おんな城主直虎のあらすじとネタバレ第33話です。いよいよ徳川が遠江へ。井伊は徳川傘下の国衆となる。全てが直虎と政次の描いた展開かと思いきやそう順調にはいかない。おんな城主直虎第33話のネタバレとあらすじ「嫌われ政次の一生」はじめまする。

女城主直虎あらすじネタバレ第33話上巻~近藤康用~

突然、荷駄に隠れた近藤の手勢と思われる一団が襲いかかり、やや遠方からはこれも近藤の手の者と思われる弓箭兵からの斉射が徳川勢へ。

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裏切

「政次!門を閉めよ!!罠だ!」



近藤の兵が屋敷になだれ込む寸前で門は閉じられる。そして、怒りの猛抗議をしてきたのはとの当の近藤康用であった。



「これはいったいどういう了見か!?」



詰め寄る近藤康用に井伊の者の仕業ではないと言う。2人は城の門の前で押し問答をするが、そこへ酒井忠次が割って入ると、まずは兎に角、門を開くように指示します。政次を心配しますが、従わないわけにもいきません。



「門を開けよ・・・」



直虎は政次を心配するが幸い政次の姿は既にそこにはなかった。なんとか城を渡す形が整うと、直虎は酒井忠次と近藤ら元目付と話し合います。直虎は家康からの書状を見せると、そこに記載されている通り、井伊家の本領安堵並びに井伊家再興を願う。




しかし、近藤康用は城の前で襲撃をかけながらいったいどういう了見だと食ってかかります。直虎は矢を射かけてきたのは井伊の者でないと抗弁します。また、井伊の和睦の姿勢を快く思わない今川の残党であるとも。



「但馬守の仕業ではないのか?」



酒井忠次は直虎に尋ねます。直虎は政次も井伊と通じており、今川に従っていたのはフリであり、それは既に家康にも伝えていたはずであると言います。



「そこまで含めて但馬守の罠ではないのか?」



直虎はあの状況下で戦を仕掛けても勝てる見込みはなく意味はないと必死に説得します。忠次はようやく納得しそうになりますが、近藤は小野一族の過去の裏切りを持ち出すなどして、直虎の言い分を否定します。直虎と近藤康用の言い合いはがまた激しくなりかけた時、武田信玄からの使者がやって来ます。

神速の信玄

しばし、遅れて家康本隊、それに従う石川数正、本多忠勝もやって来ます。城の明け渡しに時間がかかったことを訝る数正に、城明け渡しの際の出来事が説明されます。



「井伊が襲った・・・?」



家康の表情が曇ります。
近藤康用は井伊ではないかもしれないが小野但馬守政次なのは間違いないと強硬に言い張ります。また、直虎は約束通り、井伊を再興しろとばかりで話しにならないため、頭を冷やすためにも牢へ入れていると言います。




近藤康用は井伊に咎がないのであれば、犯人は政次であり、政次を捕らえなければ全軍に示しが付かないと、あくまで政次の処断を求めます。元目付では鈴木重時だけがやや歯切れは悪いものの、直虎を擁護しています。家康は取り急ぎ、元目付の3人を下がらせると徳川譜代の面々に問います。



「どう考える?」



家康は三人の元目付が謀った事ではないかと考えていると言います。実際、酒井忠次も本心は家康の考えと同じようですが・・・。



「これを・・・。」



忠次は先ほど到着した武田信玄の書状を家康に渡します。家康はそれを読むと深いため息を尽きます。



「井伊の内紛に付き合っている時間はございません。」



忠次は言います。
書状には武田信玄は既に駿府城を落しており、掛川城へ脱出した氏真を早々に攻めるようにありました。忠次はもし徳川勢がここで躓けば、武田信玄は当初の約定(今川領分割案)を反故にして、遠江へも侵攻してくる事を懸念していました。




掛川城へ攻め込むには士気旺盛な気賀の大沢基胤も排除しなければならない。今、徳川に必要なのは近藤康用ら元目付が持つ兵力。



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「牢はどこに?」


家康は何かを決断すると問います。

女城主直虎あらすじネタバレ第33話中巻~政次の運命~

直虎は酒井忠次に牢に閉じ込められると、一度落ち着いていきさつを振り返っていました。

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土下座の対面

「襲って来たのはいったい誰でなんのために?」



家康からの書状を眺めながら思考する直虎。直虎は近藤康用の強硬な態度や過去のいきさつを鑑みてある結論に達します。すると、突然牢が開き暗闇の中小柄な人物が近づいてきます。



「徳川様?」



直虎は直感で家康がやって来たと見抜きます。そして、暗がりの人物に向かい今回の件は近藤康用に謀られた可能性が高く、井伊としては預かり知らない事であると必死に訴えます。その人物は直虎が話している間黙して語りませんでしたが突然土下座をして頭を下げます。




