軍師官兵衛のあらすじと感想第39話「跡を継ぐ者」です。官兵衛と秀吉。この二人には二人しか分からない「何か」があるんでしょうね。三成では秀吉の大きさを測る事が出来ない。そして!北条氏政が初登場!因みに、氏政殿嫡男氏直は私のひ孫・・・!軍師官兵衛のあらすじと感想第39話

軍師官兵衛のあらすじ第39話「跡を継ぐ者」

利休の茶室で家康の野心を「牽制」したつもりの官兵衛であったが家康からは強烈なしっぺ返しを貰う事になる。

→【公式】歴代の秀吉と官兵衛は?

軍師官兵衛のあらすじ第39話上巻「隠居」

家康から秀吉と御伽衆の間で次の天下人は官兵衛と語った聞かされる官兵衛。



「殿下!しかし官兵衛殿は僅かに十二万石ですぞ?」

「ははは!お前達は官兵衛と共に戦っていないから分からないのだ(笑)」



秀吉はもし、官兵衛に「大禄」を与えれば、瞬く間に天下を獲ってしまうと話したという。さらに、官兵衛には石高はなくても官兵衛に忠誠を誓う一騎当千の家臣達がいると。当然、官兵衛には彼らを束ねる器もある。



「官兵衛殿は儂が天下に野心ありやと考えたようじゃが・・・」

「何のことはない・・・殿下が一番恐れているのは官兵衛殿のようじゃな(笑)」



中津へと戻った官兵衛は考え込んでいた。そこへ、光が柿を持ってやって来る。



「殿!茶々様がご懐妊とか!殿下もおね様もお喜びでしょうね!」



光は官兵衛に柿を勧める。縁側で二人柿をつつく。




官兵衛は黒田の行末を考えていた。
そして、ある決意を固める。




中津城に長政以下、主だった家臣が集められた。官兵衛は長政を隣に座らせる。



「皆を集めたのは他でもない」

「儂は隠居する事にした」



家臣達は皆一様に驚く。官兵衛は秀吉と御伽衆との話にも言及する。



「今は戯言の類であろう・・・が」

「疑いの根がある」



また、茶々が懐妊した事で、秀吉は我が子を守るためにはなんでもするであろうこと、さらに、家臣達の存在さえも脅威に感じていると。




実際に秀吉と面会した善助は、



「殿下は黒田家には優れた家臣が多いと言っておられた」



と、語る。




長政は自分にはまだ早いと言うが、官兵衛は初陣から六年で十分に場数を踏んでいると諭す。




その夜。



「殿・・・昔を思い出しますね」



光は、かつて政職に斎が誕生した時官兵衛の父職隆が隠居を決意した時の事を思い出していた。



※関連記事:→小寺政職の最期と片岡鶴太郎の想い出


あの時、官兵衛にとって父職隆は大きな壁であった。



「長政にとっても殿は大きな壁でしょうね」

「じゃが、からならず乗り越えてもらわねばならぬ」

「はい!」



同じ頃、長政は糸に不安を口にしていた。



「なんとかなります!」

「分かっておるのか?!戦の時はお前が城を守るのだぞ!?」

「はい」



糸はそのような事は分かっているとあっけらかんと応える。長政は糸の堂々たる返答に笑ってしまう。



「たいした女子じゃ・・・」

「そういうところの惚れたのでございましょ?」



大河姫

軍師官兵衛は「夫婦のカタチ」を描く大河でもある。




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軍師官兵衛のあらすじ第39話中巻「耄碌」

官兵衛は上洛すると早々に秀吉に謁見する。秀吉は天下人とそしてまさに絶頂期を迎えていた。



「おお!官兵衛!!此度は如何した!?」

「はは、此度は隠居のお許しを頂きたく・・・」

「何!?」



