おんな城主直虎のあらすじ第20話です。前回、「領主としての覚悟」を問われた直虎。結局「謎の盗人」は逃がしてしまいますが、今度は「直親娘」を名乗る女が・・・。それでは、おんな城主直虎のあらすじ第20話を始めまする。「次郎」が「亀」を待っている間にいったい何が・・・?直虎の心はかき乱されます。

女城主直虎あらすじ第20話上巻~直親の娘~

「盗伐騒動」の余韻もまだ収まらぬ中、突如現れた「直親の娘」を名乗る女。女は今龍潭寺で直親に面会を求めているという。急ぎ龍潭寺へと向かうが・・・。

→【公式動画】直虎と政次の物語を動画で再び!

→大河ドラマおんな城主直虎の感想第20話「第三の女」

その女は高瀬

龍潭寺に到着すると早速女と面会する。直親の娘と称する女は「高瀬」と名乗った。子供がいるという事は・・・。つまり直親には女がいたという事になるのだが・・・。


「直親に女がいたなどという話は聴いた事がない。」


南渓は勿論、昊天も傑山も直親の「浮いた話」などは聴いた事がなかった。もしかすると、「直親の娘」を騙る偽物・・・?しかし、もし本物なら・・・。



面会すると、女は直親に会った事はないと言う。母ユキが亡くなり、身寄りも亡くなったので父を頼ってきたと言う。
亡くなった母からは、


「父の名は亀之丞。」


と、だけ教えられていたという。直虎は感情が揺さぶられるのを感じずにはいられない。亀は・・・。亀は裏切っていたのか・・・?


「亀之丞・・・。いや、直親は既に亡くなっている。」


「直親に娘がいたなどという話は聞いた事がないが?」


高瀬は「父」が既に亡くなっているばかりか自分の事も話していないという事に驚くが・・・。


「そうですか!何かの聞き違いやもしれませぬ!これにて失礼を・・・」


必死に作り笑いを浮かべて明るく振る舞う「娘」が憐れに思えた直虎は、思わず、しばらくは井伊に留まると良いと提案します。


「本当に直親の娘であれば捨て置く事もできないであろうしの。」


直虎の言葉に驚く高瀬。
そして、祐椿尼と南渓も驚き顔を見合わせるのであった。

身元照会

身元紹介は難航した。
現在確かな情報は「高瀬」の母は「ユキ」という名であったことだけである。誰も、直親から「娘」どころか「女」の話も聞いていないのだ。ただ、高瀬がやってきてからというもの、母、祐椿尼や南渓の様子がおかしい。


「・・・も、もしかすると直親も娘がいる事を知らなかったのかもしれませんね。」


「松岡殿が直親を憐れに思い、女をあてがっただけかもしれぬな。」


松岡殿というのは直親が今川の追補から逃れるために身を寄せていた家だ。
直虎は気が付く。
2人とも「直虎を憐れんで」いるのだ。直虎は自分自身が居たたまれなくなる・・・。


「詮索はよい!ならば松岡殿真偽を確かめれば済む話にございます!」


「お、おう・・・」


南渓は松岡殿へ書状をしたためるのであった・・・。

女城主直虎あらすじ第20話中巻~裏切り二つ~

「盗伐騒動」の余韻もまだ収まらぬ中、突如現れた「直親の娘」を名乗る女。女は今龍潭寺で直親に面会を求めているという。急ぎ龍潭寺へと向かうが・・・。

スポンサードリンク



隠し子騒動

狭い井伊谷である。直親の「隠し子?」高瀬の噂は瞬く間に井伊谷に広まる。一番、激しい反応を見せたのは・・・。勿論しの殿であった。


「おいたわしや直虎様・・・。直親様を待って御出家までされたのに・・・。」


「直親様はどこぞの馬の骨とも分からぬ女子と懇ろに・・・」


そう。
分かっている。
そうなのだ。
「次郎」は直親だけを想い「出家」までして待っていたのだ。
にも関わらず、「亀」は・・・!



