軍師官兵衛のあらすじと感想第32話「さらば、父よ」です。職隆は良い時期に亡くなったかな。秀吉が暗黒面に落ちてからではノンビリ孫の世話を焼いてる訳にもいかなかったはず。そして・・・職隆、官兵衛、長政・・・いや!重隆含め四代。我が武田家とは大違いにて・・・(涙)軍師官兵衛のあらすじと感想第32話

軍師官兵衛のあらすじ第32話「さらば、父よ」

静ヶ岳の戦いでの勝利の後、北ノ庄で柴田勝家を滅ぼした秀吉。しかし、ここに思わぬ強敵が現れる。賤ヶ岳では秀吉と共闘した信長の三男信雄と秀吉は対立。信雄が頼ったのは三河徳川家康である。

→【公式】歴代の秀吉と官兵衛は?

軍師官兵衛のあらすじ第32話上巻「敗北」

小牧山家康本陣。



「亡き上様の大恩を忘れる羽柴秀吉にこの家康が鉄槌を下しましょうぞ」

「頼む!家康殿!儂はお主だけが頼りじゃ!!」



この戦、徳川勢おおよそ3万に対して羽柴勢はその倍以上の軍勢である。



「申し上げます!羽柴勢に動きあり!」

「・・・この家康の目を欺けると思うか・・・!出陣じゃ!」



秀吉は苛立っていた。秀吉の戦を常に支えて来た二人の武将が此処にはいない。軍師官兵衛と蜂須賀小六である。



「・・・兄者!官兵衛無しでこのような大戦良いのか?」



弟の秀長の問いかけに益々不機嫌になる。



「官兵衛には何度も書状を送っておる!!」



秀吉が何度出陣を促しても今は徳川家康と戦をするべきではないと答えるのみである。



「官兵衛様無しでも勝てまする!!」



石田三成は自信あり気である。三成の自信にも根拠がない訳ではない。兵力差ば倍以上なのだ。



「左様!我らに出陣を御下知くだされ!」



池田恒興、森長可。
秀吉は家康に気付かれぬように回り込み、一気に本陣を突くように命じる。




かくして、小牧長久手の戦いが始まる。




官兵衛と小六はその頃毛利の外交僧安国寺恵瓊と領地分割に関して交渉中であった。毛利とは中国大返しで盟約を結んではいたが、国境の場所など詳細は詰めてはいなかった。二人は毛利との折衝にあたり日夜画図面に線を引き落としどころを探っている。



「官兵衛・・・これは骨が折れるな・・・」

「しかし、国境線を曖昧にしたままでは後々の禍根になります」



官兵衛が引いた線を見て頷く小六。



「そうじゃな・・・これなら毛利も文句はあるまい」

「はい。しかし此処からが正念場でございます」



画図面に線を引くのは簡単だが、そこには生活をしている武士や民がいる。羽柴毛利の取り決めとは言えいきなり主が変わる事に納得する訳ではないのだ。




二人はようやく毛利との折衝と主君が変わる国衆の説得を終え播磨へと戻る。官兵衛は姫路から山崎に国替えとなり、石高も4万石の大名になっていた。




父職隆は姫路の隠居領に残ったが、他の者はみな山崎へ移っていた。小六は糸が息災にしている事を長政から聞いて嬉しそうである。



「上様は小牧長久手で大敗をしたいそうじゃな・・・我らがおれば・・・」



小牧長久手での大敗の報は官兵衛と小六にも届いていた。池田恒興や森長可など有力諸将を失う手痛い敗北である。ただ、その後秀吉はこの戦の「大義名分」でもある織田信雄と講和。戦の理由のなくなった家康もまた兵を退いていた。