秀吉は心底驚いたようである。官兵衛に駆け寄ると、官兵衛は秀吉よりも九つも若いのに隠居など許さぬと翻意を促す。



「読めたぞ!官兵衛!!御伽衆との話じゃな!」

「あれは戯言じゃ!」



秀吉は官兵衛が御伽衆に次の天下人は官兵衛だと語った事を忖度していると考えたのだ。



大河姫

まあ、その通りだけど・・・




しかし、官兵衛の決意は固い。



「何卒お許しを・・・」

「いや!だめじゃ!!まだまだ儂には官兵衛が必要じゃ!」



その様子を複雑な表情でみている男がいた。
三成である。




結局。




秀吉は官兵衛隠居の許しを出さなかった。



「殿下!何故隠居を認めなかったのですか!?」

「隠居したいと言うのであればさせれば良いではないですか!」



三成は官兵衛の知略を警戒している。官兵衛の隠居は渡りに船であり、豊臣家のためにも早々に認めるべきだと進言する。



「・・・三成・・・!」

「はい・・・」

「これ以上儂と官兵衛の事に口を挟むな!!」



秀吉は三成を一喝する。三成には秀吉の心中が理解できなかった。




官兵衛の隠居騒動の後に事件が起こる。五奉行の一人増田長盛が血相を変えて三成に賭けよる。



「聚楽第にのような落首が・・・」



そこには茶々に入れ込み過ぎる秀吉を揶揄した狂歌が書かれていた。



大仏の


くどくもあれや


鑓かたな


くぎかすがいは


子宝めぐむ


方広寺大仏建立に際し刀狩りを行った事を揶揄し、秀吉と淀殿の間に子ができたことを大仏の功徳と嘲笑しているのだ。



ささたへて


茶々生きしげる


内野原 


今日はけいせい


香きらいける


これは佐々成政切腹と、内野原にある聚楽第にいる茶々が懐妊し権勢が高まった事を揶揄している。




秀吉は不気味な笑みを浮かべ落首を読む。



「中々よく書けておるな・・・(笑)」

「儂の事は良いが・・・茶々の事は許さぬ・・・」



秀吉は犯人捜しを厳命し、疑わしい者を次々と処刑していった。



「義姉様!兄者の怒りは凄まじく、門番守衛など処刑された者百人一!」



「殿下はそのような事をするお方ではなかった!」

「天下は人をこうも惑わすのか・・・」



小一郎(秀長)の報告におねは天を仰ぐ。このまま秀吉を放置すれば人心は離れ豊臣家はやがて崩壊する。秀吉に意見が出来る人間は限られている。



大河姫

そう言えば小一郎、影薄いな・・・




おねは事の次第を書状で光に伝える。



「殿、おね様からこのような文が・・・」



官兵衛は秀吉の無慈悲なやり方を嘆く。おねは官兵衛に秀吉を止めて欲しいと願っているのだ。



「主に諫言するのも家臣の務め」



光も長政の命の恩人でもあるおねの頼みとあれば断れないと考えるが・・・。



「殿下は天下人になられ少し変わられました・・・」

「諫言すれば殿に何が・・・もしかするとお命も・・・」



「じゃが行かねばならない」



官兵衛は早々に上洛すると秀吉と謁見する。



「おお!官兵衛よ・・・いったいどうした??」



三成はじめ、秀吉の近習は官兵衛が何をしに来たかおおよそ検討はついている。座に異様な緊張感がみなぎる。



「っふ・・・」

「官兵衛・・・何が可笑しい?」

「いやはや・・・子が出来ると此処まで人は耄碌するとは(失笑)」

「・・・なに?」



官兵衛は今迄の秀吉は「人を活かして」天下人に成りあがったが、今回の仕置きはそれとは相いれないばかりか、これでは産まれてくる秀吉の子供も民には喜ばれないと直言する。




