女城主直虎のあらすじ第17話です。人集めにも成功し、一息ついた井伊谷。直之と方久が何やら見かけないものを持って直虎の元を訪れます。それでは第17話、「消された種子島」のあらすじスタートにございます。虎松の成長と二人の「父親」に注目して下され。

女城主直虎あらすじ第17話上巻~井伊谷の少年~

春も終わり、うだるような暑さが続くようになったある初夏の日。直之と方久は意味深な笑みを浮かべながら大きな木箱を抱えて直虎の元へやってきます。

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→大河ドラマおんな城主直虎の感想第17話「消された種子島」

種子島

直之はおもむろに木箱を開くと、筒状の細長い物体を取り出します。怪訝そうに見つめる直虎。



「それはなんじゃ???」



「種子島にございます。」



種子島。今から20数年前に薩摩国種子島に漂着したポルトガルの南蛮船より伝えられた「鉄砲」だった。種子島とはいったい何をするものなのかと訝る直虎に直之は悪戯っぽく笑うと




「まあ、ご覧ください。」



直之は種子島の使い方を説明しながら、玉、そして玉薬を詰め、陶器製の的に狙いを定めると引き金を引きます。



「パーン!」



轟音と共に的の陶器は粉々に砕け散っていました。直虎はあまりの事に何が起こったか理解が出来ません。



「なんじゃこれは?妖術か!?」



勿論、妖術ではない。直之はこの種子島を使えば「遠くの敵」を仕留める事ができると言います。今の井伊家には「戦の差配」が出来る人間は殆どいなくなってしまったが、この種子島があれば、百姓であっても簡単に使いこなす事が出来る。今の井伊家には「持って来いの武器」だと言います。

虎松龍潭寺へ

龍潭寺で種子島の試射が行われているころ虎松は初めて龍潭寺へ手習いに。そこにはなつの息子亥之助や直之の弟の直久がいた。桔梗に付き添われるて虎松は初めて龍潭寺の門をくぐる。



「よくぞお越しくださいました虎松様。手習いを指導いたします、昊天と傑山でございます。」



昊天が挨拶をするも、龍潭寺の「武」を司ると言われる傑山の豪快な笑顔の迫力に、虎松はすっかり脅えて付き添いの桔梗の裾に隠れてしまう。




そこに南渓和尚が。裾に隠れた虎松を見ると・・・。



「人見知りかなぁ?」



と、からかうように声を掛けます。付き添いの桔梗は「こんなに沢山知らない人がいては・・・」とフォローをします。



「虎松様、みんなあなたの味方でございます。怖くなんてありませんよ。」



と、声を掛けます。亥之助や直久も虎松を引っ張り出すと一緒に連れていってくれた。遠目で見ていた直虎も安堵するのであった。

井平へ

「ダメじゃ!!ダメじゃん!!高すぎる・・・!」



日本国内での製造も始まり、かなりの数の鉄砲を揃える大名家も増えてはいるが、それでも、今の井伊家にはかなり高価なものである。また、「綿毛の案」が上手く動き出したとは言えまだ、新たに入植した百姓の世話やらで、井伊家の借金は膨らみ続けていたのだ。
直之も食い下がります。



「しかし!今のままでは、もし戦になれば一瞬でやられてしまいます。虎松様の命も危ぶまれます!」



「自国の民や百姓を守れずして、領主と言えますでしょうか!?」



直虎は直之の迫力に推されつつも1丁10貫する「種子島」導入は難しいと言いますが・・・。



「どうしても必要であれば、私の方でお金は工面しますが・・・。」



方久はいざというときは用立てるというものの、「種子島」には当然火薬や弾丸も必要でその諸々の費用を考えると井伊家には身の丈に合わないと言います。井伊家重臣の直之には聞き捨てならない言葉です。金の話ばかりするなと方久を怒鳴りつけますが、



