軍師官兵衛のあらすじと感想第37話「城井谷の悲劇」です。長政が要害城井谷城へ突撃し、命からがら撤退します。しかし、その後・・・!長政はこの37話で一気に成長した感があります。軍師官兵衛のあらすじと感想第37話

軍師官兵衛のあらすじ第37話「城井谷の悲劇」

官兵衛の元には長政が守りを解いた城井谷へ軍を進めているという報告が届く。



「長政が危うい・・・!」



善助・太兵衛も同じ考えである。これは明らかに宇都宮の罠である。太兵衛はすぐに自ら出陣し、長政を救援に向かいたいと言うが官兵衛は退ける。



「これ以上、兵を失う訳にはいかない・・・」



今、出来る事はただ、長政の無事の戻りを待つことだけ。官兵衛、苦渋の決断である。

→【公式】歴代の秀吉と官兵衛は?

軍師官兵衛のあらすじ第37話上巻「激戦!城井谷城」

城井谷城へと向かう道は一本道である。長政は守りを解いた城井谷を一気攻め取るつもりでいたが・・・。




宇都宮鎮房は城井谷へと続く一本道に伏兵を置いていたのだ。長政たちは一本道の両側から一斉に襲い掛かる宇都宮勢の前に為す術なく切り崩されていく。



「囲みを突破しろ!」



防戦一方の黒田勢はついに撤退するが、宇都宮勢の追撃は緩まない。



「殿!ここは私が抑えます!」

「小弁!!!」



→大野小弁とその最期!


大野小弁は乱戦の最中自らが長政であると大声で叫びながら敵兵をひきつけ長政たちの退路を確保する。小弁は乱戦の最中宇都宮勢に討取られる。



大河姫

軍師官兵衛での描写はなかったけど城井谷城に至る道には「三丁弓の岩」と呼ばれる難所がある。「3本の弓があれば、大軍でも防げる」と言われる程の天然の要害ね。




長政の周りには既に数名の供回りしかいない。



「若!ご無事でしたか!」

「又兵衛!!皆は!?」



又兵衛も乱戦の最中味方はほぼ討取られていた。まだ、付近には宇都宮勢が長政の首を求めているはずだ。



「黒田の子倅!怖気づいたか!?いるのは分かっているぞ!!」



鎮房だ!



「若!こちらへ!!」



長政達は息を潜めて物陰に伏せるとなんとか宇都宮勢をやり過ごそうとするが・・・。



「この辺りにいるはず・・・!そこか!(ドス!!)」



長政のすぐ近くを槍がかすめる。



「よし!向こうも探せ!」

「はは!」



長政は生きた心地がしない。



官兵衛がいる馬ヶ岳城も重苦しい雰囲気に包まれていた。光は夫の帰りを待つ糸を気遣う。



「必ず帰って来ます」

「・・・当たり前です!(笑)」



糸は不安を面に出さず、気丈に振る舞う。
そう。



「又兵衛が長政を守ります」



光もまた自分に言い聞かせていた。

軍師官兵衛のあらすじ第37話中巻「決着」

「殿!!若がお戻りになりました!!!」



長政は多大な犠牲を払いなんとか馬ヶ岳城へと帰還したのだ。



「父上!申し訳ございません!!此度は私の短慮が招いた事!」

「しかし!今一度機会を頂ければ必ずや・・・!」



官兵衛は長政を殴りつける。



「また同じ事を繰り返すのか!?」



官兵衛は何故このような事態に陥ったのか頭を冷やして考えること、そして改めて城井谷をどう攻めるか考えるよう命じる。




一方、城井谷では長政を討ち漏らしたものの黒田勢を散々に打ち破り勝利の宴が開かれていた。鎮房の娘鶴姫は男勝りの勇ましさで城井谷城では家臣にも人気がある。



「父上!此度はおめでとうございます!次こそは黒田の首を挙げて下さい」

「ははは!お前は男だったらよかったのにの?」



家臣達皆で大笑いである。




しかし。




宇都宮勢はその後、苦しい展開となる。




官兵衛は要害「城井谷城」は放置。安国寺恵瓊小早川隆景と共にそれ以外の一揆勢を各個撃破する。気が付いた時には城井谷城は豊前で孤立するようになっていた。



「これで、もはや残すは城井谷のみですな」



官兵衛は恵瓊に宇都宮への和議の使者を頼む。



「これは和議ではない!」



和議の条件は宇都宮が黒田の傘下に入る事や人質を出す事が記載されていた。事実上降伏である。



「ならば!伊予へ行かれるのか?」

「・・・!」

「城井谷に残るには黒田の傘下に入る他あるまい??」



結局。




宇都宮鎮房は黒田家の傘下、家老となる事で城井谷を安堵される事になる。また、人質として鶴姫と嫡男朝房が送られる事になる。



「過去の事は水に流しこれからは力を貸してくれ」

「はは・・・!」



豊前の一揆を鎮めるといよいよ肥後国人一揆の後始末に改めて本腰を入れる。佐々成政は自分の不始末が豊前にまで拡大し官兵衛にまで迷惑をかけた事を謝罪する。成政は秀吉から謹慎を命じられていた。



