おんな城主直虎の感想第45話「魔王のいけにえ」でございます。信長は「魔王」扱いですが・・・?おんな城主直虎の感想第45話始めます。浜松と岡崎の雰囲気の落差が哀しみを誘います。幸せは少しずつ大きくなり、不幸は突然やって来る。・・・酒井忠次はちょっといい気味だ!と思ってしまいました。

直虎感想45話「信康謀反!」

今宵は家康の嫡男信康が謀反の廉で幽閉されてしまいました。ここに、「小国の悲哀」「賢明」とは何か?様々考えさせるお話しだったと思います。

信長について

まずは、ちょっと触れておきたいのが信長について。以前も少々触れたかもしれませんが、戦国モノで主人公との関係が薄い場合の信長は性格がデフォルメされます。2016年の真田丸では強烈なパワハラキャラで、出番も一瞬でしたね。




一方で、主人公との絡みが程よい場合(利家とまつ・軍師官兵衛・秀吉・武田信玄)だと、「ああ、信長はこんな感じだったかも?」と思えるリアリティがあります。最近だと「軍師官兵衛」の江口信長は良かったですね。「パワハラ」や「メンタル不調」とは何か?とても良く理解できる秀逸な信長でした・・・。




まあ、実際はそれなりに「人間的な美点(寧々に手紙書いたりとか)」もあったと言われますが、そこまで描く誌幅(尺)はないですからね。




今回、安土城の登場シーンはもはや戦国大名ではなくて西欧の皇帝陛下といった趣でした・・・。




純和風の酒井忠次との対面のギャップが面白かった。それと、今回織田家臣として明智光秀が登場。今回の光秀さんは信長とは良好?な関係のようですね。
少なくとも、昨年のように、



「お前が何をしたのじゃ!!!!!」



とか、怒られなさそうな気が致します。




最後に、この信長「雰囲気」で圧倒しているのですが・・・。信康を取込もうとしているところなんかはやや「小物」感が出てしまっていると思います。信長の御性格を考えると・・・。そもそも、三河の小大名などまともに相手しない気がするのですが・・・!?

信康

おんな城主直虎の良いところと限界。それは、「キッチリ説明」してくれるところですね。今回も、信長の意図をしっかりと描いていますね。



  • 従五位下の官位を与える場面
  • (信康に家康と同じ位の官位を与え不協和音を起こしたい)

  • 徳姫からの手紙
  • (信康は無実の証拠の手紙で後の手紙は偽者と分かる)



我々視聴者もその前提に疑いなく立つことが出来る。それはそれで、よいのですが例えば政次の父小野直政のように、その真意は何処にあるのかが台詞や場面で説明されないキャラも魅力的と思います。




さて、話を戻します。




これもまた、「サラリーマンウエイ」的なお話しだと感じました。榊原康政は信長の「浜松・岡崎分断工作」に乗らなかった事を「賢明」と言っていましたね。




しかし、事此処に至っては「ウカツ」であったと言わざる得ないのですよね。信長が「城一つ分の価値のある茶器」を譲ろうとしてきたり、家康と同じ位の官位を与えようとしたのが「信康を思って」の事ではなく、「分断工作」であると見抜いていたのであるなら。
つまり、信長の目的が、



「家康よりも自分(信長)への忠誠を求めている」



と、分かっていたならそれに「乗る」事も必要だったかと思います。汚い金でも「見せられたら」掴む事で共犯者となる。共犯者となる事で身を守るという事もサラリーマンウエイでは必要な時があるのです・・・。




おんな城主直虎の感想第45話「魔王のいけにえ」はまだまだ続きます。

直虎感想45話「小国の悲哀」

「まるで、今川にへーこらしていた井伊のようだ」



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小国の悲哀は何も井伊家の専売特許ではありません。今回は徳川が「小国の悲哀」を思いっきり味わう事になります。

酒井忠次、お前はダメだ

嫌いなんですよね。



※関連記事:→おんな城主直虎34話「隠し港の龍雲丸」

※関連記事:→堀川城の戦いで龍雲丸は実在?