「何事も先立つものはお金ですよ。」



方久は言ってのける。2人の言い争いを腕組みして聞いていた直虎はある案を提案する。



「これを井平で作る事は出来ないか?」



井平は井伊領内にある刀鍛冶村である。この案には直之も飛びつきます。



「殿!それ!名案にございます!」



ただ、今度は方久が慌てます。



「作るなどとそう簡単に言われましても・・・それこそ、相当な手間がかかりましょう。」



直虎は言います。



「やってみみなければ分からぬではないか!」



数日後、直虎と方久、そして直之の3人は五平という村一番の刀鍛冶に「種子島」を見せていた。



「これと同じもの・・・」



五平は職人らしい慎重な様子で「種子島」を観察しています。なんとなく、出来そうな部分があるものの、どうやら一部「仕組」が分からないようです。



「誰もがその難しさにぶつかり諦めるようです。あまり無理をお願いしても・・・」



しかし、五平は直虎の決め台詞、



「やってみなければ分かりませんな!」



と言います。
さらに、「種子島」を見本として頂きたいと言う。直虎は即答で許しを与えます。




困った顔の方久を差し置いて、いつ出来るのかを尋ねますが、何分初めてのことでそこまでは分からないと言う。とりあえず、「種子島」は五平に預ける事として、鍛冶屋を後にする。




直虎は「種子島」の設計図のようなものがあれば、つくれるのではと話しますが方久はその「設計図」をくれるわけもなく、万が一売ってくれるとしても「法外な価格」だろうと言います。



「けち臭い話じゃの?」



「なんと!結局全てツケは私持ち。あの見本も結局は私が買い取っ・・・」



「うまくいけば、すぐに取り戻せる。銭の犬ともあろうものが、そうわめき散らすな。」



直虎は言うのでした。ただ、1つ懸念が。直之はこの事を六左衛門に知らせるべきか直虎に相談します。直虎は思考を巡らせた結果・・・・。



「六左衛門には黙っておこう。」



六左衛門は政次に脅されると口を割ってしまう可能性がある。直之も頷くのであった。

女城主直虎あらすじ第17話中巻~虎松引き籠る~

虎松の龍潭寺での手習いが始まっていた。当初、脅えていた虎松も今はすっかり馴染んでいるようだが・・・。

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囲碁

直虎は南渓と相談があり龍潭寺を尋ねる。軒先では虎松と亥之助、そして直久が囲碁に興じていたが・・・。



「そこですが・・・?」



「うーん・・・」

「本当にそこ・・・?」



そして、虎松が一手を打つと・・・。



「うわー。虎松様はお強い!五歳とは思えません!流石!ご初代様の生まれ変わりです!」



二人におだてられてニッコニコの虎松。直虎はその様子を見て、亥之助と直久が虎松が勝てるように誘導をしていたのが分かります。



「全く勝負になっておらぬではないか!」



突然の直虎来訪に驚く少年達。直虎は今後、虎松相手に一切の手加減無用を厳命した。




そこへ、館へ戻ると六左衛門より政次が駿府より戻り目通りを願っている知らせが届いた。「種子島」の事もあり今一番会いたくない相手だが・・・。

政次の懸念

氏真に現状の報告をする政次。駿府では政次は気になる事があった。寿桂尼殿の件である。



「百姓を集める件は分かった。だが、他国の間者が紛れ込まぬようにな。」



政次は平伏すると、氏真に疑問をぶつける。



「大方様の件でございますが・・・。」



政次は直虎が領主として認められたのは大方様の決断。そのため気になっているのだがと・・・。もちろん回復されることを願っていますがと尋ねます。



「その事は覚えておる。あれは、ばば様が勝手にやったことだし。」



面倒な顔をする氏真に素知らぬ顔で大変ありがたいと頭を下げるのであった。




駿府から井伊谷へ戻ると、一緒に暮らすようになった甥の亥之助がやってくる。物心つく前に父げある玄蕃を亡くしていた亥之助は政次を慕っていた。また、その博識であることを尊敬してもいた。



