おんな城主直虎のあらすじとネタバレ第39話「虎松の野望」です。虎松が松下家の養子となったのは5年前。当時虎松9歳。その少年が成長して直虎の前にいる。信玄が亡くなってから徳川は勢いを盛り返したものの、その子勝頼の時代となってからも武田の勢いはより強くなっております。元亀が終わり世は天正年間となっております。おんな城主直虎第39話のネタバレとあらすじ「虎松の野望」はじめまする。

女城主直虎あらすじネタバレ第39話上巻~再会~

「【松下の】虎松にございます。」



当時9歳の虎松に井伊家再興をしない決断を伝えた時の事を思い出していた。虎松は恨んでいるのだろうか。虎松の眼光には何やら「棘」ようなものを感じずる直虎であった。

13回忌

天正2年(1574年)12月。直親の13回忌法要がしめやかに行われた。井伊谷には虎松だけではなく、井伊家にゆかりのある人間が集まっていた。虎松の母しの、傅役の奧山六左衛門、叔母のなつ、そして従兄弟の亥之助。




直親を偲ぶささやかな宴も開かれた。




虎松は今は徳川家に仕官したいと希望しているという。徳川に仕える事は松下家としても願ってもないこと。松下家の者も皆喜んでいるという。




また、前髪を落していないのは、いずれそ相応し者に烏帽子親になってもらうためだと言う。



「しっかりしておるわ・・・。」



直虎は亡き直親の事を思い出していた。ただ、直親は知恵は回ったが、いつも詰めが甘かったが・・・。



「おとわ様、私もいずれ小野の菩提を弔いたいと存じます。」



なつは息子の亥之助と甥の虎松の仕官が叶えば、剃髪して出家するつもりであると言います。




桶狭間で討死した玄蕃に嫁ぎ、以降は義兄の政次に尽くしてくれた。政次を支えてくれた、つまりはなつは直虎も支えていたといってよいだろう。直虎は決して表立ってはいないがなつの芯の強さに改めて感謝するのであった。

繁栄

「これが井伊谷・・・」



中野直之の弟、直久に井伊谷を案内される虎松。5年前の井伊谷の様子はなんとなくは覚えていた。直虎が城主になる前後は桶狭間の合戦等でかなり荒んでいたが、5年前はかなり豊になっていたはずである。




しかし、今はそこからさらに発展を遂げているように見えた。しかも、虎松が知っている井伊谷は一度武田に焼き払われている。今は焼き払われた名残は全くなく、むしろ農民達の服からして上等である。




直久によれば、武田勢の焼き打ちで一度は灰燼に帰したが、村人たちは焼けた家々を昔よりも良くしようと頑張り今の繁栄があると言う。




しかも、事内政に関しては領主の近藤ではなく、直虎が中心となって計画をしていると言う。近藤もその方が上手くいくと直虎に内政面は任せていた。



「井伊を諦めと言った癖に・・・」



虎松は自分には井伊を諦めろと言いながらも、井伊谷の発展に力を尽くす直虎に苛立ちを隠せない。



「取り戻す」



虎松はいつか必ずこの地を取り戻すと誓うのであった。



おんな城主直虎のあらすじ第39話「虎松の野望」はまだまだ続きます。

女城主直虎あらすじネタバレ第39話中巻~井伊か松下か~

徳川家はなんとか三河・遠江の支配権を確率していた。この頃は本拠地の三河岡崎城には嫡男信康を、そして、武田家と国境を接する遠江は浜松城(旧曳馬城)に家康が入っていた。

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一計

岡崎城には信康の生母であり、また南渓にとっては姪に当たる瀬名がいた。

関連記事:→瀬名の母佐名について

虎松は徳川家に仕官したいと願っていた。義理の父の弟である常慶が家康に仕官願いをしてくれる手筈となっていたが・・・。



「このまま仕官するれば松下虎松となってしまう。」



もう、そうなってしまえば井伊を再興するのは難しい事になる。そこで、虎松が目を付けたのが瀬名である。




虎松は南渓と諮り、瀬名に家康宛の手紙を託していた。手紙は瀬名とは縁深い石川数正から家康の手に渡っていた。



「成程、上手いの・・・。」



手紙には虎松は井伊の名を名乗りたいと考えている事、しかし、それを水から言い出せば恩義のある松下家と気まずい事になってしまうので、家康から「井伊」を名乗れと命じて欲しいとあった。