思わず悪態をつくところだが、領主の自覚・・・。いや、しのにそんな姿を見せたくない直虎はかろうじて怒りを抑え冷静い言う。


「真実なら虎松には姉が出来ます。また、娘なら外交調略にも使えますので。」


直虎は精一杯強がるのであった。



直親の「娘」という事は取りも直さず、それは「井伊家の姫君」である。井伊家の評定でも当然話題となる。


「まこと、直親様の娘御であれば、家内に迎えねばなりませぬ。」


「・・・直虎様には少々お辛いで・・・」


「言われずとも分かっておるわ!」


「・・・・」


直虎は怒鳴りつける。誰もが憐みの視線と腫れ物を触るように接してくるのが腹立たしい直虎であった。

甲駿同盟手切れ

「武田の間者という事はありませぬか?」


評定の最中一言も発しなかった政次が発言する。政次は併せて駿河、そして甲斐の情勢を報告する。甲斐の武田信玄の嫡男義信の廃嫡は避けられない見通しとなっているという。新たに、四男の諏訪四朗勝頼を嫡男に立てると言われている。



同盟が手切れとなれば「甲駿」の戦いは避けられない。高瀬は若いが、「間者」は若い時から訓練を重ねれば、高瀬位の年(十代前半)でも充分な働きが可能である。遠江に楔を打ち込みにきたとも考えられる。もしそうなら、武田の間者を「家中」に引込む事になる。


「よくよく、お考えのほどお願い致します。」

女城主直虎あらすじ第20話上巻~和解~

南渓が亀が身を寄せていた松岡殿から書状が届いた。確かに、「ユキ」という娘は存在していた。さらに、その「ユキ」と直親が接触していたのを見た者もいるが、子を成していたかどうかは分からないと言う。

「反間(敵の間者を逆に取込むこと)にする事も検討した上で、迎えるというのは?」


直虎は政次に相談をしますが、政次はそこまでする価値はないとにべもない・・・。


「間者の疑いがある者を追放する。何の問題もございません。」


直虎は政次の優しさに気がついていた。そう。高瀬が近くにいれば、否が応でもでも直親の裏切りに想いが至る。


「政次。気持ちは嬉しいが、われは・・・・」


「!?」


直虎と政次は思わず顔を見合わせる。高瀬が歌を歌っているのだ。それは幼い頃から何度も聞いて来た「亀」がよく笛で吹いていた節だった。直虎は思わず、高瀬の元へと向かいます。



「おっかあが良く歌っていただ・・・」


直虎は確信した。
この娘は直親の娘だ。
政次は「歌など親子の証にはならない」と言いますが・・・


「あれは、亀の忘れ形見じゃ。」


直虎は高瀬を迎える決意を固めていた。

和解

直虎が1人、龍潭寺の井戸端に佇んでいると意外な人物がやってきた。
しのである。


「(直親は)お淋しかったのだと思います。」


しのの言葉は決して、直虎を嘲るためのものではなかった。


「戻ってきた時、なんと言ったと思う?」


直虎は今迄我慢していた感情が沸々と溢れ出すのを感じる。直親が戻って来て再会をした時に、


「はいつくばっても井伊に戻るのだ!」

「生きてもう一度おとわに会うのだ!」



まるで、「10年おとわの事だけを想っていた」かの口振りであったこと、さらに、還俗をしないと決めた時。カビタ饅頭になると決断した時。



「葬るのは儂の心だ。」



いやいや。直虎は葬ったのはの心だと叫ぶ。怒っているのは直虎だけではない。しのも怒っていた!



「他の女と懇ろとなって子までなしておきながら!」



直虎もノって来た。



「最期の時など、「儂の唯一の美しい思い出」が無くなってしまうじゃと!?」



直虎は美しい思い出を無くしたのはわれじゃと怒鳴る。しのも負けていない。



「直虎様。この際だからハッキリ申し上げます。」



しのは「次郎」に会っていた直親を咎めると、直親は「怒ったしのも可愛いの。次郎に会ってよかった」とのたまったという。このようなその場限りのいい加減な発言を繰り返していた。



「あの二枚舌め・・・」



「いや、高瀬の母にも・・・三枚舌じゃ!」



直虎としのは亡き直親への不満をお互い爆発させる。そして・・・。



「しょうがない。育ててはやるわ・・・」



この時、二人は一人の男に振り回された「同士」のようであった・・・。
今は亡き直親を想い、二人の女はさめざめと泣いた。




かくして。




高瀬は正式に井伊の娘として迎える儀式が執り行われた。そして、時を同じくして、武田信玄の四男、諏訪四朗勝頼と織田信長の娘の婚姻が成る。




井伊家は再び大国間の争いに巻き込まれようとしていた。




以上、大河ドラマおんな城主直虎のあらすじ第20話「第三の女」にございます。




今宵は此処迄に致します。

→【公式動画】直虎と政次の物語を動画で再び!

→大河ドラマおんな城主直虎のあらすじ第21話「ぬしの名は」へ

→大河ドラマおんな城主直虎の感想第20話「第三の女」