「叔父上!不思議なものを見つけたのですが・・・。」



亥之助はその「金属の塊」のようなものを差し出すとそれが何なのかを尋ねる。



「!?・・・う~ん。分からないな・・・」



「叔父上にも分からない事があるのですね!」



「当たり前だ。知らべておこう。」



政次はその「金属の塊」に心当たりがあった。



「種子島がなぜ・・・」



翌日、政次は直虎に目通りを願う。広間には直虎と六左衛門がいた。



「なつから聞きました。百姓がやってくるようになられたそうで。」



「うんまあ。お陰様でな。」



元々は政次の知恵だったことと、種子島の事が気になり、曖昧な返答をする。そして。



「他に何か変わったことは?」



「虎松が龍潭寺で手習いを開始しておるくらいじゃな。」



政次はちらりと同席をしている六左衛門を見ますが笑顔で頷くのみであった。そう。六左衛門には悪いが「種子島」の件伝えなかったのは正解だったようだ・・・。



「駿府の様子は如何じゃ?」



「特には・・・」



政次もまた、「大方様倒れる」という話は伝えなかった。

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女城主直虎あらすじ第17話下巻~父親~

虎松の養育係を務める昊天が直虎の元へやってきた。ある日を堺に、虎松が龍潭寺の手習いに参加しなくなったというのだが・・・。

虎松引き籠る

「いったいなぜ・・・」



直虎の母、祐椿尼も心配そうです。昊天には心当たりががありました。直虎の様子を伺いながら、以前、直虎が亥之助と直久に手加減無用と伝えていこう、2人とも「忠実」に命令を守り、一切手抜きをしなくなったのだ。結果、虎松は全く勝つことが出来ない日々が続いている事が原因だろうと言います。



「切磋琢磨してこそではないか!」



直虎は自分が責められているようで心外であった。ただ、昊天は碁盤を睨み涙を浮かべる虎松を何度も見ていた。昊天は虎松の生母しのから、今後は龍潭寺から屋敷へ指導に来てほしいと言われている旨を伝えます。




祐椿尼は手習い事態は継続できるのならと、また、同席した六左衛門は虎松が自分と重なり同情的である。
しかし。



「ならぬ!井伊の跡継ぎが、こんな軟弱でどうするのですか!」



直虎は六左衛門を伴い新野の屋敷へと向かいます。新野の屋敷ではしのの姉桔梗が直虎のただならぬ雰囲気を感じ取り、虎松は今具合が悪いと丁重に追い返してしまおうとすすが・・・。



「虎松!おるのじゃろ!」



直虎はどかどかと屋敷へ入ります。ついに、虎松のいる部屋を部屋を見つけると中に入ります。虎松は間の悪い事にあやめと桜と一緒に刺繍を習っていた・・・。虎松は直虎を見るとあやめの後ろに隠れた。



「出てこい。どうして隠れる。きちんと話をしよう。」



震えながら固まっている虎松に苛立った直虎は、



「聞こえないのか。出てこい!大将がこんなことでどうする!」



と、叫び無理やり引っ張り出そうとすると・・・。



「わーん!!」



虎松は大泣きをする。いきなり泣かれて動揺する直虎。



「お前は井伊の跡継ぎとして皆んなを守っていかなければいけない。それが、この有様でどうする!」



騒ぎを聞き駆けつけてきたしのがやってきます。虎松はしのの後ろに隠れてしまいます。



「虎松は泣き虫で出来の悪い子なので、あなた様のような立派な跡継ぎになど無理でしょうね。」



「し、しの殿・・・。そんなことを言っているわけでは・・・」



そして。



「虎松にご不満ならば、ご自身でお産みになればいいじゃないですか!」



決して言ってはならない伝家の宝刀で直虎を斬りつける。しのは虎松を連れて部屋を出ていこうとしますが・・・。



「悔しくないのか、虎松!」



負けて、逃げる。それでよいのか?直虎は虎松に叫んでいました。



再び、謎の男

「何をやっているのですが」



祐椿尼は直虎の短慮を嗜めます。ただ、元は「おとわ」時代の乳母たけは満面の笑みを浮かべ、



「姫様のお子というのもいいですね!」



「姫様のお子のお世話なら、たけもももうひと頑張り致します!!」



「そんなことが許されるはずがないだろう!」



「もももも、、申し訳ございません!!(泣)」



直虎のあまりの剣幕に泣きだすたけ。祐椿尼は困った顔で「ただの冗談でしょう」と直虎を宥めます。直虎は、反省すると井戸へ向かい一度頭を冷やします。




井戸には以前、湧き水が出ている水飲み場にいた褌男が。先日の「人を買う」件はどうなったか尋ねる男に、それは解決したが、幼子が負けに嫌気が差して、手習いを辞めてしまったという悩みを相談します。