直虎はその「意味」を理解します。




しかし、「納得」は出来ません。猛然と抗議しますが、その人物は土下座で頭を下げたまま後退りをして牢を出ていきます。

覚悟

間一髪のところで城を脱出した政次はなつと亥之助を伴い、「川名の隠し里」へ向かいます。隠し里ではまだ留まっていた直虎の母祐椿尼と面会します。




政次はことのいきさつを祐椿尼に説明します。祐椿尼は直虎の身を案じますが、政次はなんとか祐椿尼を安心させようとします。共に隠れていたあやめは「なんとかならなかったら・・・」と不安を口にしますが、



「必ずなんとかします。」



政次は答えます。
祐椿尼は具体策を政次に尋ねますが政次は沈黙し答えません。その姿に祐椿尼は「ある覚悟」を感じます。



「分かりました。そなたと殿に任せます。」



祐椿尼自身も覚悟をしなければならないと感じていました。




政次は井伊谷城での事を思い出していました。あの掛け声は間違いなく近藤康用の声。また、過去のいきさつを鑑みると井伊や政次に遺恨があってもおかしくはない。今回の徳川との密約の件で初めて直虎と政次が一心同体であった事を知ったはず。




近藤康用としては今迄政次に自分の手の内を見せていたのだから、政次に騙されていたのだと、恨みを買っている事は充分にあり得る。そこになつがやって来る。なつは政次がいつもと雰囲気が少し違っているように感じた。政次はなつの膝に頭を乗せると思い出話をします。



「先代とここ(川名)の検地をごまかそうとした事がある。」



政次は笑いながら、先代直親は検地の対応を任せると言いながら、最後、検地にやって来た役人とのやりとりで辻褄が合わなくなりそうになると、その始末を政次に押し付けようとしたのだと。



「酷くないか?(笑)」



なつは政次の楽しげに語る想い出話を嬉しそうに聞いています。



「しかし、それでよかったのかもしれぬ。なつが笑う話となったな。」



政次も笑います。しかし、なつはその笑顔の裏にある覚悟を悟ります。政次が袖に紛れていた碁石を見つめ沈黙すると、



「今はなしです。今は・・・」



なつは直虎を思い出しているであろう政次の手を包み込みます。政次は優しくなつに微笑みます。

芝居

直之は城で矢を射かけてきた者を追っていました。そして、その結果の報告に龍潭寺へとやって来ます。



「矢を射たのは近藤の手の者」



犯人を特定したものの寸でのことろで自害されてしまったと言います。また、矢は矢尻が丸く削られて仮に命中しても刺さらないように工夫がされていました。直之は南渓から直虎が捕らえられ牢に入れられている事を知り、動揺します。



「雪の字。ひとつ頼まれてくれぬか?」



南渓は直之に何事か依頼をすると牢に繋がれている直虎の救出のため近藤康用の元へ向かいます。



「直虎を解放してくれぬかの?」

「但馬と交換であれば・・・!」



近藤康用は直虎の解放は政次と交換でなければならないと強硬です。南渓は近藤に頼み、牢の直虎と面会します。南渓は直虎に政次の居場所を教えるように言いますが、直虎は政次は裏切っておらず、教える必要はないと言います。南渓はそっと直虎の手を取ると、



「井伊のために何が出来るか考えよ。」



そう言うと近藤康用と共に労を去ります。そして、その手には紙切れが握らされていました。




南渓が龍潭寺へと戻ると、龍雲丸一派を伴い直之も戻っていました。南渓は直虎を牢から救い出し、気賀へ政次と共に落ち延びさせる案を考えていました。かつて、龍雲丸を牢から救い出した要領で直虎を脱獄させる。南渓が直虎に渡した紙切れにはその事が記載されていました。



「正直、政次を突き出すとおつもりと思っていました。」

「政次が死ねば、あれは死んでしまうからな。片翼では、鳥は飛べぬ。二人は落ち延び、そこから再起を図ればよい・・・」



傑山の問に南渓は答えます。




直虎は南渓の案を知り機会を待ちますが、そこへ思いがけない人物がやって来ます。



「出ろ!この者がわが主を殺害しようとしたのだ。」



近藤康用に連れられて政次がやって来たのだ。南渓の手紙の内容と全く異なる展開に目を白黒させる直虎。近藤が先に政次を見つけてしまった・・・・?



