軍師官兵衛のあらすじと感想第29話「天下の秘策」です。光秀は自らの天下を疑っていない。羽柴・柴田・滝川・丹羽皆遠方にある。しかし!明智光秀の天下獲りは既に綻びが・・・!軍師官兵衛のあらすじと感想第29話

軍師官兵衛のあらすじ第29話「天下の秘策」

官兵衛と安国寺恵瓊は深夜会談。毛利八ヶ国の本領安堵での和睦に不信感を持った恵瓊。官兵衛は真実を話す。



「信長公が亡くなられた!」

「なんと!?」

「明智光秀謀反にございます!」



安国寺恵瓊も動揺を隠せないが・・・。



「我らで天下を動かすのです・・・!」

「・・・面白い!!!」



ここに官兵衛と恵瓊の密約が成立する!

→【公式】歴代の秀吉と官兵衛は?

軍師官兵衛のあらすじ第29話上巻「交渉」

安国寺恵瓊は早速毛利の頭脳とでもいうべき小早川隆景に和議の件を伝える。勿論、本能寺の変で信長が横死した事は伏せてある。隆景は織田、いや、羽柴が和睦を急ぐ理由を測りかねる。



「おかしい・・・和睦を急ぐ理由等ないはずだ・・・」



恵瓊はもし信長が動けば、



「和議」



という選択肢は無くなる。確かに信長の性格を考えればその通りだが・・・。恵瓊は一度兄元春と当主の輝元との相談を考えるが・・・。



「もはやそのような時間はないと」



恵瓊は事態は一刻を争うと伝える。隆景は決断し和議を了承する。




恵瓊は備中高松城の清水宗治にもその旨を伝える。恵瓊としては毛利本領安堵の和議である事もあり清水宗治には、



「羽柴方への寝返り」



を、する事で生き延びて欲しいと考えていたが、宗治は自分の命で毛利が本領安堵され生き残る事が出来るなら本望と切腹を承知する。



大河姫

恵瓊・・・一瞬顔を背けたな。清水宗治の件は少々良心が痛むようでございます




そして、毛利・羽柴7万の将兵が見守る中。




清水宗治は「湖上の城」と化した備中高松城から小舟で漕ぎ出すと見事に切腹する。



大河姫

余談ですが、この清水宗治の切腹が近世「切腹」の作法を生んだとか。テレビも動画配信もない時代。東京ドームを超える人員が清水宗治の切腹を見た。そして彼らは「兵士」である。後に諸国を転戦する中で行く先々でその「清水宗治の見事な切腹」を語り清水宗治は伝説となったとか・・・!




羽柴方も毛利方もその見事な死に様に手を合わせる。




小早川隆景も清水宗治のお陰で毛利が救われたと手を合わせるが・・・。



「隆景様に明智日向守よりご使者でございます!」

「明智から・・・?」



その書状にはとても信じられない事が書かれていた。




官兵衛は羽柴勢の撤退準備を始める。本能寺の変で信長が横死したこと、そして次の天下人こそ我らが主君である羽柴秀吉と宣言。




その為に、



「謀叛人明智光秀を討つ!」



秀吉も一時の動揺から復活し、為すべきを為す。官兵衛は沿道を松明で照らす事や帰路の要所要所での水食糧の手配をするように姫路へと使者を送る。その使者は長政が引き受ける。




長政は途中、本能寺の変を官兵衛に知らせるために走っていた又兵衛と再会する。二人は再会を喜び合うも束の間、姫路で官兵衛の頼みを父、職隆に知らせる。

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軍師官兵衛のあらすじ第29話中巻「暗雲」

元々信長を警戒していた朝廷は光秀の行動を事実上追認する。光秀は安土城に入ると天下の名物を気前よく家臣に分け与えた。秀吉の長浜城に続いて丹羽長秀の佐和山城が落ちるなど畿内周辺は光秀の手に落ちつつあった。



「この安土城も破却せねばならぬな・・・」



光秀は信長の痕跡を消し去り、
新たな、いや。



「古き良き日ノ本」



を取り戻そうとしていたのだ。全ては順調に見えたが・・・。



「細川藤孝様より書状が参っております!」

「おお!来たが!」



藤孝の息子忠興の妻は光秀の娘玉子である。光秀とは昵懇の間柄であり、最も頼みとしている武将だが・・・。



「なんと!」

「如何なされたのですか?」

「藤孝は出家し名を幽斎と改めたと・・・」



出家は信長に弔意を表すためである。



「藤孝は弱気になっているのだ・・・」



光秀はそう自分に言い聞かせるかのように呟く。いずれは天下万民が自分の行動を称えるようになるだろう・・・。光秀は着々と帰還準備をしている秀吉と官兵衛の動きは見えていない。




