!?


因みに、海老原重勝は脚を怪我しています。




ここでもまた、「横綱」の姿が。



「相手の得意な形で勝つ!」



つまり、相手の「弱点」を突くのは横綱相撲に非ず!




まあ、一方の海老原勝重山も流石に横綱。



「遠慮はいらん!」
(怪我の脚突いてこいや!)



これはもう意地と意地のぶつかり合い!




この一番の吉之助はですね。



「嘉永の貴乃花!!」



と、呼ぶにふさわしい一番でございました!
(因みに、海老原重勝山が勝ったら斉彬は「痛みに耐えて良く頑張った!感動した!」って言ってはず・・・w)

勝負師は勝負師を知る

前週「ロシアンルーレット」で藩主に就いた斉彬。



「勝負師は勝負師を知る」



どうやら於一に「自分と同じ匂い」を感じたようです。



その賭けが最後の御前相撲ならぬ、



「御前と相撲」



でしたね。




まさか、藩主をぶん投げるとは・・・!




どうやら、於一(篤姫)は斉彬のお眼鏡にかなったようでございます・・・。




以上、西郷どんの感想第5話「相撲じゃ!相撲じゃ!」でございます。

今宵は此処までに致します。

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