小寺政職。間違いなく軍師官兵衛の前半戦を支えて来た人物!荒木村重とだし、そして次は小寺政職がいよいよお別れの時。片岡政職は「北条高時」以来久々の超当たり役でした・・・!小寺政職の最期と片岡鶴太郎の大河ドラマの想い出。

小寺政職は先進的!?

第24話の「帰ってきた軍師」では久しぶりに御着の殿様、



「思アンのシ所・・・」



が登場!
小寺政職。
彼はいったいその後どのような運命をたどるのでしょうか??

→【公式】歴代の秀吉と官兵衛は?

赤松氏盛衰自

小寺家というのは元々は播磨守護大名赤松氏に連なる一族。戦国時代を中心に描いたものだとやや地味な大名家ですが、鎌倉幕府の打倒、室町幕府の創設には積極的に寄与していますね。赤松氏は室町幕府の最有力大名と言っても過言ではい状況でした。




しかし、それを面白く思わない者も・・・。




室町幕府六代将軍足利義教




「籤引き将軍」や「悪御所」としても知られていますね。恐怖政治を敷いて評判はよろしくない・・・!存命中は「義満以来」の将軍権威の確立した将軍とも言われますが、赤松氏の勢力を弱めるため締付を強化。




この義教を時の守護赤松満祐が宴会に乗じて殺害。
所謂、



「嘉吉の乱」



ですね。




嘉吉の乱により山名細川両軍に根拠地である播磨を攻められ所領失います。以降、後南朝勢力に奪われた三種の神器奪還作戦での活躍(長禄の変)と、応仁の乱で細川勝元側に付き、再び以前の勢力(播磨・備前・美作)を回復するに至ります。




因みに、この嘉吉の乱が描かれた貴重な大河ドラマが、


「花の乱(1994年)」


私が21世紀最高の大河ドラマだと思っている「平清盛」が更新するまで「歴代最低視聴率」のタイトルホルダーでした・・・(涙)。ただ、この「花の乱」中々の名作だと思います。山名宗全と細川勝元の戦い、まだ十代の市川海老蔵と松たか子の共演とか見どころは盛り沢山です。
※軍師官兵衛放送時2014年現在。




・・・室町後期は結構面白いんですけどね。三好長慶とか大河ドラマでやってくれないかな・・・?

政職の時代

16世紀に入ると赤松氏も御多分に漏れず「下剋上」の動きが顕著。守護代の浦上氏の伸張、西からは尼子氏の攻勢、東からは三好氏の攻勢もあり、赤松氏の有力家臣も半ば独立勢力のような形になります。




その中でも小寺氏は「律儀に」赤松宗家の重臣(まあ、名目上ではありますが・・・)であり続けます。
(官兵衛の序盤で出て来た赤松政秀は分家で敵対していた)




小寺政職が家督を継ぐ頃には播州平野を中心に事実上の独立勢力として一目置かれる存在に。




小寺政職は片岡鶴太郎さんの、



「思案のしどころじゃのぅ・・・」



でややネタキャラ的で優柔不断な殿様のような描かれ方ではありますが積極的に人材と登用し、小寺家を有力大名に育てています。官兵衛の祖父(目薬屋風情が・・・と軽んじられてた)重隆を重用し実際1545年には家老職まで身分を上げて姫路城代に任命して姫路を任せていますね。




楽市楽座、室町幕府を滅ぼして官位を全て返上してしまう信長や刀狩や太閤検地、明への攻撃を考える秀吉や元家臣の官兵衛なんかと比較すると「先進的」とは言えないかもしれません。
(軍師官兵衛でも官兵衛が信長の商業政策をべた褒めするのを怪訝そうな理解出来んと言っていた・・・。)




しかし、能力があれば「家老」まで引き上げて、さらには婚姻関係を通して「一門」に加える政職の手法は、政職が当時それなり、いや、並以上程度には、有能な主君だったのではないかなと思います。




さて、24話ではついに寝返りをうった村重さんも敗北いよいよ御着城も崩壊へ・・・。見納めなのかな?

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小寺政職、思案の末に・・・

軍師官兵衛でも描かれますが、政職は子供の斎(長じて氏職)と共に毛利家を頼り西へ。そして1582年に病没したと伝わります。その後官兵衛はかつての主君である政職の息子を憐れみ、政職に次いで主君となった秀吉の許しを得て家臣に迎えています。

斎のその後

官兵衛は家臣を備後の鞆(広島県福山市鞆)に派遣して小寺家を呼び寄せると氏職を養育しました。




官兵衛は小寺政職の所業で村重に幽閉されたあげく、息子である松寿丸(後の長政)も殺されそうになっています。恨んでもおかしくない状況で旧悪を忘れて情が深い・・・



「恩を持って仇を報ず」



とはこの事であると人々は感心したそうです。因みに子孫は福岡藩士として代々その命脈を保っていきます。

片岡政職、あっぱれ!

片岡鶴太郎さんは今回の大河ドラマでは、5作目の出演。印象に残っているのはやはり




太平記(1991年)



大河ファンの間でも評価の高い作品ですね!私も大好きです!



※関連記事:→管理人が見て来た大河ドラマ


現在でこそ名優の地位を確立している片岡鶴太郎さんですが、当時、高時は必ずも期待されていたわけではありません。しかし、愚かなようで愚かではない、非情なようで情もあり、そして卑怯なようで気高い微妙な役をしっかり演じきっていました。




小寺政職と通じる部分もあるような気がしますね。




見所はフランキー堺さん演じる、長崎円喜を暗殺しようとして失敗するところと鎌倉幕府崩壊前夜ですかね?




太平記は好きな大河ですが、フランキー堺さん、児玉清さん、そして根津甚八さん・・・。20世紀後半を彩った名優たちも次ぐ次鬼籍に・・・片岡鶴太郎さんや同じく太平記に出演されていた、宇喜多直家の陣内孝則さんには長~く大河で活躍して欲しいですね!



※関連記事:→軍師官兵衛のキャスト宇喜多直家役陣内孝則


以上、小寺政職の最期と片岡鶴太郎の想い出。

大河姫

今宵は此処までに致します。