大河ドラマおんな城主直虎第6話のあらすじです。ついに10年振りの帰参を果たした亀之丞だが・・・「初恋は実らない」とも申します。

直虎第6話上巻~直親誕生!~

亀之丞はとっくに元服を済ませてもよい年齢ではあったが、未だ元服を果たしていなかった。元服は井伊谷に帰参の後と決めていたのだ。

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元服の儀

亀之丞は良い武者振りであった。病弱であった幼い頃が嘘のようである。井伊一族・重臣達もその成長ぶりに目を細めた。また、



「元服は故郷井伊谷でと決めていた」



その覚悟も井伊谷の人々に感激を与えた。特に、かつて亀之丞の祖父直平の喜びは一塩であった。


「井伊肥後守直親」



元服後の名前も決まった。その後は宴となった。井伊一族の主だった者は全員集合していた。ただ、今回の亀之丞帰参で在りし日の小野和泉守政直が考えていた、奥山朝利の娘と政次を娶わせるとという縁組は立ち消えとなる。




政次もそれに不満がある訳ではない。自分が逆の立場であってもそうするだろう。ただ、その事は誰にも顧みられていないような雰囲気にやや寂しい感じもする。しかし。そんな政次の想いを知ってか知らずが弟の玄播は直親に好感を持っているようだ。だが、兄を慕い正直な性格の弟の存在は政次にはありがたかった。




政次は亀之丞改め直親は自分達を快く思っているはずがないと弟玄播に告げる。「聖人君主でもあるまいに」と考えていたが、直親は少なくとも傍目からは、小野一族に対する恨み言などなく、それどころか色々と政次にも助けて欲しいと言う。


「あれはやはり、聖人君主では?」


政次の弟、玄播は悪戯っぽく笑うのであった。亀之丞改め直親が帰参を果たした目的は勿論井伊の家督を相続して、おとわと・・・、いや。おとわと夫婦になり井伊の家督を相続すること。直親は直盛に尋ねる。



「次郎法師様の還俗はいつになりますか?」



直盛が返答に窮していると見かねた政次が助け舟を出す。



「まずは、今川の太守様に直親様の帰参をお許しいただくのが先だと思います。」



そう。そもそも、直親の帰参は今川に許しを得ての事ではない。勿論、既に10年の歳月とかつての敵国である北条家も今や同盟国ではあるが、信濃が戦果に巻き込まれた事をきっかけに戻っただけである。直盛はその場では判断を避けた。

黙っておくか、正直に報告するか

直盛は直平ら主だった井伊家の家臣を集めると対策を協議した。直平は相変わらず前向き。



「サラッと戻してしまえばよい!」



直盛は流石にそれは・・・と考えるが、今回ばかりは直平の考えも分からんんではなかった。黙って戻ってしまえば何もなかったのに、敢えて、帰参の許しを請う事で無理難題を押し付けられる可能性もあった。



「義元様が、そのような事をお忘れになるはずがない。」



その意見も最もに思える。直盛は判断を保留する事にする。政直亡き後、目付に返り咲いた左馬助(直盛の妻千賀の兄)に駿河の様子を探ってくるように命じる。
久しぶりに駿河へ戻る左馬助。旧知の今川傘下の国衆の人間を見つけると、最近の今川家家中の情報を探る。



「大変でございます・・・」



皆一様に、「大変だ」という。しかし、これは今川の勢いに陰りが出て来たか・・・?左馬助は一瞬期待をするが、実態はそうではなかった。今川家は太原雪斎指揮の元軍事行動を活発化。そしてその戦は連戦連勝の常勝軍だという。ただ、今川傘下の国衆は勝ち続ける今川家からの「出兵要請」に戦々恐々としているという。



「兵を出せ」



今は何にしても兵が足らない。付届けも貢ぎ物もいらない。兎に角兵を出せというのが日の出の勢いの今川であった。今下手な願いを申出れば間違いなく戦に駆り出される・・・




井伊谷へ戻った左馬助はことの次第を直盛に報告する。直親の帰参の上、次郎の還俗まではとても望めない・・・下手に、望もうものならどんな無理難題を押し付けられるかわからない。直盛は今回は直親の帰参のみの許しを得、次郎の還俗は日延べとすると直親に告げる。直親は納得しないだろうと考えていた直盛であったが、意外にも直盛は納得する。



「次郎さまの事は二度と口に致しませぬ。」



自分の還俗でさえ大きな負担をかけているのにそこまでは望めないと。やや、拍子抜けの直盛であった。

直虎第6話中巻~井伊谷に死す~

直盛や直親の想いを知ってか知らずか。次郎は龍潭寺での修業に励んでいる。

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禅問答

次郎は南渓と「公案」を行っていた。臨済宗のような禅宗では師が弟子に言葉で課題を与えそれに応える事。一般的には禅問答とも言われる。南渓の真骨頂だが次郎もここ十年で成長を見せている。



