大河ドラマ女城主直虎の第8話「赤ちゃんはまだか」の感想でございます。朝ドラと昼ドラとコメディがない交ぜになったていた第8話(大河要素は隠し味程度)と思いまするが、皆さまはどの様にお感じになられましたでしょうか?これはつまり悲劇への布石と読ませて頂きました。

栄華を誇る駿河の様子

岩松殿の「検地がやってきた」から4年の歳月が流れておりました。時は永禄2年(1559年)。しっかし平和でございまする。が、太原雪斎殿にナレ死さえないのはいささか頂けませぬ。

→【公式動画】直虎と政次の物語を動画で再び!

太原雪斎没

太原雪斎殿は言わずと知れた今川家を軍事、政治両面で支えたお方にございます。私はこの「おんな城主直虎」の前半は、義元殿、寿桂尼殿、そして太原雪斎殿の3人による、今川家版三頭政治の盤石振りと井伊家のバラバラな感じが素敵な対比を描いていると考えていました。



※一糸乱れる盤石の今川家とバラバラな井伊家中
→おんな城主直虎第3話感想より



なので、太原雪斎殿が何らかの形で亡くなった後に、今川家にもよく見ていないと気が付かないような若干の変化があり、それが桶狭間に繋がる・・・といった流れを予想致しておったのですが全くそれは深読みし過ぎのようでございます。佐野史郎殿のように僧形がよくお似合いの名優をご利用なさっているので、つい深読みしましたが、流石は大河ドラマ。宇梶剛士殿といい配役が贅沢にございまする。

瀬名と元康

瀬名殿と次郎殿は「蹴鞠」の回で出会って以降文通をなさっておりますが、松平元康との夫婦漫才のようなやり取りが微笑ましいです。瀬名殿は勝気で上昇志向が強く社交的な性格という設定ですが、既に2人の子宝に恵まれ、嬉しいものの、今川家ならではの京風の催しには参加できない事をぼやきつつ、とどのつまり、ノロケられているのが、菜々緒殿の風貌と御性格と相まって今後の悲劇の布石としては120点と存じます。




ただ、そういった「蓮歌会や茶会」といった催し物が出来るのは、文化の高さも当然ですが圧倒的な軍事力に裏打ちされた平和があったればこそ。これが桶狭間以降どのように変わっていくのかが楽しみでございます。

氏真殿と元康殿

本日、氏真殿と元康殿が並んでいらっしゃる様子が描かれておりましたが、これも中々活きな演出と感じ入りました。ご存知の通り氏真殿は結構な長命にございまする。(関ヶ原を超え大坂の陣までご健在)そして、最終的には徳川家康殿の庇護を受けるという・・・。




間違いなく、今後席を入れ替えた形にて画面に映る事があると思います。しかし、氏真殿の性格の良さが滲み出ておりました。元康殿の事をすっかりご信用されているご様子も中々見応えがございました。素晴らしい演技かと思います。

メンタル夫婦と愛の夫婦

朝ドラと昼ドラとコメディのごった煮でしたが、私は直親殿もかなりの鈍感力を発揮されておりましたと存じます。

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直親殿も大概かと

此度、やはりしの殿の「異常行動」が面白い(←不謹慎でございますな)ので、つい、しの殿が悪く見えますが、直親殿もカナリ大概かと。次郎殿のご指摘の通り、「余りに他人事」にございます。



蒸し返すようで恐縮ですが、前週も、



「私、帰参したばかりでよくわかりませぬ」



と、すっとぼけたあげくに、



「ここは井伊の領地ではないのだろ?」



と言ったり、



「井伊を守る事あ次郎を守る事だと思ってくれぬか!」



と、まあ、その通りなんですけど、それ「今、お前言う?」という台詞を、バシッと仰られるご様子は真に「鈍感力」のなせる技かと。少なくとも聖人君主様ではないようでございます。



※鶴亀合戦?
→おんな城主直虎感想第7話より



ただ、それもまた、父を殺され、幼い頃から命を狙われていた亀之丞が、己の精神を守るために無意識のうちに鈍感に・・・いや、もう辞めておこうと存じまする。

井伊の直江兼続

此度、政次度の弟玄蕃殿と次郎殿がばったり会う場面。子宝に恵まれるにはどうすれば・・・?



「それは、愛です」



此処まで恥ずかしい台詞を、あんなに自然に、爽やかに、恰好良く言える玄蕃殿は素敵です。次週の桶狭間が益々悲しくなりそうでございます。

それでも幸せな井伊谷の人々

桶狭間へ向けて出陣の準備が整いましたが、まるで、遠足へお出掛けになられるご様子・・・

勝利を疑わない人々

ジジ様事直平殿の、



「直盛!裏をかいて義元の首を取ってくるのじゃろ!(笑)」



義元殿首が繋がっているからこその井伊谷の平和だったのです。義元公の首は井伊谷の生命線。




尾張攻めが近いというのに緊迫感のない井伊谷の様子がまた・・・。結局直親殿は留守を命じられますが、もし出陣していれば命を落としたかも。

直盛と次郎の様子に涙

此度、次郎の八面六臂の活躍でしのはなんとか正気を取り戻し、直親は自分が「共感性低い、鈍感」であった事に気付きました。めでたし、めでたしですが、その活躍、



「わらわが、還俗して跡継ぎ産んでやるわ」



と、ある意味発破をかけた事などを全て父直盛や千賀が見ていたわけではないです。しかし、二人は娘の次郎が直親としののために一生懸命、「竜宮小僧」をしていたことを分かってます。だから、最後、井戸で直盛が、



「もし、いつか・・・」



直盛はきっともしまた一緒に暮らせる(還俗したら)ようになったら、という、未来の話がしたかったのでしょう。でも、いつ叶うかわからないその「可能性」を次郎に言うのは酷かもと思い、心に閉まったのだと思います。




また、千賀も「娘を刺そうとなどしてはダメ」と申し渡したのも、敢えて、しのの怒りに火を付けるような事を云ったのだと分かっているから。




次週は涙失くしては見れないかと存じ上げます。




今宵は此処までに致しとうございまする。

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→大河ドラマおんな城主直虎の感想第9話「桶狭間に死す」