女城主直虎第15話のネタバレとあらすじです。瀬戸村、祝田村の村人の説得はなんとかなりましたが、しのや直之、そして最大の懸念は今川家の意向です。「徳政令下命」を拒まれて、「はいぞうですか」と納得するような事は考えられません。15話では氏真の祖母、寿桂尼との対決が・・・?

直虎第15話上巻~3度目の悲劇か?~

かつて、直親の父直満は駿府へ呼び出されたと所を北条への内通の咎で誅殺され、その子、直親もまた、松平との内通を疑われて、駿府への出頭途中、掛川で謀殺されました。そして、また・・・。

手紙

「今川から、このような通知を頂きました。」



政次は今川家からの書状を渡す。そこには虎松の後見人に関して、政次をと命じたにも関わらず、従っていないこと、さらには、瀬戸村、祝田村の「徳政令」の命令も無視を決め込む直虎に、直接駿府での申し開きを命じている。駿府でも申し開き。




歴史は役者を代えて繰り返すのか・・・?直満、そして直親、今度は直虎。これが洒落ではない事が過去の歴史が物語っている。そんな直虎の緊張感を見て取ったかのように政次が続ける。



「行けばどうなるかは十分お分かりのはずです。」



政次は助かるためには、政次を虎松の後見とし、さらには、瀬戸村、祝田村の徳政令を発布する命令を出すしかない。それは取りも直さず、政次の「井伊家乗っ取り」を傍観する事に他ならない。



「では、説明に伺うしかないな。」



直虎の覚悟は決まっている。出来るだけ平然を装い宣言する直虎。一同に緊張感と重苦しい空気が流れる。



「分かりました。」



政次もこれまた平然と言う。今回の駿府行きには自分(政次)も同行するので日取りが決まったら、知らせて欲しいと事務的に述べると退出して行った。




政次が出ていくと大きなため息をする直虎。奥山六左衛門が心配そうに言う。



「体調が悪いことにして、引き延ばしてはいかがでしょう。」


しかし、直虎は首を横に振る。もし、そのようなことを言えば「身体の弱いものに後見等任せられぬ」となる。続いて、身代わりを立てる案も提案されるが、それも難しい。何しろ、直虎は顔が知れている上、政次も同行するのだ。




そして、義元亡き後、駿河を守っている影の大将はあの寿桂尼である。直虎の行動を「女子の戯言」と見逃す事はない。一人前の「城主」として認め、そして、命令に従わず今川に仇すると判断すれば、容赦なく殺害するだろう。

決死の覚悟

直親は駿府出頭を命じられたものの、駿府へたどり着く前に殺害されている。氏真と寿桂尼に会う前に命を落とす事は避けたい。



「せめて守りだけでも固めておきたい。」



護衛に誰を付けるか。既に、多くの戦が出来る男たちを失っている。今、最も「戦」で頼りになるのは直虎の父直盛も頼りとした、中野直由の嫡男直之である。しかし、直之は直虎を認めず、政次を後見とせよと主張し今は自分の館に閉じこもっている。




直虎は奥山六左衛門に直之の説得を頼む。六左衛門はすぐさま屋敷に閉じこもる直之の元へと向かう。暫くすると、六左衛門が直之を連れて戻ってくる。しかし、説得に応じた訳ではなさそうだ。



「すぐに後見人の座を明け渡し、今川様の言うとおりにしなさい。」



「嫌じゃ。」



直之は直親の最期を忘れたのかと喰ってかかる。直親が駿府へ向かう途中で命を落とした時、孫一郎を始め多くの家臣も道ずれとなった。もし、直虎が駿府へ向かえば直虎だけではなく多くの共の者も運命を共にする。これ以上、井伊が人を失えば立ち行かない。



「後見を譲ると言え!」



直虎は直之の発言に怒りをぶつける。



「誰に向かって口をきいているか!」



直虎と直之の主張は平行線となる。二人は売り言葉に買い言葉で、結局喧嘩別れのようになってしまう。



「おんなの浅はかさにはついていけん!」



「負けると決めつける女の腐ったようなやつには頼まん!」



しかし、いま井伊に直之程腕の立つものはいない。また、直之の言う通り、共を道ずれとしてしまうのは気が引ける。



「腕の立つ武士・・・人・・・男?」



直虎は結局、龍潭寺の傑山はじめ、腕利きの僧たちを連れていくこととする。なまじの武士よりも頼りになるはずだ。直虎は危険な旅にも関わらず共をしてくれる龍潭寺の兄弟子達に感謝する。

直虎第15話中巻~駿府へ~

いよいよ駿府出立の日が近づいてくる。防御は龍潭寺の僧「兵」達。まだ、直親を失った悲劇の傷の癒えぬ井伊谷の人達を想い、出立は伏せられていた。

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3度目

いざ、氏真・寿桂尼の待つ駿府へ。無事に辿り着く保証もない。出立前夜、直虎はふと思い立つと直親との想い出のある寺の井戸へ。そして、井戸端にある橘の木をまるで直親であるかのように語りかける。



「不思議なものだな。明日、われも駿府に行くことになった。」



橘の木が咲かす花は井伊家の家紋でもある。そんな影響もあったのかもしれない。孤独さからだろうか、いや、直親と同じ運命を辿るかもしれない事を怖れたのだろうか。橘の木を直親に見立てて話しかけると、出来れば道中護って欲しいと願う。




ふと。
橘の花の香りが直虎の周りに漂ってきた。まるで、直虎の願いを直親が聞き入れてくれたかのように。なんとなく気持ちが落ち着いた直虎は橘の木を後にした。




そして、出立の日。
直親の出立の日は多くの井伊谷の人間が見送りに出ていた。しかし、直虎の見送りは六左衛門と祐椿尼の二人だけである。家臣領民に心配を掛けまいとの配慮であったが寂しいものでもある。ただ、まるで、直虎の前途を明るく照らすかのように、空は雲一つない快晴であった。




直由を説得出来ず、留守を守るしかできないことを詫びる六左衛門に直虎は勤めて明るく告げる。



「今川も、女性の首を斬るほど、落ちぶれてはないだろう。」



勿論、言った直虎はじめ一同皆今川がそんなに甘くはない事は骨の髄まで分かっている。しかし、その事を誰も口にはしない。同じく、見送りに来ていた母祐椿尼は危険を感じたら、意地などはらず命を一番と考えて逃げるように諭す。直虎は頷く。




この駿府までの道のりは何が起きてもおかしくはない。いざ、氏真と寿桂尼の待つ駿府へ。直虎と傑山はじめ龍潭寺の僧兵たちは井伊谷を後にする。

→大河ドラマおんな城主直虎のあらすじ第16話「綿毛の案」へ