西郷どんの感想第3話「子どもは国の宝」。生活が苦しい西郷家の親子喧嘩は笑えますが、薩摩藩の伝統芸「凄惨極まるお家騒動」は笑えません。そして、後に西郷と運命を共にする中村半次郎も登場。今回は吉之助と調所広郷の人柄が現れたお話しでしたね。西郷どん感想第3話始めます!

西郷どんの感想第3話~借金は信頼の証~

西郷家は11人家族。まあ、幸い?吉之助と父吉兵衛の「Wエンジン」なので、なんとか生活は出来てきましたが・・・。それは、家族全員健やかであればの話・・・!

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吉兵衛は見栄っ張りのダメ親父!?

吉之助と熊吉が熊を仕留めます。熊吉と二人で「おいが仕留めたど!」と言い合うのはご愛嬌ですね。まあ、熊吉は鉄砲撃った後にひっくり返っていたので、玉は上に逸れて当たっていないと思いますけど・・・!




意気揚々と戻った吉之助と熊吉。
子供に勉強を教えている正助の横を通っていったのは正助との違いを演出するたという部分もあると思いますが、吉兵衛・吉之助親子も決して無学ではありません。

貧乏なだけです・・・。



生きて行くのがやっとの所のに龍右衛門と信吾の病。時代が変わっても人の悩みは変わらないものですね。
二人を医者に見せる金がない。



「猪ば売りに行こう!」

「侍が猪売りに行くのは恥!」



吉兵衛と吉之助は大喧嘩を始めてしまいます。対面を気にしている場合ではないと言う吉之助に吉兵衛は借金をすると宣言。



「借金して返せない方が恥!」



吉之助は偉いと思います。
で、親父殿の吉兵衛。カネ位は借りれば良い!と啖呵を切ったものの・・・。



「大酒飲みのダメダメ親父のおいに金を貸す人などいない・・・」



その姿が哀愁漂っていましたね。ただ、吉兵衛は決して大酒飲みのダメ親父ではありません。今回も「算盤」を弾いていましたが、史実でも優秀な経理マンと伝わりますし、赤山家に借金を頼まないところなどは、武士の鏡です。




吉之助はちょっと「規格外」の大物なので比べてはダメだと思います。そして、もしかすると自分の息子は「規格外」かも・・・?と、吉兵衛も今回気付いたような気がします。

必ず返しもす!

赤山家からの紹介されたのが豪商板垣与三次。赤山靱負としても、目の前であんな泣き言を言われてしまえばね・・・!正直、金が借りれる可能性は・・・低いかもと思っていた気がします。




ただ、借金の「アテ」があった事だけでも吉兵衛の「面目」は保たれる!そう、怒りに任せた出鱈目ではなかったという。今も昔も「メンツ」は大切でございます。




半信半疑でついてきた吉之助。吉兵衛の金を借りるとは思えない堂々たる態度!



「金は貸せない」



まあ、普通そうです。
しかし、ここからが吉之助の真骨頂!!



「必ず返すのでお願いしもす!!」

「父上!何しているでございもすか!早くこちらへ!」



吉之助が商人に土下座して借金のお願い。吉兵衛も息子吉之助の迫力にあっけに取られたかのように土下座のお願い。



「分かりもした。100両貸しもす」
(今で言うとざっくり2000万円前後!)



板垣与三次は吉之助の「人柄」「本気」に金を貸します。この時、吉兵衛もまた、この息子はちょっと「規格外」かもと思ったのではないかと思います。まあ、吉兵衛の性格から本人にそのような事を言う事はなさそうですけど。

借金=悪ではない

「借金は信頼の証」

「借金と元気だけはいくらでもあるんや!」



そう宣ったのは昭和の流通王と言われた中内功。




バブル崩壊後の所謂「失われた~年」の間に「借金=悪(他人は信用せん!)」という文化が根付いてしまったように感じます。我々は結構極端ですよね。



  • 尊王攘夷→脱亜入欧
  • 英国兄貴米国兄貴→鬼畜米英
  • 大東亜共栄圏→軍隊放棄
  • バブル踊ってなんぼ→無借金経営が偉い


まあ、気持ちは分かります。
銀行屋さんとか「公的資金投入」でめちゃくちゃぶっ叩かれましたからね。興銀の西村さんだったかな?「公的資金の借金はちゃんと返す(利息も付けて)」と言っていましたが、まあ、当時の雰囲気で言えば、



「国民の税金を投入されて偉そうな事言うな!」



みたいな雰囲気でしたからね。
(正直に言えば、当時私も銀行屋さんはつまり給料高い公務員だねと皮肉を言っていたので偉そうな事は言えない・・・!)