「一度、勝つ喜び、楽しさが分かれば・・・」



男が答えると。



「そうじゃ!それじゃ!!旅の者!礼を申す!」

父親

虎松は直虎に言われた「悔しくないのか?」という言葉を噛みしめ、じっと碁盤を見つめていた。



「コツン・・」



その時、戸に何か当たる音が・・・。戸を開けるとそこには直虎が。



「虎松!わたしだ、直虎だ。入るぞ。」



直虎は屋敷の者に気付かれないように中に入ると虎松の父、直親の事を話す。幼い頃の直親は身体も弱く、頼りなく、自分の取り柄は笛だけと言っていたが、長じて、弓を良くし、知恵もある勇敢な男になったこと。



「何故だと思う?」



虎松はしばらく考えると。



「悔しかったから。」



やはり、血は争えない直親の子供である。虎松の本心を知ると直虎は笑顔になる。虎松は臆病者ではない。本当は強くありたい、一番でないといけないと思っていたのだ。そこへ、新野屋敷の兵が入ってた!



「待て!私だ!直虎じゃ!!」



しのは駆けつけてくると、泣いている我が子を見て、直虎を睨み付けますが・・・。



「母上、私は、勝ちたいです! 勝って、父上のようになりたいです!」



直虎はしのに、虎松を勝たせてやりたいと考えていること、そして、しばらく、虎松を預けて欲しいと頼み込みます。しのは、暫く考えた後。



「必ず虎松を勝たせること。」



もし、負ければ、今後虎松の養育に口は出さない事を条件とします。

初勝利

「取られるような気がするのです。」



しのは虎松が直虎に取られる気がしていました。そう、虎松の父で夫でもあった直親は直虎に想いを寄せていました。あやめは言います。



「直虎様が母にはなりませぬよ。なるとすれば父親でしょう?」



「・・・父親?」



「まるで、父親のようではないですか?」



虎松は早速直虎と特訓を開始します。腕は上達していきますが・・・。亥之助の実力を鑑みるとまだ勝つのは至難の業と思えました。しかし、直虎にはある「秘策」がありました。



「虎松。必ず勝てる秘策を伝授する。」



そして決戦の日。龍潭寺の僧達が見守る中、虎松と亥之助の囲碁が始まります。亥之助は先手。天元に碁を打ちます。



「天元は万物の始まり。この一手で我が勝ち成り(真田幸隆談)」



戦いは一進一退かに見えましたが・・・。だんだんと亥之助の優勢が明らかに・・・。



その様子を直虎、そしてしのも物陰から見ていました。




そして。



「やった!勝ちだ!」



勝ち名のりを上げたのは虎松ではなく亥之助でした。
しかし。



「もう一回・・・もう一回勝負!」



虎松はかつて「おとわ」が蹴鞠で、「ファンタジスタ氏真」を破った時のように、勝つまでやるつもりなのだ!しのが来ている事に気がついた直虎は、



「しの殿。虎松も必死、このまま諦めなければ勝負はつかないということで、勝ったことに・・・」



しのは直虎には目もくれずに、養育を任されている昊天の元へいくと、今後も虎松の養育をお願いしますと頭を下げて、去っていきました。直虎には一言もありませんでしたが、直虎には十分目的を果たす事が出来ました。

消えた種子島

皆が安堵したのもつかの間、直之が血相を変えてやってくると種子島が消えたと言います。完成間近であった「コピー」ものも一緒に消えていると言います。
驚く直虎。



そこへ。



「探し物はこれですか?」



政次が2丁の「種子島」を持って現れます。政次は百姓集めならいざ知らす、「鉄砲密造」は謀反を企んだと咎められる行為。



「脇の甘いそなたに後見は無理だ。後見を降りられよ。」



直之は刀に手を掛けますが・・・。



「ゆきのじ!抜いてはならぬ!」



さて、大河ドラマおんな城主直虎のあらすじ第17話「消された種子島」にございますが、今宵は此処迄に致します。

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