大河ドラマ女城主直虎第の感想第18話「あるいは裏切りという名の鶴」でございます。私たち視聴者は13話位で既に、15話ではなつ殿と南渓和尚もお気付きでしたが、今回、はっきりと描かれました。今回の18話の感想はやはり「政次」について。

直虎感想18話「誰よりも君を愛する」

私たち視聴者は「溢れ出す直虎への想い」を当然分かってはおりました。しかし、「直接的な表現」では一度も政次の気持ちは描かれいませんでした。今宵、ついに描かれましたね。

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鶴と亀

「あいつの夢枕に立って後見を降りるように言ってくれ。」



今回政次は、想い出の「井戸」で直親と語っていました。思い返してみれば直親が死んで、駿府から「目付」として帰還した時も井戸にいましたね。



「井伊は、終わるべきくして終わった。」



直虎(当時は次郎)にはそう言いましたが、今回の様子で明らかなように「直虎は俺が守る」と直親に誓いを立てていたのでしょうね。
鶴・・・。優しすぎまする。



そして、よく考えてみれば・・・。



「政次は井伊を守ったのだと思います。」



直親が生前に言っていた事はまさにその通りでありました。お互いに「おとわ」を守りたいという一心は同じなのですから。

直虎の成長

そして、今迄は「護られてばかり」の直虎も成長を見せてたいと思います。今回南渓和尚が「孫子」を直虎へ見せた時に、



「お前の良さを失くしてしまうと思って渡さなかった。」



と、言っていましたが、その想いはよく分かります。・・・この21世紀、平成の御代においても「役員」や「本部長」なんかに就任した途端、今迄の「勢い」がすっかり影を潜めて妙な横文字を使いだして、Excelばかり見て、平社員でも見ればわかるような事をさも大層な事のようにのたまう方も多いと聞きます。




自分に何が求められているのか?直虎に求められているのは「平時の御領主様」ではありませんからね。生き馬の目を抜く前代未聞の戦国時代。さらにその中で屈指の大国に囲まれた弱小国の領主。




また、直虎も鈍感とは言え(いい意味でね・・・)「優しい」女子です。知恵を付けて、政次の想いに早く気付き過ぎては、政次の策を潰してしまう可能性もあった。




そう考えると、南渓和尚は「孫子」を渡すタイミングを計っていたように感じます。今のタイミングで渡す事で「政次の知略と想い」そして、「直虎の器と前例に囚われな大胆さ」が、相乗効果を発揮するとお考えになったのだと思います。

政次の心かの笑顔

なつが小野の家に戻ってから暫く経ちますが、なつと亥之助が来てから政次の「心からの笑顔」が見られて嬉しいです。勿論、氏真様の御前では「笑っている」んですけど・・・。それは、厩戸皇子のように「顔面の筋肉に張り付いた笑顔」で当然心からの笑いではありません。




なつは、政次は優しく気遣いをしてくれて「家で政の話はしない」と言っていましたが、家で位は政を忘れて穏やかでいたいと、政次自身も考えているのではないかと思います。

父とは話したのか?

私は気になる事がございます。かつて、政次の父、政直はこう言っていました。



「お前は儂と同じになる。」



また、直虎(当時は次郎)には、



「井伊家のためを思って。」



と言っていました。




※参考記事:→おんな城主直虎の感想5話より「小野政直という男」


父とは話しをしたか?
政次。

直虎感想18話「井伊家の一体感」

井伊家の伝統芸と言えば、一族郎党皆、「井伊家大事」と思っていながら、勝手に行動して、井伊家の首を絞めるというものがありました。・・・ん?ここしばらくそんな様子がございませぬな・・・?

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雪の字・・・ステキ

今回の「種子島事件」を今川へ伝えると脅してきた時。



「殿に何かあったらその首飛ばす・・・」



雪の字カッコ好かった。
そして、政次もきっとそんな雪の字の事を大切な直虎を守ってくれる、超強力な護衛と頼もしく感じたでしょうね。




前回もちょっと申しましたが、この雪の字は決して「武」だけの男ではないのが本日も描かれていました。



「殿が失敗したら、なんとかする。」



これこそが、「最強の部下力」だと思いました。平成の御代においても新興企業が伸びる最初のきっかけは「創業者のアイデア」である事が多いです。ただ、「創業者」は失敗もします。それをフォローする事こそ「部下(家臣)」の真骨頂。雪の字、性格は体育会系っぽいですが、非常に賢い男と思います。

バラバラな個性が直虎中心に・・・

「由緒ある井伊家に何処の馬の骨とも分からぬ商人を加えるなど・・・」



そう。
直之が激怒した方久ですが・・・。すっかり馴染んでしまいました!




まあ、先々週は一緒に戦国ラップを踊って唄っていた位ですからね。今回も方久が自分の手柄を吹聴しまくるのを苦笑しながら見ておりました・・・!




そして、前述の政次。政次は勿論、「目付」として振舞わないとなりませんが、その知恵を「利用」しても結果井伊家や虎松にへ危害が及ぶ事はない。




直虎という個性を中心に井伊谷がまさに一つになっております。ただ、これは・・・。嘗て、太守義元公、そして太原雪斎殿、寿桂尼殿の3人で鉄壁のトライアングルを組んでいた、かつての今川家を思い出しまする。

直虎感想18話「ご老体に鞭打つ寿桂尼殿」

義信事件と言えば・・・。我が武田家の宿命でしょうか・・・。

最期のお勤め?

てっきり・・・。寿桂尼殿はも長くはないと思っておりました。正直、もう休ませてあげたいという気持ちもありました。しかし、今宵ご復活を遊ばしております。




心苦しいのは、我が子晴信と我が孫義信との争いが、ご苦労ばかりの寿桂尼殿のさらなぬご負担と相成っている事でございます。




このままでは、死ぬに死ねないというお気持ちなのでしょうか・・・。

義信事件

我が武田家の宿命かもしれませぬ。我が夫信虎殿と我が子晴信も諍いの末、晴信は駿河へ信虎殿を追放しました。そして、親子の悲劇は世代を超えて再び繰り返されます。我が武田家は親子、そして今川家は御兄弟。




甲相駿の三国では唯一、相模の北条殿だけが、御兄弟も親子も争いなく協力をされたと聞いています。今度、是非北条殿五代記を大河ドラマで放送し、その家族円満の秘訣を紐解いて欲しいと存じ上げます。




さて、おんな城主直虎の感想第18話「あるいは裏切りという名の鶴」は以上にございます。




今宵は此処迄に致します。

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→大河ドラマおんな城主直虎の感想第19話「罪と罰」