軍師官兵衛のあらすじと感想第31話「天下人への道」です。官兵衛と秀吉の関係が頂点を迎えたのはこの頃。三成が官兵衛を見る眼差しも「尊敬」だし。しかし!賤ヶ岳が終って茶々を迎えてから影が・・・。軍師官兵衛のあらすじと感想第31話

軍師官兵衛のあらすじ第31話「天下人への道」

山崎の戦いで逆賊明智光秀を破った秀吉は織田家後継者争いで優位に立つ。仇を討てず秀吉に与した丹羽長秀と関東で北条勢との戦いで勢力を失った滝川一益は事実上脱落。




しかし。




山崎の戦には間に合わなかったものの、織田家筆家老柴田勝家は健在であり、挽回の機会を伺っていた。

→【公式】歴代の秀吉と官兵衛は?

→軍師官兵衛のキャスト表

軍師官兵衛のあらすじ第31話上巻「清須会議」

嫡男信忠も討死した今、織田家の後継者は次男信雄、三男信孝のいずれかがに絞られていると思われた。筋目で言えば次男信雄だが・・・。




信雄は「ガチのウツケ」であり後継には相応しくないというのは衆目の一致する処。では、仇討にも参戦した三男の信孝が後継者に・・・?




勝家はその線で秀吉に対抗しようとしていた。




かくして、清須会議が開催される。



「これはこれは・・・遅くなりました!」

「遅いぞ筑前!!!」



信長の仇討に遅れ、秀吉の後塵を拝している勝家は苛立ちを隠せない。



「猿!後継は三男信孝様で異存ないな!?」

「勝家様・・・織田家の後継は天下万民が納得する筋目が肝要」

「何を言うか!?信雄様では天下は治まらぬ!」

「ははは・・・まあまあ・・・」



一方の秀吉は余裕である。




別室では三成が不安気な表情である。



「官兵衛様・・・大丈夫でしょうか・・・」

「心配は要りません。殿が口先で柴田様に遅れを取る事はございませぬ」

「・・・それはそうですが・・・」



そこへ秀吉がやって来る。



「おお!官兵衛!腹が痛いと言って抜けてきたわ!万事問題ない!」

「流石は殿でございます!」

「三法師様は・・・?」

「あちらに!」



秀吉はこの清須会議で後継を信長の嫡孫三法師としたのだ。これには勝家も反論が出来ない。




ただ、勝家も反撃に出る。




信長の妹で浅井長政の妻お市を娶ったのだ。これで、勝家は「信長の義理の弟」となる。




しかし。



「官兵衛よ、ここまでは予想通りだな」

「はい。後は・・・」

「犬猿の仲とは言え勝家は朋輩・・・なんとか戦にならん方法はないか?」

「殿!かつての朋輩と言えども今は内なる敵!」

「・・・そうか・・・分かった!覚悟を決めよう」

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軍師官兵衛のあらすじ第31話中巻「賤ヶ岳前夜の再会」

秀吉は後継を三法師とする一方で長浜城は勝家に譲り姫路を本拠とする。おねと光は再会を喜ぶ。そして、姫路移転後の正月の宴の席で官兵衛の嫡男長政と蜂須賀小六の息女糸の縁談もまとまる。