「あと少しじゃったのにの。」

「政次!我は騙されぬぞ!徳川傘下へ入ると話していた!」

「信じておられたのか?なんともお人好しな・・・」



政次の芝居である。近藤自身も間違いなく手傷を負っているが、それも芝居に違いがない。直虎は政次が自分の代わりにわざと捕まりに来たと悟った。わざわざ、近藤の暗殺まで演じて・・・。直虎は牢から出されると代わりに政次が牢に放りこまれた。



「政次!」



連れていかれる直虎の声が牢に無上に響く。

女城主直虎あらすじネタバレ第33話下巻~嫌われ政次の一生~

政次は心中は不思議と穏やかであった。思えば、井伊のために「楯となる」と決意してから5年の歳月が流れていた。

本懐

さびしさがないと言えば嘘になる。しかし、それよりも井伊を守り切った充実感、そしてその重責が終わる解放感が勝っている。近藤は勝ち誇りながら言う。



「取れるものは取る。取れる時にの。世の習いじゃ。悪く思われるな。」



政次は自分を最期に罠にかけた近藤にも恨みの気持ちはなかった。自分はこの「戦国のしがらみ」から解放されるが、近藤はこれからもまた、この厳しい戦国の世を生き抜いていかなければならないのだから。



「ちょっといいですかい?」



近藤が牢を出ると政次に声をかける者があった。直虎に政次脱獄の手伝いをするように依頼された龍雲丸だった。




直虎は龍潭寺の井戸の周りを落ち着きなく歩いていた。そこへ昊天がやってくる。しかし、政次の居場所は答えない。直虎は嫌な予感がして龍潭寺へと走る。龍潭寺には南渓、傑山、直之、そして政次を脱獄させに行ったはずの龍雲丸が。



「政次は・・・」

「生きている。本懐ゆえ戻らぬそうじゃ。」



直虎は戸惑う。龍雲丸はことの次第を話す。作戦通り、見張りを吹矢で眠らせると政次に脱出を促すが、



「俺は行かぬ。」



と断る。
鳩が豆鉄砲を食ったような顔をする龍雲丸に政次は説明する。もし、このまま政次が脱獄してしまっては近藤は恨みをぶつける先がなくなり、井伊谷の住民、さらには虎松に害をなすかもしれない。自分が一身に恨みを背負って死ぬのが最も良いという。




龍雲丸は政次の論理は理解したが、納得は出来ない。



「このままいきゃ、あんたは井伊を乗っ取った挙句、罪人として裁かれるってことだろ!」

「悔しくはないのか!誰よりも!駆けずり回ってきたのはあんたじゃねえか!」



龍雲丸は政次を説得しようとするが・・・。



「それこそが小野の本懐。忌み嫌われ井伊の仇となる。おそらく私はこのために生まれてきた。」



そう語る政次の表情に迷いは一切なかった。

最期

龍雲丸からの話が終わると、直虎は政次の元へ走ろうとするが、龍雲丸が止める。



「やめとけ」

「忌み嫌わられるために生まれてくるなど、そんなふざけた話があるか!」



直虎は龍雲丸に怒鳴るが、龍雲丸も応じる、



「あん人はやりたくてやってんだよ!」



直虎は龍雲丸の手に噛みつくと手を振りほどく。



「お前に何が分かる!政次は幼いときから、家に振り回され、踏みつぶされ、それの、それの何が本懐じゃ!」



龍雲丸は咬まれた手をさすりながら、政次にとっての井伊とは直虎そのものだと言う。確かに、家に振り回されてかもしれないが、それを振りほどく器量が政次にはあった。やろうと思えば井伊を乗っ取る事も出来た。にも関わらず政次はそれをしなかった。



「あんたを守ることを選んだのは、あん人だ。だから本懐だって言えんでさ!」

「守ってくれなどと頼んだ覚えは一度もない!」



直虎は一人屋敷に籠ると政次のために自分が出来る事を考えるが思い浮かばない。翌朝、南渓がやって来る。



「われらは引導を渡しに行くが・・・・行くか?」



政次の処刑の日が決まったのだ。
直虎は無言である。



「ならば、せめて、ここで経でもやって読んでやってくれ。」



南渓は政次の最期を見届けに向かう。




政次は直虎との想い出が脳裏に浮かんでいた。共に碁盤の上で策を練ったこと。そういえば、碁では一度も遅れをとる事はなかったな。






「もうじき、陽の光の下で打てるようになるの。」



直虎は政次が磔にされるためにやって来るの南渓達と待っていた。
直虎の脳裏にはある場面がよぎっていた。



「我も其方を利用する!政次も我を利用しろ!」


政次と目が合う。




直虎は突然兵から槍を奪い取ると磔にされる政次へと向かって来る。
政次だがすぐに表情は明るくなる。



「おのれ但馬!!我を裏切りおって!!」



直虎は怒りの怒声を政次に浴びせると槍を一突き!



「女に頼り何度も騙される井伊に未来などないわ!」



政次は血を吐きながら直虎に怨嗟の言葉を投げつけます!



「地獄で見ていてやるわ・・・!」



以上、大河ドラマおんな城主直虎のあらすじ第33話「嫌われ政次の一生」でございます。




今宵は此処までに致します。

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