「儂は殿下に直接説明に出向くつもり」

「成政殿・・・それはおやめになられた方が良い」



官兵衛は肥後での不始末に加え、勝手に領地を離れる事に懸念を伝えるが、成政は秀吉とは20年の中であり、直接話をすれば通じると笑うのであった。




大坂城では安国寺恵瓊が九州の情勢を報告していた。



「成政は戦は上手いが、一国の主の器ではないな・・・」

「豊前はどうした?九州平定から随分たつではないか?」



「・・・はは・・・しかし、殿下が宇都宮に本領安堵をお約束した事が発端かと」



「そこを上手くやるのが官兵衛の役割じゃ・・・宇都宮はどうした?」



「はい、黒田に降伏し家臣となっております」



「ふふふ!面白い!儂に逆らった宇都宮を官兵衛は召し抱えたか!」

「これ程痛快な事があろうか!?アハハ!!」



秀吉の目は笑っていなかった・・・。

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軍師官兵衛のあらすじ第37話下巻「罠」

佐々成政は大坂城に入るが秀吉と会うことは出来なかった。



「佐々成政殿・・・当地で謹慎せよとの殿下からの命にございます」

「本当に殿下の命令か!?」



命令を読み上げる三成に食い下がるが、成政はこのまま謹慎という事になる。




さらに。



「三成・・・この書状を官兵衛へ送れ」

「殿下・・・本当によろしいのですか?」

「ああ」



その書状には宇都宮鎮房を許してはならぬと記載されていた。肥後国人一揆掃討のため肥後にいた官兵衛は驚く。



「殿・・・これは・・・」



善助や又兵衛も悩む。朝房は官兵衛と共に出陣しており、よく働いてくれている。




官兵衛は自ら大坂へ出向いて事情説明する事も考えるが恵瓊に止められる。



「官兵衛殿でも勝手に任地を離れれば危うい」



成政の件が頭をよぎる。




結局善助が名代として大坂へ上る事になる。




善助はあっさりと秀吉と会う事が出来た。



大河姫

成政との違いな。善助は一応顔パスなんだろうな。




「おお!善助!良く来た!」

「はは!宇都宮鎮房の件でございますが・・・」

「はは・・・その件じゃろうな・・・」



善助は宇都宮鎮房は既に秀吉の威光に従っており、今更罰する必要はないのではと必死に説得をする。



「善助!儂はのう・・・いつも官兵衛が羨ましかった」

「黒田の宝は家臣・・・善助、太兵衛、九朗右衛門・・・」



「・・・?」



秀吉は善助の頬を愛おしいそうに撫でる。



「・・・官兵衛に伝えよ」

「意地を張っていると可愛い家臣が路頭に迷う事になると」



善助は九州へ戻ると秀吉の様子を伝える。



「・・・そうか・・・」



官兵衛は宇都宮の始末を思い悩む。




この件は中津城にいる長政には知らない。その中津城に旧知の加藤清正と福島正則が訪ねて来る。




二人は肥後国人一揆の後始末のためにやって来たのだが、黒田家の行く末を非常に心配していた。



「・・・いったい?何かあったのですか?」

「殿下はお怒りじゃ・・・」




清正は秀吉に逆らった宇都宮鎮房を許してはならないと命じていると伝える。さらに、佐々成政が勝手に任地を離れた事を咎められ謹慎中であり・・・




いや。



「あのお方はもう終わった」



おそらく切腹となると教えられる。
長政は決断する。




宇都宮鎮房は城井谷でまた春を迎えられた事に感慨深げであった。



「・・・色々あったが此処でまた春を迎えられるは黒田殿のお陰か・・・」

「殿!黒田様より中津城へお召しの命でございます」

「・・・そうか」



鎮房は供回りと中津城へとやって来る。供回りは途中で留め置かれる。




野生の勘であろうか?