理由は聞かなくていいですよね?しかも、今川嫌いで瀬名や信康を邪険にして瀬名が今川から戻っても別の家に追いだされていたのは政次の所為みたいですね。




今回やや複雑な心境なのですが、「魔王」に詰められている姿を見て、
正直、



「ザマ―wwメシウマww」


って、思うのを抑えられませんでした・・・。ああ、私はなんと愚かなのでしょうか。結果は瀬名と信康に危機が訪れてしまうので、「メシウマww」とか言っている場合ではないのですが。今回は魔王に詰められ、戻ってからは家康はじめ重臣達に詰問されていても全く同情出来ませんでしたね。




いつもは家臣には遠慮がちの家康からも、



「お前、まさか信康を売ったか?!」



と、言われていましたね。普段の行動が嫌な奴だからですね。




しかし。



「かくなる上は信康様のお命を差し出すしかない!」

「お前の落ち度でこうなっているのだろ!」

「私の落ち度だからこそ、言い難い事を申しております!」

「お前はもう、織田へ下れ」



このやり取り。




ここは、「よく言った」とは思いました。誰しも失敗はするのです。大事なのは失敗した後。そして、失敗した本人がそれを棚に上げて、「提案」するのは中々胆力がいる事だとは思います。これもまた、1つの責任の取り方か?まあ、「厚顔無恥」とか「面の皮の千枚張り」とも言うのですが、こーゆーやつは結果的に出世したりするから世の中は不思議です・・・。

逃れられない運命

於大の方と家康のやり取りもまた、小国の悲哀を感じました。



「犬畜生ではないから、我が子を犠牲にて家を守る」

「お前だけがそこから逃げる事は出来ない」



ああ。
弱いというのは罪なのですね。この数年前に於大の方の兄、水野信元もまた、信長に「武田に通じた」疑いをかけられ殺されております。



「家を守る」



そのためには手段を選んではいられない。そして、武家に産まれた以上は家康だけがこの運命から逃れる事は出来ないと。




この辺りの悲劇を見るにつけて感じるのはやはり過去の「井伊家」なんですよね。




井伊を守るために直満は死に、直親は幼くして井伊谷を出奔し、戻ってからは裏切りの廉で殺されます。そして、今度は井伊家を再興するために、おじじ様直平、中野直由、そして直虎の「片翼」であった政次が非業の死を遂げます。




直虎はこの「武家のゲーム」を降りました。しかし、於大の方は降りていないし、また、家康に



「降りる事は許されない」



と、告げる。
直虎と於大の方の人生観のコントラストが鮮やかであると感じました。



おんな城主直虎の感想第45話「魔王のいけにえ」いよいよ最後の段でございます。

直虎感想45話「南渓、再び苦悩」

「竜宮小僧として人助けすると言っていたのにのぉ」

「おにばばあみたいじゃのぉ」



南渓和尚は瀬名の「信康の側室探し」には協力しないという直虎にちょっと嫌味を言います。幸せは少しずつ大きくなっていきますが・・・。今も昔も不幸は突然やって参ります。

岡崎の平和が苦しい

「信康、裏切る(by信長)」



この報は酒井忠次からもたらされてから浜松のみで、その真偽の内偵や、事後処理が話し合われます。内偵対象の浜松はつつがない日々、いや「信康事件前」「信康に報いる策」を提案していたので、むしろ、希望に溢れています。




それがツライ。




直虎と南渓和尚が岡崎へと出かけ、瀬名と再会を喜ぶ場面。



「尼の格好は方便じゃ」

「御仏もそのような事まで咎めない」



なんとも罰当たりな発言に南渓和尚と石川数正。



「罰当たりですが・・・?」

「つける薬もなくての・・・(笑)」



今も昔も不幸は突然やって来ます。この後、捕らえられしまう信康。




私は正直、南渓和尚の胸中を思うとツライのです。瀬名は、散々利用してきた妹佐名の娘で可愛い姪です。




南渓和尚は人の心の機微が読めてしまいます。
だからこそ。
妹、佐名の優しさを利用しました。



※関連記事:→おんな城主直虎感想3話「非情な兄南渓」


そして、救えなかった。



※関連記事:→おんな城主直虎感想10話「佐名様御髪が・・・」


その忘れ形見である瀬名とその息子信康こそ妹佐名が命に代えて守りたかったものです。また、守ってやれない。いや、もはや何も守ってやる事が出来ない。南渓和尚の胸中を思うと胸が締め付けられます。


※関連記事:→瀬名の母佐名と夫について

そこで提案

どうやら家康はまだ信康を救う事を諦めてはいないようです。我が孫氏真殿と協力して何やら始めるご様子。




そこで、私から提案がございます。




我が武田と徳川、今川、そして北条と上杉。ここに「関東列藩同盟」を設立。




さらに、西の毛利を加えて、



第三次対織田大同盟



を締結するのは如何でしょうか・・・?




今ならまだ間に合いまする・・・!




以上、おんな城主直虎の感想第45話「魔王のいけにえ」でございます。

今宵は此処までに致します。

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