そして、ぶっ叩かれ過ぎた銀行屋さんは「金を貸す」という本来業務を忘れてしまいました。金を借りていた「企業」は「ああ、銀行屋さんは金は貸さない訳ね」と、兎に角現金を貯める貯める




バブル崩壊とその後の影響は「精神的なモノ」が大きかった気がします。そう考えると兎に角ドン!と借金する某、犬で有名な携帯電話会社は凄いと思います。




借金とは本来は「信頼」なんですけどね。
でも、我々日本人の極端を考えると。




今度はまた鬼バブルになっちゃうのかな・・・?




さて、西郷どんの感想第3話「子どもは国の宝」はまだまだ続きもす!調所広郷について!

西郷どんの感想第3話~調所広郷の最期~

調所広郷が服毒自殺。竜雷太は流石の演技派・・・。軍師官兵衛でも2話でお亡くなりでしたけど、今回は3話でお役御免になられました。

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過去と未来二人のすれ違い

「誰の差し金ですか?」

「それを知らねば死んでも死にきれない」



瓢箪鯰(ひょうたんなまず)こと阿部正弘に「難癖」を付けられて尋ねます。この対決は見物でしたね。



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調所広郷が圧倒している。
もはや、この時覚悟は決まっているんですよね。追いつめているはずの阿部正弘が逆に追い詰められているように見える。阿部正弘は「優秀」という触れ込みではありますが、当時はまだやっと30歳位。一方で調所広郷は齢70を超えて、戦国の気風を色濃く残す殺伐とした薩摩で長く家老を務めてきました。



「やはり、貴方(斉彬)でしたか」



調所広郷は相手を確かめると納得します。もはややる事は決まったという事でしょうね。




ただ、斉彬は調所広郷の力を買っています。この時齢40歳になる斉彬は調所広郷がいなければ今の薩摩はなかった事が分かっている。



「疎遠になっていたが、酒でも飲まぬか?今後の薩摩の事を話したい」

「お世継様がお産まれになった時にのんだ酒の美味さは忘れられない」



未来について話しがしたいと言う斉彬。




過去の想い出を懐かしむ調所広郷。




斉彬が産まれたのは丁度藩政が「近思録崩れ」で混乱をしていた頃ですね。




しかし。




調所広郷は「蘭癖」の斉彬から現藩主の斉興を薩摩を「守る事」が最期の仕事と思ったのでしょうね。まさか、あの希望のお世継様が「蘭癖」になるとは。自分の人生の皮肉に忸怩たる想いを胸に亡くなったんだと思います。




私は調所広郷も斉彬も「正しい」と思います。そして、哀しいのが二人は分かりあう事なく永遠の別れとなってしまった事。




いや、世の中はいつもそうなのかもしれません。




正しい者同士で相争う時ほど、結果は凄惨極めます。




西郷どんの感想第3話「子どもは国の宝」いよいよ最後の段でございもす。

西郷どんの感想第3話~武士と百姓~

今回、初登場の中村半次郎(後の桐野利秋)が初登場。剣の腕前は既に、達人の素養が。今回の「子どもは国の宝」とは中村半次郎の事ですね。

→西郷どんで中村半次郎を演じた中村君!

逃散と脱藩

少年半次郎のは父親が島流しという事で田畑も没収となりついには一家で夜逃げの準備をしています。




昨年おんな城主直虎を苦しめていましたね。
(結果的に絆深まりましたけど)



「逃散」



そう。
現代風に言えば「ストライキ」「ロックアウト」「労働争議」でしょうか?
(最近聞きませんけどね・・・!)




ただ、今も昔も「百姓」が田畑を耕さないと武士・資本家はご飯が食べらません。なので、結局「逃散」は許されるんですよね。多少の罰はあっても。




しかし、「非生産階級・支配階級」である武士はそうはいきません。



「脱藩は死罪」



と、相場が決まっています。先程、「見栄を張るのが武士」と言いましたが、武士は「見栄」に命をかけねばなりません。




それが幸せな事か否かは分かりませんが・・・。




ただ、どうにか中村半次郎君は「ギリギリ武士」でいられるようです。




因みに、今回は「子役」ですが成長した後の中村半次郎はいったい・・・?




私には「候補」がいるんですけどね・・・!



→西郷どんで中村半次郎(大人)の演じるのは・・・?

最後に、西郷どんは第3話ですが「翔ぶが如く」では丁度ここが第1話「薩摩藩お家騒動」です。その辺りも比較しながら楽しんで頂ければと思います。



以上、西郷どんの感想第3話「子どもは国の宝」でございます。

今宵は此処までに致します。

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