「我らがおれば徳川に遅れなど取らなかった!」

「いえ・・・三河武士は強うございます・・・」



官兵衛は徳川の強さは侮りがたいと考えていた。



「今は徳川と戦うべきではありません」

「それはそうじゃが・・・官兵衛!上様の前で蒸し返すなよ?」



小六は官兵衛の一本気で容赦のない性格が気になる。官兵衛は暫く会っていない主君に想いを馳せていた。

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軍師官兵衛のあらすじ第32話中巻「異変の兆し」

秀吉はこの頃大坂に新たに城を築いていた。大坂城である。




秀吉の妻であるおねには最近の夫、いや羽柴家に不安を感じていた。官兵衛の留守中に戦をして家康に大敗した事もあるが、それより気になるのは家中の雰囲気である。




三成。




秀吉は三成を側から片時も離さない。まだ二十代半ばである三成の権勢は高まり皆三成の顔色を伺うようになっていた。



「お前様!先程三成をみかけましたが、誰かさんの権勢を傘に随分とまあ偉くなられたようで」

「三成の事か・・・三成はようやってる・・・また徳川と戦じゃ」

「お前様!官兵衛殿無しでまた戦でございますか!?」



おねは今迄の勝利は全て官兵衛の軍師としての働きがあったればこそ。官兵衛の無くして秀吉は勝てないと厳しく問い詰める。



「・・・そうじゃ・・・おね・・・儂は官兵衛の掌で踊っていたのじゃ」

「・・・?」



秀吉は信長が本能寺の変で討たれたと知った時の官兵衛の様子を伝える。



「殿のご運が拓けましたぞ・・・!官兵衛はそう申したのじゃ」



※関連記事:→軍師官兵衛第28話「本能寺の変」


秀吉はあの瞬間、官兵衛には今ここで「天下人」として大坂城に座る秀吉の姿まで見通していたのだと話す。



「まさか・・・?」



おねは半信半疑であるが・・・。



大河姫

アレはある種「トラウマ」になるかもね・・・!でも、そこに至るまで官兵衛も苦悩していたんだけどね。シナプスが繋がった興奮状態のまま秀吉と会ったのがマズかったかな・・・?




官兵衛は次の戦いは「四国」であると考えていた。四国はかつては長宗我部、三好、河野、一条などの勢力が割拠していたが現在は土佐の長宗我部元親が平定していた。




官兵衛は久しぶりに秀吉と面会する。



「おお!官兵衛!!毛利との折衝大義であった!」

「はは!」



同席しているのは秀吉の側を片時も離れない三成、そして利休である。



「上様はもうすぐ関白におなりあそばすとか・・・」

「なんと!それは祝着至極にございます!」



官兵衛はこれで秀吉の言葉に重みが増すと喜ぶ。
しかし。



「四国攻めじゃがの・・・その前に徳川が」



三成がすかさず。



「上様・・・!そろそろお時間が・・・」

「そうか・・・官兵衛!この話はまた後程じゃ!」



利休は二人が去ると官兵衛に気になる事告げる。



「三成様はあの若さで権勢高く、茶々様の件も任されているとか」



秀吉はすっかり茶々にご執心であった。三成を通してなんとか妻に迎えようとしていた。



「誰が猿の側室などに!!」

「側室ではございません!も一人の御正室です!」



三成はなりふり構わず説得を続けていたが茶々の気持ちは頑なである。もっとも、秀吉にはそのことは伝えていないようだが・・・。




後日官兵衛は秀吉と四国攻めについて話をするため登城するが・・・。



「官兵衛!まずは徳川じゃ!」

「上様・・・!なりませぬ!」



同席していた三成は官兵衛の言葉に反論する。



「これから関白になるお方が三河の田舎侍に負けたままでは面目が」

「面目で戦などはじめるなど愚の骨頂!」



官兵衛の権幕に三成は気圧される。



「上様・・・!なりませぬ!何故徳川に勝てなかったからお分かりですか!?」

「・・・官兵衛・・・その方がいなかったからじゃ・・・と申したいのであろう?」



大河姫

秀吉・・・嫌な感じ・・・




官兵衛はそうではないと話す。徳川は苦労人でありまた三河武士の結束は固い。一方でこちらは天下に名乗りを上げてから日も浅く、必ずしも皆が秀吉に心から従っている訳ではないと言う。



「四国を制圧すれば徳川の方から頭を垂れてきます!」



三成は尚も徳川との戦を主張するが・・・。



「官兵衛!その方の言う通りにしよう!」

「はい!ありがたき幸せ!」



秀吉は官兵衛の手を取ってそう宣言するのであった。



大河姫

政職を思い出すな・・・「儂は官兵衛を信じておる・・・!おことの言う通りにしよう」




その大坂城で官兵衛は意外な人物と再び再会する。
荒木村重である。



「・・・私は今秀吉様の御伽衆をしております・・・名も道薫と改めました」

「秀吉様の御側にお仕えするのに道糞でははばかられますからな・・・」

「秀吉様は少々御変りになられたとは思いませんか?」



村重はそう言い残し昏い大坂城の奥へと消えていく。

軍師官兵衛のあらすじ第32話下巻「父と子」

官兵衛は四国攻めの準備のため領国を空ける事になる。その間、嫡男長政に山崎の地を任せると命じていた。長政は父官兵衛の役に立ちたいと気合十分であるが・・・。



「皆、何か申したい事はないか?」



長政は直接領民の声を聞きたいと村長以下主だった者達を集めていた。最初は遠慮がちに、



「黒田の殿様にはよくしてもらっている」



と、言っていたがホンネを申してみよと促すと、不満が大きい事がわかる。黒田家に領主が変わってからというもの土木工事が多く領民は疲れていると。
さらに。



「黒田の殿様は偉い軍師様じゃ!領民の事などわからぬ!」

「何を!?」



父、官兵衛の事を言われて思わず刀に手をかけた事で領民の心は一気に離れた。善助や九朗右衛門は頭を抱えてしまう。



「それで、この老体に知恵を借りたいと(笑)」



隠居の職隆の元に、善助たち、さらには又兵衛もやって来ていたのだ。



大河姫

父を悪く言われて怒るなんて・・・(涙)私としては羨ましい限りにございます。我が武田家では・・・(涙)