「瀬名はなんと申しておる?」



石川数正は最終的な判断は家康に任せるが、可能であれば虎松の意を汲んで欲しいと言っていると伝える。



「そうであろうな。瀬名は元々は井伊の出。」



ただ、松下家や酒井忠次(井伊を取り潰した男)の手前もある。虎松と亥之助に関しては常慶からの申出もあり小姓として仕える事は許していた。家康は虎松のやり口を面白いと感じてはいたが、15の小童がするには少々可愛げが足りない。



「考えておく。」



家康はひとつ子供にお灸をすえる方法を思案していた。

新しい時代

直虎はしのからの手紙で虎松と亥之助の仕官が決まった事を知る。



「着物を仕立てねばなりませぬな!」



直虎と祐椿尼、なつは二人の門出には立派な小袖を縫ってあげると決めていた。
そして。



  • 虎松には亀と虎
  • 亥之助には鶴と亥(いのしし)


の御守りを渡す。



鶴と亀。


家名は異なれど井伊の新し時代が今始まろうとしていた。



おんな城主直虎のあらすじ第39話「虎松の野望」もいよいよ最後の段にございます。

女城主直虎あらすじネタバレ第39話下巻~野望~

虎松と亥之助が徳川家康にお目見えする日がやって来た。場所は三方ヶ原の鷹狩場である。家康はの「三方ヶ原」を忘れまいと自分を戒めていた。

対面

虎松と亥之助は三方ヶ原で家康と対面した。しかし、虎松は少々拍子抜けしてしまう。




徳川家康とはどのような人物か?
期待していたのだが・・・。



「小さな狸」



織田信長には「豆狸」と小馬鹿にされていたという噂も聞いていたが、その名の通りといった感じであった。しかし、次の瞬間、虎松の気持ちはかつてない程昂る事になる。



「もしかするとこの者は松下ではなく井伊を名乗りたいのでは?」

「はい!その通りでございます!!」



虎松は前のめりに井伊家への想いを吐露する。松下常慶の存在などお構いなしである。



「常慶、この者に意を汲んでやれぬか?」

「松下としては受け入れる訳にはいきませぬ!」

「まあまあ・・・」



家康は常慶を宥めるとさらに驚くべき言葉を発する。虎松は天国とはこう言う事かと感じることになる。



「其の方らは万千代、万福と名乗るが良い!」



万千代とは家康の幼名竹千代からの命名である事は間違いない。



「有難き幸せにございます!!」



虎松は「天国」へ上ったが、
すぐに「地獄」とはこんなことかと思い知る事になる。

草履取り

虎松改め万千代と亥之助改め万福の前に居並ぶ徳川家重臣達と新たな主君家康。



「井伊直親が一子、井伊万千代と申します!」



万千代は井伊の家名復活を許してくれた家康の恩に報いるために忠誠を尽くすと挨拶をする。



「両名には草履取りを命じる」



榊原政康が厳かに下命する。




草履取り?




いや、小姓になったのでは・・・?



「恐れながら!我らは近習小姓として仕えると・・・?」



酒井忠次が面白くもなさそうな表情で告げる。



「それは陰日向に活躍した松下の家であれば。」



そう、松下の家の者であれば当然近習ではあるが、潰れた家の、しかも元は今川家の国衆風情に近習等は片腹痛い。



「どうする?松下の家であれば小姓とするぞ?」



狸はにやけている。



「いえ!某、昨日殿より井伊万千代の名を頂ました!」



万千代は頂いた名前を一日で覆すのは不忠。



「かくなる上は日本一の草履取りになります!」

「そうか!まあ励むがよいぞ!」



万千代は心の中で家康に罵詈雑言を浴びせていた。
草履取りから織田家の重臣となった男がおるが・・・。

以上、おんな城主直虎のあらすじ第39話「虎松の野望」でございます。

今宵は此処までに致します。

→大河ドラマおんな城主直虎のあらすじ第40話「天正の草履番」