大河ドラマ女城主直虎第の感想第16話「綿毛の案」でございます。雨降って地固まると申しましょうか・・・。井伊谷のチームワークに磨きが掛かっておりました。そして、政次の気持ちは既になつ殿にはもはや隠せぬようでございます。そして、なぞのマリブ君・・・ではなくて龍雲丸がインパクトのみ残して登場!

チームワークが冴える井伊谷

前回大活躍の直之さんですが、今回も素晴らしい活躍。そして、不仲だったはずの方久と直之も仲直りで・・・!

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中野直之という男

こないだまで、「小物感スゴ!」とか「学ラン似合うんじゃね?」とか、挙句の果てには「チワワみたい!」とか・・・散々な言われようだった中野直之様。前回その評判を払拭される素晴らしいご活躍。今回、中野直之の気持ちが明確に描かれていましたね。そして、直之は段々、直虎の扱い方を理解されたようです!

※関連記事:→おんな城主直虎第15話「おんな城主対おんな大名」

中野直之の素晴らしい部下力

今回のテーマは「百姓を借りる(買う)」という事ですが、冒頭ではちょっと前を思いだす喧嘩がございました。人が足りず「綿毛の栽培」も思うに任せない現状に、「百姓を借りる」という案に飛びつきます。



「そんな珍妙な話は聴いた事がありません!」
(戦ならいざ知らず、領主になんの得もない百姓をタダで渡すような話はありえない!)


「やってみなければ分からぬではないか!」
(戦で借りれるなら、農作業も同じじゃ!わくわく!)




うーん。
この「ズレ」がよいですね。直虎は領主としてはやはりまだ経験が足りません。勿論、経験がないからこそ「発想が豊」なんですが、当たり前の事も分からなかったりします。




あと、「城主なり立て」で気張っているので「舐められたくない」という気持ちが先走ります。・・・もっと申し上げると同じく領主候補だった「政次」には負けられない・・・。それが分かれば可愛い殿様です。




女の御足では疲れるだろうと休んでいても直ぐに意地を張り「もう大丈夫」という直虎に、



「某が休みたいのです。」



「そうか。ならしょうがない!」



水を汲みにいく直虎を眺めて・・・。



「疲れる・・・」



お気持ち、正にお察し申し上げますという所でした・・・!




あと、「噂を流して百姓を直接呼込む。」という案には、提案者が政次なので、良いと思っても動きにくい事を見越し、ちょっと意地悪をした後。



「知っておるかぁ?井伊では・・・(棒読み)」



もう、即行動!そして、謎の囃子(今風に言うとラップ?)で、茶屋のお客様に伝わりやすいように演出!意地っ張りではあるが「ノリ」が良いので乗せてしまえば動くという・・・!直之殿!素晴らしい、部下力にございました!

漢、中野直之の不安

今回、「百姓を借りる」という案を出し、途中、龍雲丸から「買う」という手もある事を聞き、最も、「買える」のが当然戦場である事を知り戦場にでも行きかねないご様子の直虎。因みに、晴信はよく戦に勝つと、金山へ送ったり、売ったりしておりました・・・。

※関連記事:→武田信玄第10話感想「国造り」

最後、ここ数日、井伊谷を走り回った直虎が倒れます。その時心配のあまりやってきた直之と六左衛門。六左衛門が凄い心配していたようですねと尋ねた時。



「ぞっとするのじゃ。殿を戴いて戦等になれば、守り切る自信はない・・・」



桶狭間とそれに続く合戦で当主直盛、さらには父、直由や御爺様を失い井伊谷には「兵士」が殆どいない。もし、戦になれは「自分が守るしかない!」という固い決意がある一方で、しかし、戦の現実を知る直之は自分ひとりで殿を守るのは至難と理解している。そんな苦悩が見える直之殿はなんか「漢」にございました・・・!