職隆は長政の元を訪ねると今は亡き父、長政にとっては曾祖父である重隆の話をする。



「籠一杯の約束を摘んできたら父に怒られたのだ」



まだ、芽吹いていない若い薬草まで根こそぎ摘んでしまった事を咎められたのだ。




官兵衛が山崎に戻ると善助と太兵衛から、長政が領民とひと悶着を起こした事を知らされる。
官兵衛は長政を叱り、




まずは領民を信じること。




裏切られてもまず信じる。




そうしなければ信頼などされないと告げる。長政は職隆の「薬草」の話を思い出し今はまだじっくりと領民を育てる時期なのだと分かる。




官兵衛は少しづつ成長する息子長政を暖かく見守っていた。かつて、職隆がそうしてくれたように。




四国遠征は官兵衛の働きもあり秀吉の大軍の前に長宗我部元親は降伏する。



大河姫

・・・後々のお話しですが・・・。長宗我部元親殿と我が子晴信少し被る事がございます。もっと子供達のために出来た事があったかと思うのです。




秀吉自身の出陣を待たずの決着である。




その頃。




姫路で孫の成長を慈しみながらのんびりと暮らしていた官兵衛の父職隆が亡くなる。眠るような穏やかな最期であった。



「父上、黒田の行く末はお任せください・・・」



官兵衛は亡き父に誓うのであった。

軍師官兵衛の感想第32話「さらば、父よ」

軍師官兵衛の感想第32話「さらば、父よ」。父職隆も最期。享年62歳。・・・黒田家三代、いや四代の親子関係は我が武田からすると羨ましい限りでございます。我が武田家は我が夫信虎殿も我が子晴信も無類の女好き。一方で義信はその大反動からか「潔癖」でございました。・・・このバランス感覚とはいったいどこで学べるのでしょうか?




ちなみに・・・柴田恭平も62歳(2014年軍師官兵衛放送時)。そりゃ、私も年取る訳だわ。

軍師官兵衛の感想第32話「父と子」

父、官兵衛の事を、



「黒田様(官兵衛)は軍師で戦バカ」



と、言われて怒った長政。




・・・なんて可愛らしい息子なんでしょう。



※関連記事:→武田信玄第1話「父と子」

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冒頭でも記載致しましたが羨ましい限りです。




我が夫信虎殿は晴信に追放され、晴信の死後一応甲斐へ戻りましたが・・・残念な最期。そして、我が孫義信は我が子晴信を暗殺しようと謀り返り討ちとなり幽閉の後自刃。




ああ!




さらにもう一人の孫勝頼は途中から武田家の跡取りとなったものの。我が子晴信らしくない、



「凡ミス」



により、大変苦労をして悲劇的最期を・・・。



※関連記事:→長篠の戦いは無謀ではなかった?

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ああ、父と子についての話題だとつい己の至らなさを棚に上げて嘆いてしまいます・・・!




職隆殿は良い最期を迎えたかと存じます。亡くなる時期も丁度よい。




勿論、黒田家はこれから益々栄える訳ではありますがこの先の黒田家は正に、



「激動」



なのですから。職隆殿ももっと長命であったら気が休まる暇もなかったかと・・・。

軍師官兵衛の感想第32話「秀吉の黒い影」

道糞の言う通りになりそうです。



先週までが日輪の子秀吉であり、此処から先は「日輪に影が差す」という事になりそうでございます。




なんだかですね・・・。




今は亡き御着の殿を思い出すのですよ。



「官兵衛の言う通りじゃ!」



秀吉様はそう言っておりましたが、その目が笑っていない・・・。おねとの会話から想像するに、



「天下が盤石になるまで利用した後に処分する」



というような考えが脳裏に浮かんでいたのではないかと。幸い、お紺様は政職を残して亡くなりましたがおね様が現在の内は大丈夫だと信じたいものです。




官兵衛は常に上司に振り回される星の元に産まれたのかも・・・。




以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第32話「さらば、父よ」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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