大河ドラマ女城主直虎第の感想第27話「気賀を我が手に」でございます。今宵は状況が目まぐるしく変化を致しました。私はただただ、氏真殿が心配でございます。決して無能ではない。お優しいお方なのです。それでは、おんな城主直虎の感想第27話始めまする。

直虎感想27話「運命(さだめ)」

今宵、直虎殿は戦わずして気賀のお城を手に入れてしまいまいした。これには「運命」を感じずにはいられないですね。

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流れに乗る

私は「麻雀」を嗜みます。知らない方に簡単説明すると、ようは何が入っているから分からない牌の山から順番に牌を引いて来て、「色」と「数字」を揃えて相手の3人より早く上がるゲームです。







今回の件を麻雀に例えると、「気賀の城主になる」というゲームをある意味、大沢基胤、関口氏経、気賀の町衆そして今川氏真相手に行っていたと言えます。




冒頭瀬戸方久は、



「もし、駿府が許すなら、殿は城主になる気があるか?」



と、尋ねていますが、いくら手牌が良くて上がれる状況であっても、当の本人が「上がる」気がないのであれば上がれません。
その覚悟を問いました。




瀬戸方久には「勝算」があったものの、さらに気賀の商人達が直虎へ城主を務めて欲しいと願い出ます。
まさに、これこそ「流れが来ている」。




全てが順調に見えながらも、「義信事件」の結果、武田への警戒から戦上手の「大沢基胤」の代わりにとは言いだせない状況になります。




麻雀で言うと、「実は良さそうは手牌に見えて実は純カラ(上がれない)」という状況。しかし、ここでもまた、「ツモってくる」引きの強さ。



当の大沢基胤が「今川のために」井伊が気賀を治めるべきと言います。流れが来ている時は何をやっても上手くいく。直虎殿、及び、直親、直満父子は何をやっても「裏目」でございましたのでここらで、負けを一気に取り返して頂きたいものでございます。



さて、おんな城主直虎の感想第27話はまだまだ続きます。

直虎感想27話「しがらみこそ人生」

今宵龍雲丸が城を失い、盗賊に身をやつしてからの日々について語られました。そこで、「しがらみがない自由な人間に・・・」と。昨今の日の本では似たような考え方が流行りのようでございますが、龍雲丸は既に気がついております。

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自由などいらない

龍雲丸は城が落ちたあと、おそらく父親は討死、そして一家は離散。後に、「盗賊団」にやっかいになり、嫌々でも盗みをする事で世の中の仕組が見えたりして、ある意味では充実していたのだろうと思います。どうやら、盗みに入るのも「金持ちの領主」や「悪徳商人」「坊主丸儲けの寺」が中心のようでしたからね。



しかし、そこでもまた居場所を失ってしまいます。
運が良いのか悪いのか・・・。
龍雲丸だけは、捕縛されずに逃れる事が出来ます。


「ただ、1日雲を見ていた。」


龍雲丸は独りなら、もう誰かに何かを奪われる事はない。
それなら「自由」だと考えたんですね。



しかし、いつの間にか、自分を「頭」と慕って集まってきた龍雲丸一党、さらには気賀の町衆とまた「自由」を失い「しがらみ」に囚われている。直虎はそれを本当は「自由」になりたかった訳ではなく、もう大切なものを「奪われたくなかった、取り返したかったのだ」と喝破します。龍雲丸もそれに気が付いたからこそ、「城」普請を請け負います。



最近、「自由」である事、「しがらみ」がない事をさも素晴らしい事のように話す方が多いと思います。確かに、一部の才覚ある人にとっては正にその通りなんだと思うんですよね。




例えば赤城シゲルとか堀江さんとか。



昨今はインターネットや技術の発展でやろうと思えば「自由にしがらみない人生」を得る事が出来るとか。ただ、きっと今も昔も「才覚ある特別な人」はきっとしがらみを超えてその才を発揮していたと思います。一方で、その他大勢の人に「自由」などは百害あって一利なし。



  • 親子
  • 兄弟
  • 先生と生徒
  • 師匠と弟子
  • 上司と部下
  • 先輩と後輩
  • 夫婦
  • 監督と選手
  • 教授と研修医
  • 嫁姑
  • 殿と家老
  • 社長と従業員
  • 親分と子分
  • 大名と国衆