「おまえ様!いっそ糸殿を羽柴家の養女にしてから黒田に嫁がせては!?」

「おね!流石は儂の女房殿じゃ!!」



羽柴、黒田、蜂須賀と強固な関係を構築する。




羽柴秀吉と柴田勝家の対立はすぐに先鋭化する。まずは信長の葬儀である。




三法師の後見人となった信孝は勝家に与し、秀吉に葬儀は仕切らせまいと三法師を岐阜城から出さない。



「信孝様・・・このまま上様の葬儀も出さなければ織田家は天下の笑い者ですぞ?」

「黙れ官兵衛!猿の考えている事はお見通しじゃ!」

「左様でございますか・・・(笑)」



秀吉は自らが信長から養子に迎えていた信勝を喪主として盛大な葬儀を行う。満天下に信長の後継者は秀吉であるという知らしめる。




一方勝家は各地の大名に自らに味方に付くように書状を送っていた。



「・・・殿、柴田が毛利、そして義昭公にも手を回しているようです」

「何?勝家と戦っている時に毛利に背後を取られてはやっかいだな・・・」



毛利では吉川元春が勝家と書状のやり取りをしていたのだ。弟の小早川隆景は怒る。



「兄上!何故そのような事をしたのですか!」

「何を!羽柴は我らを謀ったではないか!」

「我らは秀吉殿に賭けたのです!官兵衛ともそう約しております!」

「官兵衛こそ清水宗治切腹の張本人ではないか!」

「兄上!!毛利を滅ぼすおつもりか!?」



官兵衛と小六はまずは足利義昭の元を訪れる。



「予は早く都へ戻りたい・・・」

「我が主秀吉は義昭公の一にも早い上洛をお望みです」

「おお!そうか!秀吉を頼りにしていると伝えよ!頼むぞ!!」

「はは!」



義昭は勝家にも色よい返事をする一方で秀吉にも良い返事をした。どちらに付いた方が良いのかを見極める為である。



「おほほほほ・・・こういう時は双方によい顔をするのじゃ!予の取り合いじゃのw」

「流石は上様にございます!!」



大河姫

吹越義明は要素以上のデキ・・・!好きだ・・・!




勿論、官兵衛はそれを見越している。牽制すべきは毛利、いや、秀吉に反感を持つ吉川元春である。官兵衛は義昭とのやり取りを吉川元春へ伝える事で元春が迂闊に動けないように牽制するのを忘れない。




秀吉も着々と脇を固めていた。




茶人として名高い千宗易の茶室に丹羽長秀、池田恒興、中川清秀などを招く。



「迷いが無くなれば茶の味もまた格別となります」

「・・・流石は宗易殿じゃ・・・」

「皆様秀吉様に付くと言う事でよろしゅうございますな・・・」



秀吉は自陣営をしっかりと固める。官兵衛はその茶会で千宗易から、



「私の弟子の迷いを断ち切って欲しい」



と、依頼される。




官兵衛はあの男と再会する事になる。




千宗易の元を訪ねた官兵衛。茶室に案内をされるがそこは二畳ほどの小さな庵である。小さな入り口から中に入る官兵衛。



「村重殿!?」

「・・・私は道糞でございます」



大河姫

村重兄貴!!・・・変わり果てた姿に・・・。




村重は「道糞」と名を変えて千宗易の弟子になっていたのだ。自分は道に落ちている糞であると言いながら茶をたてる村重。いや。道糞。官兵衛は混乱する。



「だし殿は死んだぞ!なせあの時逃げた!答えよ!!」



千宗易が官兵衛を制する。



「此処は俗世を離れた場所。争いは主の私が許しませぬ・・・」



官兵衛は黙って庵を出る。



「官兵衛様にあの男の迷いを断ち切ってもらいたいのです」

「私とあの男との間に何があったかはご存知のはず」

「だからこそ・・・!これは貴方様の為でもあります」



後日、官兵衛は千宗易の言葉が気になり道糞の元を訪ねる。そこには高山右近の姿が・・・!



「右近殿!」

「官兵衛様・・・!」



右近はやや気まずそうな雰囲気である。



「右近は度々ここを訪ねてはかいがいしく儂の世話を焼いている」

「・・・儂を裏切った負い目があるからな」



道糞は皮肉を込めて官兵衛に右近が此処へ来るようになったいきさつを語る。




部屋に通され向かい合う二人。道糞は自分は化物だと話す。



大河姫

右近は辛いだろうね。まあ、一番最悪なのは清秀クンだけど・・・。




自分は死ぬ訳にはいかなかった。死ねば信長に負けた事になる。




本能寺の変で信長との戦いには自分が勝った。もう生きている必要なはないはず。




しかし。



「儂は死ねないのだ」



腹が減れば飯を食べる。寒くなれば衣を着こむ。己の「生」への執着に慄然とし、迷いを断つため千宗易の弟子となったが生への執着は留まる事を知らない。自分は乱世が生んだ化物であると。