藤孝の行動にも影響があったかもしれない。




その頃秀吉は信長も信忠も本能寺を脱し再起を図っているという書状をばら撒いていた。諸侯は真偽を測りかねれば日和見となるはず。刻が稼げるのだ。




一方とんだとばっちりを受けてしまった人物がいる。徳川家康である。




家康は本能寺の変を知ると、



「もはやこれまで腹を切る!」



と、だだを捏ねたが、家臣の説得で道なき道を三河へ逃げ戻るという決断をする。途中、度々野武士の落ち武者狩りに襲われたものの、なんとか三河まで逃げ切る。

軍師官兵衛のあらすじ第29話下巻「隆景の決断」

「後は、どれだけ早く戻れるか」

「はい、しかしその前に一つやるべき事がございます」

「・・・人質を交わすのじゃな?官兵衛」

「はい・・・!」



本能寺の変が毛利に伝わり追撃を受ければ羽柴勢に勝ち目はない。和議をより「確か」なものにするため官兵衛は単身隆景の元へと向かう。



「確かに・・・お預かりいたす」



隆景と恵瓊は官兵衛を迎えると約束通り桂広澄をはじめとする人質を準備していた。
官兵衛はさらに。



「毛利の旗印を二十本程お借りしたい」



和議が成った事を近隣諸国にも示すためと言うが・・・。



「その旗印で毛利が羽柴についたと明智に思わせるためか!?官兵衛!」



官兵衛は毛利の兵に囲まれる。恵瓊は無念そうに立ち上がり天を仰ぐ。



「やれやれ・・・」



官兵衛は・・・!



「はははは!!あはっはは!!」

「何が可笑しい!?」



官兵衛は既に和議は成っているのだと隆景に言い放つ。さらに、自軍に不利な事をわざわざ言う人間などはいない。もし、隆景が逆の立場でも同じ事をしたはずだと詰め寄る。




さらに。



「分からぬのか?」



毛利は天下に名乗りを上げる事はない。では、卑怯にも主君を討った明智光秀について乱世を長引かせるか?それとも、逆臣明智光秀を討ち果たし天下を治める羽柴秀吉に恩を売るのか!?



「確かに・・・天下を望まぬのは我が父毛利元就の遺訓」



大河姫

隆盛は安国寺恵瓊も噛んでいる事を見抜いていたかなぁ・・・?




「旗指物はあるだけ持っていけ!!」

「有難き幸せ!」

「それとな!堤を切って我らの追撃が出来ぬようにしておけ!死ぬなよ!官兵衛!」



こうして官兵衛は危機を脱する。




入れ替わるように吉川元春が駆け込んでくる。



「謀られたぞ!信長が死んだ!」

「兄上!既に和議は成りました!」

「卑怯な騙し討ちではないか!追撃じゃ!」

「お待ち下さい!!」



元春は「毛利を謀った」事が許せないと激昂する。隆盛と恵瓊の二人係で説得。



「宗治の死を無駄にするおつもりか!?兄上!!」



空になった羽柴勢本陣。




和議を結び、人質を交わし、さらに隆盛を説き伏せた。
それでも。



「もし、毛利が追撃を開始したら・・・」



官兵衛は黒田勢で殿軍を務めると秀吉に伝えていた。
毛利の旗印は陣を解き・・・。



「撤退して行く・・・!」

「毛利が退いていくぞ!」



いよいよ秀吉の中国大返しが始まる!以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第29話「天下の秘策」でございます。

軍師官兵衛の感想第29話「天下の秘策」

軍師官兵衛の感想第29話「天下の秘策」です。明智光秀の天下獲りは早くも綻びが・・・!官兵衛と恵瓊の悪巧みが最高・・・!さて、小早川隆景は官兵衛と恵瓊の悪巧みに気付いていたかな?

軍師官兵衛の感想第29話「清水宗治切腹!」

見事湖上で腹を召された清水宗治。官兵衛と恵瓊は似ているんですよね。
秀吉を、



「天下人の器」



と、思うところとか。
一方で自分達が、



「策を弄するタイプ」



だからこそ、清水宗治のような、



「真っ直ぐな漢」



には憧憬のような心情を抱くんですよね。



「良かった・・・!これで毛利が救われるなら喜んで腹を切る」



その時恵瓊が一瞬顔を背けている。
私には、



「眩しすぎて・・・」



目をそらしていた・・・?ように見えましたね。




因みに、この清水宗治の切腹。この切腹から「作法」が固まったとも言われています。先程も申しましたが、7万人がこの場面を見ていた事も大きな影響があったでしょうね。



※関連記事:→江戸時代を通して最も切腹が多い藩は?赤穂浪士の赤穂?苛烈な気風の薩摩?

軍師官兵衛の感想第29話「隆景は知っていたか?」

清水宗治が腹を切った直後に光秀からの書状を受けてます。そして、官兵衛が人質を取りにやって来た時、



「その旗印で毛利が羽柴についたと明智に思わせるためか!?官兵衛!」



この時の恵瓊の、



「やれやれ」



の意味。
恵瓊もまた、この時初めて隆景が「本能寺の変」を知っている事知ったんだと思うんですよね。




隆盛は薄っすらと恵瓊と官兵衛の企みを知っていたと思うんですよね。そして、それに乗った方が毛利の為になるとも。




ただ。



「気持ちの整理」



が、ついていなかったんじゃないかな?官兵衛に本能寺の変を直球でぶつけなければ、



「気持ちが収まらなかった」



んだと思います。
そして、そこに官兵衛のアジ演説!ここで隆盛は「覚悟」を決めたんだと思います。




官兵衛が隆盛の「感情」を動かしていなければ、吉川元春の「真っ直ぐな想い」に抗しきれなかったように思います。




以上、軍師官兵衛のあらすじと感想第29話「天下の秘策」でございます。

大河姫

今宵は此処までに致します。

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