軍師官兵衛のあらすじと感想第34話「九州出陣」です。蜂須賀小六、吉川元春が亡くなります。吉川元春の心情、分からぬではありませぬ・・・。ただ、二人とも良い時に亡くなったとも言えるかな。そして鬼島津四兄弟!・・・少ない出番でインパクトありました・・・!軍師官兵衛のあらすじと感想第34話

軍師官兵衛のあらすじ第34話「九州出陣」

大坂城で豊後の大名大友宗麟が秀吉に謁見していた。かつては「九州の雄」と言われた大友氏も耳川の戦いでの敗北後は劣勢となり今や薩摩の島津の前に風前の灯である。関白豊臣秀吉の威光にすがるほか生き残りの道はない。

→【公式】歴代の秀吉と官兵衛は?

軍師官兵衛のあらすじ第34話上巻「小六、死す」

天正14年(1586年)4月。




秀吉は大友宗麟に必ず援軍を送る事を約束する。そして、その先鋒には官兵衛を派遣すると伝える。



「官兵衛殿・・・よろしく頼みます」

「宗麟殿・・・必ず・・・!」



大友宗麟はキリシタン大名として知られていた。官兵衛もまたキリシタンであり胸に下げた十字架宗麟に見せる。宗麟は官兵衛も自分と同じキリシタンである事を知りこれで大友は救われたと信じ切ったようである。




目下豊臣政権の懸案は二つである。




薩摩の島津と三河徳川家康。




三成は尚も徳川との戦いを主張する。



「徳川家老石川数正が寝返りました!今が好機!」

「いや、裏切りで家中が動揺するか否かは主君の器次第」

「官兵衛!お前は家康の器量をどう見る?」



官兵衛は家康の器量であれば間違いなく、今回の裏切りで家中の結束は強まったと伝える。家康を臣従させるには、この男に叶わぬと家康に秀吉の器を示す事だとも。



「官兵衛・・・!確か家康には正妻が居なかったな」

「・・・流石は殿下にございます・・・!」



大河姫

この感じ・・・!なんだか懐かしいね。




秀吉は暫く後、官兵衛の発言を容れ、妹の朝日を家康に人質として送る。
家康は、



「関白の妹を無下には出来まい・・・くれるものはもらっとくか」



と、受け入れる。
少なくとも豊臣政権に敵対する意図はなさそうだが・・・上洛する様子はなかった。




九州攻めは官兵衛と小六が出陣する予定となっていた。小六には四国勢を率いて出陣させるつもりであったが・・・。



「・・・蜂須賀様がお倒れに・・・!」



官兵衛は急ぎ小六を見舞う。小六は備中高松城水攻め、中国大返しと官兵衛と共に戦った想い出を話す。



「儂はお前を生涯の友と思うておる・・・!」



蜂須賀小六は暫く後に息を引き取る。小六の死を秀吉も大いに嘆く。



「小六!!起きろ!!起きろ!!戦じゃ!!小六!!」



信長の小者時代から秀吉を支えた小六の亡骸にすがり人目も憚らず涙した。

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軍師官兵衛のあらすじ第34話中巻「毛利の事情」

官兵衛は黒田勢三千と共に出陣。今回九州征伐は毛利勢がその鍵を握っている。




関白豊臣秀吉は毛利全軍、つまりは吉川小林の「毛利両川」の出陣を命じていたが・・・。



「兄上!!関白殿下は毛利全軍での出陣を命じれておられます!」

「隆景・・・儂は隠居じゃ」



吉川元春は隠居を理由に出陣を拒んでいた。元春も隆景の言う理屈は分かる。




しかし。



「儂まで秀吉に膝を屈しては死んでいった者に顔向け出来ぬ」

「・・・兄上!!」



そうこうしている内に官兵衛は安芸吉田郡山城へと入る。官兵衛を出迎えたのは小早川隆景と安国寺恵瓊の二人である。



「隆景様・・・数日の内にご出陣を・・・」

「あ、ああ・・・じゃが官兵衛・・・少し時間がかかりそうだ・・・」

「隆景様、時がありませぬ。此度関白殿下は毛利両川の出陣をご命じです」



小早川はともかく、吉川元春に対する秀吉の心象は良くはない。中国大返しの際に追撃に動こうとしたことや賤ヶ岳前後で柴田勝家と接触した事など吉川元春は現在も疑惑の目で見られている。隆景と恵瓊は沈鬱な表情で顔を見合わせる。