直虎鈍感。だが、器こそ

既に、政次の「本心」に南渓となつは確信しており、直之と六左衛門は、最初はともかく、現実を見ると政次の事をそれ程毛嫌いしている訳ではありません。ある意味、お二人とも父親世代よりも柔軟性があるかもしれません。




今回、直虎が何故、政次にこだわりのか?を南渓和尚に話しておりました。



「政次が領主となった方が良いのではないか・・・?」



知識も経験も、今川からの信頼も政次の方がある。勿論、南渓和尚は「領主」に必要なものはそんなものではない(あるに越した事はないが)事を知っていますが、また、直虎がその事で悩む気持ちも分かります。



「政次が持っているなら、政次に借りればいい。」



「しかし、政次が裏切ったら・・・」



「そこが領主の腕の見せ所。」



個人的には大将(殿)に必要なのはやはり「器」だと思います。理想的、いや、鮮やかな「大将と参謀(部下)」の関係で一番最初に想い浮かぶのは、私は「新撰組」の近藤さんと土方さん。



「近藤さんには将器がある。」



そう。器ですね。
そして、「大将の器」というのはある種「先天的」少なくとも若い時でないと現れないものかなと思います。基本的には「生まれながらのもの」はあるかなと。南渓和尚は幼少のおとわを見て「ただならぬ子」と言いましたが、まさに、それ。「大将の器」を持って生まれたら、後にその器を大きくする事は出来ますが、器がないものは(家臣として優秀であっても)後に大きくする事が出来るものではないと。




ただ、直虎はまだその事には気がついていないようですね。多分、虎松を後見する事で、「器」とはなんなのかを学んでいくのではないかと思います。

政次の心の平和

前週、直虎に完全に「ヤラレタ」政次。でも、やられても「その成長ぶりが嬉しい」というのは隠せません。政次にとっては「直虎と井伊を守る」のが目標。結果的に、先週それは達成されていますから・・・。しかし、許せない女が1人。

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姉妹

「その、隙だらけの女に但馬も今川もしてヤラレタ訳ですね。」



「これから井伊はあの女のやりたい放題か・・・!」



しのは「あの日」以来直虎が大嫌い。

※関連記事:→おんな城主直虎感想第8話「赤ちゃんはまだか」より

しかし、政次は怖い・・・。



「そんなに誰にでも噛みつくと、頼りを失いますよ。」



脅しが・・・。コワイ。
この「脅し」は第16話のラストで効いてきますね。虎松の教育開始を昊天さんに提案された時に、政次の言葉を思い出して受け入れていいました。




ただ、同じ姉妹でももう1人のなつが小野に戻ってきていました。



「ご迷惑でなければ・・・」



なつ殿は政次の弟、玄蕃の妻。なつ殿が良いのは政次の気持ちを理解して「余計な事は言わない」ところですね。前回、第15話で、もし、内心が露見すれば楯にはなれないと、南渓和尚に言われておりました。



「同じ姉妹でこうも違うか・・・」



そんなことを言って、政次殿が泣きそうになっているのを私は見逃しておりませぬ・・・!

パワハラです。

まあ、しのは一応政次から見れば「上の人」ですが、本日六左衛門が可哀想な事になっておりました。元々、六左衛門も「政次アレルギー」というか「小野アレルギー」が少ないご様子。百姓レンタルの話も政次に相談されればと言っていた位ですからね。




しかし、直虎はすっかり政次嫌い。本当は六左衛門は政次に相談も報告もしたかったはず・・・。中間管理職の辛さ・・・。



「領主が物見遊山に行けば、領主が物見遊山が好きですと報告します。」



「物見遊山が頻繁なら、物見遊山に名を借りた「内通」と疑うのが目付けの仕事。」



六左衛門汗が・・・。




ただ、政次は直虎がやろうとしていた事を理解すると、直ぐに助け舟、いや「助け知恵」を出します。



「領主に利がないなら利がある百姓に噂を流して直接伝えればいい。」



そして、直之が音頭を取っての戦国ラップ・・・!先週から、チーム井伊谷の連携は美しいものになっております!




ただ・・・。歴史を知っているとこの先が・・・。政次殿の最期を私は直視出来るでしょうか・・・。

巨星落ちる・・・?

ついに来るべき時がきたのでしょうか。いよいよ大方様がお倒れに・・・。太原雪斎殿、今川義元殿、そして今川三賢人最後の巨頭が今・・・。

寿桂尼殿お倒れに

年代的には私(大井夫人)と同じ15世紀生まれ。現代であってもかなりの御高齢にございます。

※関連記事:寿桂尼殿の実像とは?

そして、おそらくは歴史通りにいきますと、我が子晴信の駿河侵攻の前後でお亡くなりになるはずです。




最期は皆さまにも「お疲れ様でした」とねぎらいのお言葉をおかけ頂ければと存じます。




今宵は此処迄に致します。

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