面倒くさい人間関係としがらみが人生なんだと思います。奇しくも、赤城シゲルが亡くなる前の「葬儀」で原田克美も言っていました。



「前ほど自由じゃねえ、とうかもう自分の時間なんかねぇが。」

「それはそれで、悪くないと思っている。」



龍雲丸の話を聞いてそのような事を感じました。




さて、おんな城主直虎の感想第27話も次でいよいよ最後の段落となります。

直虎感想27話「氏真殿」

今宵も「氏真様disり」が見受けられました。しかし、はっきりと申しておきたいのは氏真様はとても頑張っているという事を声を大にして申しておきます。

桶狭間より約10年

私も人の親でございます。勿論、あのような酷い事を言う子(晴信)であっても我が子にございますし、今宵自刃した義信も後継となった勝頼も孫。そして氏真殿もまた孫にございます。




世の中の多くの人はなぜか、勝頼には非常に同情的です。様々な読み物でも「偉大なる父」の跡取りとして苦労を背負い、また、一時期とは言えその晴信を超える版図を得たことも評価されております。




某、「信長の野望」でも戦国群雄伝以降、常に「高い武力」とそこそこの「政治力」を持ち一言解説も以下のような感じにございます。



「信玄死語家督を継ぐ。信玄も落とせなかった高天神城を落すなど織田・徳川に対して優勢に戦う。しかし、長篠の戦で大敗以降は守勢に回り、織田信長の甲州征伐により1582年天目山にて自刃。」



一方で氏真殿。



「桶狭間で横死した義元の後を継ぐ。しかし、仇討もせず、またなんら有効な手を講ずることもなく、漫然と過ごした事で松平元康等多くの家臣の離反を招き、武田信玄の駿河侵攻により滅亡。」



あ、ん、ま、り、だと存じ上げまする。


勿論、勝頼に同情的なのは感謝致しますが、氏真殿も他家とは言え我が孫!




まず、義元殿が桶狭間で横死されてから何年経過しておりましょうか?
そろそろ10年でございます。
10年でございますよ!?
(言いたくはありまぬが、晴信が死んでから我が武田が滅びたのは10年にございます。)




この一事を持ってしても、氏真殿が「無能」ではないのは明白。しかも、此度の件も晴信が妙な気を起こさねば三河一向一揆等の影響などで三河は兎も角、遠江まで徳川如きの侵攻許す事はなかったと存じまする。

氏真殿は優しい

我が子晴信は我が子ながらも、よく出来た国主であったと思います。しかし、一方で残念ながら側室を侍らせ、湖衣姫のために諏訪を攻める、そして此度の義信事件。これは私にも責任があるかもしれませんが、人として大切な何かを失っているような部分もございました。




一方で氏真殿。




今宵も氏真殿を篭絡するために瀬戸方久が準備した茶器を愛でながら、



「春が喜びそうだ・・・」



この優しさ!
時は戦国、処は日の本の火薬庫である東海道にございます。




そして、義信自刃を受けての怒り。




あれは嫁いでいる妹の嶺松院を思うての事でもあります。そして、後に踊っているお姿が移りました。



「良いではありませぬか?」



我が夫、つまりは氏真殿の祖父でもある信虎殿なら、怒りに任せてきっと家臣や女中を斬り殺しております。悲しみを踊りに表現されるのはなんとも風雅な事にございます。




あと、もう一つ。



「私は学生時代サッカー部で、国立出場の経験あります。」



こんな若者が皆さまの御勤め先に入社したら、



「ププ!(笑)サッカーwww!男の癖に貧弱www!」



と、なりましょうか?



男らしいスポーツマンで凄いね!



と思われるのではないでしょうか?



蹴鞠とは決して「優雅な貴族の嗜み」というだけではございません。当時は立派な「殿方のスポーツ」でございます。




・・・ついつい、我が孫の事でもあり、取り乱した文章となり申し訳ありませぬ。




次週はすっかり「父親に似て」口も悪くなった晴信が登場します。
私、しっかりと母として、仏門に帰依した先輩として再度仏法の在り方を説く所存。




以上、おんな城主直虎の感想第27話「気賀を我が手に」にございます。




今宵は此処までに致します。

→第28話「死の帳面」あらすじ
→第29話「おんな達の挽歌」あらすじ
→第30話「潰されざる者」あらすじ
→第31話「虎松の首」あらすじ
→第32話「復活の火」あらすじ
→第33話「嫌われ政次の一生」あらすじ
→第34話「隠し港の龍龍雲丸」あらすじ
→第35話「蘇えりし者たち」あらすじ