「・・・官兵衛毛利には毛利の事情がある・・・暫し時間を頂きたい」



本陣は重苦しい雰囲気に包まれる。
他にも懸念がある。



「毛利の士気が低い・・・」



善助や九朗右衛門は心配する。
大友家は元々は毛利とは敵対し何度も戦をした間柄でありその大友を救うための戦、さらには吉川元春が出陣せぬとあればさもありなんである。



「毛利全軍の出陣がなければ勝てぬ・・・」



官兵衛は九朗右衛門に吉川元春の動向を探らせる。吉川元春が備中高松城での事もあり秀吉を毛嫌いしているのは分かる。しかし、現状を理解出来ないような愚かな男ではない。



「殿・・・吉川様は病にございます・・・」

「そうか・・・容態は?」

「あまり長くないと・・・」



官兵衛は吉川元春に小早川隆景の名で寺に呼び出し自ら説得する事にする。



「隆景は来ておらんのか?まったく人を呼び出し遅れてくるとは・・・」

「隆景様は参りませぬ・・・ご無礼お許し下さい」

「黒田官兵衛か・・・!儂をたばかったか!」



吉川元春は自分は出陣するつもりはないこと、そして、気に食わないのであれば腹を切らせれば良いとにべもない。



「吉川元春殿お一人の命で済むとお思いか!?」

「儂は病じゃ・・・もう先は長くない・・・」

「命には使い道がございます!その命この官兵衛に下され!」



官兵衛はかつて己の命を犠牲に数千の将兵の命を救った清水宗治を引き合いに出す。



「この儂に死ねと申しか!じゃが儂は自分の命の使い道は自分で決める!」



そして。




いよいよ出陣の日。




毛利勢は定刻より遅れて小早川隆景が到着する。



「官兵衛!!お前いったい何をしたんじゃ?」



吉川元春も本陣へやって来たのだ。



「のんびり詩作でもと思っていたが・・・そうもいかぬようじゃ」



隠居の上病身であった吉川元春の出陣は毛利勢の士気を大いに高める。

軍師官兵衛のあらすじ第34話下巻「元春の命の使い道」

官兵衛が九州へ渡ったころ。




ついに徳川家康が上洛をする。秀吉は妹の朝日に続いて、実母のなかも人質として家康に送る。




これにはおねも驚く。



「お前様!!本気ですか!?年老いた母上様を!」

「おね・・・言うな・・・(涙)」

「人質なら私が・・・!」

「・・・無茶を申すな・・・」

「母上様を人質の方が無茶・・・」

「おね!!!儂かて辛いんじゃぁ・・・(涙)」



大河姫

人間秀吉の強さと弱さと優しさが詰まった場面やね。




これにはとうとう、家康も上洛決意。居並ぶ諸大名を前に家康は秀吉への忠誠を誓っていた。




官兵衛は九州へ上洛すると島津に奪われていた宇留津城を落す。そうすると九州の諸将は豊臣側へ寝返り始めていた。



「おのれ!!まさか隠居していた吉川元春が出張るとは!!一度退く!」



家康の上洛により後顧の憂いを無くした事に伴い秀吉も出陣の支度を整え初めた事も大きいようだった。




しかし、この戦の最中ついに吉川元春が死の床につく。



「隆景・・・儂のワガママで迷惑をかけたな・・・」

「何を!兄上なくして今の毛利の繁栄はありませぬ!」

「官兵衛・・・儂の命は役にたったか・・・?」

「はい・・・十分に!!」



天正14年(1586年)11月。




吉川元春はこの世を去る。




今回の戦で九死に一生を得た大友宗麟は初戦の勝利の礼に官兵衛を訪ねるが戦は始まったばかり。これで島津が引き上げるとは思えなかった。

軍師官兵衛の感想第34話「九州出陣」

軍師官兵衛の感想第34話「九州出陣」。「墨俣城」以来の股肱の臣蜂須賀小六の病死。そして、「毛利の両川」吉川元春も陣没。



「長生きなんてするもんじゃない」



人は死に時も重要かも・・・。
因みに、大友宗麟もこの後病没します。大友宗麟はギリギリのタイミング(伴天連追放令前)での病没と言えるかな。

軍師官兵衛の感想第34話「小六の死」

この先を知っているからね。
小六は坂の上の雲を目指して登り切る前に亡くなったんだと思います。




勿論、今迄秀吉や官兵衛と戦ってきて、



「天下統一」



という最後を見れなかった事は心残りだったかもしれないけど、夢は見ているうちが一番楽しいのかもしれないなと思うのです。




今回は小六の死や実母を断腸の想いで人質に出し大坂城で一人悲嘆に暮れる様子とか、



「人間秀吉」



の、良心というか、そんなモノを感じました。あと、官兵衛とのやり取りも昔を思い出す感じがしました。




軍師と主君が相乗効果で策を生み出していく感じ。




・・・今回で最後?




来週は


「秀吉のたくらみ」



だからなぁ・・・。

軍師官兵衛の感想第34話「死者を背負う」

吉川元春は死者の想いを背負っていたんだと思うんですよね。



「儂まで秀吉に膝を屈したら死んで行った者に申し訳ない」



これはつまり、



「感情」



の、問題だと思います。




戦国乱世の習いとは言え秀吉と戦って命を落とした者も多い訳で、その者達の「想い」を背負っているという事なんだと思います。




この死者の想いを背負い過ぎるた延長線上に、



「今迄死んで行った英霊に申し訳ないから退けない」



と、いう本末転倒な昭和の作戦計画がある気がします。




以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第34話「九州出陣」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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