鎮房は中津城が異様な緊張感に包まれていると感じる。




主殿には長政が待っていた。



「・・・鎮房お召しにより参上致しました・・・」

「よう参った・・・今日はその方と飲み明かそうと思ってな・・・」

「は・・・」



酒が運ばれて来る。




しかし、鎮房の盃に酒を注ぐ一成の手は震え酒がこぼれる。脇差に左手を添える鎮房。



「・・・鎮房・・・如何した・・・?」



長政の笑顔はまるで「能面」を張り付けているようだ。鎮房は覚悟を決めて酒を呷る!



「鎮房・・・毒など入っておらぬ(笑)」

「さあ!早く肴をもて・・・」



その時!




控えていた三人は屏風の裏に隠してあった刀を取ると鎮房に斬りかかる!



「鎮房・・・」

「!?」



鎮房の視線が三人に向いている刹那、鎮房の眼前に立っていた長政は一刀を振り下ろす。



「おのれ・・・黒田・・・!!!!」



長政は止めを刺す。



大河姫

この長政、カッコ良いな・・・




そして。



「一人漏らさず討取れ!!!」



長政の命で控えの間に留め置かれた宇都宮家臣の元へも刺客が!




その様子を鎮房の返り血を拭う事もなく眺める長政の目は虚ろであった。




以上、軍師官兵衛のあらすじ第37話「城井谷の悲劇」でございます。

軍師官兵衛の感想第37話「城井谷の悲劇」

軍師官兵衛の感想第37話「城井谷の悲劇」。人は日々成長変化するワケではないのですよね。きっかけあれば見違えるように成長変化する。・・・なので、50年位変化も成長もしないお方も多い・・・。




今宵、長政は見違える程成長したと思います。




そして、秀吉!




ああ、闇がね・・・。

軍師官兵衛の感想第37話「長政の成長」

長政変わりました。




冒頭の宇都宮勢から這う這うの体で逃げて来た長政と、
清正から、



「黒田家存亡の危機」



を知り、覚悟を決めて鎮房を討取った長政。




長政としては忸怩たる想いがあった気がします。




長政も我が孫義信と同じく、正々堂々の「槍働き」を好み、官兵衛殿や我が子晴信が得意としていた、



「調略」



は、あまり好まない。




今回毒殺ではなく、「斬殺」を選択したのは、せめてもの、「武士の誇り」であったのかなと感じまする。




因みに、中の人の松坂桃李君。




正直、今回までたいして印象は無かったのですけどスゴイ良い役者だと再認識。




鎮房と対面から暗殺作戦実行し鎮房を切るまでの抑えた雰囲気が、若い苦悩がにじみ出ていて良かった・・・。

軍師官兵衛の感想第37話「秀吉と信長」

宇都宮の助命嘆願のため官兵衛の意を受けて秀吉の元へやって来た善助。




善助は家臣(官兵衛)の家臣ですけど、あっさりと秀吉と面会出来る事に改めて感心。佐々成政は面会すら許されなかったしね。



「儂とあのお方とは20年の付き合い」



成政の言葉が虚しく響く(涙)。




因みに、織田政権下末期秀吉は所謂ゆる「部長クラス」で、その軽重はあるにしても、柴田勝家や明智光秀、丹羽長秀といった重臣クラスと同等ですけど、佐々成政はその部長クラス柴田勝家旗下の課長クラス。まあ、前田利家も勝家の与力ですけどね。




なんだかなぁ。




秀吉と利家、そして成政を見ていると、



「今も昔も宮仕えの悲喜こもごもは同じ」



なんてことを感じるワケです。




あ、話が逸れた。




秀吉は変わりましたね。




今回の「宇都宮の件」は明智光秀を思い出すんですよね。この軍師官兵衛では描かれていませんでしたけど、降伏した波多野を結局許さなかった件ね。




ただ、軍師官兵衛の信長はあまり「魔物」に取り付かれた感じはしませんでしたけど。




秀吉は「天下という魔物」に取り付かれた感がありますけど、信長は、あまりに革新的過ぎて周囲がついてこれない感じ。




あ、秀吉が中内さんなら、信長はスティーブ・ジョブズみたいなね。




周囲に与える影響は(ダイエーは倒産しちゃったけど)その内面に関わらず、魔物に取り付かれたかのように見えるのでしょうね。




次週の予告がナカナカ怖ろしかった。



「次の天下人は官兵衛・・・」



秀吉のこの言葉は不気味です・・・。




以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第37話「城井谷の悲劇」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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