「秀吉様が天下を獲ればお前のような化物はもう産まれない!」



「・・・信長は天下が近づくにつれ変わった」

「天下には誰も抗えない魔力があるのだ」

「秀吉も抗う事は出来ないだろう」



千宗易は信長が討たれたと知った時の村重の様子を官兵衛に話す。



「人目をはばからず泣いていた」



と。

軍師官兵衛のあらすじ第31話下巻「賤ヶ岳」

天正11年(1583年)4月。




秀吉と勝家の争いはついに戦になる。




賤ヶ岳の戦い




である。




滝川一益の挙兵に呼応する形で勝家も雪解けを待って近江へ兵を進める。結果は秀吉の大勝であり、勝家は越前北ノ庄へと兵を退いた。



大河姫

この賤ヶ岳で中川清秀は村重の嫡男村次を助けているんだけどね。一方で清秀は討死。右近と同じく清秀にも思うところあったかな・・・。




※関連記事:→荒木村重と中川清秀の皮肉な運命


秀吉は追撃の手を緩めず北ノ庄城を包囲。




柴田勝家、そしてお市の方は天守閣にて自刃。織田家の後継者争い、いや、時期天下人争いは秀吉の勝利に終わる。



「官兵衛よ!全てお前の言う通りになったな!」

「お前だけは敵には回したくないものだな・・・官兵衛・・・!」



その時。



「殿!お連れしました!!」

「おお!茶々様!!!」



お市の方と亡き浅井長政の間の三人の娘が救出されたのだ。秀吉は茶々たちの無事を喜ぶが‥・。



「父浅井長政!母お市の仇!!!」



茶々は短刀で秀吉を刺そうとする!日輪の子秀吉。




その日輪に影が差し始めていた。




以上、軍師官兵衛のあらすじ第31話「天下人への道」でございます。

軍師官兵衛の感想第31話「天下人への道」

軍師官兵衛の感想第31話「天下人への道」です。清須会議と賤ヶ岳。秀吉が織田家後継者である事を満天下に示す事になりますが一方で「影」が差し始める・・・。村重との再会はそれを暗示しているかのようでした。

軍師官兵衛の感想第31話「影」

官兵衛と秀吉の関係はここが一つの頂点だったかな。賤ヶ岳の後、北ノ庄城が炎上した時の、



「官兵衛よ!全てお前の言う通りになったな!」

「お前だけは敵には回したくないものだな!官兵衛!」



この言葉に影を感じます・・・。からの・・・!茶々の登場ですからね。



・・・この茶々には禍々しさしか感じない・・・!




ただ、この大河ドラマ軍師官兵衛の見所は多分この先なんですよね。前作とも言える「大河ドラマ秀吉」では秀吉の暗黒面はあまり描かれていない。
竹中直人も、



「闇落ちする秀吉を演じたかった・・・」



と、言っていたので此処か先に期待。




官兵衛は主君に振り回されて大きくなる男かな?前半戦の困った上司は政職で後半の困った上司は秀吉!

軍師官兵衛の感想第31話「糞」

俺たちの兄貴が帰って来た。いや、だしちゃんを見捨てた時点でもう「兄貴」だと思ってないけど・・・。



※関連記事:→荒木村重の妻だしと子供について


官兵衛との再会。




千宗易が、



「貴方様(官兵衛)自身の為でもある」



と、語っていたのが印象的ですね。




官兵衛は政職を許し、その息子斎君改め氏職を家臣に迎えています。多分、政職を許す事で、



「憎しみ」



と、いう呪縛に囚われなかった訳です。後はこの村重を許す事が出来れば・・・。




また、千宗易の庵には右近も来ていました。
右近もまた過去との決着をつけるために村重に会っているのだと思います。
右近の場合は、



「村重を裏切った」



という己の罪と向き合うため。




向き合うと言うと綺麗事か。




裏切ったという「自責の念を消化するため」此処にいるのだと思います。つまりは、自分自身を救うためでもあるんですよね。




勿論、「救われるか否か」その答えは分からない。




ただ、村重自身が、



「生への執着から逃れられない化物」



と語っていましたが、きっと村重が、



「人間」



に戻る事が出来れば、官兵衛も右近もあの忌まわしい「有岡城の出来事」を消化出来るという事なのかな。




因みに、最もこの出来事と向き合う必要があるのは中川清秀。




清秀の賤ヶ岳での行動や村重嫡男村次との関係はコチラにまとめましたが此処まで描くなら清秀の罪と罰と償いも描いて欲しかったかな?




以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第31話「天下人への道」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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