南渓は中国の古典を紐解くと次郎に尋ねた。



かつて中国にあった趙という国の大臣に中と伯という者がいた。二人とも優秀ではあったが1人を宰相にし、1人を追放をしなければならない。そこで王は二人に課題を与えた。それぞれに、二つの饅頭を与えそれをどうするかを尋ねた。



中も伯も一つはその場で食すが中は余った一つを腹をすかせた子供に与え、伯は残りの一つを後生大事に持ち続け、結局かびさせてしまった。王はどちらを宰相としたか?



「中にございまする!」



次郎は自信があった。饅頭は饅頭。有効に活用しなければもったいない。そう、カビさせてしまえば意味がないではないか?しかし、南渓の答はかびさせてしまった伯であるという。




南渓は「何故?」という次郎の問には答えず、笑いながら饅頭を二つ次郎へ渡すのであった。

井伊谷心中

次郎は左馬助から得た駿河の状況を鑑みて、還俗が日延べとなっている事を知らされていた。若干の期待がなかったと言えば嘘になる。しかし、それもまた運命と受け入れていた。しかし、無理筋であったも・・・直親もあっさりと諦めた事にやや淋しさも感じていた。しこへその直親がやってくる。



「おとわ。還俗は無理なようだと聞いたか?」



おとわは頷く。そして、直親はとんでもない事を言う。



「死ぬしかない。死んで一緒になる!だが、死ぬのはおとわだけじゃ」



あっけに取られる次郎。それは・・・心中というなら分からなくはないが、なんと、死ぬのはおとわだけだという。直親は悪戯っぽく笑っていた。




直親の立てた案とは「次郎を死んだことにする」という事だった。亡くなってしまえば今川としてもどうしようもない。次郎はジジ様直平の元に身を隠すのだという。そして、ほとぼりが冷めた頃に戻る事とする。




勿論、この事は次郎、直親、そしてジジ様3人の秘密である。父である直盛は勿論、千賀、龍潭寺の面々にも秘する事とする。



「今生は一度しかない」



驚く次郎ではあったが・・・ついには説得に応じる。遺書を書いて川へ飛び込んだように見せ掛けようと算段をするのであった。

直虎第6話下巻~かびた饅頭の意味~

次郎は直親の策に乗る事にした。しかし、直親、千賀、龍潭寺の人間とは当分会う事ができない。いや、もしかするともう二度と会う事は出来ないかもしれない。今迄当たり前だと考えていたものにもう会えない・・・そう考えると途端に、全てが愛おしく見えてくる。不意に涙が・・・その様子を母千賀はたまたま見かけてしまう。




千賀も本心では次郎に還俗をして直親と添い遂げてもらいたい。勿論それは直盛も同じであった。このままでは次郎は「井伊のための捨て石」になってしまう。次郎の涙をみかけた千賀はその想いを強くしていた。



かびた饅頭に私はなる。

次郎は直親を呼び出していた。直親は「身投げ作戦」決行にはまだ早い次期の呼び出しに怪訝そうだ。次郎はな直親に自分は死ねないと伝える。



「おとわはそれで良いのか!?」



次郎の決断に驚く直親。次郎は自分と直親は井伊にとっての「二つの饅頭」だという。もし、ここで自分と直親が夫婦になれば直親に何かあれば井伊の跡取りはいなくなる。井伊のためを想えばそれでよいのか?




直親はさらに食い下がる。自分はもう身体の弱かった「亀之丞」ではない!自分は死なないと。さらに、もし、直親が無事で、跡取りを設けたら・・・次郎はもう出る必要がなくなる・・・



「それこそ、井伊にとって一番良いではないか」



そう。もし、直親が無事跡取りをもうけて、次郎がカビた饅頭になる。そうするのが井伊家にとっては一番良いはず。直親は次郎をの覚悟を知る。2人の初恋はここで終いとなるのであった・・・

直親と政次

直親の帰参は許されると婚礼も進めなければならない。跡継ぎをもうけるのは一族の長にとって最も大切な仕事。皮肉な事に政次の父が画策した奥山朝利の娘を娶るのが直親となる。だが、井伊のためにはそれが良かったのだ・・・あくる日、直親は政次に告げる。



「おとわはお主の物にはならんぞ」



政次はそのような事を考えた事もないと誤魔化すが・・・



「そうか俺にはそうは思えぬがな・・・」



直親は終った初恋を思い出しやや寂しそうに微笑むのであった・・・

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