三成は官兵衛の首が飛ぶと確信した。秀吉の近習はあまりの事に刀に手をかける。




秀吉は官兵衛に近づく。



「じゃから!儂は!官兵衛を手放せないのだ!!」


そう言うと、産まれてくる豊臣家の跡継ぎが天下万民に歓迎をされるようにと公家衆や諸大名に大金をばら撒く。




こうして、なんとか聚楽第落書き騒動は収束する。

軍師官兵衛のあらすじ第39話下巻「小田原への道」

「黒田官兵衛が関白殿下に隠居を願い出たとか?」

「ほう?」

「ただ、関白殿下は認めなかったようですが・・・」



秀吉は天下人として絶頂期にあり、徳川家康の力では勿論、例え関八州の雄北条家と共に立っても勝てる見込みは薄い。




ただ、秀吉も歳である。



「黒田がいなくなれば殿下に諫言出来るものはいなくなります」

「・・・さすれば・・・?」



家康も心から豊臣家に心服しているワケではないのだ。ただ、今は何もする事が出来ない。そして、当面は関白秀吉の御機嫌を取らねばならない。




家康は小田原城で北条氏政と会談していた。



「これ以上関白の上洛命令を無視すれば縁戚と言えども庇い立ては出来ませぬぞ?」

「儂は関白を信用しておらぬ」

「ほう?」

「小田原城は武田信玄上杉謙信でも落とす事が出来なかった!」



※関連記事:→武田信玄26話「氏康と景虎」

※関連記事:→武田信玄38話「小田原攻め」


「氏政殿は覚悟が出来ているという事ですな?」

「ならば、もう何も言う事はない」



関東の雄北条は関白秀吉との対決を決意する。




一方官兵衛は未だ秀吉から「隠居」の許しを得ていなかったが・・・。



「官兵衛!長政に家督を譲る事は許すが・・・」

「お主の隠居は認めぬ!どうじゃ?儂に改めて仕えぬか?」



秀吉は家督を譲る事は認めるが官兵衛を手元に置きたいと言うのだ。官兵衛はここらあたりが落としどころと秀吉の申出を受け容れる。



「厄介でございますな・・・」



官兵衛は善助、そして九朗右衛門と太兵衛と今後の見通しを話す。もはや、秀吉の天下は揺るぎないが、その野望はまだまだ留まる事知らない。北条を平らげれば次は明国。



そして、官兵衛だけではなく、善助達もある意味では警戒されているのだ。



「まだまだ戦が続く・・・」



官兵衛の「隠居」は当分先のようだ。




茶々は男を出産する。




子供は「捨(すて)」と名付けられた。捨てられた子供は元気に育つという言い伝えから秀吉が命名したのだ。




豊臣家に跡取りが出来た事におねも喜ぶが、家中では三成を筆頭とする文治派と加藤清正や福島正則といった武断派の対立が目立ち始めていた。

軍師官兵衛の感想第39話「跡を継ぐ者」

秀吉と官兵衛の関係。かつて、政職時代の官兵衛は政職を信じ切っていましたが今の官兵衛は有岡を経て「そこまで甘くはない」のです。



ただ、秀吉も官兵衛への「警戒心」はあっても、一方で「得難い知某に惚れ込んでいる」部分もあるのだと思います。



「耳の痛い事を言ってくれる者がいるうちが華」



利休が先週語っていましたが、それを「理解」もしているのでしょうね。あ、そして今週ついに北条氏政登場!!伊吹吾郎さんは二度目の氏政殿・・・!

軍師官兵衛の感想第39話「秀吉と官兵衛」

「これ以上儂と官兵衛の事に口を挟むな!!」



官兵衛と秀吉関係はある意味では「夫婦」のような感じなのかも。文句の応酬をしている夫婦で、関係は悪いように思えても、夫(妻)を他人が悪く言うと激怒する方は多い。




二人には二人にしか分からない関係性がある。




勿論、秀吉の中には、



「打算」



もあると思います。天下統一の成った暁には大陸攻めが控えている。




そこでは官兵衛の「知略」は間違いなく必要である。秀吉が三成にそれを説明すれば、そこは、



「理」



であるから三成も理解したと思います。




ただ、その「打算」だけではないんですよね。濃密な時間を過ごした者にしか分からない関係性。




三成は気付く事が出来るかな・・・?

軍師官兵衛の感想第39話「北条家」

北条氏政殿と言えば我が子晴信とは好敵手であった北条氏康殿の嫡男。




我が武田は既に滅んでしまっておりますが、氏政殿の嫡男氏直の母は我が孫お梅。氏直殿は私のひ孫でございます。




氏政殿と我が孫お梅は晴信の「駿河への野心」もあり別れる事になります。お梅は我が甲斐でその最期を迎えますが、氏政殿はお梅を大層大事にしてくれて、同盟が復活すると分骨を願い出て、相模に黄梅院を建立してくれております。




いえね。




我が武田家は親子夫婦関係は決して仲睦まじいものではありませんでしたので、何時もお隣の北条殿を羨ましく感じておりました。




次週は小田原攻めとの事。




・・・我が武田と致しましてはなんとか北条殿には生き残って欲しいと願うものでございます。




以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第39話「跡を継ぐ者」でございます。

大河姫

今宵は此処迄に致します。

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